2022.01.06

ホホバオイルはクレンジングにも使える!お肌に優しい使い方と注意点とは

人気が高まっているホホバオイル。無印良品をはじめ、多くの商品を見かけます。全身に使える万能オイルですが、おすすめの使い方はクレンジング。肌に優しく毛穴ケアにも効果的です。今回はホホバオイルクレンジングについて詳しく解説します。正しい方法や選び方、注意点とは?

そもそもホホバオイルって?


ホホバオイルは、メキシコやアメリカの砂漠地帯になどに自生するホホバの種子から抽出されるオイルです。
厳しい環境でも生育できるホホバは生命力がとても強く、保水能力と豊富な栄養素を含有しています。

主成分の「ワックスエステル」は、人間の皮脂にとても近い成分。
植物性のオイルでワックスエステルが含まれているのは、ホホバオイルだけです。

浸透率が高く肌なじみが良いことに加えて、ビタミン類やアミノ酸などの美容成分も多く含まれていることから、スキンケアやヘアケアなどに幅広く使われています。

  • 洗顔後の保湿ケア
  • リップケア
  • ボディケア
  • ヘアケア
  • オイルマッサージ(ボディ・頭皮)
  • 妊娠線の予防

ボディや頭皮のマッサージオイルとして使うのもおすすめです。
シャンプー前の頭皮をマッサージは、毛穴の皮脂汚れをすっきり落とせます。

コンディショナーに数滴混ぜれば、保湿されてしっとりと潤う髪に。

背中ニキビなどのケアにも効果が期待できます。
ホホバオイルは、まさに万能オイルといえるでしょう。

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ホホバオイルでクレンジングはできるの?


ホホバオイルというと、お肌や髪を乾燥から守る保湿ケアのイメージがあるかもしれません。
しかし、クレンジングとして汚れを落とすためにホホバオイルを使うこともできます。

クレンジングで落としたい皮脂汚れやメイクは「油性」です。
油性のものは油分と相性がよく、なじみやすい特徴があるため、ホホバオイルは汚れを肌から浮き上がらせることができます。

ホホバオイルは肌に優しい一方で、クレンジング力はそこまで強くありません。
気合を入れてメイクをした時や、濃いアイメイクやリップなどのポイントメイクは、専用のリムーバーで落とす必要があります。

ホホバオイルクレンジングのやり方


まずは、ホホバオイルを使ったクレンジングのやり方をご紹介します。

  1. 濃いポイントメイクは事前に専用リムーバーで落としておく
  2. 500円玉ほどのホホバオイルを乾いた手にとり、両手になじませる
  3. 鼻→口周り→おでこ→頬と、顔のなかで油分が多い順番にオイルを塗る
  4. オイルを優しく肌になじませる
  5. 顔全体にオイルがなじみ、メイクが浮いてきたらティッシュで押さえる
  6. 洗顔料を使って洗顔し、ぬるま湯で優しく洗い流す

ポイントは、とにかく“こすらないこと”。
摩擦はお肌に大きな負担を与えてしまうためです。

特に、顔にオイルをなじませる時とティッシュオフの際は、こすってしまいがちなので気を付けてください。

また、洗顔料を使って洗顔する際は、専用ネットなどを使ってしっかりと泡立ててましょう。
手で直接こするのではなく、泡で包み込むように洗うイメージで洗顔してくださいね。

ホホバオイルでクレンジングする3つのメリット


強い保湿力でお肌に潤いを与えるだけでなく、汚れを落とす働きもできるホホバオイル。
ここでは、ホホバオイルクレンジングのメリットについて詳しく解説していきます。

1.保湿力に優れている

市販されている多くのクレンジングには、界面活性剤や脱脂力の強い成分が含まれていることが多いです。

メイクや皮脂汚れをしっかりと落としたり、油分を水で洗い流したりするためには必要な成分ですが、お肌に必要な油分まで奪ってしまうことも。

ホホバオイルは他のオイルと比べて浸透率が高い特徴があります。
皮脂となじんで汚れをしっかり落としてくれるだけでなく、高い保湿力で肌の潤いを守ってくれる効果も期待できるのです。

他のオイルクレンジングでは乾燥してしまう人にもおすすめなアイテムです。

2.皮脂に近い成分で毛穴ケアに効果的

ホホバオイルの主成分は、人間の皮脂とよく似ています。
そのため、お肌への浸透力が高く、毛穴の奥に詰まった皮脂汚れや角栓を浮き上がらせることができるのです。

ホホバオイルはニキビに対しても効果があります。
ニキビの原因は主に、毛穴に詰まった皮脂汚れと乾燥だからです。

毛穴に詰まった汚れをオイルで除去することで、ニキビのできにくい肌に導きます。

毛穴汚れを除去したお肌は水分や栄養の吸収率がアップ。
いつものスキンケアでもしっとりと整うでしょう。

3.敏感肌やニキビ肌でも使える

ホホバオイルは天然由来のオイルです。
添加物が入っていない商品を選べば、敏感肌でも使うことができます。

肌が弱く、いきなり顔に使うのが心配な場合は、まず腕の内側などに少量のオイルをつけてパッチテストを行いましょう。
しばらく様子を見て、赤みや湿疹が出なければ、全身に使っても問題ないはずです。

