2021.12.08

骨格ストレートタイプのニットはどう選ぶ?着太りしない3つのポイントを解説

骨格ストレートタイプの人は立体感があるメリハリボディが特徴。一方でニットを着ると気太りして見えるという悩みがあります。今回は骨格ストレートタイプの人が似合うニットの選び方のポイントやおすすめニット、コーディネート例を解説。着膨れしないニットの楽しみ方とは?

骨格タイプとは?


骨格タイプは、大きく分けて「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分類。
「筋肉のつき方の特徴」「脂肪のつき方の特徴」「骨格と関節の大きさ」の違いなどから骨格診断ができます。

そして、自分の骨格タイプを知ることで、持って生まれた身体の質感やラインの特徴から、自分自身の体型を最もきれいに見せるデザインと素材を知ることができるのです。

自分に「似合うファッションスタイル&アイテム」を導き出せる手段のひとつといえます。

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骨格ストレートタイプの特徴5つ


骨格タイプの中で太って見えてしまう悩みを持つ人が多いのが、骨格ストレートタイプです。
骨格ストレートタイプの特徴は「上重心」「グラマラス」「メリハリボディ」。

どちらかというと上半身に重みがあり、立体感のある体型でありながら筋肉も感じさせる、メリハリのあるボディを持っている人が多いでしょう。

そのため、「体型をカバーしようとゆったりした服を着たら着太りして見える」「二の腕のパツパツ感が強調され気になる」といった悩みを抱えがちです。

1.バストライン

骨格ストレートタイプの人は、鎖骨からバストトップにかけて直線的につながるバストラインが特徴です。
胸に厚みがあり横から見ると立体的に見えます。

2.二の腕

上半身に重みがあり、二の腕は肉感があり、外側の筋肉にハリがあるのが特徴。
比較的華奢な人でも太く見えてしまいやすく、冬の着膨れが気になることが多いでしょう。

3.ウエストライン

骨格ストレートの人は、腰の位置は高めの傾向があります。
ウエストと腰幅の差が小さく、胸からウエストにかけての距離が短いためです。

4.膝上と膝下

太ももなど膝上は太めで、膝から下は細くメリハリのある足のラインが特徴。
他の骨格タイプの人から見ると、細くて羨ましくなる脚をしていることが多いです。

5.ヒップライン

ヒップが立体的で、ウエストラインがくっきりと分かります。
メリハリボディに見られやすいのは、ヒップラインがはっきりしているからでしょう。

骨格ストレートタイプのニット選びの3つのポイント


秋冬の定番でもあり、必須アイテムのニットは、上手に取り入れないと着太りして見えてしまうアイテム。
上半身に重みのある骨格ストレートタイプの人にとっては、難しいアイテムのひとつです。

しかし、きちんとポイントを押さえて選べば、シルエットをキレイに見せることもできますよ。

ポイント1.網目が密なハイゲージニットを選ぶ

骨格ストレートタイプの人は、メリハリのある体型が魅力ともいえます。
ざっくりとした網目のニットを着てしまうと、余計に太って見えてしまいがち。

反対に、網目が密になっているニットを選ぶことで、体にフィット。

ハイゲージニットは程よい厚さがあり、立体的なボディラインを活かせます。
ジャストサイズのニットを選ぶことで、着太りせずにコーディネートを楽しめるはずです。

ポイント2.首周りはVネックがおすすめ!

骨格タイプがストレートの人は、首が短く見えてしまいがち。
深めのⅤネックで首回りをすっきり見せることで首を長く見せる効果が期待できます。

鎖骨がキレイに見えることで、ニットにありがちな野暮ったさを回避。
バランスの良い着こなしが叶います。

反対にラウンドネックは首がつまって見え、上半身の厚みをより強調させてしまう場合があるので注意が必要です!

ポイント3.高級感のあるカシミヤやウール素材が合う!

骨格ストレートタイプの人は、筋肉にハリのある質感をもっています。
身につけるものも、合わせてハリ感のある素材を選ぶと相性抜群です。

ふんわりと体を覆う素材はシルエットを大きく見せてしまうことがありますが、ハリのあるものを身に着けると体のラインをキレイに見せてくれる効果が。

表面が滑らかで高級感のあるカシミヤやウールを使ったニットを着用することで、シンプルな中にも上品さを演出できますよ。

骨格ストレートタイプおすすめニット3選


骨格ストレートタイプの人が着太りすることなく楽しめるおすすめのニットを紹介します。

BEAMS AQUA カシミヤ混 Vネック プルオーバー|Vネックで首回りスッキリ

BEAMS AQUAのカシミヤ混 Vネック プルオーバーは、カシミヤ混の細くて上質な糸を使用。
ハリ感が骨格ストレートタイプの人にぴったりです。

首元がきれいに見えるVネックとシンプルなデザインが、大人カジュアルなスタイルを叶えます。
リラックス感のあるデザインですが、オーバーサイズではないので骨格ストレートタイプの人でも上手に着こなせる1枚です。

ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ ウールカシミヤVネックニットプルオーバー|着膨れしないキレイめニット

カシミヤブレンドで贅沢で心地よい肌触りが魅力のキレイめニットです。
厚手過ぎず、薄手過ぎない、ほどよい風合いと、ジャストなサイズ感で着膨れしにくいデザイン!

