2022.01.12

免許証写真で映えるメイク方法とは?できるだけ盛るためのメイクと撮影のコツ

免許証の写真はいつものメイクだと残念な仕上がりになりやすく、更新までの数年間、気にしながら過ごす羽目に。身分証としても使う免許証。なるべくキレイに写真を撮りたいですよね?この記事ではできるだけ盛れる証明写真を撮るための映えメイクをご紹介します。

なぜ免許証の写真は残念な仕上がりになるの?


運転免許証の写真は、多くの人が残念な仕上がりになって嘆きます。
逆に、芸能人などが盛れた写真で免許証をつくると「すごい」と話題になるほど。

どうして免許証の写真は残念な仕上がりになるのか、不思議に思う人もいるでしょう。
運転免許証の写真は公的使用されるため、顔情報を正確に反映する必要があります。

そもそもの目的が美しく撮影することではなく、正確に撮影すること。
そのために色ムラや凹凸がはっきり写ってしまいます。

また運転免許証の背景はほとんどが青です。
青い背景は血色を感じさせにくいので、免許証の写真は顔色が悪く写りがちになります。

免許センターでは多くの人の写真を撮影するため事務的な撮影環境になり、表情が暗くなるのも残念な仕上がりになる要因でしょう。

免許証写真をできるだけ盛る「映えメイクテクニック」とは


一度発行したら次の更新まで数年間持ち続ける免許証。
身分証として提示することもあり、多くの人の目に触れる機会もあります。

写真は少しでも美しく仕上げたいですよね。
ここからは、免許証写真の撮影に取り入れたいメイクテクニックをご紹介します。

ベースメイク&コンシーラー

土台となるベースメイクは最重要といっても過言ではありません。
下地はトーンアップするものを選び、ファンデーションは小ジワができにくいクリームタイプを丁寧になじませましょう。

クマやシミが免許証写真に写らないよう、コンシーラーで念入りにカバーすることも忘れずに。
全体的にいつもよりカバーしつつ、首との色に大きな差が出ないように注意しましょう。

免許証の写真は胸元まで写ります。
顔が白浮きをしてしまうとお面をかぶったような不自然な仕上がりに。

顔と首の色が大きく変わらないように、鏡で確認しながら補正しましょう。

ハイライト&シェード

免許証の写真はのっぺりと平面的な仕上がりになりがちです。
ハイライトやシェードを上手に使って、お顔に立体感を出して撮影に臨みましょう。

ハイライトは特に、目の下から目尻横にかけてのCゾーンにしっかりのせます。
免許証写真はクマが写りやすいので、コンシーラーとハイライトのWカバーがおすすめです。

シェードはフェイスラインをすっきりさせるように自然にぼかしましょう。
鼻が低めの人はノーズシャドウを入れると鼻筋が通って見えますよ。

アイシャドウ


免許証の写真では自然なイキイキ感が出るようなアイシャドウを使いましょう。
目力アップにカラーコンタクトやディファインコンタクトも使用できすが、本人確認ができないほど不自然なアイテムはNGです。

アイシャドウに寒色系を使ってしまうと、目元が暗く小さく見えやすいので注意。
また、目尻に濃い色を乗せると陰に見えることがあります。

免許証の写真を撮るときのメイクでは、縦グラデーションにするのがおすすめです。

アイライナー&マスカラ

免許証の写真で目の輪郭がぼやけると、一気に残念な仕上がりになりやすい傾向。
目の輪郭をはっきりさせるアイライナーとマスカラは重要なアイテムです。

アイライナーは発色のいい黒のリキッドを選び、目の輪郭を自然に強調しましょう。
まつ毛はビューラーでくるんと上向きカールにしたら、ボリュームタイプのマスカラで仕上げると目力アップにつながります。

リップ&チーク

免許証の写真背景は青なので、いつものメイクだと血色感が飛ばされがちです。
リップやチークも普段より、ややしっかりと付けていきましょう。

ただし濃いレッドやパープル・プラム系のコントラストが強い色だと不自然に仕上がります。
リップやチークには自然なピンク系・コーラル系をチョイスするのがおすすめです。

もし時間があれば、撮影直前にグロスをオンすると写真映えしやすくなります。

免許証写真が映える!おすすめのメイクアイテム


免許証の写真を盛るためのメイク方法をご紹介しました。
ここからはおすすめのメイクアイテムをピックアップしてお伝えします。

POLA ディエムクルール カラーブレンドパウダーコンシーラー|透明感と明るさをプラス!

