2022.07.06

事実カップルにデメリットはある?形にこだわらない関係の作り方

「事実カップル」は、近年広まりつつある新しい付き合い方。好きでもあえて付き合わない選択をしたカップルを指す言葉です。この記事では、事実カップルのメリット・デメリットや、実際に事実カップルになる方法を紹介します。

事実カップルとは好きだけど付き合わない関係のこと


事実カップルとは、お互いに好きでカップルのような実態があるものの、付き合う形にこだわっていない関係性のことです。

「それって疑似恋愛では?」「都合のいい関係なんじゃ?」と思う人もいるかもしれませんが、事実カップルはお互いに特別な存在であることが絶対条件。
よって、基本的に浮気はご法度ですし、体だけを重要視するような関係でもありません。

正式な「交際」はしていないものの、カップルのようにお互いを尊重し、思い合う関係性を事実カップルといいます。

事実カップルという関係を選ぶ主な理由


「好き同士なのに、どうして付き合わないの?」と疑問を持つ人もいるでしょう。
ここからは、事実カップルという関係を選ぶ主な理由を解説します。

付き合う形にこだわらないから


事実カップルを選ぶ人は「絆」や「愛情」を重要視しており、付き合う形にこだわらない人が多いです。

確かに、たとえ付き合っていても、2人が愛し合っていなければ意味がありませんよね。
もちろん、関係性に名前を付けてその関係を大切にするのも悪くありませんが、常識的なルールに縛られると窮屈さを感じる人がいることも事実です。

そのような人が無理に「付き合う」という形を選択すれば、のびのびと恋愛できず苦しいだけ。
事実カップルは、付き合うという表面的な要素よりも、さらに愛の本質に迫る付き合い方なのかもしれません。

相手を失いたくないから


事実カップルを選ぶ人の中には「相手を失いたくないから付き合わない」という人も少なくありません。

付き合ってしまうと、その関係がうまくいかなくなったときに「別れ」が訪れます。
別れた後「友だち」に戻れることもありますが「恋人」は失うことになり、精神的にかなり大きなダメージを負うでしょう。

しかし、事実カップルであれば関係に名前がないため別れは存在しませんし、関係性が希薄になっても相手を失ったことにはなりません。

遠距離恋愛だから


遠距離恋愛を乗り越える方法として、事実カップルという関係を選ぶ人もいます。
物理的に距離があると、どうしても頻繁には会えず寂しさが募るでしょう。

「普通のカップルはもっとたくさんデートしているのに」「これって付き合ってるっていえるのかな?」など、モヤモヤした気持ちが生まれることもあるかもしれません。

しかし、普通のカップルとは一線を画す事実カップルという付き合い方であれば「普通」という枠を飛び出して自分たちなりの付き合い方ができます。
そうすれば、他のカップルと比較して寂しさを感じることが少なくなり、遠距離恋愛がうまくいくケースがあるのです。

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事実カップルのメリット・デメリットは?


好きだけど付き合わない関係である事実カップルには、メリットがある反面、デメリットも存在します。
事実カップルにはどのようなメリット・デメリットがあるのか、チェックしていきましょう。

事実カップルのメリット

自由度が高く居心地がいい

事実カップルには「3回目のデートで告白されなかったら脈なし」「他の異性とデートしてはいけない」など、巷でよく聞く交際ルールは適応されません。
2人が納得して心地良い関係を築けていれば、関係性は良好といえます。

そのため、事実カップルは普通に付き合うよりも自由度が高く、自分たちに合った快適な関係性を作りやすいです。
「2人だけのルールや関係性」が確立しているため、絆が深まりやすいところもメリットでしょう。

関係が長続きしやすい

事実カップルは関係性が長続きしやすく、ずっと一緒にいられる可能性が高いところもメリットです。
長続きする大きな理由は、関係がマンネリ化しにくいから。

そもそも付き合っていない事実カップルは、相手から魅力的だと思われなくなったら必然的に関係終了となります。
だからこそ、事実カップルはお互いに自分磨きに励み、そのおかげで関係がマンネリ化しにくく長続きするのです。

