あの花にはこんな意味があった?実は怖い花言葉
花屋に並べられた素敵な花々を見て、心が感動で揺さぶられ、「大好きなあの人に贈ろう」と考える人もいるでしょう。
しかし何も知らずに贈った後に雑誌などで花言葉を知り、驚くこともあるようです。
また、友達から贈られた花言葉が怖すぎて、このまま友情を続けるべきか悩んでしまうことがあるかもしれません。
プレゼントに用いるならばできるだけ誤解を避けたいものです。
また、怖い花言葉を見て様々な背景を想像し、空想に浸るのも面白いかもしれません。
今回は「助けて」をテーマに、不思議で興味深い花言葉の世界へと足を踏み入れてみましょう。
チグリジアの花をもらったらどうしよう?花言葉「私を助けて」
普段眺めている花に、調べてみると怖い花言葉が秘められていることがあります。
たとえば「助けて」という花言葉の花を渡されたら、贈られた側も気になってしまい、現状がどうなっているのか思わず聞いてみたくなるでしょう。
花言葉が「助けて」である花チグリジアについて、調べてみました。
【チグリジアの花言葉①】「私を助けて」
チグリジアの和名はトラユリ。
アヤメ科トラユリ属の花でトラフユリやタイガーフラワー、タイガーリリーとも呼ばれています。
花の中央部分が虎の模様のようになっており、そこからタイガーリリー等のように虎に関する呼び名がついたようです。
どことなくユニークで、パッと目を引くインパクトがある花でもあり、飾っているだけで元気がもらえそうな気持になるでしょう。
4〜5月に植えて開花するのは6月〜8月であり、赤や黄色、オレンジや白などの色合いが楽しめる花で、9月1日の誕生花とされています。
トラユリなのに、暦上の寅月である2月でない所がちょっと面白いですね。
チグリジアとはラテン語の「Tigris(ティグリス)」から来ており、こちらの意味も「虎」。
虎柄が好きな人は、この花をチョイスしてみるのもいいかもしれません。
このチグリジアの花言葉のひとつが「私を助けて」。
トラユリということもあり、虎に追いかけられて「助けて」と叫ぶ光景が頭に浮かんできそうですね。
「私を助けて」という意味がつけられた理由のひとつとして、咲いている時間が一日と短いことが関係しているかもしれません。
【チグリジアの花言葉②】「私を愛して」
離れていく恋人や、片思い中の人へと手を伸ばし懇願するような、とても切ない花言葉がチグリジアにはあります。
その花言葉とは「私を愛して」。
愛を求めて涙が頬を伝う姿をイメージしそうな、心が少し痛くなる花言葉です。
チグリジアのその他の花言葉とは
チグリジアには、「私を助けて」や「私を愛して」という意味ありげな花言葉以外に、このような花言葉があります。
・誇らしく思う
・鮮やかな場面
こちらはとてもポジティブで、良いイメージです。
チグリジアは「私を助けて」と「私を愛して」の花言葉のインパクトが強すぎますが、鮮やかで模様もユニークな花なので、是非とも「愛して」あげて下さいね。
「助けて」と言われたら渡すといいかも?不安を解消する花言葉
「助けて」と悲鳴をあげたくなるような花言葉を見ると、怖くなってしまいますね。
危機的な状況から、あなたや大事な人を守ってくれそうな花言葉を持つ花を選んでみました。
【花言葉「あなたを救う」】アキメネス
原産地はメキシコやコロンビアで、可憐な花には「あなたを救う」というけなげで力強い意味が添えられています。
他にも「大事な人」という素敵な意味の花言葉と、「珍品」という風変わりな花言葉があるようです。
チグリジアの花を渡されて助けられる力があるのならば、この花を差し出すのもいいかもしれませんね。
【花言葉「守護」】トリテレイア
トリテレイアには「守護」という力強い花言葉があります。
もしも大事な人から「助けて」というサインを受け取った時、「皆の想いがあなたを守るよ」という気持ちをこめて、この花を渡すのもいいかもしれません。
