人の役に立つ仕事ってどのような仕事?
基本的に、この世にあるほとんどの仕事は人の役に立っています。
なぜなら、誰かが求めているからこそ仕事は成り立っているからです。
しかし、役立ち方が直接的か間接的かは仕事によって異なります。
ここでは、誰かのためになっていると実感しやすい仕事を3種類見ていきましょう。
福祉や介護に関わる仕事
福祉・介護系の仕事は、人の役に立てるという大きなやりがいを感じられるのが特徴。
高齢者や障がい者など1人では自由に生活できない人のサポートをするのが仕事です。
例えば介護士は着替えや食事、入浴などの手伝いをします。
困っている人を支える仕事なので、人の役に立つことを実感できるでしょう。
社会に貢献する仕事
社会問題の解決のために働くことは、人の役に立つ仕事と言えます。
なぜなら福祉・介護に関わる仕事と同じように、困っている人々への支援をするからです。
社会問題は環境保護や子どもの貧困、自然災害の復興などさまざまあります。
民間の企業で社会貢献に協賛しているところもありますが、直接的に人の役に立てるのはNPO法人のような職場での仕事です。
人の笑顔が見られる仕事
人を笑顔にできる仕事をすると、誰かのためになっていると実感できます。
笑顔になるということは、あなたがくれたサービスに喜んでいる証拠だからです。
例えば美容師であれば、希望通りの髪型にしたり、お客様に似合うスタイルを提案したりすることでお客様を笑顔にすることができます。
人に役に立つ仕事をしたい場合は、人を笑顔にできるかどうかを基準にするとわかりやすいでしょう。
自分にあった人の役に立つ仕事を見つける3つのポイント
人の役に立つ仕事はたくさんありますが、自分に合っているかどうかを考えるのも大切なポイント。
自分に合う仕事を考えるときは、以下の3つのポイントを参考にしてください。
1.自分が楽しく働けるか
仕事で人の役に立つには、まず自分が楽しく働けることを重視しましょう。
「辛い、苦しい……」と心に余裕がないと、誰かのためになりたいという気持ちは湧きづらくなります。
誰かのために役立つ仕事だとしても、全く興味を持てない仕事に挑戦することはオススメしません。
人それぞれ興味関心を持つ対象は異なるので、どのような仕事なら楽しめるのかじっくり考えてくださいね。
2.家庭と仕事を両立できるか
仕事を選ぶときは、家庭と仕事を両立できそうかを考えるのも重要ポイント。
仕事ばかりにエネルギーを使ってしまうと、私生活が疎かになり家族との関係も悪くなってしまう可能性があります。
また、将来結婚や育児をしたいと考えている場合は、家庭のことも見据えたうえで仕事を選択すると「キャリアか家庭か」といった選択を迫られる確率が低くなるでしょう。
3.長く続けることでスキルアップできるか
人のためになる仕事で、かつスキルアップできる仕事を選ぶのがオススメです。
長く勤務してもスキルが身に付きにくいと、転職を希望する際に不利になってしまいます。
スキルアップしやすい仕事とは、専門性の高い仕事。
誰もができるわけではない仕事であれば、人の役に立ちながらキャリアアップを目指していけます。
人のためになる福祉・医療系のお仕事7選
人の役に立つ仕事の代表ともいえる、医療系の職業。
医師や看護師以外に、未経験でも始められる仕事があるので今回は7つ紹介します。
介護士
介護士は資格がなくても働くことができ、人の役に立てる仕事です。
身体の自由がきかない方をサポートする仕事で、本人だけでなく家族からも感謝されるのでやりがいを持って働けます。
介護士として3年以上の実務勤務を積み、介護福祉士実務者研修を修了して試験に合格すると、国家資格である介護福祉士にキャリアアップすることも可能です。
生活相談員
生活相談員も介護施設で働く職種なので、人の役に立てる仕事です。
高齢者を直接サポートする介護士とは異なり、生活相談員は主に利用者の家族や他機関などの窓口となって施設を運営します。
生活相談員になるには、次の3つの資格のうちどれか1つを取得することが条件です。
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 社会福祉主事任用資格
ホームヘルパー
