ダメな上司の特徴や口癖は?10人上司が変わったキャリア女子経験談

2021.09.15

「誰と一緒に仕事をするか」は重要ですよね。特に「上司がどうか」は仕事の成果を左右するといっても過言ではありません。私は10年間で10人上司が変わりましたが「ダメな上司」には共通点がありました。今回は「ダメな上司」体験談をご紹介します。

  1. 組織で仕事をするうえで「上司」はとても重要
  2. ダメな上司には共通点があった!
  3. ダメな上司の残念エピソード
  4. ダメな上司の扱い方
  5. ダメな上司も使いよう

組織で仕事をするうえで「上司」はとても重要


組織、特に日本企業で働くうえで「誰と一緒に働くか」は大きな意味を占めますよね。
現行の日本の新卒採用システムでは大多数が専門職採用ではなく、総合職採用で入社します。

仕事のスキルは組織に入ってから、その中で経験を積んで身に付けていくシステムです。

入社した組織の中にどのような人がいて、どういう風に仕事を進めているのか。
どう学んでいくのか、どう身に付けていくのか。

特に入社した最初の数年はどのような人達と過ごすかが、その後の社会人生に大きな影響があるなと個人的に感じています。
その中でも「上司」の存在は日々の仕事を進めるうえで重要な存在です。

どうして「上司」がそこまで重要なのでしょうか。

決定権は上司にある


新しい企業ではだいぶ薄れてきているかと思いますが、老舗の日系企業の組織はまだまだ縦社会です。

新人がいて先輩がいて、課長がいて部長がいて本部長がいて…何か物事を動かそうとするときに承認してもらわなければいけない人達が上の方にずらっと並んでいます。

どんなに自分では最高だと思った案件でも、上司がNOといえばNOなのです。
昔こてこてのサラリーマンだった父が「サラリーマンの客は上司だ」と言っていましたが、同じように企業に入って働いて、あの言葉はあながち間違いではなかったなと思いました。

まずは上司のOKをもらう内容に仕上げること。
これが日系老舗企業では残念ながらまだ残っている現状です。

部下の成長を伸ばすか止めるかは上司次第


何も分からずにぽんっと社会に放り出された新人を教育するのは上司の役目です。
上司が10人いれば、部下の教育方針も10通りあります。

そしてこの上司の教育方針や上司の仕事の進め方次第で、部下たちが成長できるのかどうかが大きく変わります。

私自身もこの上司のもとで働いた数年があったから成長することができた、逆にこの上司と働いたから全く仕事が進まなかったなど、上司が変わる度に経験してきました。

もちろん自分で自己の能力を高める努力は必要です。
ですが、その能力の向上スピードを加速させてくれるのかそうでないかは、上司にかかっていると言えるでしょう。

優秀な上司は少ない


私は10年間で10人上司が変わりましたが、その中で「この人は優秀だ」と思ったのは何人だったと思いますか?

正解は1人です。
少ないですね!

かなり極端だとは思いますが、みなさんの周りも似たような状況なのではないでしょうか?

残り9人を「普通」と「ダメ」に分けるなら、「普通」が4人で「ダメ」が5人です。
「普通の上司」は当たり障りなく仕事をこなし、毒にも薬にもならない存在でした。

一方で「ダメな上司」は仕事の成果にも、心身にもマイナスの影響が出るほどでした。

ダメな上司には共通点があった!


私が経験した5人の「ダメな上司」の何がダメだったのだろうと分析してみると、ダメな上司には次のような共通点がありました。

ダメな上司の特徴


まずはダメな上司の特徴です。

ビジョンがなく、自分で決めない

上司にはその組織を導く役目があります。
この組織をどのような組織にして、どんなアウトプットを出し、価値を生み出すのか。

これを真剣に考えるのが上司の仕事です。
ところがダメな上司は「自分で決めない」のです。

これがダメな上司の最大の特徴です。

社会人ですから表面上は分かっているように見えるでしょう。
でも「分かったふり」をしているだけで「理解」はしていないので、自分の中に確固たる信念やビジョンがないのです。

