年末の挨拶のマナーを状況別にチェック

社会人として、節目の挨拶は大切にしたいところです。
しかし、忙しい時期だったり、なかなか相手に会えなかったりと、それぞれ事情は異なりますよね。
直接挨拶できる場合もあれば、メールや電話で済ませる場合もあるでしょう。
特に、営業などの職種で関わる相手が多いと、どう挨拶していいか迷うという方もいるのではないでしょうか。
ここでは、訪問・メール・電話など、さまざまな状況別に具体的なマナーをご紹介していきます!
年末の挨拶で直接伺うときは手短に

12月に入ると、年末の挨拶を始める時期。
明確な時期が決まっているわけではありませんが、12月中旬から挨拶を始めるケースが多くあります。
何かと忙しい12月に直接訪問する場合は、相手のスケジュールを気遣うことが大切。
取引先やお客様などの都合に合わせ、迷惑にならないように訪問しましょう。
相手が取引先の場合、仕事納めがいつになるのかは会社によって異なります。
業務時間に変更が出たり、受け付けている業務が限定されたりすることも。
また、外資系の企業はクリスマスに休みを取ることもあります。
それまでの会話でそれとなく聞き出しておくなどして、訪問スケジュールを組みましょう。
具体的なポイントは、以下の通りです。
- 相手の仕事の邪魔にならないよう、手短に済ませる
- 相手のスケジュールに合わせて日程をおさえる
- 相手と会えなかった時に置いておくための名刺や粗品、手土産などを準備する
打ち合わせなどを兼ねることなく、5分程度で終わらせる場合はアポなしでの訪問も可能な場合があります。
相手の雰囲気に合わせて、柔軟に対応しましょう。
年末の挨拶メールはテンプレにならないように注意

年末の挨拶をメールで済ませるという方も多くいます。
忙しい師走の時期に、取引先へわざわざ訪問するというほどでもない場合もあります。
新型コロナウイルスの影響で、改まって挨拶に行けないという方もいるでしょう。
離れた場所で働いている上司や同僚にはメールで挨拶するという人もいるかもしれません。
年末の挨拶をメールで行う場合は、相手の仕事納めまでに届くように送信します。
おさえておきたいポイントは下記の通りです。
- わかりやすい件名にする
- 相手の最終営業日から数え、1週間前〜当日くらいに送る
- 特にお世話になった相手に対しては、一斉送信を避ける
また、取引先や他部署の人がこちらの年末年始のスケジュールを気にしている場合もあります。
年末年始の休業について、書き添えておくといいでしょう。
具体的なメールの書き方は、本記事でも後述します!
電話で年末の挨拶をするなら短時間で

「直接相手を訪問するほどではないが、メールでは味気ない」という場合に、年末の挨拶を電話ですることがあります。
また、メールより電話派の取引先や、高齢のお客様に対してなどは、電話のほうが望ましいことも。
相手の都合や好みを考えて使い分けるといいでしょう。
好きな時にチェックできるメールとは違い、相手は手を止めて電話に集中しなくてはいけない点に注意が必要です。
何かと忙しい時期なので、長時間にならないよう意識しましょう!
- 1年間お世話になったお礼
- 直接挨拶に行けないことのお詫び
- 年末年始の営業日
- 来年もよいお付き合いを続けていきたいという挨拶
電話で挨拶する場合は、上記の内容を伝えるといいでしょう。
相手が取引先やお客様である場合、仕事の話をすると失礼に当たることも。
「営業トーク?」と思われないよう、1年の感謝を伝えることをメインと考えましょう。
より心を込めたい場合は手紙もおすすめ

大切な相手に心を込めて挨拶したい場合は、手紙もおすすめです。
手書きの文字は相手に気持ちが伝わりやすく、印象がアップすることも。
手紙で挨拶する場合は、時候の挨拶を使い、丁寧な文章を心がけましょう。
気をつけたいポイントは、下記の通りです。
- ハガキや便箋の準備に余裕を持つ
- 年末は配達に時間がかかる場合があるため、投函するタイミングに注意
- 読みやすさを意識して書く
また、たくさんのお客様がいる業種では、会社でハガキや年賀状を用意してくれることも。
その際も一言コメントを書くなど、気遣いを忘れないようにしましょう。
送り漏れがないように、リストを作るなどして管理することも有効です。