2021.11.09

営業から転職したい人必見!おすすめの職種や転職成功のコツを解説

営業職はノルマや仕事内容がハードなため、転職を希望する人も少なくありません。営業職からの転職にはこれまでのスキルが活かせる職種がオススメ。具体的に4つの職種を紹介します。転職成功のための3つのポイントを理解し、イキイキと働ける職場へ転職を成功させましょう。

営業から転職したい人が挙げる4つの理由


営業は結果がシビアに出るため、身体的にも精神的にも大変なことが多い仕事です。
「辞めたい」「転職したい」と思いながら働いている人も多いはず。

ここでは、営業から転職する際の理由としてよく挙げられるものをご紹介します。

1.ノルマに追われてきつい

営業職である以上、ノルマは避けて通れません。
達成できれば良いものの、できなければ上司から叱責を受けたり、自信がなくなったりして辛くなります。

仕事から少し離れて落ち着く時間を作りたくても、ノルマが達成できないうちは休みを取りづらいことも。
このような状況に疲れ、転職を考えるケースがよくあります。

2.飛び込みやテレアポがつらい

新規開拓営業では、テレアポや飛び込みをしなければなりません。
テレアポであれ、飛び込みであれ、相手にとっては特に興味のない商品の売り込みです。

警戒され、話をする前にあっさり断られることも少なくありません。
それどころか、怒鳴られることもあるでしょう。

それでも、商談の約束がとれるまでは繰り返し電話や訪問をする必要があります。
ろくに話も聞いてもらえず断られ続ける体験を繰り返すのは、大きなストレス。

「仕事だから」と割り切れる性格でなければ、精神的に非常につらいでしょう。

3.残業や休日出勤が多く大変

会社の考え方や営業形態によって異なりますが、営業社員は残業や休日出勤も珍しくありません。
これは、顧客の都合に合わせる必要があるためです。

また、ノルマが達成できていないときは結果を出すまで行動しなければなりません。
資料の準備や営業先のリサーチなどのため、勤務時間外に働かざるを得ないケースもあるでしょう。

好きなように休めないため、身体的にも非常につらくなってしまいます。

4.成果が出ず給料が少ない

営業職では、「固定給+歩合給」制を採用しているところが多いです。

法律上、雇用契約を結んだ社員を完全歩合制で働かせることはできません。
一定の固定給は支払われますが、それほど多くないことがあります。

営業成績の良い月は給料も大きく増えますが、契約が取れなかった月はがくんと減少。
収入が安定しないため収入の見通しが立てづらく、成果が出せていない人は給料も上がらないまま。

このように金銭的な不安が大きいことも、転職を考えるよくある理由です。

関連記事

営業から転職しやすい職種4選


営業職から転職したいと考える人は少なくありません。

中途採用の場合、企業は即戦力となる人を求めています。
そのため、転職するときは前職で身につけたスキルや経験が活かせる職種を選ぶと採用されやすいです。

営業から転職する場合も、営業経験が活かせる職種にすると決まりやすくなります。
たとえば、次のような職種がオススメです。

1.営業職

営業からの転職でもっとも内定を得やすい職種は、同じ営業職です。

「営業の仕事がつらいから転職したいのに同じ営業職?」と思うかもしれません。
しかし、同じ営業職といっても、形態や扱う商材によって難易度は大きく異なります。

たとえば、一般の消費者を対象にした新規開拓営業と比べると、ルート営業は無茶なノルマを課されることが少ないです。

顧客の都合に振り回されることもあまり多くないという特徴があります。
また、新規開拓の必要ないルート営業なら、飛び込みやテレアポも不要。

このように転職先企業をしっかりと選べば、同じ営業職であってもつらいと思わず働けることもあるのです。
「仕事はつらかったけどやりがいも感じていた」という人は、別の企業の営業職にチャレンジしてみるのもいいでしょう。

2.販売職

販売職は、扱っている商品を顧客に購入してもらうという点で営業職と同じ。
営業で鍛えたコミュニケーションスキルやプレゼン能力などが活かせます。

未経験からでも比較的挑戦しやすく、求人が多いため職場を選びやすいのもメリット。
営業から転職するのにおすすめの職業の一つです。

ただ、販売職にもノルマがあるところは多く、長時間勤務になる職場もあるのがネック。
転職するにあたってはその点をよく考慮して選ぶ必要があります。

3.企画・マーケティング

企画・マーケティング職も、営業からの転職先としておすすめです。

この職種は、マーケットを調査してニーズを把握し、新しい商品やサービスを企画する仕事。
営業職で培った情報収集力や市場データの分析力が活かせるでしょう。

ただし、中途採用の求人数はそれほど多くなく、求人が出た場合も経験者が優遇される傾向にあります。

企画・マーケティング職を志望する場合には、求人情報を常に収集し、自分にはどのような強みがあり、それをどう企画・マーケティング職に活かせるかをプレゼンしましょう。

4.コンサルタント

企業の抱える課題を分析して解決策を提案するコンサルタントも、営業からの転職先としておすすめの職種。
営業経験を通して身につけた課題発見力や問題解決能力がそのまま活かせるでしょう。

