2024.08.26

夜になると涙が出る理由は?辛くないのに泣く人の特徴と対処法

夜になると涙が出る…と困っていませんか?いきなり涙が出ると驚きますし、理由が気になりますよね。今回は、夜になると涙が出る理由や泣いてしまう人の特徴、涙が出る夜に役立つ対処法を紹介します。

「辛くないのに涙が出る」に要注意!


「よく分からないのに、夜になると涙が出る」という人もいるでしょう。
そんなとき「辛くも悲しくもないからまあいいか」と考え放置してしまう人も多いですが、涙を放置するのはあまりおすすめできません。

涙は勝手に出るものではなく、目にゴミが入った、悲しいことがあった、玉ねぎを切ったなど、何らかの出来事に誘発されて出るものです。
よって、辛くないからと涙を放置していると、気づかないうちに体や心に大きな負担をかけてしまうケースがあります。

「辛くない」のは「辛くないと思いたい」という潜在意識が働いているだけという場合もあるため、安易な涙の放置は厳禁ですよ。

「突然涙が出てくる夜」ってどんな夜?


タイミングが原因で、夜になると涙が出る場合もあります。
どんな夜に涙が出やすいのか、具体例をチェックしていきましょう。

生理前や生理中の夜


生理前や生理中はホルモンバランスが乱れやすく、心が不安定になる傾向があります。
特に理由がなくても何となくイライラしたり悲しくなったりして、夜になると突然涙が出ることがあるでしょう。

生理期間中の情緒不安定は、生活リズムを整える、適度な運動をするなど、健康的な生活を送ることで改善するケースもあります。
夜に涙が出た日と生理日が近い場合は、まずは健康的な生活を送るよう心掛けてみてくださいね。

嫌な記憶がよみがえった夜


過去の嫌な出来事や辛い記憶をふと思い出した夜も、涙が出ることがあるかもしれません。

私たちは「もうあんな出来事を経験したくない」と考えたり、辛い出来事を思い出すきっかけとなるものに触れたりすると、急に過去の記憶がよみがえることがあります。

すると今この瞬間、実際に辛い体験をしているかのような感覚に陥る「フラッシュバック」が起こり、涙が出ることもあるのです。

何となく気分が沈んでいる夜


人の心は常に一定ではいられません。

「いつも通りの日」を過ごしていても、楽しい気持ちでいられる日があれば、その反対の日もあるでしょう。
そして、何となく気分が沈む日は思考もネガティブになりやすく、夜になると涙が出ることがあります。

泣く頻度がたまにであればそこまで心配しなくてもいいかもしれませんが、毎日のように夜になると涙が出る場合は他の原因が潜んでいる可能性もあるので、自分の心をよく観察してみてくださいね。

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夜になると涙が出るときに考えられる原因


涙の理由がわからないと、どうやって涙を止めればいいかもわかりませんよね。
夜になると涙が出る人が抱えやすい原因を紹介するので、自分に当てはまっていないか確認してみましょう。

ストレス


夜になると涙が出るとき、真っ先に疑うべき原因はストレスです。
人間関係で悩んでいる、彼氏と喧嘩した、仕事が覚えられない…など、一つ一つは小さなストレスでも、積み重なれば心に大きな負担をかけます。

ストレスは、自分では気づかないうちにためてしまっていることも多く、無自覚な本人に訴えるために体が涙を流すことも珍しくありません。

強いストレスを抱えている場合、夜になると涙が出る以外にも体の不調が現れることがあるので、まずはじっくり心身の調子を分析してみましょう。

不安や孤独


将来に対する漠然とした不安や、何となく虚無感に襲われ孤独を感じることは、誰にでもあります。
夜になると涙が出るのは、このような不安や孤独が大きくなり過ぎているのかもしれません。

不安や孤独はどんな人生にも付きまとうものですが、考えても仕方のないケースが大半です。
答えが出ない不安や孤独に正面から向き合うと疲れてしまうので、意識して考えないようにすることも大切ですよ。