だから部下が決断してほしい時に決められない。
決めたとしても内容が曖昧で、結局どうしたらいいのか部下たちが分からない。

組織を導く道を提示できない上司は「ダメな上司」ですよね。

状況によって言うことが変わる

自分に信念がなく、自分で決められない上司の特徴として、次に「状況によってコロコロと言うことが変わる」ことがあげられます。

この前相談した時はAと言っていたのに、今回相談したらBと言われた。
なのでBで進めていたら突然Aに戻してといわれた。

そんなことってありませんか?
それがその時々の社会情勢や会社の状況を鑑みた上での決断なら問題ありません。

変化のスピードが激しい現代です。
時には決断を大きく変えないといけない場合ももちろんあります。

そうではなく、自分の中でしっかりとした軸がないので、その時思ったことをそのまま発言している場合は問題です。

前者の場合は納得度の高い理由があるでしょう。
後者の場合はおそらく「部長に言われたから」「会社がNGだったから」といったような曖昧な理由になるはずです。

部下が進めていることを自分の気分で方向転換してしまうことは時間と労力のロスになる、「ダメな上司」の問題行動ですね。

責任を部下に押し付ける

何か問題が発生した時にその責任を部下になすりつける。
そんなダメな上司もいます。

「報告を受けていなかった」「指示した内容と違う」など、上から説明を求められた時に自分は悪くなかったという主張をされたこともありました。

当然、部下からは報告も相談も受けていたし、指示した内容通りに仕事が進んでいた結果だったとしてもです。

本来であれば部下のミスは上司が責任を追って、再発防止に努めるべきです。
ところが日本の縦社会は一度の失敗に厳しい面があります。

ダメな上司はプライドが高く、上ばかり見ている場合が多いですから、自分の責任や失敗にしたくないのです。

部下を守る立場であるはずの上司から責任を押し付けられる。
これはなかなか部下としても受け入れがたいことですし、自身の評価にもつながります。

自分されよければいいと考えるのがダメな上司の特徴です。

否定から入る

ダメな上司には部下がせっかく考えて仕上げてきたものをまず最初から「NO」という特徴もあります。
私が唯一優秀だと思った上司の方は、自分がどう思ったとしてもまず私の提案を受け入れてくれました。

そのうえで足りないところを補う指示をくれたり、私が気付くように指導したりしてくれました。
まず受け入れてもらうことというのは部下の成果を認めることです。

人は自分を認めてもらうことでやる気が出て前向きに努力することができます。
それを最初から否定されてしまっては頑張ろうという気持ちにもなりませんよね。

ダメな上司が最初から否定する理由には2つあると私は考えています。

  1. 自分の思うとおりの内容になっていない
  2. 前例がないため判断ができない

唯一自分がこうだと思っているものしか受け入れられないので否定に入ってしまう。
「ダメな上司」がいると現状を変えられずに停滞してしまいますよね。

データだけ集める

ダメな上司にはデータや根拠だけ集めて、企画やプレゼンは得意でも実際に行動に移せないという特徴もあります。

やたら部下に「〇〇のデータ出せ」「△△の資料準備して」と指示してデータを抽出させたり、資料を作らせたりしてもその結果、何かの仕事が動いたり成果が出たりしたかというとそうではないことが多々あります。

データ分析や資料作成、その説明は「仕事をしている感」になりますよね。
大切なのはそのデータや資料を用いて“何をするか”のはずなのですが、ダメな上司は前段階で仕事をしたつもりになって実際の行動に移せないのです。

ダメな上司の口癖


こういった特徴のあるダメな上司ですが、口癖も共通していることが多々ありました。
実際に言われたダメな上司の口癖をご紹介します。

「上に確認するね」

自分では決められないダメな上司の典型的な口癖です。
お伺いを立てなければいけない日本企業の縦社会を表したような一言でもありますね。

もちろん大きな案件や、部署をまたいで動かすようなプロジェクトであれば責任者への確認は必要でしょう。
ダメな上司はそうでもない案件でも自信がなければ上に確認してしまうのです。