Vネックで首元もスッキリしていて、女性らしさと華奢見えを叶えてくれる1枚です。

神戸レタス ハイゲージリブニットトップス|スタイルアップが叶う

シンプルで着回し力も抜群な優秀ニットです。
網目が密なハイゲージとなっているので、身体に程よくフィット。

上半身の厚みを感じさせずにスタイルアップを実現します!
選べる2タイプとなっていて、どちらも首を長くデコルテを美しく見せてくれるネックライン。

どんなボトムにも合わせやすく、オンオフ問わず使えるデザインなので、1枚あると重宝するアイテムです。

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骨格ストレートタイプが避けるべきニット3つ


骨格ストレートタイプの人が似合うニットを選ぶポイントが分かったところで、反対に避けたほうがいいニットについても解説します。

1.クルーネック・Uネックのニット

丸い形で首の周りにぴったりとしたデザインが特徴のクルーネックや、Uの字に丸く開いたネックラインのUネック。
骨格ストレートタイプの人にはおすすめできないデザインです。

骨格ストレートタイプの人が、丸く開いた襟の形のネックラインのニットを着ると、首の短さが目立ち、太って見えてしまいがちに。
Vネックのニットを選んでくださいね。

2.肩や首元にボリュームがあるデザインのニット

肩の部分にボリュームがあるパフスリーブニットや、ビッグシルエットのタートルネックのニットは、骨格ストレートタイプの人が苦手とするデザインです。

骨格ストレートタイプの人は、肩や胸元など上半身にもともと厚みがあります。
これらのデザインのニットを着ると厚みが増し、着ぶくれして見える可能性が高いです。

3.ゆったりしている・厚みがあるニット

身体にフィットしないゆったりとしたニットや、モヘアなどふわふわで厚みのあるニットはあまりおすすめできません。

上半身の厚みを隠すつもりで選んだとしても、残念ながら逆効果。
デコルテからの厚みを拾ってしまい、より太って見えやすくなります。

骨格ストレートタイプが似合うニットコーデ5選


バストやヒップにしっかりボリュームがある骨格ストレートタイプ。
取り入れるアイテムによっては太って見えてしまうことも。

しかし、メリハリのあるボディラインを上手に活かすコーディネートをすれば、スタイルアップが叶います!
服のデザインや素材を生かした組み合わせをする“引き算コーデ”を意識するのがおすすめ。

ここでは、骨格ストレートタイプが似合うニットを使ったおすすめコーデ5つを紹介します。

1.Vネックニット×タイトスカート

縦に開いたVネックを取り入れると、上半身の厚みがスッキリとした印象に!
丸みがあり立体感のあるヒップラインを上手に活かすために、タイトスカートを合わせると縦のラインが美しく見えます。

ひざ丈のタイトスカートをチョイスすれば、ひざ下の細さが強調され、着痩せ効果も抜群です。
上下のバランスも良く、スッキリと見えるVネックニット×タイトスカートは骨格ストレートタイプの人におすすめです。

2.スクエアネックニット×ストレートパンツ

Vネックと同様にスクエアネックも骨格ストレートのひとにおすすめの形。
四角く開いたネックラインが、首筋から鎖骨にかけてデコルテをスッキリと見せてくれるため、上半身の厚みを上手にカバーしてくれます。

ストレートラインのパンツを履くことで、太もものハリを目立たなくなる効果が。

スキニータイプでは脚の肉感を拾って太く見えてしまうため、骨格ストレートの人はストレートラインを選ぶほうが全体のバランスがよく見えます。

スクエアネックのニットはジャストサイズのものを選ぶこともポイントです。

3.カシミヤニット×Vネックジャンパースカート


滑らかで弾力のある風合いのカシミヤニットは、骨格ストレートタイプの人によく似合うアイテム。

カシミヤニットに、Vネックのジャンパースカートを合わせるとカジュアル過ぎずに上品なスタイルが完成します。

骨格ストレートの人は、ボリュームのあるアイテムが苦手なので、スカートはIラインを選ぶのがおすすめ!
首元のVネックとIラインのワンピースで細見え効果が狙えます。

4.ウールニット×レザースカート

ハリのあるウールニットにパリッとしたレザースカートを合わせたコーディネートは、骨格ストレートの人が得意とする組み合わせです。

骨格ストレートの人は、ハリのある肌質や筋肉を持っています。
ハリのある質感で、シンプルなデザインのファッションがよく似合うのです。

ウールニットは密な網目のハイゲージニットをセレクトしましょう。
裾は広がりを抑えたストレートラインのレザースカートがおすすめ!