日中の刺激


夜、1人になると涙が出るという場合は、日中の刺激に精神的疲労を感じているのかもしれません。
何気ない日常のなかにも、人の顔色を伺ったり少しの失敗を引きずってしまったりと刺激はたくさん潜んでいます。

このような刺激をたくさん受けると気持ちがいっぱいいっぱいになり、夜1人になると緊張から解き放たれた安心感で涙が出ることがあるのです。

自己嫌悪


夜になると涙が出る原因は、自分のことを嫌ったり責めたりする自己嫌悪かもしれません。
自己肯定感が低い人に多い原因で、自分に自信が持てないからこそ「自分はダメな人間だ」「こんな自分はいらない」と嫌悪感を抱き過剰に責め立てるのです。

しかし、自分で自分を否定する行為は大きなストレスを生むため、心が限界を突破すると涙が出ます。
また、自己嫌悪によって涙が出ると、泣いた自分を責めてさらに心を追い詰めてしまうことも珍しくありません。

セロトニン不足


セロトニンとは、幸福感を強めストレスを感じにくくする神経伝達物質の一つ。
夜になると涙が出るのは、このセロトニンが不足していることが理由かもしれません。

セロトニンは、朝日を浴びることで大きく増やせますが、1日中活動し夜になるにつれ徐々に減っていってしまいます。
そして夜がふけ完全にセロトニンが枯渇すると、精神的に不安定になりやすく、ネガティブ思考が加速して涙が出ることがあるのです。

夜になると涙が出る人に多い特徴


夜になると涙が出る人には、いくつか共通する特徴が見られることがあります。
ここからは、夜いきなり涙が出る人の特徴を解説しましょう。

感受性豊かで共感しやすい


夜になると涙が出る人は基本的に、感受性が豊かで人に共感しやすいという特徴を持っています。
「人の痛みがわかる人」と言い換えることもでき長所でもありますが、痛みがわかり過ぎるからこそ、心が疲れてしまいやすいのも事実。

他人の身に起こったことをまるで自分のことのように感じ取ってしまうため、誰かに共鳴して夜になると涙が出ることがあるのです。
テレビやSNSの情報に心が揺れて涙が出るケースも多いので、夜はデジタルデトックスをするのも効果的ですよ。

何でもストイックに努力する


真面目でがんばり屋の人も、夜になると涙が出やすいタイプです。

ストイックな人は、結果が出るまで努力し続けるため「もっともっと」と自分で自分を追い込みがち。
息抜きする暇さえ惜しんで努力するため、体や心が付いていけなくなって不調を起こすことがあります。

夜になると出る涙は、努力家のあなたに向けて「少し休もうよ」という心身からのメッセージかもしれません。

相談できる人が身近にいない


気軽に相談できる相手が近くにいない人も、何でも1人で抱え込んで夜になると涙が出やすいです。

悩みや不安を誰かに打ち明けるだけでも、心は軽くなります。
また、実際には打ち明けなくても「話せば聞いてくれる人がいる」と思えれば、それだけで心を強く保てることもありますよね。

しかし、相談相手がいない人の場合だと「何が起きても自分で対応しなくちゃ」という考えになり、心のプレッシャーになってしまうのです。

言いたいことを我慢する


自分の意見をいわず、気持ちをため込んでしまう人も、夜になると涙が出ることが多いはずです。
思ったことを何でも口に出せばいいというわけではありませんが、自分の気持ちを過剰に我慢すれば、当然不満がつのります。

そして不満が蓄積するといずれ限界を迎え、涙という形で感情が爆発することがあるのです。
また、言いたいことを我慢する人は、自分の気持ちを相手に届けないため他者と信頼関係を築くことができず、相談できる人がいない状況を自ら作ってしまう傾向にあります。

過去に辛い体験をしている


夜になると涙が出るという人は、大きな辛い過去を持っていることが少なくありません。
自分では辛い体験を乗り越えたつもりでも、心に深く刻まれた記憶はそう簡単に消えず、ふとした拍子によみがえって涙が出ることがあるのです。