需要が伸びている業界でもあり、未経験からの採用も増えています。

ただし、コンサル先のクライアントの事情で振り回される可能性があったり、未経験の業界を担当する際にはしっかり勉強する必要があったりと、忙しくなる場合もある点に気をつけましょう。

営業からの転職を成功させるための3つのポイント


転職するなら活き活きと働ける職場に勤めたいものです。
そのためには、勢いにまかせて現在の仕事を辞めてはいけません。

きちんと準備してから転職活動に臨む必要があるからです。
営業職からの転職を成功させるために注意すべきポイントを3つ紹介します。

1.転職したい理由を明確にする

営業の仕事がどうしても合わず「とにかく嫌だから転職したい」「辛くて仕方ないから辞めたい」と考えている人もいるでしょう。
しかし、ただ「嫌だから」「辛いから」だけで辞めてしまうと、同じ失敗を繰り返しかねません。

たとえば、残業が多いうえ外回りばかりで体力的につらいからという理由で転職したいと考えたとしましょう。
よく調べることもせず、オフィスワークで楽そうなイメージの事務職に転職。

しかし今度は「1日ずっと座って作業するのが苦痛」「ルーティーンワークばかりで飽きる」といった不満を抱きかねません。

「つらい」「とにかく辞めたい」といったネガティブな理由にとらわれすぎず、まずはどうようなキャリアを積んでいきたいのかをはっきりさせることが大切です。

  • 転職先に何を求めているのか
  • どのような仕事をしたいのか
  • 仕事とプライベートをどのように過ごしたいのか

このような自分なりのキャリアビジョンが明確になれば、自分に合った転職先を選びやすくなります。

2.自分の強みを把握し面接でアピールする

中途採用の面接では「自分にはどのようなスキルや経験があり、志望企業でどのように活かせると考えているか」をアピールする必要があります。
なぜなら、企業は即戦力になれる人を探しているからです。

そこで、丁寧に時間をかけて自己分析し、自分にはどのような強みになるスキルや経験があるかを正確に把握する必要があります。

なお、営業職なら業務を通して以下のようなスキルが身についていることが多いでしょう。

  • コミュニケーション能力
  • 課題発見力・解決力
  • プレゼンスキル
  • スケジュール管理能力

これらは営業以外のどのような職種においても必要なスキルのため、十分に強みとしてアピールできます。
あとは、具体的にどんなふうに活かして働くのかを言語化して伝えましょう。

3.転職エージェントを利用する

転職活動を始めても、すぐに次が決まるとは限りません。
そのため、在職したまま転職活動を進めることが望ましいです。

とはいえ、忙しい営業の仕事をしながら、求人情報の収集や応募書類の作成、面接対策などさまざまなことをひとりでやるのはとても大変。
そこでおすすめなのが、転職エージェントの利用です。

転職エージェントに登録すると、専任のキャリアアドバイザーがついて希望にあった求人を
紹介してくれたり、応募書類の添削や面接を受ける際のアドバイスをくれたりします。

効率良く転職活動を進められるため、働きながらの転職活動には転職エージェントがオススメです。

自分がどのような仕事をしたいのかをよく考えて転職活動を


営業から転職を決めた理由としてよく見られるのは、「ノルマが大変」「精神的・肉体的につらい」「成果が出ない」といったことです。

つらいと感じながら仕事を続けていても、なかなか良い結果は出せないでしょう。
どうしても嫌で頑張れないのであれば、転職を検討したほうがいいかもしれません。

転職先としては、販売職や企画・マーケティング職、コンサルタントなどがおすすめです。
営業職で培ったスキルを活かして働けるので、即戦力として期待されるはず。

「営業を辞めてどんな仕事がしたいのか」「自分が仕事に求めるものは何か」をじっくりと考え、自分に合った転職先を見つけましょう。

関連記事

この記事をシェア

Twitter
Facebook
百日紅(ライター)
百日紅

正社員、派遣社員経験を経て、現在はWebライターで活動中です。読者が「読んで良かったな」と思える情報を提供できるよう心がけ、日々執筆しています。

このライターの記事を見る