結婚祝いののしは必要?
結婚祝いを贈る際にはのしをつけることがおすすめです。
親しい間柄の相手であれば、仰々しくなりすぎてしまうので、のしを付けないという考えの人もいるかと思います。
しかし、結婚という特別なシーンである結婚祝いには、きちんとのしを付けてお祝いの気持ちを表すことが大切です。
一目でお祝いの品であるということが分かることからも、百貨店などではのしを付けることを推奨しています。
2021.12.24
お祝い事の贈り物を渡す時に登場するのし。結婚のお祝いにものしは重要になってきます。そんな結婚祝いを贈る時ののしはどのようなものを選んだらいいのでしょうか。のしの選び方から、水引のルール、のしの書き方までご紹介します。
結婚祝いを贈る際にはのしをつけることがおすすめです。
親しい間柄の相手であれば、仰々しくなりすぎてしまうので、のしを付けないという考えの人もいるかと思います。
しかし、結婚という特別なシーンである結婚祝いには、きちんとのしを付けてお祝いの気持ちを表すことが大切です。
一目でお祝いの品であるということが分かることからも、百貨店などではのしを付けることを推奨しています。
現金を贈る際には、きちんと「のし」の飾りがついたご祝儀袋に入れて贈るようにしましょう。
文房具店や雑貨店、最近ではコンビニエンスストアなどでもご祝儀袋は手に入るようになりました。
ご祝儀袋にもさまざまな種類があるので、結婚祝いに合ったご祝儀袋を選んでください。
ご祝儀袋に入れるお金の金額や、表面の書き方にはルールがあります。
贈る相手に失礼のないように、マナーを事前によく調べたうえで中に入れる現金を用意しましょう。
モノをプレゼントとして贈る場合にも、その外側にのしを付けるようにしましょう。
かわいいラッピングやリボンなどでおしゃれに装飾をすることもできますが、きちんと結婚という節目の贈り物としてのしを付けることをおすすめします。
丁寧で尚且つ受け取る側にマナーがあると思って受け取ってもらうためにも、贈り物を贈る際ののしは気を付けたいところです。
結婚祝いでのしを付ける時には、結婚祝いにふさわしいのしを選ぶようにしましょう。
結婚祝いにふさわしいのしの選び方を紹介します。
結婚祝いの品を贈る時には、のしのデザインが付いたのし紙を選びましょう。
祝賀の贈り物に添えられていたのしは、もともと鮑を薄く伸ばした熨斗鮑が原点と言われています。
長寿を意味する縁起物の意味があり、のしを付けることで特別な意味合いを持たせています。
縁起の良さや、お祝い事という意味合いの際の贈り物にはのしがつけられます。
一方で、「弔事」や「お見舞い」、「肉魚などの生モノの贈答品」にはのしは付けないマナーになっているので注意をしましょう。
のし紙の中心に来る水引の選び方にも決まりがあります。
一度結ぶと簡単にほどけない「結び切り」か「あわじ結び」を選ぶようにしましょう。
「結び切り」は二度とあってはいけない場合に使われます。
「あわじ結び」は末永いお付き合いという意味合いで使われます。
水引ひとつとっても意味が含まれることを前提に、結婚にふさわしい水引ののしを選びましょう。
表書きには、結婚を祝福する「寿」「御祝」「御結婚御祝」などの言葉を選んで書きましょう。
お祝いのシーンでは、4文字は文字数的にふさわしくないので4文字にならないように調整をすることも重要です。
一目で贈り物の目的が分かるように記載をすることが、表書きの目的になります。
間違いやすい名入れの箇所には、「送り主様」の名前を入れましょう。
結婚祝いはたくさんの人から贈られることになるので、受け取った後に誰からの贈り物なのかが分からなくならないようにするためにも贈り主の名前を記載します。
この時、連名など複数名で渡す場合は記載の順番にもルールが出てきますので間違えないように注意をしましょう。
名前を書く時には「毛筆」「筆ペン」を使って達筆に記名することもマナーとなります。
結婚の贈り物をする時には、のしは外のしにしましょう。
表書きがすぐに目に入る方が、誰から何の贈り物なのかがすぐに分かります。
一方で、郵送で贈り物を贈る時には内のしの方が適しています。
郵送時にのしが破れてしまったり、汚れや擦れの心配があるためです。
状況により、のしは外のしと内のしで使い分けたいところです。
結婚祝いののしの選び方をご紹介しましたが、その中でも目に入るのしの水引について見ていきましょう。
結婚祝いののしの水引の適切な結び方から色、本数などを解説していきます。
結婚祝いののしの選び方でもご紹介した通り、結婚などのおめでたい出来事に送る際ののしは「一度結ぶとほどけづらい」という意味の「結び切り」「あわじ結び」をしましょう。
結び目が複雑に交差しているものになりますが、似ているものも多くあるので間違った水引を選ばないように気をつけましょう。
水引の色にもさまざまあります。
通常のお祝いで多い「紅白」か「金銀」の色の水引を選ぶようにしましょう。
「金銀」の色は、さらに特別なお祝い事という意味合いが含まれています。
弔事で使われるような、「黒白」や「銀」「黄白」は結婚のお祝いの場面では避けるのがマナーです。
複数の線からなる水引ですが、その本数は一般的に多く知られている「5本」のものか、さらに多い「10本」を選びましょう。
特に結婚祝いでは、更なる喜びが重なるという意味での「10本」が理想とされています。
さまざまな種類の水引がありますが、選ぶ際には10本のものを選びましょう。
結婚祝いののしには、どこに何を書いたらいいのか迷ってしまいますよね。
そんなのしの表書きの書き方について解説していきます。
のしの表書きは、なるべく筆ペンで書くことをおすすめします。
