仕事で振り回される人の特徴8選
仕事で振り回される人には、いくつか共通する特徴があります。
これから紹介する特徴が自分に当てはまっていないか、まずは確認してみましょう。
2021.10.12
本当は嫌なのに、つい仕事場では他人に振り回されてしまう…という人は案外多いですよね。この記事ではそんな「振り回される人」の特徴や、振り回されずに仕事を進めるコツをご紹介します。
仕事で振り回される人には、いくつか共通する特徴があります。
これから紹介する特徴が自分に当てはまっていないか、まずは確認してみましょう。
真面目な人や仕事ができる人は、人から頼みごとをされる機会が多く、しょっちゅう仕事で振り回されます。
周囲からの人望が厚い証拠でもありますが、頼みごとの頻度も頻繁になればさすがに疲れてしまいますよね。
また、真面目で仕事ができる人ほど「仕事がうまく回っていない状況」を嫌うため、自分が我慢することで仕事が回るなら…と振り回されることを受け入れてしまうのも一因です。
控えめな性格の人や強く自己主張しない大人しい人も、仕事で振り回されることが多いです。
控えめで大人しい人は押しに弱い部分があるため、強くお願いされると「NO」と言えずそのまま押し流されてしまいます。
場合によっては、そんな大人しい人の性格を利用して大量に頼みごとをする人もおり、大きなストレスをためてしまう危険性もあるため注意が必要です。
人の感情や周囲の空気に敏感な人も、仕事で振り回されることが多いでしょう。
的確に空気が読める人は未来を先読みする能力にも長けているので「断れば相手はがっかりするだろうな」「断ると空気が悪くなるかも」と想像し、ムリしてでも他人の頼みごとを引き受けてしまうのです。
しかし、結局オーバーワークとなり大変な思いをすることも多く、周囲からは「よく仕事で振り回されている人」という目で見られてしまいます。
人からどう見られているのかが気になり嫌われることを過剰に恐れる人も、自分の意見を強く言えず仕事で振り回されてしまいます。
自分に自信がないことも多く「何か役に立たなければ、自分は嫌われてしまう」と思っているため、理不尽な要求などもつい受け入れてしまうのです。
常に「嫌われないために」「好かれるように」と思って行動するので、結果的に人からいいように使われ、仕事で振り回されやすくなります。
お願い!と強く頼まれると断れない「お人好しタイプ」の人も、仕事では振り回されやすいです。
いつの間にか周囲には「頼めば何でもしてくれる人」という印象が付き、困ったときはとりあえず呼ぶ…なんてキャラになってしまう可能性も。
人に優しくできるお人好しな性格は決して悪いことではありませんが、お人好しな一面を仕事で発揮すると「振り回される人」になってしまうこともあるので気をつけましょう。
誰かに認めてもらいたい、必要とされたい気持ちが強い人も、仕事ではたくさん振り回されるでしょう。
承認欲求が強い人は誰かから理不尽な頼みごとをされても「頼みごとをされる自分は相手に認められている」と考え受け入れがちです。
しかし、実際は相手から都合よく利用されているだけのケースも多く、後々気づいて深く傷つくことも少なくありません。
素直な性格で人を容易く信じてしまう人も、仕事では振り回される傾向にあります。
「僕の仕事を君が手伝えば、君のためにもなるから」など事実とは異なる口車にも簡単に乗ってしまうため、人から利用されやすいのです。
素直な性格は長所でもありムリに直す必要はありませんが、付き合う人や信じる人はきちんと見極めるようにしましょう。
仕事で振り回される人の中には、とっさの判断を迫られると頭が真っ白になる人もいます。
混乱している間に相手が一方的に話を進め、気づけば大量の仕事を押し付けられていた…なんてことも珍しくありません。
状況判断が苦手な人は自分が「パニックになりやすいシチュエーション」をよく自覚し、相手に待ってもらう言葉を事前に用意しておく、独自の状況判断方法を身に着けるなど対処が必要です。
「仕事でたくさん振り回されてつらいけど、誰かの役に立っているならいいかな」と考え、ムリに自分を納得させていませんか?
