虹は縁起がいい?日本に昔から伝わる虹の言い伝え
虹が空にかかると、何か良いことが起こりそうな気がしますよね。
実際、日本には虹に関するさまざまな言い伝えが残っているのはご存知ですか。
ここでは、昔から伝わる虹の神秘的な意味を紹介します。
神の橋とされる「天の浮橋」伝説
日本神話には「天の浮橋(あめのうきはし)」という言葉があります。
これは、神々が天界と地上を行き来するための橋であり、その姿はまるで虹のようだと言われていました。
特に、『古事記』や『日本書紀』に登場するイザナギとイザナミの神話では、この橋の上から日本列島を生み出したと伝えられています。
虹はただの自然現象ではなく、神々の通り道と考えられていたのです。
そう考えるだけで、虹を見た時のワクワクは止まりませんね。
戦国時代の武将も信じた虹の吉兆とは
戦国時代には、虹が出ると「天下泰平の兆し」だと考えられていました。
特に、合戦の前に虹が現れると「勝利の吉兆」とされ、戦国武将たちの間で話題になったこともあるそうです。
逆に、戦場の上に虹がかかると「死者の霊が昇天している」として、戦の終わりを意味することもあったとか。
虹を見ると自分の願いが叶うという言い伝え
日本の各地には「虹に自分の願いをかけると叶う」という言い伝えがあります。
これは、虹が「神の橋」とされていたことが由来かもしれません。
特に、朝に見える虹は「あなたにとって良い知らせの前触れ」とされ、願い事をすると成功しやすいとも言われています。
虹をくぐると幸運が訪れるのは本当?
「虹の下をくぐると、もっと幸せになれる」という言い伝えを聞いたことはありませんか?
日本だけでなく、世界中に似たような言い伝えがありますが、実際には、虹の下をくぐるのは難しいですよね。
しかし、虹の光の中を歩くこと自体が「神秘的な体験」とされ、運気が上がると考えられていました。