2021.11.13

営業事務の仕事内容とは?身に付くスキルと向いている人の3つの特徴

営業事務の仕事は営業社員のサポート業務です。コミュニケーションスキルやパソコンスキル、ビジネスマナーが求められる営業事務職。直接営業することはありませんが、営業職の人と力を合わせてノルマ達成を目指します。営業事務の仕事内容と業務から得られるスキルを詳しく紹介します。

営業事務はどんな仕事?


営業事務は、主に会社の商品やサービスを販売する営業部門の人たちをサポートする仕事。
営業に関わる書類作成やデータ入力などのオフィスワークをします。

営業職ではないため、営業事務の人が直接営業することはありません。
しかしながら、営業事務のサポートスキルが営業の売上として数字に出てきます。

営業事務の仕事は責任感があるとともに、やりがいを感じられるでしょう。
また、営業先からの電話やメールでの問い合わせに対応することも営業事務の仕事。

営業担当者は外出の機会が多く会社にいないため、不在の場合には営業事務が対応をします。
このように、営業部門とのチームプレーで業務を進めるのが営業事務の仕事です。

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営業事務で働く5つのメリット


営業事務として働く5つのメリットを紹介します。

営業事務として働くにあたり、必要な専門スキルはありません。
そのため未経験でもチャレンジできることが特徴です。

そして営業事務を通して身につけられるスキルは、職を変えても役立つものばかり。
社会人スキルを身につけられるため、営業事務はキャリアチェンジを考えている人にもおすすめです。

1.未経験でも挑戦できる

営業事務の仕事には、必要な専門スキルがありません。
そのため、未経験でも営業事務に就ける可能性があります。

営業事務として最も必要なことは、コミュニケーションスキルです。
周りの状況をみながら、誰かに指示されなくても自発的に行動できると営業事務の素質があるといえるでしょう。

過去に接客業の経験がある方は、接客業で培ったチームで動くスキルやコミュニケーションスキルがアピールポイントになります。

2.コミュニケーションスキルが高まる

営業事務は、事務職の中でもコミュニケーションをとる場面が多いです。

  • 営業担当者とのやりとり
  • 担当者不在の際の顧客対応
  • 社内の人と営業担当者との架け橋

このように、チームが円滑に動けるように適切なコミュニケーションをとることや、営業先のお客様とのやり取りが必要になります。

そのため、営業事務ではビジネスパーソンとしてのコミュニケーションスキルが身に付きます。

3.Officeソフトを使いこなせるようになる

営業事務ではExcelやWord、PowerPointなどのOfficeソフトを頻繁に利用します。
Officeソフトを使って資料や報告書をつくるため、パソコンスキルは確実に上がるでしょう。

職種によっては「基本的なOAスキル」が求人の必須スキルに記載されていることも。
パソコンスキルは他の職種でも使うため、今後の仕事でも役立つでしょう。

4.成果が数字に表れるためモチベーションを保てる

営業職は、ノルマがあり数字を追い求めて日々業務をこなしていることが特徴です。
営業事務も同じで、営業部門をサポートするにあたり成果が数字に表れます。

一般的な事務職は、数字で成果を確認することが難しい職種。
しかし、営業事務は数字に表れるため、仕事のモチベーション維持につながるでしょう。

自分が担当した営業部門の方が成果をあげたときには、営業事務としてのやりがいを感じられます。

5.キャリアチェンジに役立つ

営業事務では、コミュニケーションスキルやビジネスマナー、パソコンスキルが身に付きます。

営業事務を通して身につけたスキルは他の職種でも必ず役に立つため、キャリアチェンジに役立つでしょう。
今後キャリアチェンジを考えている方が、通過地点として営業事務にチャレンジするのも1つの手です。

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営業事務に求められる3つのスキル


営業事務に求められる3つのスキルを紹介します。

営業事務は未経験でも採用されることがあるため、基本的には業務の中でスキルアップすれば問題ありません。

営業事務への就職をしやすくするために、営業事務に必要なスキルが証明できる資格を受けてみるのもオススメです。

1.コミュニケーションスキル

営業事務は黙々と事務作業をするだけでなく、営業部門との連携プレーが必要です。

営業部門をサポートするため、相手が求めていることを察したり、臨機応変な行動をとったりする必要があります。
常にコミュニケーションスキルを必要とされるのが営業事務です。

2.パソコンスキル

営業事務の仕事では、資料を作成する機会が多いです。

たとえば、契約書や見積書、営業報告書など営業部門の方が必要とする資料を代わりに作成します。
そのため、最低限のパソコンスキルが必要です。

特に、ExcelやWord、PowerPointなどのOffice系のソフトを使う機会が多いため、操作に慣れておくといいでしょう。
「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)」の資格があるとOffice製品のスキルがあることの証明に使えます。

3.ビジネスマナー

営業事務は、営業部門に代わって営業先のお客様とやりとりする機会があります。
そのため、最低限のビジネスマナーを身につけておくと、自信をもってコミュニケーションをとれるでしょう。

営業先とのやりとりは電話やメールだけでなく、来客時の対面対応もあります。
ビジネスマナーが欠けていると営業先からの信用を失う原因にもなるため、しっかりと身につけておきましょう。

ビジネスマナーを証明するには「秘書検定」を受けることをオススメします。

営業事務に向いている人の3つの特徴


事務職といえば黙々と作業するイメージがあるものの、営業事務は人と話す機会が多いです。
そのため、チームプレーが苦手で1人で作業したい方にとっては、営業事務の業務内容と相性が合わない場合もあるでしょう。

営業事務に向いている人の特徴は次の3つです。

1.サポートが好きな方

お客様に営業する場面で「会社の顔」となるのは営業部門です。
営業事務は、あくまでもサポート役のため、目立つことはありません。

自分が前に出るよりも裏方としてサポートしていきたいと感じている方は、営業事務との相性がいいでしょう。

営業部門が口に出さなくても、周りの状況を察知して適切な行動をとれると、スキルの高い営業事務として評価されます。

2.コミュニケーションを取るのが好きな方

営業事務職は、事務職の中でも特にコミュニケーションが必須な仕事です。
営業部門の方とのコミュニケーションはもちろんのこと、時には営業先のお客様とコミュニケーションをとる場面もあるでしょう。

そのため、人とコミュニケーションを取りながら仕事を進めたいと感じている人は、営業事務が向いています。
円滑なコミュニケーションがとれることは、大きな強みになるでしょう。

3.責任感が強い方

営業事務が責任をもって仕事を進めなければ、営業部門だけでなく、営業先のお客様にも迷惑をかけることになります。
営業事務が小さなミスをすることで、売上にも反映されてしまう可能性があるでしょう。

そのため、チームの一員として責任感をもって仕事をできる人は営業事務に向いています。
常に周りのことを考えながら仕事をする必要があるため、個人で仕事をしたいと考えている人は営業事務との相性が合わない可能性も高いでしょう。

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営業事務は営業職のよきパートナー


営業事務は営業部門のサポート役ではありますが、サポート役こそ大切な立場。
営業部門の人と適切なコミュニケーションをとりながら、営業が円滑に進むようチームで動きます。

一般的な事務職で得られるようなパソコンスキルだけではなく、コミュニケーションスキルやビジネスマナーも身につくことが営業事務の特徴。

今後キャリアチェンジを考えている人や会社員経験が少ない人こそ、営業事務からスタートしてみるのがおすすめです。

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恩田 彩花(ライター)
恩田 彩花

20代のフリーライター。国内外問わず、ひとり旅をするのが大好きです。読者さんの悩みを解決できるよう、丁寧でわかりやすい記事を執筆します。

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