SNSでも大人気のPOLAディエムクルールから、2021年新作のコンシーラーが発売。
独自のカラートリックでパーツトラブルを自然にカバーします。

透明感と明るさを演出する、見た目もかわいいパウダー状のコンシーラー&チーク。
ブレンドされた虹色カラーをブラシでくるっととって、気になる部分に乗せるだけで簡単に完成します。

塗った瞬間目元がパッと明るくなり、カバー力も抜群!
パウダータイプなので免許証写真を撮る直前のお直しアイテムとして使えます。

カネボウ ルナソル スキンモデリングアイズ 01 Beige Beige|自然な立体感で目力アップ

ルナソルのスキンモデリングアイズは、自然な立体感が出る定番アイシャドウ。
特に「01 Beige Beige」は、肌にとけこむようなナチュラル発色が特徴です。

派手すぎない上品なカラーが大人女子に大人気です。
「02 Beige Orange」も肌になじむ自然な発色なので、お好みでチョイス。

免許証写真では、いつもよりしっかりめにカラーをのせるといいでしょう。

ディオール アディクト リップ グロウ|ティントなので発色が長時間続く

ディオールのナチュラル ティント リップ バーム。
ティントタイプなので崩れにくく、鮮やかな発色が免許証写真にぴったりです!

たっぷりのうるおいを与え、1人ひとりに合った血色感で唇をほんのり彩ります。
リップバームとしてそのまま塗ったり、口紅のベースにしたりと優秀なアイテムです。

免許証写真を美しく撮影する服装選びのポイント


免許証の写りをよくするには、メイク以外にも押さえておきたいポイントがあります。
まずは、服装選びのポイントから見ていきましょう。

ホワイト系、ライトベージュ系など顔映りのよい色を選ぶ

黒などの暗めのトーンの服装を選んでしまうと、顔映りが暗くなります。
服装の色はホワイト系、ライトベージュ系がおすすめ。

ホワイトやライトベージュは清潔感があり、顔色を明るくするレフ板の効果が期待できます。
免許証の写真は背景が青なので、青や濃いグリーンだと背景と同化してしまうので注意です。

鎖骨ラインが出て、首元がすっきりした服装を選ぶ

免許証写真の服装は、首元のデザインも大事なポイント。
首元が詰まった服は首が短く見えるのでもったいないです。

免許証写真の服装は、鎖骨が軽く見える程度のVネック・Uネックのシャツやブラウスが良いでしょう
胸元が大きく開いている服やノースリーブなどは身分証として使用する際に適さないため、避けたほうが無難です。

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免許証写真を美しく撮影する髪型のポイント


顔の印象を大きく左右しがちな髪型にも意識しておきましょう。
ロングヘアでもショートヘアでも、顔まわりをスッキリさせておくことがポイントです。

前髪は目にかかりすぎないようにする

免許証写真の髪型で、特に注意したいのは前髪です。
撮影時に前髪が目にかかりすぎていると、顔が陰になり表情が暗くなりがち。

前髪を適度に横に流し、目元をすっきりと見せると明るい印象を与えられます。

フェイスラインを隠しすぎない

小顔効果狙いで髪を下ろす人もいますが、野暮ったい印象になることがあるので注意。
おすすめの髪型は、ハーフアップやポニーテールなどの首元がすっきり見える髪型です。

フェイスラインを出したくないなら、サイドの髪を少し残すとよいでしょう。
ボブやショートヘアの人は、耳を少し出すだけでもすっきりとした印象になりますよ。

免許証写真を美しく撮影する姿勢のポイント


撮影は次から次へと流れ作業で進んでいくため、どうしても焦ってしまいます。
しかし、きれいな証明写真にしたいなら、背筋だけは絶対に妥協してはいけません。

美しく撮影するための姿勢のポイントを見ていきましょう。

猫背はNG!背筋をしっかり伸ばそう

免許証の写真撮影のときには猫背に注意しましょう。
背中が丸まってしまうと首が短く、顔が大きく見えてしまうので盛れません。

意識的に背筋をしっかりと伸ばし、姿勢よく撮影しましょう。
肩を自然に下げると首から胸元のラインがすっきり見えるのでおすすめです。

あごを引いて、小顔効果&目を大きく見せる

写真を撮る際にあごが前に出ていると、顔が長く・大きく見えてしまいやすくなります。
免許証写真を撮影する際には、首をぐっと後ろに引くようにするといいでしょう。

あごを引くとフェイスラインがすっきり見えて、少し上目遣いになるため目も大きく見えます。
あまりにも引きすぎると不自然なだけでなく、二重顎に見えてしまう可能性があるので適度に引くことを意識してください。

