職場で嫌われ「辞めさせたい」と思われる人の特徴
そもそも、周囲から「職場を辞めさせたい」と思われるほどに嫌われる人とは、どのような人なのでしょうか?
ここからは、職場でひどい嫌われ方をする人の特徴を紹介します。
2021.10.27
職場において人間関係の悩みは切っても切れないもの。中には嫌いな人と一緒に働くのがつらくて「相手を辞めさせたい」と考えている人もいるのではないでしょうか?今回は、職場にいる嫌いな人を辞めさせる方法や、注意点を解説します。
そもそも、周囲から「職場を辞めさせたい」と思われるほどに嫌われる人とは、どのような人なのでしょうか?
ここからは、職場でひどい嫌われ方をする人の特徴を紹介します。
職場は仕事をする場所なので、当然仕事ができない人や、仕事をサボろうとする人、また他人に仕事を押し付けて楽をしようとする人などは、周囲の迷惑となり嫌われます。
たとえ一人で行う業務でも、仕事とは全員の作業が一連の流れとなりチームで遂行するものです。
よって、自分に任された仕事を一人でやり遂げることができない人や、やり遂げる意思がない人は周囲の負担となり「嫌い」「辞めさせたい」と思われるでしょう。
仕事における文句が多い人や、愚痴っぽい人、他人の悪口ばかり言っている人も、職場で嫌われるでしょう。
長々と続く愚痴を聞いて気持ちよくなる人はいませんし、反発心むき出しの悪口が広まれば職場の空気もどこか暗いものになってしまいます。
相手と顔を合わせるだけで「また愚痴を聞かされるのでは」「自分も悪口を言われているのでは」と不安が広がり「もう一緒に働きたくない」と思ってしまうのも無理はありません。
会社で決められたルールや仕事のやり方を無視して、自分独自のやり方を貫く人は、一緒に働く人を振り回して疲弊させるので嫌われます。
仕事におけるルールや手順は、他人と一緒に働く職場において、なくてはならないものです。
誰か一人でも自分勝手なやり方で仕事をすれば、チームワークが乱れ業務に大きく支障をきたすでしょう。
仕事能力以前に、人間としてのマナーが備わっていない人も、職場では不信感を持たれ「辞めてほしい」と思われます。
仕事をしていれば時にミスをすることもありますが、きちんと謝り真摯に対応すれば職場の人も許してくれるはずです。
しかし、そこで頑なに謝罪を拒んだり「自分は悪くない」と主張したりすれば、優しい職場の人も怒りを覚えます。
積み重なった怒りはいつしか「嫌い」という感情に変わり、辞めてほしいと思われるまでに育ってしまうのです。
誰にだって気分のムラはありますが、職場では上手に隠して仕事をするのが大人というものです。
しかし中には、個人的感情を仕事に大きく反映させ、日によって仕事の精度やテンションがコロコロ変わる人もいます。
気分に任せて仕事をする人は言動に一貫性がないため、一緒に働く職場の人は混乱し、やがて「もう手に負えないから辞めてほしい」とまで思われてしまうのです。
職場にいる嫌いな人を辞めさせたいと考えた時、何も考えずいきなり行動を仕掛ければ必ず失敗します。
まずは辞めさせなくても済む方法を考え、やむを得ない場合のみ辞めさせるようにしましょう。
あなたが嫌っている人は、自分が問題行動を起こしていることに気づいていない可能性があります。
指摘すれば言動が改善されるケースもあるので、まずは相手に自分の問題行動を把握させ更生のチャンスを与えましょう。
あなたが相手に「こういうところを改めてほしい」と直接伝えてもいいですし、伝えにくい場合は上司や先輩にお願いしてもOKです。
辞めさせる具体的な行動に出る前に更生機会を与えることで「改善を求めたが受け入れてもらえなかった」という辞めさせる理由も手に入ります。
嫌いな人とはできるだけ接触を断ち、精神的に疲弊しないよう工夫することも大切です。
また、嫌いな人との衝突を避けるために物理的に距離を取ることは、大人として当然の対応ともいえます。
仕事によっては難しい場合もありますが、嫌いな人と接触機会を減らすだけで、精神的苦痛はかなり和らぎますよ!