事実カップルのデメリット

都合のいい関係に陥ることがある

関係に名前がないからこそ、都合のいい体だけの関係に陥りやすいところは、事実カップルの大きなデメリットです。
どちらか一方は「事実カップル」でいるつもりでも、もう片方は「都合のいい関係」だと思っているケースは珍しくありません。

特に、体の関係だけを求められる場合は要注意!
「付き合ってないけど特別な存在」として相手から大切にされているか、定期的に確認してくださいね。

結婚できても事実婚になりやすい

事実カップルは、事実婚のカップルバージョンです。
そのため、関係性を続けて進展があったとしても事実婚に落ち着く可能性が高く、正式な結婚はできないかもしれません。

結婚にもこだわらない人なら問題ありませんが、結婚願望がある人にとっては大きなデメリットとなるため注意しましょう。
結婚願望がある場合は、事実カップルになる前に結婚について話し合い、結婚観をすり合わせておくことが大切です。

好きな人と事実カップルになる方法


事実カップルっていいかも!と思っても「具体的にどうすれば事実カップルになれるの?」と疑問を持つ人も多いはず。
そんな方に向けて、ここでは好きな人と事実カップルになる方法を解説します。

「友達以上恋人未満」の関係になる


相手から「付き合ってないけど特別な存在」と思ってもらうことが、事実カップルになる第一歩。
そのため、まずは「友達以上恋人未満」の関係性にならなくてはいけません。

カップルのようにこまめに連絡を取り合い、会う時間を増やしていきましょう。
遊びに出かける際はあえてデートスポットに足を運んで、彼に恋愛を意識させてもいいですね。
付き合わなくても好きになってもらう必要はあるため、多くの時間を共有してアプローチをかけ、彼をドキッとさせてください。

スキンシップからボディタッチへ


一緒にいることに慣れて信頼関係が構築できてきたら、少しずつスキンシップを増やしていきましょう。
スキンシップは愛情表現の一つなので「好き」という言葉を使わなくてもあなたの愛情が彼に伝わります。

また、あなたの愛情を受けた彼の反応から、彼がどう思っているのか知ることもできるはずです。
彼の反応が悪くなければ、ライトなスキンシップからカップルらしいボディタッチに切り替えてください。

関係性を問われたらハッキリ意思表示する


「事実カップルになろう」と告白するかどうかは、カップルによって異なります。
よって、2人の間に心地良い空気が流れているのであれば、必ずしも告白する必要はありません。

ですが、もしも彼から「俺たちってどういう関係?」と聞かれたり、告白されたりした場合は、うやむやにせずハッキリ付き合う意思がないことを伝える必要があります。
事実カップルはお互いに納得したうえで関係を構築することが大前提なので、関係性は明確にしておきましょう。

お互いを高め合えるなら「事実カップル」もアリ!


「付き合っている」事実よりも「愛し合っている」気持ちを大切にしている事実カップル。
事実カップルという関係性を選ぶ理由は人それぞれですが、お互いに納得した上で愛を育んでいるのであれば、それは一つの付き合い方として成立しています。

「普通の付き合い方だと何だかしっくりこない」「もっと自由に付き合ってみたい」という人は、事実カップルという付き合い方を選んでみてもいいかもしれませんね。

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ごとうゆき(ライター)
ごとうゆき

恋や仕事に悩む女性を応援するマルチライター

web制作会社に勤務し、デザイナー兼ライター業務を担当。女性らしいデザインや文章を学ぶ。認定心理士の資格を所持しており、心理分析をもとにした恋愛記事が得意。現在はフリーライターとして恋愛、キャリア、エンタメなどの情報を発信中。恋に悩む女性の背中を押せるよう、心を込めて記事執筆しています。

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