2022.09.16

虚言癖の行く末は悲惨?なぜ嘘をつく?特徴を診断チェック!

虚言癖の行く末が気になりませんか?息を吐くように嘘をつく虚言癖の末路とは、一体どのようなものなのでしょう。今回は、虚言癖の特徴や原因、行く末について解説します。診断チェックもあるので、ぜひやってみてくださいね!

虚言癖の特徴


虚言癖には主に、以下3つの特徴が見られます。

  • どうでもいい嘘をつく
  • 「悪いことをしている」と思っていない
  • バレそうになっても慌てない

人間関係を円滑にするため、誰だって時には嘘をつきますが、虚言癖の人は嘘をつくことが癖付いているので何のメリットもない場面で作り話をします。
さらに嘘をついてもあまり罪悪感を抱かず、中には「自分が嘘をついている」という自覚が一切ない人がいることも特徴でしょう。

また、嘘がバレそうになっても慌てないのが特徴で、誰かに矛盾点を指摘されるとさらに嘘を重ねてその場を乗り切ろうとします。

虚言癖は精神病なの?


不必要な嘘をたくさんつくことから「虚言癖は精神病」と思っている人も少なくありません。

しかし、虚言癖という言葉はあくまで「嘘をつくことが癖になっている性質」を指す性質名。
よって、虚言癖だからといって、必ずしも精神病とは限らないのです。

ですが「パーソナリティ障害」という精神疾患を患うと、その症状の1つとして虚言癖になることもあります。
素人が精神病を判断するのはほぼ不可能なので、確証がほしいときはメンタルクリニックやカウンセリングを受診しましょう。

虚言癖になる原因


「なぜ簡単に人を騙すようなことができるの?」と疑問を持っている人も多いはず。
ここでは、虚言癖になる原因を解説します。

家庭環境


家庭環境が原因で、虚言癖になるケースは珍しくありません。

しょっちゅう嘘をつく親に育てられた子供は「嘘はいけないもの」だと学習しないため、親と同じような嘘つきに成長しやすいです。

また、親から大きすぎる期待をかけられて育った子供も、親の前では「いい子」でいるために嘘をつくしかなく、大人になってもその習慣が継続します。

プライドが高い


本人のプライドの高さも、虚言癖になる原因の一つ。
虚言癖の男性に多い原因なのが特徴で「人よりもすごいと思われたい」と強く願いすぎるせいで、事実とは異なる話をしてしまいます。

プライドの高さが原因で虚言癖になる人は努力が嫌いな人が多く、手っ取り早く尊敬されるために嘘をつくケースも多いです。

孤独感が強い


強い孤独感にさいなまれ、誰かに構ってほしいと願う気持ちが、虚言癖の原因となることもあります。

虚言癖の女性に多い原因なのが特徴で「注目されたい」「愛されたい」という願望が、嘘をつくという行動につながるのです。

しかし、寂しさを埋めるためその場しのぎの発言をすれば結果的に人が離れ、さらに孤独感を強めるという負のループに陥ります。

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あの人やあなたは虚言癖?診断チェック


ここからは、自分や周囲の人が虚言癖なのかを診断する、5つのチェックリストを紹介します。
当てはまる数が多いほど虚言癖の可能性が高いので、いくつ当てはまるかチェックしてみてください!

周囲の目が気になる


いつも周囲の目を気にしてしまう人は、虚言癖の素質あり。
周囲の目を気にすると人は無意識に「よく見られよう」と考えるため、悪気なく実力以上の嘘をつくことがあるのです。

また、周囲の目が気になるのは「自分を認めてほしい」という承認欲求の強さからきているのかもしれません。
承認欲求は誰しも持っているものですが、強すぎると人の評価を気にするあまり本当の自分を見失ってしまいます。

思い込みが激しいタイプ


自分が正しいと思い込むと周囲の意見に耳を貸さなくなるタイプの人は、虚言癖になりやすい性格です。

思い込みが激しい人は、真偽をよく確認しないまま真実だと思い込んで話を拡散することも多く、本人的には嘘をついている自覚ゼロで虚言癖になっていることも珍しくありません。

