2021.11.14

【例文あり】営業事務の志望動機で書くべきポイントと必要なスキル

営業事務の志望動機をどう書くか悩んでいる人は多いでしょう。いくつかのコツを押さえれば説得力のある志望動機を書くことはできます。この記事では書き方のコツについて解説し、例文も紹介。書き方を知り、適切なアピールポイントを志望動機で伝えましょう。

営業事務の仕事内容と必要なスキル


説得力のある志望動機を書くためには、まずは営業事務がどのような仕事をするのか、また求められるスキルにはどのようなものがあるのかを知っておくことが大切。
求められるものがわからなければ、適切なアピールができないからです。

そこで、ここでは営業事務の業務内容や求められるスキルについて解説します。

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営業事務の仕事内容

営業事務の仕事内容を簡単に説明すると、「営業担当者の業務サポートすること」です。
たとえば、見積書や納品書、請求書など営業に関わるさまざまな書類を作成・送付したり、ファイリングしたりします。

また、顧客情報を管理したり、問い合わせに対応したりするのも営業事務の仕事です。
そのため、扱う商材に対する知識が必要になることもあります。

来客対応をすることもあり、基本的な業務は一般事務と似ている点も多いです。
ただし、担当する内容が営業部や営業担当者に限定される点で異なります。

営業事務に必要スキルとは?

営業事務は、事務作業をこなすだけではなく、さまざまな人と関わる必要があります。
たとえば、営業部の社員はもちろん、経理部や製造部など社内の他部署とやりとりしたり、調整したりすることが必要です。

また、顧客からの問い合わせにも対応する必要があります。
社員同士のやりとりと違い、顧客とのやりとりに不備があっては大変です。

そのため、営業事務には以下のようなスキルが求められます。

パソコンスキル

書類の作成やデータ入力などはパソコンを使っておこないます。
オフィス系のソフトを正確かつスピーディに操作できるスキルは必須です。

コミュニケーション能力

営業部の社員と連携をとり、他部署との調整や顧客対応をする必要があります。
そのため、高いコミュニケーション能力が欠かせません。

ビジネスマナー

どの職種でも必要とはいえ、営業事務は顧客と接する機会が多いです。
失礼にならないよう基本的なビジネスマナーも習得しておく必要があります。

志望動機で押さえるべき3つのポイント


中途採用の選考では、ほぼ必ず志望動機について問われます。
企業への志望度の高さや、仕事に対する熱意を、求職者の志望動機から知りたいと採用担当者が考えているからです。

そのため、他の企業でも使えるあいまいな内容や、熱意がさっぱり伝わらない動機などを述べてはいけません。

とはいえ、どのような内容を述べればいいのかわからないという人も多いでしょう。
そこで、志望度の高さや熱意が伝わる志望動機を書くために押さえておきたいポイントを3つ紹介します。

貢献できる自分の強みを見つける

企業は即戦力となる人を求めています。
そのため、採用されるためには自分にどのようなスキルや経験があるか、それを活かしてどのように貢献できるかをロジカルに伝えることが大切です。

単に「このようなスキル・経験がある」と伝えるだけでは十分ではありません。
「その強みを活かし、御社にこのように貢献できる」というところまで述べましょう。

採用後、具体的にどのような働きをしてもらえるのか、採用担当者が想像しやすいほうが採用されやすいからです。
自分自身の強みは、自己分析することで見つけられます。

これまでの経験を振り返り、アピールできる実績やスキルを探しましょう。
そのなかから、特に営業事務に役立つものを選ぶと目にとまりやすくなるはずです。

その企業でなければならない理由を明確に

志望度の高さを伝えるために、志望動機には「他社ではなくその企業を志望する理由」を盛り込むことも必要です。

営業事務職で求人を出している会社は、志望企業以外にもたくさんあります。
その中から、特にその企業を選んだ明確な理由を説明できれば、志望度が高いと受け取ってもらえるからです。

ただし、「他の企業より休みが多かったから」「給料が良かったから」などの理由は、たとえ本心でも伝えてはいけません。
このような理由では、仕事に対する熱意が感じられないからです。