また、ホホバオイルはニキビ肌の人でも使えます。
オイルはニキビと相性が良くないように感じるかもしれませんが、ホホバオイルの油脂はアクネ菌のエサとなりにくい特徴があるためです。

ホホバオイルクレンジングの注意点3つ


メリットの多いホホバオイルクレンジングですが、中にはデメリットや注意点もあります。
ニキビや肌荒れなどの肌トラブルの原因となってしまう可能性もあるため、正しい方法で使いましょう。

ここでは、ホホバオイルクレンジングのデメリットと、しっかりと効果を得るために気を付けたいポイントについて解説します。

1.濃いメイクは落とせない

ホホバオイルクレンジングでオフできるのは、軽めのナチュラルメイクから日常的なメイクまで。
気合を入れた濃いメイクは、ホホバオイルだけでは落とすことが難しいです。

ウォータープルーフのマスカラや濃いアイメイク、落ちにくいティントリップなどは、ホホバオイルクレンジングの前に、先に専用リムーバーで落としておきましょう。

ポイントメイクの部分にホホバオイルをしみこませたコットンやティッシュを置き、拭きとるという方法もあります。

しかし、ホホバオイルだけで落とそうと思うと、どうしても強くこすってしまうもの。
摩擦で肌に負担がかかってしまうため、無理せず専用リムーバーでオフしましょう。

2.ティッシュオフやダブル洗顔をしっかり行う

天然由来のホホバオイルには界面活性剤が含まれていないため、水と混ざりません。
そのため、クレンジング後に水で洗い流しても油分が落ちず、顔に残ってベタついてしまいます。

クレンジング後には、残った油分をしっかりティッシュで吸い取り、せっけんや洗顔料で洗い流しましょう。
油分が落とし切れないと、ニキビや肌荒れの原因となってしまうためです。

3.適量を守り一度に多く使いすぎない

ホホバオイルクレンジングの適量は、500円玉ほどの大きさです。

多くの量を使ってクレンジングをすれば、メイクや皮脂汚れがキレイに落とせる気がするでしょう。
しかし、たくさん使っても効果は変わりません。

逆に、オイルの量が多いと余分なオイルが毛穴に入り込み、詰まってしまうことも。
毛穴の詰まりはニキビの原因となります。

ホホバオイルはしっかりと適量を守りましょう。

クレンジングに使うホホバオイルを選ぶ4つのポイント


ホホバオイルを購入したくても、たくさんの商品があるのでどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

ホホバオイルには、未精製・精製・オーガニックなどの種類があります。
また、商品によっては添加物や他の成分が配合されているものも。

安心で品質の高いホホバオイルを使うために、選ぶ際にチェックしておきたいポイントをおさえておきましょう。

未精製か精製、どちらを選ぶか?

ホホバオイルの商品は大きく分けると「未精製」と「精製」の2種類です。

未精製のホホバオイルは、熱処理をしていないためホホバの豊富な栄養がそのまま残っているのが特徴。
オイルの色が金色であることから「ゴールデンホホバオイル」とも呼ばれます。

精製されたホホバオイルは、未精製のものから不純物を取り除いたものです。
色は無色透明。

ビタミンやミネラルなどの栄養も失われているため、保湿のみの効果です。
しかし、不純物がないことから、肌への刺激は少ないといわれています。

高い栄養価や美容効果を求める場合は、未精製のものを選びましょう。
初めて使うホホバオイル初心者は、比較的リーズナブルな精製オイルから試してみるのがおすすめです。

添加物は使用されていないか?

「ホホバオイル」という商品名でも、オリーブオイルなどの他のオイルや成分が配合されている場合があります。
中には、香料や防腐剤などの添加物が含まれている商品も。

ホホバオイルを選ぶ際は、添加物や他の成分が配合されていないかどうかを確認しましょう。

商品の成分表はもちろん、製造メーカーのホームページなどにも成分が載っています。
購入するアイテムを選ぶ際にあらかじめ見ておくと安心です。

オーガニック認定は受けているか?

ホホバオイルは、植物であるホホバの種子から抽出されるオイルです。
そのため、オイルの品質は原材料であるホホバ種子の品質によって変わります。

品質にこだわるなら、オーガニックの商品がおすすめです。
オーガニックかどうかは、パッケージの記載やメーカーのホームページで確認しましょう。

オイルが劣化する前に使い切れるか?

ホホバオイルは酸化しにくいため、他のオイルと比べて劣化のスピードが遅く、比較的長期保存できるという特徴があります。

しかし、開封後は精製、未精製ともに1年以内を目安に使い切ることをおすすめ。
オイルの内容量を選ぶ際の参考にしてみてください。

また、ホホバオイルは透明な容器に入っていることが多いですが、栄養素のなかにはビタミンなど光に弱い成分も含まれています。
なるべく直射日光を避けて保存してください。

品質を保って保存したい人は、遮光瓶の容器に入っている商品を選ぶといいでしょう。

無印良品のホホバオイルってどうなの?