免許証写真を美しく撮影する表情のポイント


最後に、1番大切な表情のポイントをご紹介します。
笑いすぎると「笑わないで」と注意されたり、無表情だと盛れなかったりするため、適度に盛るためにできることに挑戦してみてくださいね。

目は見開きすぎない、笑いすぎない

免許証写真ではなるべく目は大きく、パッチリと見せたいですよね。
しかし、目の見開きすぎは不自然な仕上がりになるのでおすすめしません。

逆に笑顔の写真にしようと目元をくしゃっとさせると、目が小さく見えてしまいます。
免許証の写真では目は自然に開き、まっすぐレンズを見るのがポイントです。

穏やかで美しい表情は“口元”で作る

免許証写真で映える表情を決めるのは、目元より口元です。
免許証の撮影の際には、口を軽く閉じた状態でニコッと口角を上げます。

穏やかで自然に笑っている状態になり、免許証写真に映える美しい笑顔になります。
イメージとしては、軽く微笑む程度にしておくとキレイに写りやすいでしょう。

免許証写真を残念にしない3つの裏ワザとは?


意外と知られていない免許証写真の撮影時に使える裏ワザをご紹介します。
絶対に盛れる・映えている写真の免許証にしたい人は参考にしてください。

お手軽レフ板で顔のアラを飛ばす

モデルが写真撮影をする際は、光を集める効果のあるレフ板を使用します。
顔に光を集めることで、クマ・シミ・シワなどのアラを飛ばして美肌に見せてくれるためです。

服装の色味を選べばレフ板効果を狙えますが、もっと光を集めたい場合はお手軽レフ板を持ち込みましょう。
白いノートや下敷きなど小さくても白いアイテムを胸元で持つと、光が反射し顔が明るくなります。

写真撮影に差し支えなければ、お手軽レフ板を持ち込むこと自体はOKなところが多いです。

その場で撮り直しに応じてくれることも

免許証写真の撮影が混んでいないときに限りですが、撮り直しに応じてくれることもあります。
撮影後の仕上がり確認の際に撮影者に申告すればOKです。

ただし、撮り直しに応じてもらえなかったり、何度も撮り直しができなかったりするので、基本は本番一発撮りのつもりで臨みましょう。

実は免許証写真は持ち込みもできる

免許証写真の当日撮影は緊張するから避けたいという場合は、事前に撮影した写真を持ち込むこともできます。
写真の持ち込みをする際は、規定サイズや定められた免許証写真のルールを必ず守りましょう。

既定サイズ・ルールが守られていない場合は、結局撮り直しになるので注意です。
免許証写真の持ち込みルールは以下の通り。

  • タテ3cm×ヨコ2.4cm
  • カラー写真
  • フチに枠線がないもの
  • 背景はブルーの単色(※自治体によってはブラウンやグレーがOKの場合も)
  • 無帽(宗教上または医療上の理由がある場合は除く)
  • 正面を向いている
  • 上三分身(胸から上)
  • 6ヶ月以内に撮影したもの

クリアしなければならない条件が多いので、写真スタジオで撮影するのが無難です。
もちろん写真の加工・修正はNGとなります。

免許証写真は映えメイクで美しく撮ろう


免許証の写真はちょっとしたコツで仕上がりが劇的に変わります。
一度発行すると数年は変えられない免許証写真。

残念な仕上がりで後悔しないために、この記事でご紹介したアイテムやコツを意識して、メイクや髪型、服装も適したもので撮影しましょう。

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わかな ゆい(ライター)
わかな ゆい

現役化粧品メーカー勤務のWebライター

東証一部上場の化粧品メーカーで10年以上勤務。美容トレーナー経験があり、コスメ・エステ・メイク・サプリの専門知識が豊富。本業でJMA(日本メイクアップ技術検定)1級、 認定フェイシャルエステティシャン、サービス接遇検定2級、コスメ薬事法管理者の資格保有。現在は経営コンサルタントとして首都圏のエステ店15店舗を担当。

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