結婚祝いののしの表書き、のしの上の部分の書き方は「寿」「御結婚御祝」など、結婚の祝福を表す言葉を書きましょう。
印字がされているのし紙も増えてきていますが、想いを込めて手書きで書きたいものですよね。
その際には、死を連想させる4文字は避けるようにしましょう。
結婚祝いののしの表書き、のしの下の部分には送り手の名前を記名します。
バランスがなかなかとりづらく、名前が切れてしまったりはみ出てしまったりすることもあるので、失敗しても良いようにいくつか予備ののし紙を用意することをおすすめします。
場所はのしの下の中央を意識し、のしの上の文字よりも小さい字でフルネームを書きましょう。
贈り物を家族で送る場合もあるかもしれません。
その際には家族全員の名前を連名で書くようにしましょう。
右から左に向かって、夫、妻、子という順番で書いていきます。
この時、苗字は夫の名前の上に書くことでバランスが取れた書き方になります。
3名以上の家族の名前となってしまう場合は、スペース的にも狭く圧迫感が出てしまうので、代表で世帯主の名前を書いて「他家族一同」という書き方にするといいでしょう。
書けるスペースなどを鑑みて、記名をするように心がけてください。
夫婦連名でのしの下に名前を書く場合は複数のパターンがあります。
1は、特によくありがちな苗字だと他の人との区別がつきづらくなるので、配慮した方が良い方法です。
友人や同僚など複数名で結婚のお祝いを渡すこともあるでしょう。
2〜3名の人数であれば、全員の名前をのしの下の部分に記名します。
順番は、年齢の高い人、または役職がある人の名前を中央において左に名前を並べていきましょう。
4名以上になる場合は、代表者の名前をのしの下の中央に書いて、その左に「他一同」「外一同」という書き方をします。
人数によって書くことができるスペースも限られるのでうまく調整をしたいところです。
結婚祝いはお祝いの気持ちを伝えると同時に、マナーも問われる部分。
のしを選ぶ際に、やってはいけない気を付けたいマナーについてご紹介していきます。
名前の載っていない無地ののしを使うことで、誰から贈られてきた何なのかが分からず混乱を招いてしまいます。
また、無地ののしには「身内の内祝い」や「大げさにしたくないもの」という意味合いが絡んできます。
ささやかな気持ちという点では、そうした意味合いを持たせたい場合でも受け取る側が困らないようにきちんと名前は書くようにしましょう。
職場などで旧姓を名乗っている場合でも、正式に結婚祝いを贈る際には本名をきちんと書いた方がより丁寧に伝わります。
夫婦で名前を書く時には苗字のみを書く方法もありますが、苗字のみの記載だと同じ苗字で被ってしまう場合も出てきます。
受け取る側がお礼の際に困ってしまうことも予想して、なるべくフルネームで記載するようにしましょう。
今では、直接の手渡しをするよりも郵送でお祝いを贈ることも増えてきたのでより気を付けたい点です。
蝶結びは何となくかわいらしく、縁起も良い印象にありますが、蝶結び自体は「何度でも繰り返していい出来事」という意味合いを持っています。
「末永い幸せ」という縁起のいい意味から離れた、離婚や再婚を想起させてしまうので注意が必要です。
水引は「結び切り」「あわじ結び」を用いるようにしましょう。
結婚祝いに贈り物をする時、何を贈ればいいか悩んでしまいますよね。
そんな結婚のシーンにおすすめの贈り物をご紹介します。
二人で一緒に使うことができるペアの食器はいくつあっても嬉しいもの。
新たな新婚生活をより華やかなものにしてくれる、二人で使える特別なものになりそうですよね。
職人がひとつひとつ手づくりした、日本の伝統工芸品の食器なども味があっておすすめです。
雰囲気があり、いつまでも大切に使い続けてもらえるギフトのひとつです。
生活の中で便利なキッチングッズも喜ばれるアイテムのひとつです。
今後一緒に食卓を囲む夫婦が、食事のアレンジを利かせて食を楽しむためにもホットプレートは人気のアイテム。
新婚生活の中で欠かせない食をより充実したものにしてくれることをイメージして、ギフトとして選びたい商品です。
お祝いの気持ちをストレートに伝えるには、お花の贈り物がピッタリです。
かわいいお花は、新しい二人の生活に彩を与えてくれます。
一見普通の箱に見えるボックスの中に、箱一杯の花がぎっしりと敷き詰められていると、サプライズ感も満載です。
お花の贈り物は年齢問わず喜ばれるお祝いの品です。
ワインも喜ばれますが、特に新郎新婦のお名前、日付、メッセージなどが彫刻できる名入れのワインギフトも人気の贈り物となっています。
ワインの年代や、二人の好みの味などもこだわって選ぶことでより特別な贈り物になります。
化粧箱入りなど、ラッピングにも高級感を持たせることで、より贈り物として特別感が増すギフトになります。
「これからも二人で思い出をたくさん作ってね」というメッセージが込められたフォトフレームも、新婚生活を新たに始めた二人にはおすすめの贈り物。
生活シーンになじむ、シンプルでシックなデザインのものはお部屋のインテリアとしても喜ばれます。
結婚した二人が、一緒に写真を撮るきっかけにもなるのでフォトフレームは喜ばれる贈り物のひとつです。
のしは古くからのマナーやしきたりが残った文化のひとつです。
お祝い事として贈り物をする時に、のしを付けることでより丁寧さやお祝いの気持ちが正式に伝わるようになります。
「のし」をひとつとっても、きちんとしたマナーが守れていないと受け取る側も不愉快な気持ちになってしまいます。
マナーとして、きちんとした方法で、心がこもった結婚の祝福をしましょう。