割り切った関係に落ち着くことで、嫌いな人のことがどうでもよくなり「辞めさせたい」という感情すら消えてしまうかもしれません。
嫌いな人に異動や転職の噂がある場合は、辞めさせる行動に出ず一旦待ってみるほうがいいでしょう。
「終わり良ければ総て良し」という言葉があるように、それに反する異動や辞める間際のトラブルは恨みの元となります。
また、あなたが自身のキャリアアップや今後のことを考え、異動や転職を検討している場合も、嫌いな人を辞めさせる必要はありませんよね。
もともと「いつかは転職しよう」と考えていた場合、予定を少し早めるだけで嫌いな人と簡単に決別できるかもしれません。
嫌いな人を辞めさせることができたと仮定して、残された職場の人たちだけで普段通りに仕事がまわせるのかという問題についてもよく考えておきましょう。
欠員が出ても会社が人員を補充してくれるとは限りませんし、仮に補充されたとしても、どんな人が来るかはわかりません。
辞めさせても仕事が問題なくまわるよう、自分のスキルを磨いておくことも大切ですね。
職場に嫌いな人がいるのは仕方のないことですし、あなたが「辞めさせたい」と考えてしまうのもどうしようもないことです。
しかし、あなたが嫌いな人にも生活があり、仕事をする理由があります。
あなたが辞めさせることで、嫌いな人の生活をおびやかしたり、人生に影を落としたりする可能性があることは、よく理解しましょう。
嫌いな人から後で恨まれる可能性や、失敗すればあなたが職場に居づらくなる可能性もあり、それらを踏まえても本当に辞めさせたいと思えるのか、もう一度よく考えてみてください。
どうしても職場にいる嫌いな人を辞めさせたい場合は、自分の味方を増やし社内で影響力のある人物に相手を叱ってもらうのが一番です。
ここからは、職場の嫌いな人を辞めさせる際に効果的な方法を解説します。
職場の嫌いな人を辞めさせるためには、正当な理由が必要です。
そのため、まずはミスやサボりの証拠を掴んだり、悪口を言っていたと証言してくれる人を見つけたりしなくてはいけません。
些細な言動だけを理由に辞めさせようとすれば、あなたが職場で悪者扱いされかねないため、できるだけ多くの人が納得する証拠を集めてくださいね。
といっても、小さな言動でも大きく積み上げることで正式な理由として扱われるので、まずは根気強く嫌いな人の問題行動の証拠を集めましょう。
職場の人とは丁寧な人間関係作りを心がけ、できるだけ味方を増やしておきましょう。
「嫌いな人との関わり方に悩んでいて」「嫌いな人から悪口を言われているみたいで……」と、職場の人に相談を持ち掛ける方法も効果的です。
1人の大声よりも複数人で集まって出した声の方が、影響力が強いのは当然ですよね。
また、あなたに味方が増えれば、必然的に嫌いな人は職場で孤立していきます。
孤立した中で行う仕事には「やりがい」や「楽しみ」を感じにくいため、嫌いな人は精神的に追い詰められ自ら辞めてくれるかもしれません。
職場の嫌いな人を辞めさせるのに最も有効な方法は、強い影響力を持つ上層部に「嫌いな人の問題行動を何とかしてほしい」と相談することです。
1つ前の味方を増やす段階で、上司とも親しくなっておけば相談もよりスムーズになりますよ!
