2022.02.02

ヘアアイロンの温度は何度がベスト?髪を傷めないアイロン方法とは

ヘアアイロンはスタイリングには欠かせないアイテムですが、どの温度設定であてるのがベストなのでしょうか。使い方によっては髪を傷めてしまうことも……。この記事ではヘアアイロンの適正温度や正しい使い方について解説していきます。

ヘアアイロンは何℃まであるの?温度調整は?


女子なら1台は持っているヘアアイロン。
パーマでは再現できないきれいな巻き髪やゆるふわも、ヘアアイロンならしたいスタイルを作ることができますよね。

ストレートアイロンも人気で、くせ毛女子には必須の方も多いでしょう。
そんなヘアアイロンの温度は何℃まであるのでしょうか。

一般的に販売されているヘアアイロンは100〜200℃前後のものが多いです。
私が使用したものでは最低温度設定が40℃、最高設定温度が230℃のものがありました。

ヘアアイロンは温度が高いほどきれいなカールが作れると思っている人もいるのですが、実際にはどうでしょうか。
またヘアアイロンを正しく使うためにはどのようなことに気をつけていけばいいでしょうか。

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アイロンを使うときにやってはいけないこと


まずはヘアアイロンを使うときにやってはいけないこと、これをすると髪を傷めてしまうという注意点から見ていきたいと思います。

濡れた髪にアイロンをあてる


濡れた髪というのは、実は髪が弱い状態なので強く梳かしただけでも切れ毛になりやすいほどデリケートなんです。
髪が濡れているほうが、水分が含まれていてアイロンをあてても傷みにくそうなイメージですが、濡れた髪にアイロンをあてると髪の内部の水分が出てしまうのです。

濡れた髪のほうがキューティクルが開いているので、濡れた髪にアイロンをあてると水分の抜けたスカスカの状態になることも……。
髪は完全に乾かした状態でヘアアイロンはあてましょう。

出典:KAO ヘアケアサイト(外部リンク)

ヘアケア剤をつけてアイロンをあてる


アイロンやブローなどのスタイリングの前に使用する、ヘアケア剤もアイロンをあてる前に髪にスプレーすると髪が濡れてしまいますよね。

せっかく熱のダメージから守るヘアケア剤も濡れた髪のままだと、水分が抜けやすくなってしまいます。
ヘアケア剤をつけたあとは、ドライヤーで完全に乾かしてからヘアアイロンをご使用くださいね。

ヘアオイルをつけてアイロンをあてる


スタイリングにも人気なヘアオイルは、アイロン前に使うのはNGです。
油分で髪をコーティングされるため、型が付きにくく髪を傷める原因になってしまいます。

同じく油分の入った、ヘアクリームやアウトバストリートメントも同じです。
使うのなら、アイロンの前ではなく後につけるようにしましょう。

ストレートアイロンの温度


ここからはアイロンのタイプ別にどのくらいの温度がベストなのかを見ていきましょう。

くせ毛のヘアケアに欠かせないストレートアイロンは、一番使用頻度の高いアイロンかもしれません。
美容師さんに聞いたところ、サロンではストレートアイロンでもカールアイロンでも基本的に180℃を超える温度ではあてないそうです。

ストレートアイロンは形を作るというよりも、真っ直ぐにするのが目的のためクシを梳かすように上から下へとサッと通しますよね。
傷みにくい温度としては140〜160℃くらいがおすすめだそうです。

ただ140℃設定で同じ箇所に繰り返し何度もあてるなら、180℃で1回サッと通す方がダメージが少ない場合もあるのです。
まずは低めの温度から試して140〜160℃で収めるのがベストでしょう。

ちなみに私は、ストレートアイロンをほぼ毎日使っているんです。
使用頻度が高いため120℃設定で1回通すのみにしています……がそれでもダメージはやや感じます。

毎日使用する人は、低めの温度設定のほうが無難です。
基本アイロンを通すのは1回のみで、まっすぐになる適正温度を160℃以内で探ってみてください。

カールアイロンの温度


髪をカールさせるために使うアイロンは、ストレートアイロンのようにサッと通すだけではカールがつきにくいですよね。
カールがつくまで数秒置くことを考えると、ストレートアイロンよりも低めの140℃前後がベストです。