しかし、我慢しながら振り回されることには、さまざまなデメリットが潜んでいます。
ここからは、仕事で振り回されることを受け入れてはいけない理由をお話しましょう。
仕事で成長するためには、新しい業務にチャレンジしたり、自分よりも仕事ができる人と一緒に働いたりしなくてはいけません。
しかし、人に振り回されているだけではただ「誰かの仕事の後処理」がうまくなるだけなので、キャリアとしての成長を見込めないのです。
キャリアの成長を積むことができなければ、ゆくゆく転職してキャリアアップしたいと思っても難しく、人生設計ごと大きく狂ってしまう可能性があります。
「人より多く仕事をしていれば、いつか社内評価も上がるはず」と考えている人もいるかもしれませんが、振り回されている人を会社が評価することは基本的にありません。
そもそも上層部の人間は「仕事がどのような経緯で完遂したか」を1つ1つチェックする時間がないため、あなたがたくさん振り回されたことを知らないのです。
あなたを振り回した人や上司が、しっかりあなたをアピールしてくれれば評価されることもありますが、期待はあまりできないでしょう。
仕事なので時にはストレスを感じることもありますが、嫌なことを我慢して行えば過剰なストレスがたまります。
度を越えたストレスは、心身ともにさまざまな不調を呼び起こす可能性がある危険なものです。
また、ただストレスに耐えていても仕事ができるようになるわけではなく、スキルアップにも繋がりません。
自分の健康やキャリア育成のためにも、ストレスはためないに越したことはないでしょう。
人に振り回されストレスを感じ続けると、どんどん正しい判断ができなくなってしまいます。
なぜなら「振り回されるのが嫌だ」という気持ちを抱えながら、気持ちと正反対の行動に出るのはつらいため、脳が心の防御策として現実感を低下させるからです。
確かに現実感が低下すればつらい気持ちは和らぎますが、一方であなたはどんどん「自分が自分ではないような感覚」に陥り判断能力が鈍ってしまうでしょう。
仕事で振り回され強いストレスを受け続ければ、当然病気になるリスクも高まります。
医師の診察を受けて治る軽度の病気ならまだしも、大きなストレスは突然死に繋がるリスクも高く、決して「たかがストレス」と侮れるものではありません。
また、体は健康でも心の病気にかかってしまうと、完治するまでに時間がかかることも多く、こちらも最悪の場合は死に至ります。
仕事で振り回されない自分になることは、自分の心身を守ることにも繋がるのです。
人に振り回されるのに慣れていると、つい「これくらい平気」と限界を無視して仕事をしてしまうことも珍しくありません。
しかし自分の限界を見誤れば、大きな健康被害に繋がることもあるため要注意!
これから紹介する「限界なときに現れるサイン」を参考に、自分のストレス度をチェックしてみてください。
何だかずっと胃が痛い、肩こりや頭痛が慢性化している…など、ストレスによって現れる症状はさまざま。
しかし「ストレスを感じている間は体調不良が続く」というのはどの症状にも当てはまる共通点であり、長引く体の違和感があるなら一度ゆっくり自分の気持ちと向き合う必要があります。
また、大きな病気の可能性もあるため決して自己判断せず、きちんと病院を受診し医師の判断を仰ぐことも大切ですよ。
仕事で振り回されることが続いている人は、一度体重を計ってみましょう。
ストレスは人間の食欲に変化をもたらし、何を食べても満足できず食べ過ぎたり、反対に何も食べたくなくなり食事が疎かになったりする人もいます。
短期間で大きく体重が変化している人は、本人も気づかないうちに心が限界を迎えているのかもしれません。
体重は目に見える「わかりやすいストレス指数」なので、定期的にチェックする習慣をつけましょう。
人は強いストレスや不安がある中でぐっすり眠ることはできません。
睡眠は取らないのも取り過ぎなのも問題なので「何だか最近寝つきが悪い」「どれだけ寝ても常に眠い」など、どちらの場合であっても注意が必要です。
良質な睡眠はストレス緩和にも効果をもたらす大切なもの。