ホームヘルパーは、介護士として働くよりも1人ひとりに深く寄り添えます。
高齢者の自宅に直接伺い、着替え・入浴などの補助や掃除・洗濯などの家事、通院の付き添いをすることがホームヘルパーの主な仕事内容。
食事などの補助に限らず、利用者や家族の精神的サポートも担います。
笑顔や感謝の数が多くなりやすいので、仕事のモチベーションが保てますよ。
保育補助
保育補助は未経験でも働ける可能性があり、子どもの成長を直接見届けられるのでやりがいを感じやすい仕事。
保育士や幼稚園教諭は資格が必須ですが、保育補助は資格や経験がなくても応募可能です。
保育補助という名称ですが、保育園だけでなく幼稚園でも働けます。
補佐スタッフと言えども、子どもの命を守る重要な仕事。
責任感を持って子どもの世話ができる方にオススメです。
看護助手
看護助手とは、看護師さんのサポートを行う仕事です。
患者さんのサポートや診察のお手伝いなどを担います。
医療の現場に関わりたいと思っている人にはオススメ。
患者さんから直接お礼を言われたり、看護師さんからも感謝されたりと、やりがいを感じられる仕事です。
歯科助手
歯科助手は、受付や治療のサポートをする仕事です。
治療行為はもちろんできませんが、治療のサポートをおこないます。
スムーズに治療を進めるお手伝いだけでなく、受付などで患者さんからも感謝される仕事です。
医療事務
医療事務は、受付、会計、カルテやデータの準備など、医療現場の事務業務をおこなう仕事。
患者さんと直接接する機会も多く、感謝の言葉をもらうことも少なくありません。
受付の人のちょっとした気遣いはありがたいもの。
事務面から医療の現場を支える、縁の下の力持ちのような存在です。
人の役に立てる事務系のお仕事3選
続いては、事務系の仕事について見ていきましょう。
事務の種類はさまざまありますが、特定の人の役に立つ仕事を選ぶとやりがいにつながります。
営業事務・アシスタント
営業事務は、特定の営業担当を事務の面からサポートする仕事です。
営業担当のと二人三脚で仕事を進めるため、営業担当の営業成績やプレゼン結果も自身のやりがいに。
誰かのサポートをするのが好き、気が利くサポートをよく褒められる方にオススメです。
秘書
上司のサポート役を担う秘書業務。
社内・社外ともにやりとりが多く、コミュニケーション能力が求められます。
誰かのサポートが好きな方はもちろん、多くのタスクをテキパキ進めるのが得意な方にもオススメです。
経営コンサルタント
経営コンサルタントは、経営状況に悩んでいる企業にアドバイスを提示する仕事。
企業の上層部とやり取りをして経営の改善について一任されるので、責任が重いぶん、解決できたときには大きな達成感を得られます。
論理的思考力や課題解決能力を持っている方、コミュニケーション力に自身がある方は向いているでしょう。
未経験からでも挑戦できる専門的なお仕事5選
最後に、専門的な分野で活躍する仕事について紹介します。
知識や経験が必要になる仕事ですが、未経験からのスタートができる仕事です。
ウェディングプランナー
結婚式の準備から当日までをサポートする仕事。
ウェディングプランナーの仕事は多岐に渡るため、多くの仕事を一度にこなすスキルが求められます。
結婚式という人生の大きなイベントをお手伝いするため、ときには大変な場面もありますが、お客様から感謝される機会も多く、やりがいを感じられる仕事です。
人の幸せな姿を見るのが好き、人生の節目のサポートがしたいと考える人にはオススメです。
WEBデザイナー
WEBデザイナーとは、WEBサイトの制作・デザインを通して企業の課題解決をお手伝いする仕事。
専門的なスキルはもちろん必要ですが、最近ではオンラインのWEBスクールが盛んです。
未経験からWEBデザイナーになる方も少なくありません。
具体的には、HP集客を伸ばしたい企業サイトにリニューアルデザインをしたり、クリックされるバナーデザインを考えたりする仕事です。
デザイナーと聞くと自由に好きなものを作るイメージがありますが、「集客したい」「クリックして欲しい」などの企業からの要望に応える必要があります。
デザインが好きな方はもちろんですが、コツコツと作業をするのが好きな方にオススメです。