志望企業について、どのような特徴や独自の強み、魅力があるかを調べましょう。
それを軸にしてその企業を選んだ理由づけをすると、志望動機に説得力が出ます。

未経験なら営業事務を志望する理由も大切

未経験から挑戦する場合は、どうして今の職種ではなく営業事務を志望するのかも説明する必要があります。
「コツコツ作業するのが好きだから」「サポート業務が向いていると思ったから」などは、他の事務職でも通用する内容であり、説得力がありません。

「前職は営業職でプレゼン資料の作成や事務作業が得意だったため、営業事務のほうが貢献できるのではと考えた」など、営業事務の仕事がしたいと思った具体的な理由を書くようにしましょう。

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志望動機の例文を紹介


どうしても志望動機の書き方がピンとこない人もいるでしょう。
営業事務の経験者と未経験者とに分けて志望動機の例文を紹介し、ポイントを解説します。

営業事務経験者の場合

まずは、営業事務経験者の志望動機の例文を紹介します。

営業事務経験者の強みは、なんといっても業務の経験があることです。
中途採用では即戦力になる人材を求めているため、経験があることはそれだけで大きなアドバンテージとなります。

志望動機では、具体的にどのような業務を担当したのかを伝えましょう。
また、業務を通して心がけたことや意識したことを伝えることで、仕事に対する熱意や真摯さが伝わります。

例文

営業事務職として〇年勤め、主に書類の作成や顧客情報の管理、売上データ入力などを担当しています。

サポート業務にはやりがいを感じているものの、業務が細分化されており、もっと幅広い業務を担当して部署全体を支援する働き方がしたいとの思いが強くなったため転職を決意しました。

現職では、常に状況を確認し、営業担当者が必要とする資料を先回りして用意することを心がけています。
PCスキルの研鑽にも努め、作成した資料は見やすいと営業担当者からも顧客からも好評をいただいております。

御社はチーム体制を重視し、コア業務に集中できるよう営業担当者を徹底的にサポートする環境が整っていると知り、志望しました。
これまでの経験を活かして業務の効率化を図り、営業担当者が働きやすい環境を整えることで御社に貢献したいと考えております。

未経験者の場合

営業事務の経験がない求職者のケースを見ていきます。

未経験の場合は、まず、これまでの職務を通して得たスキルや経験を棚卸ししましょう。
営業事務の仕事に活かせる経験をチョイスして、強みとしてアピールすることが大切です。

たとえば、販売職であれば「接客を通して培ったコミュニケーション能力」や「相手が求めているものを察して提案する力」などがアピールできます。
一般事務や経理事務などであれば、事務処理能力やパソコンスキルの高さを伝えると良いでしょう。

例文

現職では、法人顧客を対象に、自社開発のアプリやシステムなどの営業を担当しています。
業務においては、専門性の高い内容をいかにわかりやすく伝えるかを重視しており、受注後もこまめなフォローや運用チームとの調整を大切にしています。

営業においても一定の成果もあげてきましたが、資料の作成や調整といった業務にやりがいを感じるようになりました。
サポートする立場で会社に貢献したいと考えるようになりましたが、今の会社では異動がかなわないため転職を決意しました。

御社は「顧客の生活を豊かにする」との理念のもと、次々に革新的なアプリやサービスを提供されており、理念や企業姿勢に共感して今回志望しました。
経験から営業担当者が必要とするサポートについて熟知しています。

営業担当者を的確にサポートすることで、売上に貢献できればと考えております。

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採用担当者に響く志望動機で内定を得よう


営業事務は、営業をサポートするのが主な仕事です。
プレゼン資料や納品書などの書類の作成のほか、顧客管理や対応、電話応対など幅広い業務を担当します。

志望動機を作成するときは次の2点は盛り込みましょう。

  • 営業事務に活かせる、どのような強みがあるか
  • どうして他社ではなくその会社を志望しているのか

未経験から挑戦する場合は、営業事務職をやろうと思った理由についても伝えます。

営業事務は営業の売上に貢献するやりがいある仕事です。
紹介した例文を参考に説得力のある志望動機を考え、内定を勝ち取りましょう。

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百日紅(ライター)
百日紅

正社員、派遣社員経験を経て、現在はWebライターで活動中です。読者が「読んで良かったな」と思える情報を提供できるよう心がけ、日々執筆しています。

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