何だか睡眠の質が低下しているな、と感じたら薬やお酒に頼るだけでなく、寝る前にマッサージをして体をほぐす、落ち着くアロマを焚いてリラックスするなど工夫してみてくださいね。
好きだった趣味に没頭できなくなった、メイクやファッションへの関心が薄れてきたなど、以前は好きだった物事にも関心が薄くなるのはとても危険な状態です。
「仕事で振り回される」という不安因子の力が強すぎて、他のことが考えられなくなってしまっている可能性があります。
単にその日は気分が乗らなかったという可能性もありますが、友人の誘いに応じるのも億劫に感じることが増えた人や、何もしない休日が増えた人は早急な対処が必要です。
まずは気が済むまでのんびり過ごしてみる、景色の綺麗な場所へ行ってリラックスするなど、自分を労わってあげましょう。
仕事で振り回されオーバーワーク気味になると、思考力や判断力が鈍り仕事のミスも増えやすくなります。
オーバーワークでミスが増える原因は、ストレスや脳の使い過ぎ、目や体の疲労などさまざまな理由が考えられますが、どの場合であっても「オーバーワークをやめること」が一番の対処法です。
ミスを招きやすい状態で仕事を続けることはさらに大きなミスに繋がりやすく、効率的な仕事方法とはいえません。
「ストレスが限界!」「振り回されてばかりの仕事に疲れた!」そう思ったら、まずは自分を労わり蓄積した疲れを癒すのが先決です。
ここからは、仕事で振り回されたあなたに試してほしい、3つのストレス発散法を紹介します。
「仕事で振り回されてばかりの私はなんてダメな人間なんだ…」と自分を責めても、気持ちは明るくなりません。
まずは「頼まれた仕事をこなした自分は偉い!」と自分で自分を褒めてあげましょう。
美味しいものを食べたり、欲しかった物を思い切って購入してみたりと、分かりやすくご褒美を与えるのも効果的!
たとえ誰かに振り回されたとしても、あなたが頑張ったことは紛れもない事実です。
その事実に目を向け、自分をきちんと褒めてあげてくださいね。
信頼できる友人や家族、彼氏などに相談したり、思いっきり飲み明かしたりする方法も、落ち込んだ気持ちを明るくしてくれます。
仕事で振り回され続けるとどんどん自信がなくなり「自分は振り回されても仕方ない人間なんだ」なんて考えがち。
しかし、プライベートであなたを大切にしてくれる人の優しさに触れることで「そんなことない!振り回されるなんてやっぱりダメ!」と正しい判断力が戻ってくるはずです。
まだ趣味を楽しむ余裕が残っているなら、思いっきり趣味に集中してみてください。
仕事のことを完全に忘れる時間は、ストレスを発散させリラックス効果をもたらします。
あまり気乗りしない時でも、過去に好きだった映画や本を見返すだけで思いのほか楽しめることもありますよ!
ムリに「趣味に集中しなきゃ!」と気負う必要はないので、自分が「楽しい」と思えることをやってみましょう。
「仕事で振り回される自分から卒業したい」と思ったら、考え方から少しずつ変えていきましょう。
ここからは、仕事で振り回されないための考え方をお伝えします。
仕事で振り回されないためには「誰か」や「何か」よりも「自分の気持ち」を大切にしましょう。
もちろん、自分の気持ちばかり優先させるのはただのわがままな人ですが、理不尽な要求やあなたがやらなくてもいい仕事に関しては「自分の気持ち」を尊重させて断ってもいいのです。
仕事で振り回される人は、特に自分の気持ちに蓋をして、我慢をする傾向にあります。
あなたの気持ちを一番よく知り大切にできるのは、他の誰でもなくあなたしかいません。
人に振り回される自分をやめる第一歩は、自分の気持ちをないがしろにしないことです。
「振り回されるのをやめたら相手は気分を悪くするのでは…」など、他人を気にしすぎるのは悪い癖です。
確かに、あなたが頼みを断ることで相手から悪い印象を持たれることもあるかもしれません。
しかし元はといえば、他人を振り回すような要求をしてくる相手にも問題があり、あなただけが悪いわけではないはずです。
全ての人から好かれる人はいないので、他人の感情に意識を向けすぎないようにしましょう。
