2021.09.09

テレワークが疲れる原因とは?疲労解消法&おすすめグッズ6選

通勤する必要がなく、自宅で自由に仕事ができるという印象があったテレワーク。しかし実際にやってみると「思っていた以上に疲れる」と感じた人も多いのではないでしょうか?この記事ではテレワーク疲れの原因や疲労解消法をご紹介します!

テレワーク疲れの主な症状


テレワーク疲れには大きく分けて「精神的不調」と「身体的不調」の二種類があります。
どちらか一方の不調をきっかけに心と身体の両方を害してしまう例もあり「ただの疲れ」と見過ごすのはとても危険な行為です。

まずは、テレワーク疲れの主な症状をチェックし、自分に当てはまる項目がないか確認しましょう。

精神的不調の主な症状


慣れないテレワークにより発症するのが「精神的不調」です。
具体的には「孤独感」「不眠」「イラ立ち」「気分の落ち込み」などの症状が挙げられます。

特に一人暮らしの女性の場合はテレワーク導入により会話する機会が大幅に減り、孤独感や気分の落ち込み、付随して不眠などに陥る人が少なくありません。

また、離れた場所にいるからこそ一緒に働く人の作業進捗がわからず、思ったように仕事を進められないイライラもあるでしょう。

精神的不調は症状が目に見えないため自覚しにくく、症状が悪化しやすい傾向にあるため日頃からこまめに自分を労わってあげることが大切です。

身体的不調の主な症状


テレワークの疲れを蓄積させた結果「身体的不調」を訴える方も多いです。
例えば「肩こり」「腰痛」「頭痛」「目の疲れ」などの症状は、テレワーク開始以降、誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

長時間作業を想定していない自宅での仕事は身体にかかる負担が大きくなりやすいこと、通勤がないため運動不足になりやすいことが身体的不調を招く主な原因です。

ただし、身体的不調は精神的不調に比べると対策が取りやすく、早めに気づいて適切に対処すれば症状を大幅に改善させられる可能性があります。

身体に違和感を覚えたら早めに原因を特定し対処することが、症状悪化を防ぐコツです。

テレワークをすると疲れる原因は?


「家や好きな場所で自由に仕事ができるのに、どうしてこんなに疲れるのだろう?」と疑問を持っている人も多いはず。
この項目では、そんな疑問を解決する5つの原因を解説します。

オンオフのメリハリがない


テレワークは仕事のオンオフがつきにくいため気持ちにメリハリが生まれず、気疲れを起こします。

普通に出社していた頃は、会社に行けば仕事モード、家に帰ればプライベートモードと自分が居る場所に応じて自動的に気持ちが切り替わっていました。

しかし、テレワークとなれば仕事、プライベートの両方を自宅で過ごすこととなり、気持ちの切り替えがうまくいかなくなるのです。

仕事モードとプライベートモードの境界線が曖昧になるため心からくつろぐことができず、精神的に疲れてしまいます。

集中できず仕事効率が落ちる


テレワークは、意外と集中できないものです。

「机の高さが合わない」「モニターが小さくて見にくい」など作業環境が原因で集中できないケースや、家にいる家族やペットが気になって集中できないというケースも少なくありません。

集中力が低下すれば当然仕事の効率も落ちてしまい、作業にかかる時間も長引いてしまいます。
仕事がはかどらないとつい焦ったり落ち込んだりしてしまうほか、長時間同じ姿勢でいることから肩や腰に疲労がたまってしまうのです。

作業のやり方が変わるストレス


テレワークが導入されたことにより、普段のやり方とは別の方法で仕事を進めねばならず、やりにくさを感じることも多いですよね。

同じ空間で働いていた頃はひと声かけるだけで終わった仕事でも、わざわざメールやチャットで連絡を取る必要があり、テレワークは手間がかかることも事実です。

また、送ってもらったファイルが開けない、指示が曖昧でよくわからないなど困ったときも気軽に相談や質問ができず、その緊張感が疲れへと繋がります。

リモートだからこその孤独感


テレワークは基本的に孤独です。

テレワークとなるとどうしても同僚や上司とコミュニケーションを取る回数が減り、気分転換やチームの結束力を感じることが難しくなります。

自分がやった仕事に対する上司の反応も見えにくいため、不安感から精神的な疲れを感じる人も多いでしょう。
一人暮らしの場合だと「今日も誰とも会話しなかった」なんてことも珍しくなく、黙々と仕事だけをする自分に対してやるせない気持ちを抱えてしまうケースも。