また、心がくじけそうになったとき、悲しみを背負いきれないときに、この花を眺めてみるといいでしょう。
【花言葉「幸せは必ず来る」】カキツバタ
カキツバタの花言葉は非常にポジティブで、勇気をくれそうな「幸せは必ず来る」という意味です。
あなたの友達や家族が助けを求めている時、この花が元気づけてくれるでしょう。
【花言葉「幸せを運ぶ」】白いクチナシ
白のクチナシの花言葉は「幸せを運ぶ」です。
助けてほしいと懇願するような状況に、幸運がやってくることを花に願うといいでしょう。
【花言葉「幸せを招く」】フクジュソウ
フクジュソウには「幸せを招く」というラッキーな花言葉があります。
出会いや恋のチャンスが欲しい人や、宝くじに当たりたい願望がある人はフクジュソウを手にしてみるのもいいかもしれません。
【花言葉「望みの成就、望みの達成、あなたとの約束」】ハナトラノオ
最も力強く幸運を約束してくれそうな花言葉を持つ花のひとつが、ハナトラノオです。
必ず助けるという意志を、「あなたとの約束」の花言葉に託して手渡すのもいいでしょう。
助けられない時の罪滅ぼし?「謝罪」がテーマの花言葉
「助けて」と言われても、助けられずに謝るしかないこともあるでしょう。
「許してください」や「許しを請う」など、助けてと言われても希望を叶えられない時に使えそうな花言葉の花を、まとめてみました。
【花言葉「許してください」「ごめんなさい」】ヒヤシンスの紫
人は花を渡す時、愛や感謝、病人への元気づけなど、温かい気持ちを伝えることが多いでしょう。
しかし時には謝罪のために花を渡すシーンも人生にはあるかもしれません。
そんな時にはヒヤシンスの紫を選んでもいいかもしれません。
ヒヤシンスの紫には「ごめんなさい」「許してください」「悲哀」などの意味があります。
【花言葉「許しを請う」】白いチューリップ
可愛くて誰もが知るチューリップですが、白いチューリップには「許しを請う」という花言葉があります。
迷惑をかけてしまった仕事先の人や、仲たがいしてしまった友人に贖罪の気持ちをこめて贈るのもいいでしょう。
他にも「思いやり」という優しい花言葉もあります。
しかし「失恋」「思い出の恋」「新しい恋」という恋にまつわる3つの花言葉があるので、恋人同士で贈り合うにはやや不向きな花かもしれません。
【花言葉「ごめんなさい」】15本のバラ
バラには本数によってそれぞれの意味があります。
15本のバラは「ごめんなさい」という意味です。
疎遠になってしまった友人や、最近すれ違い気味の家族などに渡すのもいいでしょう。
キレイな花なのに?思わず「助けて」と言いたくなる花言葉の花たち
花の中には、「悲しみ」や「望みのない恋」など思わず「助けて」と言いたくなるような、心が不安になってしまうような花言葉があります。
ちょっと気になる不安な花言葉を調べてみましょう。
【助けてと言いたくなる花言葉「離れゆく愛」】蓮
すべてが浄化された世界である極楽浄土に咲き誇る蓮の花々。
心が清められそうな蓮の花には、「離れゆく愛」という寂しくてつらい花言葉があります。
好きな相手から手渡されたら「誰か助けて」と泣きたくなるような、最悪の気分になってしまいそうですね。
【助けてと言いたくなる花言葉「望みのない恋」】黄色のチューリップ
黄色の花には否定的な花言葉を持つものがいくつかあるようです。
たとえばチューリップの黄色には、「望みのない恋」や「失恋」などの花言葉があります。
思わず元気が出そうな黄色のチューリップですが、好きな人に贈るには不吉なイメージがするので、避けた方がいいかもしれませんね。
【助けてと言いたくなる花言葉「寂しさ」】キンセンカ
助けて、と言いたくなるのは孤独を感じた時でしょう。
キンセンカの花言葉は「寂しさ」で、寂寥感に潰されそうな心を表現しているかのようです。