あとで説明しますが、髪質によっては140℃ではカールがつきにくい場合は最高でも180℃以内で行うほうがいいです。

以前所有していたカールアイロンは最高温度が230℃まで上がるタイプでした。
実際に使ってみて200℃を超えると、髪がパサパサしてとても固くなってしまいました。

カールがキマったとしても、ごわごわした質感の髪だと見た目にきれいではなかったですね……。
180℃以上の高温でないとカールができない髪は、パーマをあててしまうほうが髪にはいいでしょう。

太い髪へのアイロンの温度


太めの髪なら160〜180℃でも可能です。

太い髪は髪質がしっかりしているため、カールなどのクセがつきにくい場合があります。
また太くてハリのある髪は本当にカールがつきにくく、長めにアイロン時間が必要なことも。

低めの温度で長くあてるより、高めの設定温度で短めの時間で巻くほうが髪は傷みにくいです。

細い髪でのアイロンの温度


細い髪は枝毛やダメージに繋がりやすいので、低めの130〜150℃くらいを目安にしましょう。
細い髪は柔らかく、太い髪質の方より低めの温度でクセがつきやすいです。

特に女性は年齢が上がると、太い髪質でも細くなってくるので髪が以前よりも細くなってきたなと感じたら設定温度を下げていきましょう。
顔周りの生え際はとくに髪が細いので、140℃設定にしたなら上がり途中の100℃くらいで生え際だけあてていくのがおすすめです。

傷んだ髪への使用


傷んでしまった髪は図のように髪のキューティクルがガサガサになった状態です。
この状態でヘアアイロンをあてると、髪の水分がどんどん抜けてさらにダメージを与えてしまいます。

傷んだ髪にヘアアイロンをあててもきれいなカールがでにくく、傷めてしまうだけで終わってしまうこともあるのでダメージへアでの使用はおすすめできません。

出典:KAO ヘアケアサイト(外部リンク)

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髪が傷みにくいおすすめヘアアイロン


ヘアアイロンは温度設定ももちろん大事ですが、どの商品を使うかによって髪への影響が大きく変わってきます。
ヘアアイロンは熱を加えるため髪に負担がかかりがちなので、髪が傷みにくいアイロンを使うことでダメージが少なくなります。

実際に美容師さんにも聞いたおすすめの髪が傷みにくいアイロンをご紹介します。

ヘアビューロン 4D Plus ストレート

美容師さんが断然おすすめと言われるヘアビューロンのヘアアイロンは3D、4D、7Dの4種類あり、数字が大きいほど価格が上がります。

7Dはなんと71,500円(税込)!ヘアアイロンで7万円ってびっくりですよね。
こちらはプロ仕様レベルだと思います。

自宅使いなら4Dあたりがおすすめで価格は49,500円(税込)、私も所有しています。

アイロンの温度設定が40〜180℃と低温でも使用できるようになっており、電源を入れずに髪を挟むだけでも髪の艶が出ると言われています。
プレートはセラミックで出来ており、髪の水分を均一に整えることができるためアイロンをあてることで真っ直ぐな柔らかい仕上がりになります。

特にくせ毛というのは、髪の水分がまばらになっているため均一にしてくれることで雨の日でも広がりにくいです。

ストレートアイロンは旅行のときにも持って行きたい人が多いですよね。
ヘアビューロンのアイロンは海外でも使用できるんですよ。

コロナ禍で海外はまだ行けませんが、今後計画している人にもおすすめです。

出典:Bioprogramming Club ヘアビューロン 4D Plus ストレート(外部リンク)
出典:Rakuten ヘアビューロン 4D Plus ストレート(外部リンク)

ヘアビューロン 4D Plus カール L-type

カールタイプは2D、3D、4D、7Dの4種類あります。
日常的に髪をよく巻く人にはやはり高性能のヘアアイロンだと傷みにくくおすすめです。

以前美容室で、「3Dと4Dではどのくらい違うのかわからない」と私が言ったら髪の右半分は4D、左半分は3Dで仕上げてくれたのです。
仕上がりのサラサラ感と手触りが、4Dのほうが断然よかったのです。

