2022.01.07

【ビジネススキル一覧】転職や仕事で役立つスキルと身につけるための3つの方法

ビジネススキルを身につけていると、人事評価や面接で良い印象を与えるアピール材料になります。この記事では、自分の武器として身につけておきたいビジネススキル一覧を紹介します。意識を変えるだけでスキルアップできることもあるため、積極的に自分を成長させていきましょう。

転職や仕事に役立つビジネススキル一覧


転職活動の面接で語ったり、社内評価をアップさせたりするのに役立つビジネススキルは次の8つです。

  1. コミュニケーションスキル
  2. 交渉スキル
  3. マネジメントスキル
  4. ビジネスマナー
  5. ロジカルシンキング
  6. ストレスコントロールスキル
  7. 目標達成のための管理スキル
  8. パソコンスキル

自分に足りないビジネススキルがあったら、ぜひ積極的に習得してくださいね。
ここでは8つのスキルがどのようなメリットを生むのか、1つずつ解説していきす。

1.コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルがあると、同僚や取引先との心の距離が縮まって信頼関係をより強固なものにできます。
面接でも仕事でも、気持ちの良いコミュニケーションがとれると、相手から悪い印象を持たれにくいでしょう。

社会人のコミュニケーションで重要となるのが、次の2つの要素です。

  1. 基本的な挨拶やお礼をする
  2. 自分の考えを伝える(自己開示)

対人スキルに不安がある人でも、この2つの要素を意識することで「返報性の法則」によるメリットを受けられます。

返報性の法則とは、相手から何かされた際に自分もついお返しをしたくなる心理のこと。

コミュニケーション力は、今すぐにでも改善を始められるビジネススキルです。
挨拶やお礼を返してもらえて打ち解けるきっかけになったり、考えを伝えることで相手も無意識に自己開示してくれたりします。

必ずしも敏腕営業のような巧みなトークスキルを持つ必要はありません。
相手のことを理解しようとする意識や、自分の言いたいことを正しく伝えられるように練習していけばOKです。

練習を重ねることで少しずつ変化があらわれるはず。
プレゼンテーションスキルの向上にもつながるため、大事にしたいスキルです。

2.交渉スキル

交渉力は、営業担当以外でも身につけておきたいビジネススキルです。
社内の人間関係や他部署とのやり取りなど、営業以外の面でも活用できます。

実践で役立つ交渉スキルのポイントは次の通り。

  • 自分の主張を持つ
  • 相手の希望を分析する
  • 妥協点を提案できるようになる

自分の主張と相手の希望の両方を、バランスよく叶えることが理想です。
しかし、時にはお互いの希望をうまく両立できるような新たな提案出したほうが意見をまとめられる場合もあります。

交渉スキルとあわせて、コミュニケーションスキルも高めておくと、スムーズな交渉がしやすくなるでしょう。
コミュニケーションによって心の距離が縮まった者同士のほうが、信頼関係が強いためです。

このように、働くうえで交渉スキルが高いに越したことはありません。

3.マネジメントスキル


マネジメントスキルでは、自己管理とチーム管理の両方を身につけておくと安心です。
ビジネスでは、自分のタスクやスケジュールを管理する「セルフマネジメント」が求められます。

目標から逆算して行動の計画を立てたり、振り返りをして次回に生かしたりする自己管理スキルが大切です。
チームを束ねる管理職や組織をまとめる経営者を目指す人は、チーム管理をするために、以下のようなマネジメントスキルも身につけておきましょう。

  • 後輩育成
  • プロジェクトの進捗管理
  • 仕事の割り振り
  • チームのモチベーション管理

このような能力を身につけ、リーダーシップでチームを導くのです。
マネジメントスキルを自分の強みにできると、社内で重要な仕事を任されたり、転職で管理職に近い役職からスタートしたりできるきっかけになります。

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4.ビジネスマナー

ビジネスマナーとは、仕事を円滑に進めるために必要となる「社会人としての礼儀」のことです。
次のような点を学び、社外に出ても恥ずかしくない行動を取れるようビジネスマナーを身につけておきましょう。

  • 名刺交換や電話対応の作法
  • 敬語の正しい使い方
  • 身だしなみのポイント

ビジネスマナーを磨くと、初対面の相手にも良い第一印象を与えられます。
転職活動時に面接での立ち振る舞いにも役立つので、ビジネスマナーは積極的に学びましょう。

5.ロジカルシンキング

ロジカルシンキングは、物事を論理的に考える力です。
ロジカルシンキングができると思考が整理されるため、ゴールまでの最短ルートを見出せるようになります。

論理的に考えるポイントは、人に何かを伝えるときに結論や根拠を意識すること。
結論と根拠がハッキリしていると、主張がぼやけることなく理論的な内容を伝えられるためです。

書類やプレゼン資料を作ったり、面接で説得力のある受け答えをしたり、あらゆる場面でロジカルシンキングが活躍します。

マーケティングの視点から意見を求められた際にも、具体的・論理的に考えることができると評価が高くなるはずです。

6.ストレスコントロールスキル


ストレスが原因で精神的に病んでしまったり、やむなく休職に追い込まれてしまったりすることが増えてきました。
どれだけ意識していても、責任感の強い人ほど自分を追い込んでしまいやすいもの。

自分自身にかかるストレスをうまくコントロールして発散するスキルも、現代では大切になっています。
無理に我慢する必要はありませんが、適度に休息をとったり、自分に合ったストレス解消方法を見つけるのもビジネススキルです。

