どうして嘘をつくの?嘘つきの心理
バレれば自分が困るだけなのに、嘘つきな人はなぜ嘘をつくのでしょうか?
嘘つきな人の考え方や深層心理を探ることで、その理由が見えてきます。
2022.08.15
嘘つきに効く言葉を知っていますか?老若男女問わず嘘をつく人は存在しますが、堂々と指摘するのも難しく対処に悩んでしまいますよね。この記事では嘘をつく人の心理や特徴から、嘘つきに効く言葉を解説します!
バレれば自分が困るだけなのに、嘘つきな人はなぜ嘘をつくのでしょうか?
嘘つきな人の考え方や深層心理を探ることで、その理由が見えてきます。
自分を持ち上げる嘘をよくつく人は、承認欲求が強く、実力以上に評価されたいと考えています。
嘘がバレる心配よりも、周囲からすごいと言われたい願望のほうが気持ちの比重が大きいため、作り話でハイスペックな自分を演出するのです。
また、過剰に人からの評価を求める人は、心の奥底にコンプレックスを抱えていることも珍しくありません。
仮病が多い人や、些細なことでひどく落ち込んだ様子を見せる人は、孤独や寂しさを抱えている可能性が高いです。
孤独感が強い人は誰かに構ってもらいたいときや優しくされたいとき、よく嘘をつきます。
現実の話をするよりもドラマティックな作り話をしたほうが、他人の心配や関心を簡単に引き出せると、嘘つきの人はきちんと理解しているのです。
ですが、仮病は回数が重なれば周囲も気づき信じてもらえなくなるので、嘘つきの孤独感はさらに強まるでしょう。
自分のミスを誤魔化したり、浮気を隠したりするために嘘をつく人は「嫌なことから逃げる」性質を持つ人です。
たとえ自分に非があり責任を取る立場であっても、怒られる、責められるなど、自分にとって面白くないことはやりたくありません。
また、嘘をつかれた人の気持ちや迷惑よりも、自己保身を最優先に考えるので、嘘をつくことを「自分を守るために仕方がないこと」と捉え開き直っている人も。
嘘つきの中には、嫌いな人をおとしめるために嘘をつく人もいます。
ありもしない噂を流す人や、事実ではない陰口を叩いて楽しむ人はまさにこのタイプ。
嫌いな人をおとしめたところで嘘つきに目立ったメリットはありませんが、おとしめた相手が困っている様子を見るだけで「楽しい」「メリットがあった」と感じる人がいることも事実です。
ですが、快楽を目的に他人を傷つける嘘は、この世に存在する嘘の中でも極めて悪質といえるでしょう。
人と会話をしていると「これって嘘?それとも本当?」と判断に悩むときがありますよね。
この項目では嘘つきの会話の特徴を紹介するので、判断に迷ったときの参考にしてください。
話している出来事の時期にズレがあったり、少し前に聞いた話と全く異なることを言っていたり、嘘つきの話にはいくつもの矛盾点があります。
これは、多くの嘘つきはその場に合わせて咄嗟に話を作っていることが理由。
もちろん中にはきっちり設定を作り込む嘘つきもいますが、大多数は口から出まかせに嘘をつくため、次第に話のつじつまが合わなくなります。
嘘つきな人は、肝心な部分をはぐらかして話します。
最も多くの人が興味を示す肝心な部分は、適当な嘘をつけばすぐにバレて、指摘されるリスクが高い部分です。
ですが、嘘つきにとって自分の嘘がバレるのは最大のタブー。
そのため話に真実味を持たせる工夫として、わざと肝心な部分を話さないのです。
はぐらかすために急に話題を変えようとすることも多く、あなたは会話の中で違和感や不自然さを抱くでしょう。
会話中、嘘つきの人に質問すると的確な回答が返ってこないことが多いです。
嘘つきな人は、実際には経験していないこと、感じていないことを本当のことかのように話しているだけなので、質問されても答えられません。
しかし、そこで言葉に詰まってしまうと疑われやすいことも理解しているため、その場しのぎの曖昧な返答をします。
ペラペラと流暢に話している人に質問したら急にぎこちなくなった…なんて場合は、その話の真実性を確認する必要があるでしょう。
同じ話を何度もしたり、一つの会話の中で同じフレーズを繰り返したりするのも、嘘つきの会話の特徴です。
繰り返し聞かされる話には「これだけ言うなら本当なのだろう」と聞き手に思わせる力がありますよね。
ですが、嘘つきはこの心理を利用して、わざと同じ話をして嘘に信ぴょう性を持たせようとすることがあります。
正直に「嘘をつかないで」と言うよりも、少し困らせたり罪悪感を生む言葉を掛けたりするほうが実は嘘つきに効果があります。
ここからは、嘘つきに効く言葉の例を5つ紹介しましょう!