他にも「悲嘆」など、つらそうな花言葉があります。
【助けてと言いたくなる花言葉「私を思い出して」シロツメクサ・クローバー
最も悲しいのは、愛する人たちに存在を忘れ去られることです。
シロツメクサの花言葉には、自分を忘れないでほしいという願いが込められています。
【助けてと言いたくなる花言葉「儚い」①】アネモネ
アネモネは、ギリシャ神話に登場する絶世の美少年アドニスが流した血より生まれた花とされています。
このため儚い恋や、儚い夢などのちょっと可哀そうな花言葉が、アネモネにつけられたようです。
アドニスは美神アフロディーテに愛されてしまい、嫉妬した彼の恋人マルスにより殺されてしまいます。
嫉妬により儚く命を散らした美少年の想いがこの花に宿されたのでしょうか。
しかし赤いアネモネには「君を愛す」という意味もあります。
【助けてと言いたくなる花言葉「儚い」②】月下美人
どことなく妖艶で、佳人薄命という言葉を思い出させる月下美人。
花の寿命がたった一日であるせいか、儚い恋、儚い美という花言葉になっています。
ちなみに似ている言葉である「月下老人」は花ではなく、縁結びの神様です。
背筋がゾクッ!怖い感情を秘めた花言葉
花言葉の中には贈られると思わず「助けて」と叫んでしまいたくなるような、怖すぎるものがあります。
もし友達からこれらの花を渡されたら、恋のライバルだったり実は嫌われていたりする可能性があるので、気を付けた方がいいかもしれません。
怖すぎる花言葉の秘密を探っていきましょう。
【怖い花言葉「悲しみ、嫉妬」】マリーゴールド
明るくて元気をもらえそうな黄金のマリーゴールドの花ですが、花言葉のひとつが「悲しみ」です。
さらに他の花言葉も「嫉妬」と「絶望」などネガティブ揃い。
原産地である国メキシコでは、日本のお盆と似た10月31日から11月2日までの三日間の「死者の日」に飾る花がマリーゴールドです。
マリーゴールドには「変わらぬ愛」などの素敵な花言葉もありますが、別の花の意味を知るとプレゼントとして受け取るには躊躇してしまいますね。
【怖い花言葉「呪い」】黒ユリ
黒ユリの花言葉のひとつはなんと「呪い」と「復讐」。
おどろおどろしくて何とも物騒な花言葉をつけられた背景に何があったのか、ちょっと気になりますよね。
実はこの花言葉は、戦国時代にあった黒百合伝説から来たようです。
佐々成政には美しい側室・早百合がいました。
妊娠した早百合は周囲の妬みから、彼女を貶めるためのデマを流されてしまいます。
それは不貞の濡れ衣。
噂を信じてしまった佐々成政は、潔白を訴える早百合とその一族を殺してしまいます。
無実の罪で殺された早百合は、死ぬ前に「立山に黒ユリが咲く時に佐々家は滅亡する」という呪詛の言葉を残したそうです。
この呪いが成就し、佐々成政は切腹で生涯を終えたと言われています。
もしも誰かにもらったら「助けて!」と逃げてしまいたくなる花言葉ですね。
【怖い花言葉「偽り」】黄色のユリ
ユリの中にはもうひとつ、プレゼントするには少し問題がある花言葉を持つものがあります。
それは黄色のユリ。
「偽り」や「不安」という否定的な意味合いの花言葉を持っています。
花自体は美しくて贈り物にはちょうどいい色合いなのですが、恋人に贈るとあらぬ誤解を受けてしまいそうで、ちょっと心配ですね。
【怖い花言葉「憎しみ、恨み」】黒いバラ
黒いバラには恨みなどのおどろおどろしい意味があります。
もし友人から手渡されたら、そっと逃げる準備をしてもいいかもしれません…。
【怖い花言葉「嫉妬」①】赤いシクラメン
キレイな色合いで見ているだけで元気をもらえそうなシクラメン。
しかし赤には何だか怖い意味があるようです。
恋人からプレゼントされると、かなり複雑な気持ちになってしまうでしょう。
【怖い花言葉「嫉妬」②】黄色のバラ
