共働きのデメリット
実際、共働きは大変な面も多いです。
子どもができる前はそうでもありませんが、特に子どもができてからは戦いが始まるかのよう…。
何がどう大変なのか、詳しく挙げていきます。
妊娠・出産のハードルが高い
専業主婦と違って、妊娠・出産のタイミングが難しくなります。
仕事の内容によっては妊婦になると続けられず、異動や転職が必要になる場合もあるでしょう。
自分のやりたいことからかけ離れた仕事につかざるを得ない人もいるかも知れません。
妊娠・出産で女性の人生は大きく変わります。
特に会社勤めをしていると、その変化は周りを巻き込むのでハードルが高いものです。
家事や育児の負担が大きい
会社員は家にいる時間が少なく、家事にあてる時間も限られます。
残業などあった日には疲れて家事がおろそかになりがち。
子どもができると家事に割く時間がさらに減ります。
仕事で体力を削られた上に、子どもの世話も体力勝負。
休日には仕事の日ではできない掃除、洗濯、買い物など、やることは盛りだくさんです。
自分の自由な時間を確保しづらい
結婚して子どもができると、「私の休みはいつ?」と聞きたくなるものです。
平日、仕事がある日にはゆっくり座って休む時間はほとんどありません。
日曜・祝日だとしてもたまった家事を消化すると昼食の準備。
午後は子どもと遊んでいるうちに、夕食の準備をしなければならない時間になって、あっという間に休日が終わります。
自分ひとりだけで好きなことをする時間がなくなります。
もちろん、共働き女性の全員がそういう生活になるわけではありません。
ただ覚悟はもっておいて、子どもができるまでに自由な時間を満喫しておくことをおすすめします。
共働きのメリット
大変な面ばかりを並べたてましたが、もちろんメリットもあります。
世帯での収入・年金が増える
収入の面で夫婦の力を合わせるため、共働きを選択する人が多いのではないでしょうか。
ひとりだけの収入よりも、生活に余裕ができます。
さらにもらえる年金の額も、世帯としては増えることもメリットです。
夫婦ふたりで休暇を合わせて旅行に出かけたり、外でおいしい食事を楽しんだり。
金銭的に余裕ができると、気持ちにも余裕ができるものです。
子どもの世話は大変ですが、子どもがいるからこその楽しい毎日も訪れます。
家事や育児を夫婦平等にできる
夫婦どちらも仕事をしている以上、家事や育児は女性だけの仕事ではありません。
女性も同じだけ外で労働をしているのですから、男性もまた同じだけ家の仕事をするべきですよね。
とはいえ、きちんと平等に家事・育児をしてくれる男性はどれほどいるでしょう…。
そういうときに、「平等に分担しよう」という主張がしやすいのはメリットといえます。
自分だけでこなさなければならなかった家事・育児を一緒にしてもらえると、体力的にも精神的にもかなり楽になります。
どちらかの負担が大きくならないようしっかり相談しましょう。
産休・育休の手当がある
会社員であれば、出産手当金と育児休業給付金がもらえるので、出産・育児に関わる金銭面の負担が軽減されます。
産前産後休暇の間に支給される金額は、給料を平均して計算した日額の3分の2程度。
育児休業給付金は給料の5割~7割程度支給されます。
会社に勤めている人にしか支給されないので、共働き女性の大きなメリットです。
共働きは大変…でも負担を平等に分け合えるメリットも
「共働きは苦労する」という印象を持っている人もいるかもしれません。
会社での仕事だけではなく、家事や育児という仕事も増えるのですから、大変には違いありません。
しかし夫婦になるのなら、金銭面や、家事・育児を平等に負担し支え合っていくのも当然のこと。
デメリットよりメリットが大きい共働き夫婦を目指してみてはいかがでしょうか。