相手の話に興味を持つ仕草を見せ「それでそれで?」「どうなったの?」とわざと話を広げる言葉は、嘘つきによく効きます。
どれだけ嘘つきな人でも、作り話を長時間続けることはできません。
嘘をつくためには想像力と思考力が必要となり、長時間行えば脳が疲弊してしまうことが理由です。
よって、あなたが嘘つきの会話を広げる言葉を言えば言うほど、相手は疲れを感じるでしょう。
そうすれば相手は次第に「嘘をつくのって大変…」と考え、作り話を言わなくなるはずです。
間接的にくぎを刺したいなら「嘘つきな人ってどう思う?」と話題を振ってみるのもおすすめ。
建前上、きっと相手は「嘘は悪いもの」「嘘つきはダメだよね」など、嘘に否定的な姿勢を見せるでしょう。
そのとき同意するように「私も嘘つきは嫌いなんだ」と言えば、あなたが嘘つきに対して強いマイナスイメージを持っていることを間接的にアピールできます。
相手は「このままだと、あなたに嫌われる」と危機感を持つため、自然と嘘をつかなくなるはずです。
冗談っぽく「そういうことにしておくけど」と言うのも、嘘つきに効く言葉の一つ。
一通り嘘の話を聞いた後にこの言葉を言うと相手は「あれ?本当は気づかれている?」とヒヤリとします。
また「そういうことにしておくけど」で言葉を止めることで「しておくけど…何!?」と気になるはずです。
「そういうことにしておくけど」に続く言葉は「~けど、本当は気づいている」「~けど、本当は怒っている」など、あらゆるバリエーションが考えられるため、相手は恐怖心から嘘をやめるに違いありません。
嘘つきの会話には、具体的な感想が盛り込まれたエピソードはほとんどありません。
「〇〇に行った」「誰かにこんなことをされた」など、存在しない事象をでっち上げることはできても、体験していない事象の感想を具体的に話すのは難しいからです。
だからこそ「あなたはどう思ったの?」と感想を求める言葉は嘘つきによく効きます。
「何を見て、どう感じたのか」や「どんなことをされて、どのように考えたか」などを深掘りして聞くだけで相手は困惑し、以後嘘を控えるでしょう。
「あなたっていつも正直だよね」「何でも正直に話してくれて嬉しい」など、相手を正直だと信じている言葉も嘘つきに効果てきめんです。
あなたが相手を疑う言葉を掛ければ、相手は反発心からさらに嘘を上塗りしようとします。
ですが反対に、一切疑いなくひたむきに信じられてしまうと、嘘つきの良心が痛み「信頼してくれている人を騙してしまった」と罪の意識にさいなまれるのです。
罪悪感が働けば「もう嘘はつかない」と相手も決心でき、言動を改めるでしょう。
嘘つきに効く言葉を言う際は、言い方やNGな話題に注意すると、さらに言葉の効果を高められます。
ここからは、嘘つきに効く言葉を使う際の2つのポイントについて説明しましょう!
嘘つきに効く言葉の中には、きつい言い方をすればまるで相手を責めているように聞こえてしまう言葉もあります。
しかし、責めるような口調で言葉を掛ければ相手は警戒心を強め、さらに嘘を重ねようとするでしょう。
嘘つきに最も効くのは、責めるような口調ではなく優しい口調で掛けられる言葉です。
そのため、相手の言動になかなか改善が見られなくても、優しい口調はキープしてください。
嘘つきに効く言葉は、すぐに効果が出ないこともあります。
そんなとき、つい強い言葉で相手を指摘したくなるかもしれませんが、嘘をハッキリ指摘するのは絶対NG。
嘘つきな人は、自分の嘘が見破られると気まずさや恥ずかしさから心を閉ざしてしまうことがあるためです。
嘘つきに効く言葉は少しずつ効果が表れるものなので、焦らないようにしましょう。
最速でアプローチしたいなら、嘘つきに効く言葉とあわせて上手な対処法も知っておきましょう。
最後は、嘘つきに効く言葉と組み合わせて使いたい、対処法について解説します。
話の真偽を疑い続けると、会話するだけであなたが疲れてしまいます。
そのため、嘘つきな人とは「嘘かもしれないし、本当かもしれない」と軽い気持ちで会話するのがベスト。
仮に作り話だったと判明しても、話半分で聞いていればショックも小さく済むはずです。
会話中、相手の嘘に気づくと、気持ちがすっと冷静になりますよね。
そんなときは、わざわざ演技をしてリアクションを取ってあげる必要はありません。
嘘つきな人は、自分がついた嘘にいいリアクションが貰えると嬉しくなって、さらに言動をエスカレートさせることがあるためです。
また、嘘つきに効く言葉の多くは、相手を肯定する言葉です。
言葉では肯定的なのに、態度が冷たいとなれば、相手は「本当は見透かされてるんじゃ…」と不安になり嘘つきを卒業することがあります。
「嘘をやめて」と相手に言うことは簡単ですが、ストレートな言い方は相手を怒らせたり関係に亀裂が生まれたりする可能性があります。
嘘つきに効く言葉なら、相手の罪悪感や良心に働きかけるだけなので、相手との関係性がこじれる心配がありません。
嘘つきに悩んでいる人は、ぜひこの記事で紹介した嘘つきに効く言葉を使って、上手に相手をコントロールしてくださいね!
恋や仕事に悩む女性を応援するマルチライター
web制作会社に勤務し、デザイナー兼ライター業務を担当。女性らしいデザインや文章を学ぶ。認定心理士の資格を所持しており、心理分析をもとにした恋愛記事が得意。現在はフリーライターとして恋愛、キャリア、エンタメなどの情報を発信中。恋に悩む女性の背中を押せるよう、心を込めて記事執筆しています。
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