ホホバオイルの火付け役ともいえるのが、無印良品のホホバオイル。
大手美容クチコミサイトには数多くのクチコミが寄せられ、ベストコスメにも選ばれている人気商品です。

精製されているため栄養価は高くありませんが、以下のようなメリットがあります。

  • とにかく価格が安い
  • 販売店が多いため手に入りやすい

精製されているため匂いがなく、使用感もサラッとしているため、初心者にも使いやすいオイルといえるでしょう。
「ホホバオイルを試してみたい」という人にとって、無印良品のホホバオイルは気軽に試せるおすすめの商品です。

50ml・100ml・200mlとサイズが選べるのも嬉しいポイント。
保湿やマッサージだけでなくスタイリング剤としても使えるため、大容量の200mlを家族で使うこともできますよ。

おすすめのホホバオイル5選


ここからは、おすすめのホホバオイルを紹介します。
オーガニックや品質にこだわったものから、比較的リーズナブルなものまで、さまざまな商品をピックアップ。

ホホバオイルを試してみたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

keinz(ケインズ)ホホバオイル オーガニック 110ml|使い切るまで品質を保ちやすい遮光瓶がうれしい

Keinz(ケインズ)のホホバオイルは、未精製のオーガニック製品です。
産地はイスラエル。

遮光瓶に入っているため、使い切るまでの間も安心して保存できます。
スポイト式で必要な量だけオイルを取り出せるため、使い勝手が良いところもポイント。

匂いはあまり気にならないため、精油で自分の好きな香りをつけて楽しむことも可能です。

30ml、110ml、500mlの3つのサイズから選べます。
まずは30mlから試して、気に入ったらサイズアップするのがおすすめです。

生活の木 ホホバオイル(ゴールデン)70ml|べたつきがなくスムーズになじむ

生活の木のホホバオイルの産地はイスラエル。
未精製なのでホホバオイル以外の成分は入っていません。

美容成分が失われにくいとされる、低温圧搾法で抽出されています。
熱で壊れやすい栄養成分も豊富に含まれており、高い美容効果を求める人におすすめ。

特徴はべたつきがなく、サラっと軽いテクスチャ。
スムーズに肌になじんで、気持ちの良い使用感です。

25mlから1,000mlまで、6種類のサイズが発売されています。

マカダミ屋 ゴールデンホホバオイル 80ml|サロン品質をお手頃価格で

マカダミ屋のゴールデンホホバオイルは、できるだけホホバの栄養を壊さない製法で仕上げられた、未精製のホホバオイルです。

産地はメキシコとペルーで、美しい黄金色が特徴。
木の根のような自然の香りがあります。

サラっとした使い心地でべたつきも少ないため、ヘアケアにもおすすめです。
ボトルにさりげなく描かれている、ねこのイラストもキュート。

サイズは20ml、80ml、300mlと豊富。
1,000ml以上の業務用もあり、サロンでも採用されている本格派のオイルです。

spa hinoki(スパヒノキ)ホホバオイル 100ml|予約困難なプライベートサロンのホホバオイル

東京・赤坂にある完全予約制プライベートサロン「spa hinoki(スパヒノキ)」の商品。
ヘッドスパ専門店のこだわりが詰まっているオイルです。

ペルーが産地の未精製オイルで、オーガニック認定を受けています。
皮脂汚れを落とすことに優れており、ホホバオイルクレンジングにもおすすめのオイルです。

ホホバオイルには珍しいプッシュ式なのも嬉しいポイント。
ワンプッシュで適量が出るのでとても使いやすいです。

サイズは100ml、250ml、290ml、500mlとなっています。
290mlのみプラスチック容器で、他はすべてガラス製なので気になる方は容器もチェック。

セブンエステ ホホバオイル ゴールデン 250ml|毛穴汚れをすっきり落とすクレンジング向きのオイル

セブンエステのホホバオイルの産地はイタリアで、未精製のオイルです。

このオイルは、毛穴の詰まりや皮脂汚れが気になる人におすすめ。
クレンジング向きのオイルといえるでしょう。

ややオイル感が強いテクスチャですが、仕上がりはしっとりと内側からうるおいます。

サイズは250mlと1,000mlの2種類。
1,000mlは8,000円以下とかなりコスパ良好です。

ホホバオイルで肌に優しいクレンジングを


ホホバオイルは人間の皮脂成分とよく似ており、その浸透性の高さからメイクや皮脂の汚れを優しく落とせます。
毛穴ケアや保湿性にも優れているため、ホホバオイルクレンジングはニキビ肌の人にもおすすめのアイテム。

また、クレンジングだけでなく洗顔後の保湿オイルやマッサージオイル、ヘアケアなど全身に使えることも大きなメリットです。
自分に合ったお気に入りのオイルを見つけて、ホホバオイルを毎日のスキンケアに取り入れてみてくださいね。

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栖山みやこ(ライター)
栖山みやこ

働く女性の心に寄り添いたいWebライター。自身も結婚、移住など環境の変化によりキャリアや働き方について悩んできた経験あり。趣味は読書とカフェ巡り。

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