「なんでできないの?」

失敗は誰にも付きものです。
大切なのはなぜ失敗してしまったのか、失敗した場合どうリカバリーすべきなのかを迅速に検証して対応していくことです。

ところがダメな上司はまずできなかった責任を追求します。
そしてその責任を個人の問題にしがちです。

人間ですからケアレスミスやヒューマンエラーは起きます。
組織として取り組むべきはそういったミスを防止する仕組みを作ることです。

失敗したことを反省はさせても責任を部下に負わせることに意味はありません。
むしろそういった仕組みを作れていない上司に責任があるはずです。

ところがダメな上司は自分で責任を取りたくないので部下に当たってしまうのです。
本当に困ったものですよね。

「言われた通りにやって」

自分の思うように物事が進まないとNOと否定ばかりするダメな上司。
部下が少しでも自分の指示と違うことをすることを受け入れられません。

「黙ってやればいいんだ」という風に言われたこともありました。

仕事ってそういうものではないですよね。
それならむしろあなたがしたらいいじゃない!と喉元まで言いかけたこともありました。

上司がすべて正しいことなどありません。
だからこそチームを組んで様々な意見や視点を入れながら試行錯誤していくことでアウトプットの質を高めていくのです。

それを妨げてしまう「ダメな上司」のダメなところが、この一言に集約されているようです。

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ダメな上司の残念エピソード


私が経験した5人のダメな上司。
彼らの特徴や口癖に共通して見られるのは

  1. ビジョンがない
  2. 責任を取りたくない
  3. 思い通りにしたい

ということでした。

そんなダメな上司ですが、具体的にはどのように行動して部下に接するのでしょうか。
私の経験したダメな上司エピソードを2つ、ご紹介しますね。

何もしないイエスマン


ダメな上司の「ビジョンがない」という特徴の最たる例がこの“何もしないイエスマン”です。

10人ほどの部下がいる部署の課長でその上に部長がいましたが、部長の言うことが絶対。
とりあえず部長が指示してきたことをそのまま「はい」といって持って帰ってきます。

そしてその部長の指示をそのまま部下に流します。
自分は特に何もしません。

部下としては上司から降りてきた指示なので対応しようとしますよね。

ところがそれがまるでシャワーのようにどんどん降りてくるのです。
現場のことを理解していればその場で「対応が難しい」と思うような指示もとりあえず受けてくる。

ただでさえ日々の業務に追われているので、追加でどんどん指示が降りてきたら対応できるものもできなくなってしまいます。

現場で対応が難しいならなぜ難しいのか、どうすれば少しでも対応ができるのかということすら考えてくれません。

すべて現場に丸投げです。

そして部下があげてきたものはそのまま自分の成果として部長に提出する。
そんな課長がいました。

そんなただ仕事を橋渡しするだけのダメな上司の存在なんてあまり意味がありませんよね。

するとどうなるか。
部下たちも直接部長に指示を仰ぐようになります。

その方が部長の真意も分かって話が早いからです。
みなさんの周りにもこのような “何もしないイエスマン” いませんか?

私はこのダメな上司の言動にかなりのストレスを受けてしまい、低音性難聴になってしまいました。

資料ばかり作らせる


「行動しない」ダメな上司にひたすら資料を作らされたこともあります。

例えば自社商品を開発する部署にいる場合。
その部門のミッションは「顧客に喜んでもらえる商品を開発すること」であるはずです。

ところが当時の上司に指示されたことは、過去の商品の販売データをこれまで以上に遡ったり、他社がリリースしている商品を画像・価格・スペック付きで一覧にひたすらまとめたりすることでした。