3Dとは約1万円違いますが、頻繁に使う人なら4Dのほうをおすすめしたいです。
こちらも同じく温度設定が40〜180℃なので低めの温度設定にし、カールをつけることで髪が傷みにくくなりますよ。

サロンで使用する場合のメーカー保障は6カ月ですが、一般家庭で使用する場合は1年6カ月まで延長することができます。
はがきやインターネットで登録できるのでぜひ活用してみてくださいね。

出典:Bioprogramming Club ヘアビューロン 4D Plus カール(外部リンク)
出典;Rakuten ヘアビューロン 4D Plus カール L-type(外部リンク)

リファビューテック ストレートアイロン

ヘアアイロンを買うときにリファの商品を検討される方も多いと思います。
リファビューテック ストレートアイロンはお手頃価格で高品質な商品としておすすめのヘアアイロンです。

見た目がスタイリッシュでかっこいいばかりでなく、魅力的な機能がたくさんあるんです!
ヘアアイロンは通常濡れた髪での使用は厳禁ですが、リファのアイロンは濡れた髪に使っても傷めにくいのです。

使用前に使うヘアミストをドライヤーで乾かずに使用することができるので、ひと手間省くことができますね。
水蒸気爆発を起こしにくいので、キューティクルにダメージをあたえにくいという魅力的な商品です。

ストレートアイロンは真っ直ぐにするだけでなく、内巻きや外巻きのアレンジも簡単なので一つあるととっても便利です。

リファビューテック カールアイロン

リファのカールアイロンは、32㎜と26㎜の2種類あります。
リファが独自開発した「カーボンレイヤープレート」はアイロンの熱や水分をコントロールして美しいレアな仕上がりも可能に。

プレートは120〜180℃までの4段階設定で、わずか60秒で180℃まで上げることができるので忙しい朝にも便利ですよね。
リファのアイロンも海外での使用が可能なので、アイロン必須の女子はご安心ください!

絹女~KINUJOヘアアイロン ストレート

美容室でも使われている高性能アイロンの絹女のヘアアイロンもとっても人気なんです。

温度設定が130〜220℃で髪が太い方やクセが付きにくい方におすすめの高温度設定のアイロンです。
水蒸気爆発の発生を抑えることで、傷みにくいヘアケアが可能に。

独自開発の新素材シルクプレートで毛髪の水分蒸発を防いでくれ、プレートは防水なので水洗いでき衛生的に使用することができます。

KINUJO Curl カールアイロン

絹女のカールアイロンも人気で、150℃までわずか30秒で立ち上がるんです。
アイロンが適温になるまで数分待たないといけないことが多いですが、ブラシで髪を梳いてる間にすぐ適温になるので時短ケアが可能です。

忙しい女子や朝のスタイリングを素早くキメたい人にぴったりのアイロンですね。
こちらは海外でも使用できるモデルで、28㎜と32㎜の2タイプあり19,800円とお手頃価格です。

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髪を傷めにくいヘアアイロンの温度で美髪ケア


ヘアアイロンは髪の傷みを避けることはできませんが、傷みにくくすることはできます。
髪質や髪の太さによっても、その人の適温があるので自分が一番良い適温を知り使用することが大切です。

1カ所に1度通すことを基本として、最低何℃だと髪がきれいにクセ付けられるかを見つけるところから始めてみましょう。
湿気が多い梅雨時期や乾燥する冬場、また天気によっても使用温度が変わってきます。

なるべく温度を上げずに、キレイに決まるポイントを見つけて、髪を傷めにくい美髪ケアをしてくださいね。

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クリム(ライター)
クリム

女性のキレイを応援する美容家

エステサロンに8年勤務し管理職としてサロン運営スタッフ育成について学ぶ。 日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ、コスメ薬事法管理者を取得し薬事法ライター、美容ライターとして美容情報を発信中。 誰もが通る女性ならではの悩みやエイジングの道を、自分らしく輝ける方法を一緒に探しましょう。

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