2021.10.12

転職時に給与交渉するのはアリ?効果的な方法とタイミングを紹介

転職するに当たり、年収アップを希望する人は多いものです。しかし、「面接時にお金の話を深掘りしすぎるのはNG」という声もあり、給与交渉のタイミングが分からない人も多いのではないでしょうか。今回は、給与交渉をするタイミングや効果的な方法を紹介します。

転職時の給与交渉は可能


結論からお伝えすると、転職時の給与交渉は可能です。
面接を担当する人事部社員や、最終決定をおこなう現場の上司もしくは経営層は、他の転職希望者からも給与交渉を受けることが多いでしょう。

よく目にする業務の一環であるため、変に遠慮したり後ろめたく思ったりする必要はありません。
また多くの企業では、採用予算を設けたうえで人材募集をかけています。

その範囲内に収まるなら、年収や待遇のベースアップも叶えられるでしょう。
無理のない範囲で交渉し、自分の理想に合った転職ができるよう工夫していくことが大切です。

転職時に給与交渉するときの注意点4つ


転職時に給与交渉することは可能ですが、方法を間違えると悪印象を与えてしまいかねません。
交渉が決裂するだけでなく、内定すら得られなくなってしまう可能性があるため、十分注意しておきましょう。

ここでは、気をつけたいポイントをいくつか紹介します。

1.必ず希望通りにいくとは限らないと思っておく


転職時の給与交渉は、あくまでも「交渉」です。
必ずしも希望通りに叶うわけではなく、企業側による好意や配慮の意味合いも存分にあることを知っておきましょう。

そのため、いわゆる「ダメ元」で交渉する気持ちが大切です。
万が一希望通りにいかなくても、嫌な顔をしたり難色を示したりすることを避け、検討してくれたことに対する感謝の気持ちを丁寧に伝えていきましょう。

2.面接時に細かな金額を聞きすぎるのはNG


「面接時に給与や待遇について聞きすぎることはNG」と言われている通り、転職時の給与交渉にも同じことが言えます。

面接は、あくまでも応募者の人柄・仕事内容への適性・過去の学歴や職歴を知るために設けられています。
自分を正しく知ってもらい、内定を後押しするためにPRする場であることを知っておきましょう。

そのため給与面に関して、突っ込んだ質問をしすぎることは危険です。
いわゆる「逆面接」のようなスタイルになってしまいやすく、場合によっては「お金のことしか考えていない人」「上から目線な人」という印象を与えてしまう場合があります。

面接の場と給与交渉の場は、分けて考えることがおすすめです。

3.企業分析なしに給与交渉することは危険


給与の額は、企業ごとに策定している給与テーブルや、相場に合わせて決定していることが多いです。
そのため応募先の企業について、きちんと知らない状態で給与交渉してしまうことは危険だと言えるでしょう。

少なくとも、以下のような情報が公開されていないか、調べておくことがおすすめです。

・会社規模
・従業員数
・平均年齢
・男女比
・既存社員の給与額

上記の情報が分かれば、自分が入社した場合のおよその相場が見えてきます。
相場から大きく乖離しすぎないように提案すると、成功しやすくなるでしょう。

4.自分の市場価値に見合った金額を伝える


給与水準が高い会社であっても、自分がそれに見合った価値を有しているか、冷静に判断しておくことが大切です。
なぜならその人の経験やスキルによって、市場価値は大きく変わってくるためです。

自分のスキルや経験であればどれくらいの給与が相場なのかを知り、無理な交渉をしないよう注意しておきましょう。
市場価値を知りたい場合は、転職エージェントを利用して情報取集したり、同業種・同職種に就職している同年代の給与を調べることをおすすめします。

関連記事

転職時に効果的な給与交渉の方法


ここからは、転職時に効果的な給与交渉の方法を紹介します。
給与交渉をするタイミングや、相手に失礼にならない方法をピックアップしたため、チェックしてみてください。

書類審査の備考欄に希望額を記載しておく


履歴書や職務経歴書などの備考欄に、希望額を記載しておくと分かりやすいです。
転職の場合は賞与や手当も含めて相談することが多いため、「年収〇万円以上を希望します」と記載しておくとよいでしょう。

その給与が明らかに合わない額であった場合、書類選考の段階で落としてくれます。
複数回面接に通って最後の最後で条件が合わず入社に至らなかった場合、お互いにとって大きなタイムロスが生じます。

最初の段階で提示しておけば、面接に呼ぶ段階で相手企業側にもある程度の採用イメージを持たせることができるのです。

面接時では給与額についてあまり触れないでおく


書類選考に通過して実際に面接に進んでからは、あまり給与額については触れないでおきましょう。
既に履歴書に希望年収を記載している場合、面接時に改めて希望年収を伝えると、くどいような印象を与えてしまいます。

また一次面接や二次面接の段階では、採用条件の決定権がない若手社員や、配属先として検討している部署の先輩社員が面接担当者になることも多いです。

先取りした質問は面接の場を混乱させてしまう恐れもあるため、まずは面接に集中することをおすすめします。

内定が出てから具体的な給与交渉に入る


無事に内定が出たら、具体的な給与交渉に入ります。
多くの企業では、内定の段階や内定後の面談において年収や待遇など詳細を提示します。

その際に改めて、「年収は〇万円以上を希望しているのですが、可能でしょうか」と聞いてみましょう。
直接的な金額を伝えることに抵抗がある場合は、「前職よりも〇%程度のアップを希望しております」と伝えても問題ありません。

あくまでもこれまで得た経験やスキルを活かし、会社に貢献することでよい待遇が得られるよう交渉する場であるため、一方的な「お願い」にならないよう注意しましょう。

金額には幅を持たせて交渉する


希望する金額には、ある程度幅を持たせることが大切です。
「〇万円でお願いします」と言い切るような伝え方をしたり、「最低でも〇万円にしたい」という上から目線な交渉をしたりすることは避けましょう。

また、入社後にどのような働きをすれば、条件をクリアできるか聞くこともおすすめです。
最初から希望通りいかずとも、努力次第で給与交渉が成功すると分かった段階で前向きな姿勢を示せば、相手にとっても失礼にならずに済みます。

効果的な給与交渉をして、転職を成功させよう!


転職するメリットは、直接給与交渉ができる点にあります。
効果的な交渉ができれば希望額を叶えてもらえたり、場合によっては希望以上の待遇で迎えてもらったりすることもできるでしょう。

交渉に応じてもらえた以上は、入社後にしっかり努力し、企業成長に貢献していくことが大切です。

関連記事

この記事をシェア

Twitter
Facebook
渡辺 瞳(ライター)
渡辺 瞳

大手転職エージェントのキャリアコンサルタント兼フリーライター。女性ビジネスマンサポートに強く、各種オウンドメディアの記事作成・SEO対策を手掛けている。

このライターの記事を見る