ウエストインして着ることで、メリハリのあるボディラインを綺麗に見せることができます。

5.カシュールニットワンピース

ニットワンピースは太って見えたり幼く見えたりと、選び方を間違えてしまうとモサっと見えがちなアイテム。
骨格ストレートタイプの人におすすめのニットワンピースは、カシュールワンピです。

カシュールワンピースは、フロントが着物のように合わせになっていて、体に巻き付けるようなデザインが特徴。
ウエストに絞りが効いていて、立体的でメリハリのあるボディラインを上品に強調できます。

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骨格ストレートタイプが避けるべきNGニットコーデ3選


残念ながらコーディネートが理由で着ぶくれしてしまったり、だらしなく見えてしまう例もあります。

ここでは、骨格ストレートタイプの人が避けるべきニットコーデをチェックしましょう。

1.ビッグタートルニット×スキニーデニム

ネック部分を折り返して着用するタートルネックがボリューミーなビッグタートルニット。
1枚でもオシャレに着こなせる人気のアイテムです。

しかし、首が短めで上半身に厚みがある骨格ストレートタイプ。
ビッグタートルニットを着ると、首が詰まって見えてしまいます。

また、上半身の厚みがさらに強調され、全体的に大きく見えてしまうのです。
上にボリュームを持たせてボトムをコンパクトにまとめるスタイルは、コーディネートとしてはおしゃれですが、骨格ストレートタイプの人には不向き。

太ももが張っていて足首が細い骨格ストレートタイプの人は、太もものパツパツ感を強調してしまうためです。
スキニーデニムではなく、ストレートデニムを選んだほうが無難でしょう。

2.ケーブル編みニット×ワイドパンツ

縄のような網目が特徴的なケーブル編みニットは、残念ながら骨格ストレートタイプの人には向いていません。
凹凸があるデザインのニットは、胸元の厚みが増し上半身がガッチリした印象になってしまうためです。

また、ヒップが立体的で太ももにも肉感のある骨格ストレートタイプの人は、ワイドパンツやフレアパンツがあまり似合いません。
せっかくのひざ下のスラっとした細さを活かせず、全体的に太って見えてしまうのです。

上下どちらも大きく見えてしまうということは、イコール太って見えるということ。
骨格ストレートタイプの人は、適度にボディラインをみせるコーディネートのほうがスタイルアップして見えますよ。

3.モヘアニット×フレアスカート

見た目も手触りもふわふわしているモヘアニットは女性らしさが際立つニットのひとつです。
しかし、骨格ストレートタイプの人はモコモコのニットは得意ではありません。

重心が上半身にあるため、トップスはなるべくスッキリした印象に仕上げたほうが痩せて見えます。
また、フレアスカートはヒップラインから太ももラインを拾ってしまい、骨盤回りがどうしても大きく見えてしまうデメリットも。

ガーリーなファッションを楽しみたいという日は、トップスのニットのカラーをピンクやホワイトなど明るく可愛らしい印象に仕上がる色を取り入れるのがおすすめです。

スカートはストレートラインでハリのある素材のプリーツスカートを合わせるなど、似合う素材のものを取り入れるといいでしょう。

自分の骨格タイプに似合うニットでスタイルアップを叶えよう


身体の質感やラインの特徴などから、自分自身の体型を最もキレイに見せてくれるファッションアイテムを導き出せる骨格診断。

骨格ストレートタイプに当てはまる人は、リッチで肉感的なメリハリボディの持ち主といえます。
しかし、上半身に厚みがあるため、選ぶ洋服によっては太って見えてしまうことが弱点です。

そんな骨格ストレートタイプの人が着太りせずにニットスタイルを楽しむためには、首回りがスッキリ見えるVネックのニットがおすすめ。
また、ジャストサイズのハイゲージニットで適度にボディラインを見せるようにするとスタイルがよく見えます。

もともとの肌質にハリがあるため、ニットと合わせあるボトムスの素材もレザーなどハリのあるものをチョイスするとGOOD!

似合う形や素材のニットを選べば、着太りの心配もありません。
自分に合うニットを見つけて、スタイルアップを叶えながらオシャレを楽しみましょう。

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澤 杏子(ライター)
澤 杏子

フードコーディネーターやコスメ検定の資格、自身のキャリアを活かしライターとして活動中。仕事や日常に悩んだ時に少しでも役に立つ情報を発信していきたいと思っています

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