虚言癖の特徴
虚言癖には主に、以下3つの特徴が見られます。
- どうでもいい嘘をつく
- 「悪いことをしている」と思っていない
- バレそうになっても慌てない
人間関係を円滑にするため、誰だって時には嘘をつきますが、虚言癖の人は嘘をつくことが癖付いているので何のメリットもない場面で作り話をします。
さらに嘘をついてもあまり罪悪感を抱かず、中には「自分が嘘をついている」という自覚が一切ない人がいることも特徴でしょう。
また、嘘がバレそうになっても慌てないのが特徴で、誰かに矛盾点を指摘されるとさらに嘘を重ねてその場を乗り切ろうとします。
虚言癖は精神病なの?
不必要な嘘をたくさんつくことから「虚言癖は精神病」と思っている人も少なくありません。
しかし、虚言癖という言葉はあくまで「嘘をつくことが癖になっている性質」を指す性質名。
よって、虚言癖だからといって、必ずしも精神病とは限らないのです。
ですが「パーソナリティ障害」という精神疾患を患うと、その症状の1つとして虚言癖になることもあります。
素人が精神病を判断するのはほぼ不可能なので、確証がほしいときはメンタルクリニックやカウンセリングを受診しましょう。
虚言癖になる原因
「なぜ簡単に人を騙すようなことができるの?」と疑問を持っている人も多いはず。
ここでは、虚言癖になる原因を解説します。
家庭環境
家庭環境が原因で、虚言癖になるケースは珍しくありません。
しょっちゅう嘘をつく親に育てられた子供は「嘘はいけないもの」だと学習しないため、親と同じような嘘つきに成長しやすいです。
また、親から大きすぎる期待をかけられて育った子供も、親の前では「いい子」でいるために嘘をつくしかなく、大人になってもその習慣が継続します。
プライドが高い
本人のプライドの高さも、虚言癖になる原因の一つ。
虚言癖の男性に多い原因なのが特徴で「人よりもすごいと思われたい」と強く願いすぎるせいで、事実とは異なる話をしてしまいます。
プライドの高さが原因で虚言癖になる人は努力が嫌いな人が多く、手っ取り早く尊敬されるために嘘をつくケースも多いです。
孤独感が強い
強い孤独感にさいなまれ、誰かに構ってほしいと願う気持ちが、虚言癖の原因となることもあります。
虚言癖の女性に多い原因なのが特徴で「注目されたい」「愛されたい」という願望が、嘘をつくという行動につながるのです。
しかし、寂しさを埋めるためその場しのぎの発言をすれば結果的に人が離れ、さらに孤独感を強めるという負のループに陥ります。