【合格率50%以上】比較的簡単に取れる4つの資格
まずは合格率が高く、取得しやすい資格を4つ紹介します。
- 自動車免許
- 登録販売者
- 秘書技能検定試験(秘書検定)
- 日商簿記
お勤めの会社や、転職で気になっている業界で役立ちそうな資格がないか、確認してみてください。
1.自動車免許
自動車免許は、転職で意外に役立ちます。
車を運転できれば、社用車の運転や支社への届け物といったちょっとした頼まれごとに対応できるためです。
合格率は毎年70%以上で、高校生も多く取得しています。
簡単に取得できるとはいえ、履歴書の資格欄に書ければ十分なアピールポイントとなるでしょう。
社会人が免許を取得するとなると、会社帰りや休日の限られた時間でスケジュールをやり繰りしなければなりません。
スムーズに合格するには、教習所で学生の予約が増える2月から3月や長期休み期間を避けることがポイントです。
2.登録販売者
登録販売者は、2009年の薬事法改正により誕生した、新しい資格です。
登録販売者に合格すると、薬剤師に変わって一部の医薬品を販売できるようになります。
2018年から2020年の3年間に開催された登録販売者試験の合格率は、全国平均で約42%。
ただし開催地別に見ると、毎年8〜9都道府県で合格率が50%を超えています。
近年ではコンビニやホームセンターなど、あらゆる場所で医薬品を販売するようになりました。
ドラッグストアに限らず、小売業界で働くならぜひ登録販売者の資格を取得しておきましょう。
3.秘書技能検定試験(秘書検定)
秘書技能検定試験が役立つのは、現役の秘書として働く方だけではありません。
働く上でのマナーや雑務を総合的に学べる、社会人の基礎的な内容の資格だからです。
社会人のチャレンジが増える2級では、立ち振る舞いだけでなく、効率的な仕事の進め方も勉強できる内容です。
2021年の3級合格率は54.6%でしたが、受験者には学生も多く含まれています。
社会人の受験者だけで考えると、さらに合格率が上がることが予想できます。
秘書としてキャリアアップしたい方はもちろん、その他の職種で広い社会人スキルを身につけたい場合におすすめの資格です。
4.日商簿記
日商簿記の正式名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」です。
簿記とは、企業のお金の動きや利益を計算する一連の作業のこと。
日商簿記の資格を取得すると、経理や税理士としてのキャリアを切り開けます。
初めて簿記を学ぶ方がまず取得を目指したいのは、3級の部門です。
開催するごとに合格者数の変動がありますが、公表されている2002年以降のデータではおよそ6回に1回の試験で合格率が50%を超えています。
税理士や公認会計士といった専門職への転職を考えている方は、2級・1級の取得も目指してみてください。