また、虚言癖の人は思い込みが激しいからこそ、自分が生み出した作り話でも何度も話すうちに現実の出来事だと信じてしまうことがあります。

劣等感が強い


劣等感が強い人も、虚言癖になりやすい傾向があります。

「自分は周囲よりも劣っている」という意識が強い人は、ありのままの自分に自信が持てないため、つい嘘をついてしまうことがあるのです。

また、劣等感の強さに思い込みの激しさがプラスされると「そのままの自分が必要とされるわけがない」と決めつけるので、たとえ周囲から正当に能力を評価されても「もっとすごい人にならないと」と高望みしてしまいます。

そうすると作り話の内容も過激になりやすく、ますます嘘つきになってしまうでしょう。

完璧主義者


完璧主義がこじれて虚言癖になってしまうのは、実はよくある話。

人間は誰でも、失敗したり上手にできなかったりすることがあるものですが、完璧主義の人は少しの失敗も許せません。
そのため、完璧主義の人がミスをすると、取り繕うために嘘をつくことがあるのです。

また、ひょんなことから「完璧主義者でいること」よりも「完璧主義者を演じること」のほうが楽だと気づいてしまうと、嘘で完璧を演じる虚言癖になってしまいます。

無意識に嘘をつくことがある


無意識に嘘をついて、後から気づくことがある…という人は、虚言癖の可能性大。
自覚なしに嘘をつける人は、もはや話を捏造することが習慣になっています。

「虚言癖を直したい」と本人が思っていても、無意識に偽ってしまうので難しく、精神的に疲弊してメンタルブレイクを起こしやすいです。

虚言癖がたどる行く末


虚言癖の人がたどる末路や行く末は主に2パターンありますが、どちらも悲惨といえます。
どのような行く末なのか、詳しく解説しましょう。

浅い人間関係しか作れない


虚言癖の人は周囲にとって「めんどくさい存在」といえます。

嘘かもしれない話でも声をかけられたら会話するしかなく、周囲の人は対応に困るうえ時間を奪われるためです。
そのため、周囲の人は虚言癖の人に対しやんわりと壁を作り、深い関係になるのを避けるでしょう。

しかしそうすると、虚言癖の人の行く末は、浅い人間関係しか作れず孤立する未来となります。
困った事態に陥って悩みを打ち明けても誰も話を信じてくれず、救いの手も差し伸べてくれません。

いつまでも「本当の自分」を見せられず苦しむ


虚言癖になると、どんどん「偽りの自分」が大きくなり「本当の自分」との差が開いてしまいます。
そして理想と現実のギャップが大きくなればなるほど、本当の自分を人に見せるのが怖くなってしまうのです。

しかし、誰にも本当の自分をさらけ出せないのは苦しいもの。
そのため虚言癖の人には「本当の自分」を誰にも見せられず寂しい思いをしたり、悩んだりする行く末が待っているでしょう。

虚言癖を直すことは可能?


虚言癖を直したい!本気で治療したい!と思う方は、以下の方法を試してみてください。

  • メモや日記をつける
  • 考えてから話すことをルール化する
  • 病院やカウンセリングを受診する

虚言癖の人は無意識に作り話をしていることも多いため、最低でも1日1回は自分を振り返ってメモをつけ、嘘を客観視することが大切です。
メモの内容を分析し「自分はこういうシーンでよく嘘をついてるな」と気づければ、注意するポイントが掴めます。

また「よく考えてから話す」ことをマイルールにすれば、話し始める前に「この話は嘘だからしちゃいけない」と自分を律することができるでしょう。

どうしても自力で直せない場合は、悲惨な行く末をたどる前に病院やカウンセリングを受診するのも一つの手ですよ。

虚言癖は悲しい行く末をたどりやすい


虚言癖でいる限り、人間関係で孤立しやすく、行く末は悲しいものになります。
もしも自分に虚言癖の可能性を感じているなら、早めに治療し直すよう努力しましょう。

また、周囲に虚言癖の人がいる場合は、相手の嘘に振り回されないために深入りしないことが大切です。

嘘は相手のためを思って使用する機会もあり、100%悪いものではないからこそ、上手な使い方を身に付けてくださいね。

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ごとうゆき(ライター)
ごとうゆき

恋や仕事に悩む女性を応援するマルチライター

web制作会社に勤務し、デザイナー兼ライター業務を担当。女性らしいデザインや文章を学ぶ。認定心理士の資格を所持しており、心理分析をもとにした恋愛記事が得意。現在はフリーライターとして恋愛、キャリア、エンタメなどの情報を発信中。恋に悩む女性の背中を押せるよう、心を込めて記事執筆しています。

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