プレゼントに一番もらいたい花の代表格であるバラですが、清楚で愛らしい見た目とは裏腹に、黄色のバラには「嫉妬」という怖い花言葉があります。
良い意味の花言葉もあるのですが、「友情」という意味もあるので、愛の告白やプロポーズの時には注意した方がいいかもしれません。
【怖い花言葉「軽蔑」】黄色のカーネーション
母の日のプレゼントの定番であるカーネーションですが、黄色には悪い意味があります。
それはなんと「軽蔑」。
軽蔑されるようなことをしてしまったのか、と頭を抱えて悩んでしまいそうな花言葉です。
誰かに助けてもらったら?感謝の気持ちとともに渡したい花のギフト
「助けて」と言いたくなるような苦しい時、悲しい時に支えてくれた人に感謝の気持ちを込めて、花を届けるのもいいですね。
「感謝」の意味がある花々を紹介します。
【花言葉「感謝」「温かい愛」】ピンクのカーネーション
母の日ギフトの定番であるカーネーションですが、ピンクには「感謝」や「温かい愛」という意味が含まれています。
両手いっぱいの愛と感謝を、大切な人にプレゼントしたいですね。
ピンクの花々で感謝を伝えよう
ソープフラワーは長持ちするため、贈り物にするにも安心できます。
パッと華やかで、感謝の気持ちが伝わりやすいでしょう。
【花言葉「感謝」「無垢の愛」】カスミソウ
純朴で優しい雰囲気を漂わせているカスミソウ。
無垢な愛と感謝を伝える花言葉があります。
大切なあの人に贈るのにちょうどピッタリ
愛する人に、感謝を込めて想いを届けるといいでしょう。
クリスマスにもいいかもしれません。
【花言葉「感謝」「慰め」】赤いポピー
赤いポピーの花言葉も「感謝」です。
助けてくれたこと、支えてくれたことへのありがとうと言う気持ちを伝えるのに良いでしょう。
【花言葉「感謝」「友情」】ミモザ
別名アカシア。
友情や感謝という意味があるミモザは、親友や支えてくれた人々に捧げるのに相応しい花のひとつです。
スピリチュアルな、花言葉と占い
花言葉は神秘的で、調べてみるとなかなか奥が深いものですが、夢に出た場合はどのような意味になるか気になりますよね。
このように、花と占いに関するものを調べてみました。
見たら要注意?花の夢占い
夢で花が登場した場合、その花があらわす花言葉があなたへのメッセージとなることもあるようです。
たとえば赤いバラが登場した場合、赤いバラの花言葉「情熱、愛」などの意味のように、恋愛運がアップするでしょう。
花が登場する夢は明るい意味が多いのですが、中にはこの先あなたが「助けて」と言いたくなるようなピンチに陥る危険がある夢もあります。
できれば見たくない花の夢はこちらです。
花が散る夢
恋の終わりや、仕事や試験などの失敗を暗示する良くない夢です。
花が枯れる夢
運気が落ち込み、パワーダウンしている状態です。
ツバキの花が落ちる夢
物事の停止と急激な運気の停滞を告げています。
花のとげが刺さる夢
恋愛運が低迷し、好意が届きにくいようです。
花には誕生花や星座花がある?
「助けて」と言いたくなるような状況になった時、あなたを守護する誕生花や星座花を眺めてみるのもいいかもしれません。
花には1月1日から12月31日までのそれぞれの誕生日の花があります。
他にも、「みずがめ座の星座花はチューリップ」というように、おひつじ座からおうし座まで星座花があるようです。
気になる方は、自分の誕生日や星座の花を調べてみるといいでしょう。
また、誕生花や星座花は諸説あり、サイトによって花の星座や誕生日が違うことがあります。
「助けて」と素直に言える関係を結ぼう
花言葉で「助けて」と誰かに伝えないといけないような状況にはなりたくないものですが、花に想いを込めて贈る和やかな関係を作り上げていけたら幸せですね。
また誰かが目に悲しみを宿らせながら、チグリジアの花をあなたに手渡さなくてもいいように、周囲のことも気にしてあげるといいでしょう。
助け合うことで、お互いの心に花が咲くのです。