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7.目標達成のための管理スキル

管理職でなくても目標に向かって進めていく仕事は多いです。
自分自身の管理を通して、今後チームを任せられても対応できるようにしておきましょう。

目標達成のために必要なスキルは、以下のようなものがあります。

  • 適切な目標設定
  • タスク管理
  • 時間管理・進捗管理

チームとは違い、自分だけのプロジェクトであれば臨機応変に設定し直すことができます。
しかし、チームとして大きなプロジェクトを任された場合には、大きな変更はしにくくなるでしょう。

任された量に対応するのにどのくらいの時間がかかるのかなど、大まかな見積もりを出せるようになると安心です。

8.パソコンスキル

現代はパソコンを使わずに仕事をするほうがレアケース。
常に情報やサービスもアップデートされるため、最新情報に追いついていることが求められます。

パソコンの操作は大前提。
そのうえで、ショートカットの使い方を覚えたり、より効率的に業務を進めるための操作方法を身につけたりすることが必要です。

ビジネススキルを身につける3つの方法


ビジネススキルを身につける方法は、主に3つあります。

  1. 本でインプットする
  2. 資格を取得する
  3. 研修を受ける

自分に合うスキルアップ方法を探してみましょう。

1.本でインプットする

1番手軽にビジネススキルを身につけるには、身につけたいビジネススキルに関する本を読んで、インプットする方法があります。

自己啓発本と呼ばれるジャンルで、ビジネススキルを題材にした書籍が販売されているので参考になるでしょう。
本で学ぶメリットは、通勤電車や休憩時間の暇な時間を、スキルアップに充てられること。

特に、通勤距離が長い人は、スマホを眺めて過ごすだけではせっかくの時間がもったいないです。
自分が苦手に感じるスキルがあれば、関連する本を購入して読んでみましょう。

2.資格を取得する

ビジネススキルに関する資格を取得するのもおすすめです。
「◯月の試験で絶対に合格する」といった目的意識を持って、ビジネススキルの習得に取り組めます。

ビジネスマナー検定やマネジメント検定など、自分に足りないと思うビジネススキルの知識を勉強で補いましょう。
無事に資格を取得できれば、職場や転職先に向けて客観的な実力のアピールができます。

次のようなものが人気の高い資格です。

  • 日商簿記検定
  • Microsoft Office specialist(MOS)
  • 秘書検定

他にも気になる資格があれば検索して調べてみるといいでしょう。
検定試験で取得した資格は履歴書に書くことができます。

今後の転職の際にも自分のアピール材料としてずっと活用できるため、気になる知識があれば積極的に受験するといいでしょう。

3.研修を受ける

ビジネススキル向上のために、研修も活用できます。
第三者から指導を受けることはあまりないので、研修で講師からアドバイスをもらうのは貴重な機会です。

勤めている会社で定期的に研修が開催される際は、積極的に活用しましょう。
会社側が従業員にとって必要性の高いテーマを選んでくれるので、現場で役立つビジネススキルをピンポイントで勉強できます。

また、会社によっては福利厚生として無料で研修を受講できることも多いです。
人事や管理部門で取りまとめていることが多いので、問い合わせて見るといいでしょう。

社外でも、ビジネススキルの習得をテーマとした研修が開催されています。
社外の研修では、新たな人間関係を広げたり、異業種の方とも交流して刺激をもらったりできることがメリットです。

転職活動でビジネススキルをアピールする2つのコツ


身につけたビジネススキルは、転職活動で大きな武器となります。
しかし「私は◯◯ができます」と表面的に伝えるだけでは、採用担当者の心に刺さりません。

ここでは、転職活動でビジネススキルをアピールするコツを2つ紹介します。

  1. エピソードとともに紹介する
  2. 具体的な数字を示して紹介する

応募書類で自己PRを書いたり、面接でビジネススキルについて話したりする際は、ぜひ参考にしてください。

1.エピソードとともに紹介する

ビジネススキルをアピールするには、エピソードとともに紹介することが重要になります。
ビジネススキルを活かし、転職先でどのような力を発揮できるのか明確に伝えられるためです。

採用担当者も、エピソードで具体性のある話を聞けたほうが、あなたの実力を想像しやすいでしょう。
ビジネススキルの高さを裏付けるエピソードとして、次のような内容を話すのがおすすめです。

  • どのような問題を解決に導いたのか
  • ビジネススキルによりどのような評価を受けたのか
  • ものごとを成し遂げ、どのような成長を得たのか

エピソードを伝えるとはいっても、話の内容を過剰に盛る必要はありません。
ビジネススキルが役立って嬉しかったことなどを正直に伝えましょう。

2.具体的な数字を示して紹介する

ビジネススキルによるエピソードや学びは、具体的な数字と一緒に伝えると効果的です。
数字を交えてビジネススキルをアピールすると、内容への説得力が増します。

  • ビジネススキルが役に立ち、◯%も売上が伸びた
  • 毎日◯時間をスキルアップの時間に充てて努力した

このように、根拠として数字を活用してください。
数字があることで、採用担当者はあなたの成長や実績をより具体的に想像できるようになります。

ビジネススキルを身につけて自分の武器にしよう


コミュニケーションや交渉など、ビジネスではあらゆる面でスキルが求められます。
職場の人事評価や転職活動で良い印象を与えられるよう、ビジネススキルを自分の武器にしていきましょう。

コミュニケーションをとるために積極的に挨拶したり、物事を考えるときに理由の分析をしてみたりと、意識を変えるだけで大きくスキルアップできることもあります。

ビジネススキルを身につけておいて損はありませんので、まずはこの記事でご紹介したスキルの中からできることを選んでチャレンジしてみてください!

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めぐりな(ライター)
めぐりな

大卒で就職したのちフリーランスに転身。Webライター、ディレクション等をしている20代。自身の会社員経験やキャリアでの気づきをもとに記事をお届けしています。

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