摩擦ゼロ!嫌な上司を上手にスルーする方法
間違ったスルースキルは上司との間に確執や摩擦を生み、トラブルの原因となります。
それでは、摩擦を生まない上手なスルーとはどのような方法なのでしょうか?
仕事の指示は明確にしておく
嫌な上司との接触をできるだけ減らそうと、指示に理解できない箇所があってもそのまま仕事に取り掛かってしまう人は少なくありません。
しかし、曖昧な指示のまま仕事を始めればミスが起こり、さらに嫌な上司との接触機会が増えるだけ。
嫌な上司をスルーするためには、上司が小言を言う必要がないくらいの状態で仕事をやり遂げる必要があります。
そのため、指示に不明点があった場合はきちんと指示内容を明確にすることが大事です。
避けられる会話はすべて避ける
業務に関係のない雑談や興味のない武勇伝など、聞いても意味がない程度の話題であれば積極的に避けましょう。
大声で「やめてください!」などと言えばもちろん角が立つので、聞こえないふりをしたり、席を外してみたりするのが有効的です。
名指しで話しかけられて回避できない時は返事をするしかありませんが、ぼんやりと曖昧な相槌を打っておけば問題ありません。
仕事の話と雑談で聞く姿勢を変えることで「仕事とプライベートをきっちり分ける人」と印象付ける効果もあります。
嫌味は気づかないふりをする
中にはネチネチとミスを責めたり、嫌味を言ったりしてくる上司もいるでしょう。
このような上司の発言は、嫌味に気づかないふりをするのが最も有効的です。
例えば執拗に責められても「自分のために指摘してくれたのですね」といった発言をしたり、嫌味には「そのような考え方もあるんですね」と真に受けたふりをしてみたりするのもいいでしょう。
部下が嫌がることをして反応を楽しむ上司は一定数いるのが現実。
「嫌味に気づいていません」という態度をとることで、嫌な上司の楽しみを一つ奪うことに成功します。
上司の手のひらで転がされないことも、立派なスルースキルの一つです。
リアクションは控えめにする
人と会話をしていると「ここは笑ってあげた方がよさそう」であったり、「驚いた方が相手は喜ぶだろう」と思ったりするポイントがあるでしょう。
しかし、嫌な上司と会話するときのリアクションはできれば抑えめにするのがおすすめ。
なぜなら嫌な上司は周囲の人からも嫌われ、多くの人からスルーされているからです。
大多数の人にスルーされている上司は、反応をくれる部下に執着します。
嫌な上司から執着されることほど、ストレスが溜まる状況はありません。
効果的にスルーできるようになるには、日頃から相手にしない姿勢を見せておくことが大事です。
信頼できる仲間を見つける
人数は多くなくてもいいので、信頼できる仲間を見つけておきましょう。
嫌な上司について相談できる先輩や愚痴を言い合える同僚などがおすすめ。
どんなにスルースキルを培ってもストレスが溜まることがあります。
話を聞いてくれる仲間の存在は大切です。
ストレスゲージを下げる秘策を持っておくことで、無理なく嫌な上司をスルーできます。
また、嫌な上司の曖昧な指示で現場が混乱した時も、仲間内で知恵を出し合えば仕事を成功に導けるかもしれません。
嫌な上司をうまくスルーできない……そんな時は?
先ほど紹介した6つの方法を試しても、上司をうまくスルーできない人もいるかもしれません。
ここでは、スルー以外の対処法について3つ解説します。
人事やコンプライアンス部門に相談する
嫌な上司をスルーするのが難しい場合は、人事部やコンプライアンス部門に相談してみるのも手。
人事部やコンプライアンス部門には、良好な職場環境を保つために管理する役割があります。
パワハラやモラハラなどの被害を受けたときも相談に乗ってもらえる部署です。
企業によっては、メールや電話を使って匿名で相談できる場合もあります。
相談する際は、上司の発言や行動内容を記録につけると、詳細をしっかり説明できるのでオススメです。
異動願いを出してみる
どうしても上司のことが我慢できない場合は、他部署への異動願いを出す方法も。
上司は嫌だけど退職したくないときは、上司に会わなくてもいい環境をつくることで大きく改善されます。
まずは人事部に現状について話し、今の部署から抜けたい旨を伝えましょう。
事の重さが認められると、違う部署へ異動できる可能性があります。
しかし、仕事内容が変わることになるので、本当に異動しても仕事を続けていけるのか慎重に考えましょう。
ストレスを溜めないようにセルフケアをする
ストレスを溜めないように、意識的にセルフケアしましょう。
長い間悩みを抱え続けて「もうこれ以上は限界!」という領域に達してしまうと、うつ病や適応障害といった病気になってしまいます。
涙活やストレッチなどが効果的。
自分の好きなことをやる時間も大切にするとストレスが緩和されやすくなります。
最近落ち込みやすい、涙もろくなったという人は無理しすぎている可能性があるので自分を労わってくださいね。
嫌な上司は上手にスルーしてストレス軽減!
嫌な上司は無視するのではなく、上手にスルーして自分の心を守りましょう。
上司を気にしなくて済む考え方に変えたうえでスルーすると、ストレスが軽くなります。
今回紹介した、嫌な上司をスルーする方法や、スルーできないときの対策をぜひ実践してみてください。
また、当サイトの他の記事でもストレス解消法を紹介しているので、あわせてご覧ください。