2021.10.17

比較的簡単に取得できる資格を大公開!転職時のスキルアピールに最適

資格は、転職でスキルをアピールするための重要な武器です。この記事では、比較的簡単に取得できる資格を全部で13種類紹介していきます。資格手当てにより給料が増える可能性もあるので、ぜひ積極的にスキルアップしていきましょう!

【合格率50%以上】比較的簡単に取れる4つの資格


まずは合格率が高く、取得しやすい資格を4つ紹介します。

  1. 自動車免許
  2. 登録販売者
  3. 秘書技能検定試験(秘書検定)
  4. 日商簿記

お勤めの会社や、転職で気になっている業界で役立ちそうな資格がないか、確認してみてください。

1.自動車免許

自動車免許は、転職で意外に役立ちます。
車を運転できれば、社用車の運転や支社への届け物といったちょっとした頼まれごとに対応できるためです。

合格率は毎年70%以上で、高校生も多く取得しています。
簡単に取得できるとはいえ、履歴書の資格欄に書ければ十分なアピールポイントとなるでしょう。

社会人が免許を取得するとなると、会社帰りや休日の限られた時間でスケジュールをやり繰りしなければなりません。

スムーズに合格するには、教習所で学生の予約が増える2月から3月や長期休み期間を避けることがポイントです。

2.登録販売者

登録販売者は、2009年の薬事法改正により誕生した、新しい資格です。
登録販売者に合格すると、薬剤師に変わって一部の医薬品を販売できるようになります。

2018年から2020年の3年間に開催された登録販売者試験の合格率は、全国平均で約42%。
ただし開催地別に見ると、毎年8〜9都道府県で合格率が50%を超えています。

近年ではコンビニやホームセンターなど、あらゆる場所で医薬品を販売するようになりました。
ドラッグストアに限らず、小売業界で働くならぜひ登録販売者の資格を取得しておきましょう。

3.秘書技能検定試験(秘書検定)

秘書技能検定試験が役立つのは、現役の秘書として働く方だけではありません。
働く上でのマナーや雑務を総合的に学べる、社会人の基礎的な内容の資格だからです。

社会人のチャレンジが増える2級では、立ち振る舞いだけでなく、効率的な仕事の進め方も勉強できる内容です。

2021年の3級合格率は54.6%でしたが、受験者には学生も多く含まれています。
社会人の受験者だけで考えると、さらに合格率が上がることが予想できます。

秘書としてキャリアアップしたい方はもちろん、その他の職種で広い社会人スキルを身につけたい場合におすすめの資格です。

4.日商簿記

日商簿記の正式名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」です。
簿記とは、企業のお金の動きや利益を計算する一連の作業のこと。

日商簿記の資格を取得すると、経理や税理士としてのキャリアを切り開けます。

初めて簿記を学ぶ方がまず取得を目指したいのは、3級の部門です。

開催するごとに合格者数の変動がありますが、公表されている2002年以降のデータではおよそ6回に1回の試験で合格率が50%を超えています。

税理士や公認会計士といった専門職への転職を考えている方は、2級・1級の取得も目指してみてください。

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営業職への転職で有利な資格3選


ここからは業種別に、取得しておくと転職や昇進に役立つ資格を紹介します。

  1. 中小企業診断士
  2. 宅地建物取引士
  3. ファイナンシャル・プランニング技能士

資格をきっかけに得た肩書きは、名刺にも掲載可能です。

資格による肩書きは、お客様やクライアントに「この人が勧めるのならば信頼できる契約だ」と感じさせる効果を期待できます。

1.中小企業診断士

中小企業診断士の資格では、中小企業の経営状況を分析したり、課題を解決に導くためのアドバイスをしたりするスキルが身に付きます。

法人営業で根拠のある提案を行うのに、中小企業診断士の資格が役立つしょう。

1次試験では筆記、2次試験ではさらに口述審査を行います。

資格取得後は、中小企業診断士が集まる勉強会に参加できることがメリットです。
様々な職種のビジネスマンと交流でき、営業職としての大きなアドバンテージとなります。

なお、中小企業診断士の資格は5年ごとに更新が必要です。

2.宅地建物取引士(宅建士)

宅地建物取引士は、不動産会社の営業で求められる資格です。
土地・建物を売買したり、賃貸物件の契約を結んだりする際に、お客様に重要事項の伝達を行います。

宅地建物取引士の資格が評価されるのは、不動産営業だけではありません。

  • 建設会社が自社で作った物件を販売する
  • 金融機関が担保の不動産を評価する
  • 小売店が新たにオープンする店舗を探す

このように、営業職以外でも宅地建物取引士の資格が役立ちます。
宅地建物取引士の資格を取得し、不動産会社を立ち上げて社長になることも可能です。

3.ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)