会社は他の社員のやる気をそぐような問題社員を見過ごすことはできないので、あなたが嫌っている人に注意や事実確認を行います。
嫌われている人は、バレないと思っていた自分の悪事が上層部にまで知られていることにショックを受けると同時に、プライドにも傷がつくでしょう。
ここまでくると嫌われている人もさすがに居心地が悪くなり、そのまま辞めてしまうケースが多いです。
この他にも、辛抱強くスキルアップして嫌いな人よりも偉くなり、自分が指示を出す側の人間になるという方法もあります。
上司と部下という立場上、嫌いという個人的感情は隠す必要がありますが、出世すれば嫌いな人が問題行動を起こしたときも自分で叱ることができるのです。
また、万が一叱っても嫌いな人の問題行動が改善しない場合は「上司である自分の言うことを聞いてくれない」という理由で、さらに上層部に報告することもできます。
場合によっては時間のかかる方法ですが、自分のキャリアを守りながら職場の嫌いな人を辞めさせることができるので、ぜひ覚えておいてくださいね。
ここからは、職場の嫌いな人を辞めさせるときの注意点をお話するので、ぜひ参考にしてください。
いくら嫌いな人といっても、職場の人を辞めさせるのは勇気と覚悟がいる行為です。
「本当に辞めさせていいのかな」「嫌いな人から恨まれたらどうしよう」と少しでも思うのなら、行動するのは少し待ちましょう。
中途半端な気持ちで動けば言動も一貫性のないものとなり、失敗するリスクが高まります。
どうしようかと悩んでいるうちに、嫌いな人が転職してくれる可能性だってゼロではありません。
辞めさせてから罪悪感を持ったり後悔したりしないためにも、覚悟が決まらないうちはむやみに行動しないほうが賢明です。
辞めさせたいと強く思うあまり、パワハラやモラハラ、職場いじめのような行動に出てしまう人もいます。
しかし、非人道的な方法で辞めさせれば、嫌いな人から憎まれるのはもちろん、あなたの社内評価も下がるだけ。
そうすれば今度はあなたが職場で嫌われ、辞めさせられてしまうかもしれません。
嫌いな人を辞めさせるのはあくまで相手の問題行動が改善されないからであり、あなたのストレスを発散させるためではないと肝に銘じる必要があります。
嫌いな人を個人的に嫌っていることや、辞めさせたいと思っていることは、職場の人には隠しておきましょう。
「嫌いだから辞めさせたいです」とあなたが言えば、周囲から我が強い人と思われかねません。
それよりも「こんなことで困っています。何か良い方法はありませんか?」と言ったほうが、あなたの正当性も保たれるはずです。
嫌いな人を辞めさせるのに必要なのは「個人の感情」ではなく「迷惑しているという事実」なので、あなたの気持ちは隠しておきましょう。
嫌いな人だって仕事をして生活を維持している以上、簡単に辞めない可能性も大いにあります。
そのため、あらかじめ辞めさせられなかったケースも想定しておきましょう。
あなたが転職をするのか、我慢して一緒に働くのかをあらかじめ決めておけば、万が一嫌いな人が辞めなくても動揺することがありません。
もちろん、自分の問題行動が明るみに出れば誰もがしばらくは大人しくなるので、まずは様子を見るという選択肢もありますね。
嫌いな人が一人もいない職場を探すほうが難しいので、今誰かを辞めさせたところで、そのうち次の嫌いな人が現れる可能性が高いです。
しかし、職場に嫌いな人が現れるたびに辞めさせていては、あなたが問題社員になってしまいますよね。
そのため、今後現れる嫌いな人とはどのように接するのか、自分の行動指針を見つけておくことも大切です。
社会人として働く以上、嫌いな人との上手な付き合い方を見つけておいて損はないので、ぜひこの機に一度考えてみましょう。
可能か不可能かでいえば、職場にいる嫌いな人を辞めさせることは可能です。
しかし、辞めさせることは嫌いな人の人生を踏みにじってしまう危険性の高い行為なので、安易におすすめはできません。
もしも実行するときは、嫌いな人を辞めさせれば自分だけでなく職場にも得があると確信が持てる場合のみにしましょう。
あなたが出世したり転職したりすることで、嫌いな人との関係性を大きく変えられるケースもあるので、まずはあなたが目指す快適な職場環境をゆっくり考えてみてくださいね。
恋や仕事に悩む女性を応援するマルチライター
web制作会社に勤務し、デザイナー兼ライター業務を担当。女性らしいデザインや文章を学ぶ。認定心理士の資格を所持しており、心理分析をもとにした恋愛記事が得意。現在はフリーライターとして恋愛、キャリア、エンタメなどの情報を発信中。恋に悩む女性の背中を押せるよう、心を込めて記事執筆しています。
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