誰かから頼みごとをされたら、その裏に隠れている「本当の意味」を探ることも大切です。
頼んでくる相手との関係性や頼みごとの内容、置かれている現状から、相手が本当に危機的状況で助けを求めているのか、ただ自分が楽をしたいからあなたを利用しているのかが見えてきます。
頼みごとの意味が見極められるようになれば、引き受けるべきか断るべきかの判断に自信が持てるようになり、ストレスも減るでしょう。
誰でも急に頼みごとをされれば、思わず頷きそうになるもの。
しかし、そんな時でもあえて一旦ストップをかけ、今自分が本当にするべきことは何なのかを考えましょう。
仕事全体を通じて今の自分がやるべきことや、自分が仕事で手に入れたいスキルなどを冷静に考えれば、安請け合いして振り回される機会も減るはずです。
仕事場にいる「自分を振り回す人」には、つい苦手意識を持ってしまいますよね。
しかし、あまりにも強い苦手意識は仕事をやりにくくする原因にもなります。
人を平気で振り回す人には「そういう人なんだ」と思い割り切って付き合うことも、一緒に仕事をする上では大切です。
過剰に相手を意識せず、ビジネスライクな交流を意識しましょう。
最後は、振り回されることなく自分のペースで仕事をするコツをご紹介します!
相手の要求に理不尽さを感じるなら、勇気を出してハッキリと断りましょう。
「できません!」と強く言うと角が立つと感じるなら「今は別の仕事をしていて手が離せません」と言うと柔らかい雰囲気のまま断れますよ。
何度か断っているうちに相手は「思い通りに動いてくれないな」と感じ、あなたに頼むのをやめるはずです。
時には「これは本当に引き受けるべき頼み?それとも振り回されているだけ?」と悩むこともあるでしょう。
そんなときは、落ち着いて状況分析することが大切です。
相手には一言「確認するのでお待ちください」と伝え、冷静に状況を確認してくださいね。
現状を紙に書き出して客観的に分析する、信頼できる同僚や上司に相談してみるなど、自分のやりやすい方法をあらかじめ見つけておくのも効果的。
しっかり状況分析した結果なら、引き受ける際も断る際も自信を持って行動できるはずです。
あなたを振り回してくる人が特定の人物なら、その人に頼みごとをしてみるのも一つの手。
相手は、何の見返りもなく仕事をしてくれるあなたにただ甘えているのかもしれません。
あなたが「私の頼みごとも聞いてくれると助かると思って…」と言って仕事を頼むことで、相手は「過剰に振り回せば見返りを要求される」と危機感を抱きます。
そうなれば必然的に振り回すような要求をされる回数も減るはずです。
頼みごとをされたときは「目の前の頼み」ではなく常に「仕事全体」を意識するようにしましょう。
相手の要求が仕事全体にどう影響するのかを考えれば、必然的に自分のやるべき仕事が見えてきます。
仕事をしていれば誰かの頼みを引き受けることが必要な場面もあるので、正しい判断ができるよう仕事全体を見通す能力はぜひ身に付けたいスキルです。
あなたを振り回すような相手とは、できるだけ距離を取りましょう。
もちろん挨拶や業務上の会話はにこやかに行う必要がありますが、親密になり過ぎれば「仲がいいから」という理由で今以上に振り回されるかもしれません。
自分を守るためにも、付き合うべき相手はきちんと選んでくださいね。
仕事で振り回される人は、優しくおおらかで仕事ができる人が多いです。
しかしその長所は、誰かに振り回されるためにあるのではありませんよね。
ぜひこの記事を参考に「仕事で振り回される人」から脱却し、マイペースに働ける環境を手に入れてください!
恋や仕事に悩む女性を応援するマルチライター
web制作会社に勤務し、デザイナー兼ライター業務を担当。女性らしいデザインや文章を学ぶ。認定心理士の資格を所持しており、心理分析をもとにした恋愛記事が得意。現在はフリーライターとして恋愛、キャリア、エンタメなどの情報を発信中。恋に悩む女性の背中を押せるよう、心を込めて記事執筆しています。
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