ファイナンシャル・プランニング技能士は、お客様の資産管理をサポートしたり、家計へのアドバイスをしたりするお金の専門家です。

ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を持っていると、主に保険や金融商品の営業で、お客様のライフプランに合わせた提案ができるようになります。

1級から3級まで部門が分かれていますが、転職のアピール材料にするなら2級以上の取得を目指しましょう。

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事務職でおすすめの資格3選


事務職でおすすめの資格は、次の3つです。

  1. 医療事務
  2. 貿易実務検定
  3. 社会保険労務士(社労士)

事務職で活躍したり、転職したりするのに特別な資格は必要ありません。
しかし資格を持っておくことで、事務スキルを客観的に証明できます。

1.医療事務

医療事務は国家資格や免許がなくても転職できます。
しかし資格で事務スキルをアピールできれば、未経験でも採用される可能性が高まるでしょう。

医療事務の資格は、団体ごとにテキストや試験形式が異なるので注意が必要です。

申し込み先によっては次のようなサポートを行っています。

  • 通信講座の提供
  • 試験に向けた課題添削
  • 資格取得後の転職サポート
  • 就職先の紹介

自分に合うサポートを提供してくれる団体で、試験を受けましょう。

2.貿易実務検定

貿易実務検定でいうところの「実務」は、次のような内容を指しています。

  • 商談
  • クレーム対応
  • 経済知識
  • マーケティング知識
  • 法務、税務
  • ビジネス英語

ビジネスに関する幅広い分野をカバーする資格なので、勉強しておけば貿易関係以外の仕事でもスキルを活かせます。

貿易会社や商社の第一線での活躍を目指す方は、貿易実務検定の応用にあたる通関士の資格にもぜひチャレンジしてみてください。

3.社会保険労務士(社労士)

社会保険労務士は、社会保険や労務に関する事務を学べる資格です。
企業の人事部や総務部の他、次のようなキャリアがあります。

  • 社会保険労務士事務所へ就職
  • 会計事務所へ就職
  • 実務経験を生かして社会保険労務士事務所を開業

人事部で社員をサポートできるようメンタルヘルスマネジメントについて学んだり、ファイナンシャルプランナーも取得してお客様のニーズに答えられるようにしたりすると、社会保険労務士としての活躍の幅が広がります。

エンジニア職の転職で役立つ資格2選


エンジニア職で役立つ資格は、次の2つです。

  1. ITパスポート
  2. 基本情報技術者

資格の勉強をきっかけに最低限のIT知識を学んでおけば、未経験からの転職でも有利にはたらくでしょう。

1.ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する知識を広くフォローした資格です。
ITパスポートを取得すると、さらに上級のIT系国家資格を受ける、第一歩となります。

試験では、パソコンを使って選択形式のテストを行います。
各都道府県に複数箇所ある会場で月に1度以上の試験が開催されているので、働いている方でもチャレンジしやすいです。

エンジニアになるなら知っておきたい基礎的な知識を固められるので、ぜひ取得しておきましょう。

2.基本情報技術者

基本情報技術者の資格は、ITに関する技術者向けの内容です。
システムエンジニア(SE)やプログラマーの方が、実力を示すために基本情報技術者の資格をよく活用しています。

試験当日には、午前と午後で合計5時間にも及ぶ内容をテストします。
テストでもアルゴリズムやデータ解析といった理論面のやや難しい出題内容が含まれるため、十分な対策が必要です。

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転職での資格アピールにはエピソードも添えよう


転職で有利になる資格の中には、合格率が高く比較的簡単に挑戦できるものが多くあります。

「転職を考えているけれど、履歴書に書くことがなくて不安」とお悩みの方は、ぜひ資格の取得を目指してみましょう。

転職で資格をアピールする際は、エピソードも準備しておくことが重要です。

合格のために知識を詰め込んだことをアピールするのではなく、面接官に「この人を採用するとどのように活躍してくれるのか」とイメージしてもらえると、内定に一歩近づけます。

  • 資格を取得したことでどのような場面でスキルを発揮できたのか
  • 資格取得に向けてどのような努力をしたのか
  • なぜ資格を取得しようと考えたのか

このような観点から考えると、資格に関するエピソードを面接向けにまとめられます。
資格の取得は転職に役立つだけでなく、社会人としてのスキルアップにも繋がりますよ。

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Rolmy編集部(ライター)
Rolmy編集部

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