前述した通り、嫌な記憶がよみがえって涙が出るケースも少なくないため、辛い記憶を多く持つ人ほど泣いてしまう可能性も高くなります。

夜になると涙が出るときの対処法


ここからは、涙が出る夜に試したい5つの対処法を紹介します。
どれも今夜から実践できる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。

思いきり泣いてみる


夜に涙が出たとき、あなたは必死に涙を止めようとしていませんか?
状況によっては止めたほうがいい場合もありますが、1人で誰にも迷惑をかけない場にいるのなら、いっそ思いきり泣いてみるのもアリ。

「涙を止めなくてはいけない」という気持ちがプレッシャーになり、余計に心を苦しめている可能性もあるため、一度全てを放出する機会を作ってみましょう。

涙には、心をスッキリさせる作用もあるといわれています。
思いきり泣いて心のデトックスができれば、次の日の夜からは涙が出なくなることもありますよ。

早寝早起きする


夜になると涙が出るときは「早寝早起き」が鉄則!
セロトニンが枯渇して気持ちが不安定になっている可能性もあるため、早く寝て早く起き、朝日をたっぷり浴びましょう。

早寝早起きはセロトニンを増やせるだけでなく、心身のバランスを整える作用もあるので、自然とネガティブな気持ちも消えるはずです。
また、適度な運動は気分転換にもなるので、いつもより早く起きて朝日のなかを散歩やジョギングするのもいいですね。

気持ちを書き出す


夜になると涙が出るときは、紙に気持ちを書き出して、感情を吐き出してみましょう。

「涙が出る理由がわからない」と思っていても、感情を文章化することで自分の深層心理が見えてくる場合があります。
うまく文章化できないときは、思いつく単語を書き出すところから始めてみてくださいね。

感情を吐き出すとストレスやプレッシャーを発散できるので、心にかかっていた負担も軽くなるはずです。
きれいな文字や言葉を使う必要はないので、心のままに気持ちをつづってみてください。

現実逃避する


号泣しているときは無理かもしれませんが、ある程度余裕があるなら現実逃避できることをやってみるのもおすすめ。
趣味に没頭する、映画や本の世界に浸る、細かい作業に集中するなどの行為は、現実を忘れさせてくれ、自然と涙を止めてくれることがあります。

「現実逃避していては、根本的解決にならないのでは?」と思うかもしれませんが、この世に存在する事象全てに解決策があるわけではありません。
時には、現実から離れる時間を作り、疲れた心を癒すことも大切です。

大きな声でポジティブな言葉を言う


夜になると涙が出るのは不安や孤独が原因のことも多いので、安心感を与えるポジティブな言葉をかけてみる方法も効果的です。

人には「公表効果」と呼ばれる心理作用があり、口にした言葉を真実だと認識することがあります。
そのため「もう終わりだ」と口に出せば余計に落ち込み、「うまくいくよ」「大丈夫だよ」と口に出せば気持ちが前を向きやすくなるのです。

涙が出る夜は、ぜひ「今日もがんばって偉かったね」「明日もいいことがあるよ」と自分を労わりつつ励ます言葉をかけてくださいね。

夜になると出る涙は必ず止まる!


何もないのに夜になると涙が出る日が続くと、自分で自分が心配になり、不安感が増してしまいます。
ですが、知っておいてほしいのは「涙はいつか必ず止まる」ということ。

今は毎日のように夜になると涙が出るかもしれませんが、一生泣いてばかりなんてことは絶対にあり得ません。
とはいえ、今は心が疲れている可能性が高いので、自分を労わりつつ気持ちが前向きになる工夫をしてみてくださいね。

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ごとうゆき(ライター)
ごとうゆき

恋や仕事に悩む女性を応援するマルチライター

web制作会社に勤務し、デザイナー兼ライター業務を担当。女性らしいデザインや文章を学ぶ。認定心理士の資格を所持しており、心理分析をもとにした恋愛記事が得意。現在はフリーライターとして恋愛、キャリア、エンタメなどの情報を発信中。恋に悩む女性の背中を押せるよう、心を込めて記事執筆しています。

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