必要なことももちろんありましたが、1分で説明するだけのデータに何時間もかけて抽出させられたこともあります。

そのデータや資料を作ったことが部門のミッションにつながるのであれば問題はありません。
ですが結局は資料に載せるだけ、説明するだけで終わることが多々ありました。

そしてそのデータや資料の結果を何か行動に移すことはしないのです。

「顧客に喜んでもらえる商品を開発」できなければ、その部門のミッションは達成したことにはなりません。
すべてのデータや資料に意味はないのです。

作るだけで満足する、説明するだけで満足する。
そんな上司のもとで働くと、時間ばかりがすぎて成果が出せない辛い日々となりますよね。

ダメな上司の扱い方


これまでご紹介してきたダメな上司の特徴とエピソード。
私の周りにもいる、やっぱり今の上司はダメなのかも…と思われた方もいるのではないでしょうか。

ではダメな上司に当たってしまった場合、何もできずにそのまま日々を過ごさなければいけないのでしょうか?
私の経験からいうと、そんなことはありません。

むしろこんなに分かりやすい特徴を持っている「ダメな上司」だからこそ、うまく扱えば自分のやりたいことをやりたいように進める手助けになります。

もしダメな上司との接し方や対応に困っている方がいたら、ぜひ参考にしていただきたいです。

「上司は使うもの」と割り切る


もしダメな上司だと思った場合、まず「この上司は使うもの」と割り切りましょう。

上司に言われるがままに自身の身の振り方を変える必要はありません。
反対に上司を変えてやろうと思う必要もないと思います。

「上司は自分がやりたいことを進めるときにうまく使えばいい」と割り切ってしまえば、不思議とこれまでストレスだった上司の言動が気にならなくなりました。

例えば取引先に商談を持ち掛けたい場合。
担当者同士ではなく上司がいたほうが話がスムーズに進むことってありますよね。

上司もビジネスマンですから、マネジメントはできなくても対社外ではそつなくこなせるタイプが多いのもダメな上司にありがちです。
プライドも高いので、頼られると悪い気がしないタイプが多いのも特徴でしょう。

「課長にいてもらった方が心強いです」「部長のお力をお借りしたく」などとさらっと付けておけば同行してくれる場合が多かったです。

必要以上にへりくだる必要はありません。
一言添えるだけで物事が進むのであれば、使えるものは使った方が、結果、自分のやりたいことを実現させる近道になります。

「自分の成果をあげるために使う」と割り切ってみると、接し方も変わってくると思いますよ。

自分のしたい方向にうまく誘導する


「自分の思いがない」「唯一自分の考えていること以外は否定する」ダメな上司の場合はどうすればいいでしょうか。

私は上司の言うことを聞いているフリをして、プランにも少し折り込みながら実際は自分のしたいようにするようにしていました。

ダメな上司は「自分の指示が入っていない」ことを受け入れられません。
ですが、それさえ多少あればプランの全体像や最終の着地にあまり意志は持っていないことが多かったです。

否定されたから、と言ってやめてしまうのではなく「否定された部分のみ修正して対応する」ぐらいのものだと受け取って、やりたいことは進めるようにしてみてください。

その上の上司まで巻き込む


ダメな上司ほど、組織の序列に敏感です。

上の言うことが絶対、上の指示には従う。
ダメな上司はそんなタイプばかりでした。

逆に言うと、上さえ押さえてしまえば物事を進めやすくなります。
私はダメな課長に重要な判断を仰ぐ際には、部長も同席するようにアポイントを取っていました。

どうせあとで課長が確認する、課長が判断できないのであれば部長にその場で確認してもらうほうが迅速に対応ができます。
その場での部長の指示に従えば課長は何も言ってきません。

これは課長の判断で進めていた案件が、部長は全く違う方向性で進めるように判断したのでやり直しになった、というようなロスを避けることができます。

可能なのであればダメな上司をスキップして、その上の上司に直接判断や指示を仰ぐのも手でしょう。

あきらめる


色々うまく扱おうとしてもどうにもならないダメな上司というのも中にはいます。
責任を押し付けてくるダメな上司の場合は、その場ではどうにもならないことの方が多くありました。

そういう上司の場合は、いっそあきらめてしまうのもありでしょう。
悔しいですが、ちゃんと自分のことを見てくれている人が同僚でも他の部署の上司でもいるはずです。

あきらめてやりたいようにやってしまう、いったんは言われたようにやっておいて部署異動や転職を考えるなど自分でできることはあります。

ダメな上司のもと自分を犠牲にする必要はありません。
自分のキャリアは自分で切り拓くように、社内の人事に働きかけたり、転職活動をしたりしてみてください。

正しく自分を評価してくれる人は必ずいます。
自分で自身の環境を変えるように働きかけてみましょう。

ダメな上司も使いよう


社会人にとって、仕事は日々の大半を占めて生活していくためにも必要かつ重要なものです。
その仕事でダメな上司がいると仕事は進まないし、ストレスも溜まりやすくなりますよね。

ですがダメな上司への見方を少し変えて、使えるところだけ使ってやろうぐらいの存在だと思えるようになると、心の持ちようも変わってきます。

ダメな上司も使いようです!
うまくタイプを見極めて、自分の仕事の成果をあげるために使っていきましょう。

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Rolmy編集部(ライター)
Rolmy編集部

Rolmy編集部から、仕事も私生活も充実させたい20~30代の働く女性向けに、より私らしく輝けるキャリアやライフスタイルを叶えるためのヒントをお届けしています。