面接官の印象に残る逆質問例
面接官からの「質問ありますか」は多くの場合、面接の最後に聞かれます。
「なかなか上手く質問に答えられなかった」という場合でも、最後の逆質問で面接官の印象に残る質問をすれば採用してもらえる可能性がアップします。
志望度の高さが伝わる逆質問例
- 御社へ入社後、少しでも早く戦力として活躍したいのですが、入社後はどのように業務に携わるのでしょうか。
- 御社の○○というプロジェクトに興味があります。今後このプロジェクトに関わる機会はありますか。
- 御社の○○という経営理念に共感をしたのですが、この理念に基づいた取り組みをお伺いしたいです。
- 御社の営業活動の中で最も大切にしていることはどのようなことですか。
- 他社では○○のような取り組みをしていますが、この取り組みに対する御社の対策はありますか
- 1日の業務の流れを教えていただいてもよろしいでしょうか。
自己アピールができる逆質問例
- ○○という資格を取得しているのですが、御社の業務で活かすことはできますか。
- 私は人とコミュニケーションをとることが好きです。御社ではお客様や取引先の方とコミュニケーションをとれる機会はどのくらいありますか。
- 5年後には管理職として活躍したいと考えております。御社には私と同年代で活躍されている方はいらっしゃいますか。
- 前職では営業職で○○という目標を達成しました。御社の目標やノルマ設定はどのような内容でしょうか。
- 過去に○○について取り組んで来ましたが、御社で働くうえでさらに努力すべきことはありますでしょうか。
企業をより深く知る逆質問例
- 御社でこれからもっと力を入れていきたい事業や課題はありますか。
- ○○様(面接官)がこれまで一番達成感を得た出来事はどんなことですか。
- 普段の○○部の雰囲気はどのような感じですか。また、どんな方が活躍されていると思いますか。
- 私は事業のリーダーや管理を目標にしています。女性でそのようなポジションで活躍されている方はどのくらいいらっしゃいますか。
面接官にネガティブな印象を与える?避けた方がいい質問
自由になんでも質問をしていいかというとそうではなく、質問内容によってはマイナスのイメージがついてしまうことが逆質問の難しい点です。
しない方がいい質問は大きく分けて5つあります。
1.調べればわかる内容
「この商品はどのようなものですか?」「どんな部署がありますか?」など、調べればわかることを質問してしまうと志望度が低いと面接官に思われてしまいます。
「○○という商品をホームページで拝見しました。他社との違いをぜひお伺いしたいです。」、「○○部が○○について取り組んでいるとのことですが、入社後の業務の中で携わる機会はありますか。」など、調べたことに対してさらに深く知りたいという気持ちが伝わるような質問をすると好印象に繋がります。
2.給与や福利厚生についての質問
入社を決める判断材料として給与や福利厚生の内容は確かに重要です。
しかし、面接で給与や福利厚生について質問をすると、仕事内容や社風より待遇面で入社を決めるという印象を面接官に与えてしまいます。
給与や福利厚生についての質問はくれぐれも最終面接など上層部の方と面接をする際に質問をしないように気を付けましょう。
3.既に説明された内容についての質問
面接中は緊張や次に話す内容を考えることでいっぱいいっぱいになりがちですが、説明済みの内容について再度質問をすることは「話を聞いていなかった」という印象を与えてしまうので面接官が話している内容もしっかりと聞き取りましょう。
グループ面接の際は用意していた逆質問がかぶってしまう可能性もあるので複数の逆質問を用意して、質問被りを防ぎましょう。
4.面接官が答えられない内容の質問
面接を担当する人は会社によって様々です。
また、複数回面接がある場合は毎回面接官が違いますので、経験してきた業務も違います。
営業職を経験してきた面接官に「内勤業務で気を付けることはどのようなことですか。」と畑違いな質問をしても答えられない場合があります。
面接官の経歴にあった質問をすることもコミュニケーション能力のうちの一つです。
「○○さんは過去にどのような業務を経験されましたか。」「その業務でやりがいを感じた場面はどのような時でしたか。」など深堀りをするようにしましょう。
5.プライベートに関わる質問
面接の終盤、面接官と会話が弾むことでちょっと気のゆるみが出てくるタイミングです。
いくら面接官と会話が弾んだからと言って、面接官のプライベートに関して突っ込むような質問は望ましくないです。
「キャリアアップのために休日に何か取り組んでいることはありますか。」など仕事の内容を絡めて質問をするくらいがいいでしょう。