運動不足


テレワークで通勤から解放されたことにより、運動不足が原因の疲れを引き起こすこともあります。
「動いていないのに疲れるの?」と驚く人もいるかもしれませんが、動いていないからこそ疲れを感じやすくなるのです。

運動不足になると人は新陳代謝が低下し、血液や水分の循環が悪くなります。
そうすれば少し歩いただけでも息が上がったり、だるさを感じたりするでしょう。

筋肉もこわばってしまうため身体が凝りやすくなり、一層疲れを感じやすくなります。

テレワーク疲れを予防する方法


テレワーク疲れにとってベストな対処法は「疲れがたまらないよう日頃から予防すること」です。
ここからは、今日からできるテレワーク疲れの予防法をお話します!

オンオフのマイルールを作る


気持ちにうまくメリハリがつけられない人は、オンオフのマイルールを作りましょう。
マイルールを作る時のポイントは、仕事中とプライベートの時間で過ごす空間を分けること。

例えば、部屋の隅を「仕事場」と決めたり、2つある椅子のうち1つを「仕事専用」と決めたりしてみてください。
家のスペース的に難しい場合は、仕事用のパソコンを見えない位置に隠してプライベートタイムを過ごすだけでも効果がありますよ!

自分の中で空間を分けることで「簡易オフィス」を作ることができ、集中力もアップするはずです。

働きやすい作業環境を整える


低すぎるデスクや座り心地が悪い椅子など、自宅にある設備がテレワークをするのに適さない場合は思い切って新調するのも一つです。
作業環境にストレスを感じたままでは、良いパフォーマンスを発揮することはできません。

テレワークは今後ますます加速する働き方の一つなので、今のうちから作業環境を整えておいて損はないでしょう。
また、会社によってはテレワークに必要な備品の貸し出しや購入費用の一部を負担してくれる場合があるので、まずは会社に相談してみるのがおすすめです。

運動やストレッチを始める


日頃、全く運動をしていないという人は、継続できそうな軽めの運動を始めましょう。
ウォーキングやジョギング、また家の中でのストレッチなど、適度な運動は気分転換となりテレワーク疲れを予防してくれます。

身体に程よい負荷を掛けることで寝つきも良くなるので、睡眠の質が向上し脳の疲労回復にも効果がありますよ。
運動やストレッチに大切なのは「ハードさ」ではなく「継続」なので、ムリせず続けられるメニューを組むのがポイントです。

運動で新陳代謝を上げることで「テレワーク太り」予防にも期待できます。

たまには外で仕事をする


カフェやコワーキングスペースなどを利用し、たまには自宅以外の場所で仕事をしてみるのもおすすめです。
適度に雑音がある環境は集中力が高まりますし、目的地に行く際中に眺める街並みや人の流れは孤独感の解消にも繋がります。

他人が近くにいるという程よい緊張感は、テレワークに対するモチベーションが上がらないときにもぴったり!
テレワークが普及した影響により街の作業スペースは急速に増えつつあるので、自宅近くに落ち着いて仕事ができる場所はないか探してみてくださいね。

普段通りの生活を心がける


テレワークになって以降、不規則な生活を送ったり、一日中パジャマで過ごしたりしている…という人も多いかもしれません。
しかし、生活リズムが崩れると自律神経のバランスも乱れ、心身の疲れを倍増させる原因となります。

普段通り朝から活動するのはもちろん、できれば出社時同様きちんとした服に着替えてメイクをしてください。
出社と同じ手順で身支度することで気持ちにメリハリが生まれ、オンオフの切り替えができるようになります。

もう限界!テレワークの疲れを解消する方法


疲れを予防することはとても大切ですが、中には「今抱えているテレワーク疲れを解消したい!」と考えている人も多いでしょう。

ここからは、テレワーク疲れを解消する5つの方法をお伝えします。

人とコミュニケーションを取る


家族や友だち、同僚や上司とコミュニケーションを取る場を作りましょう。
直接会うのが難しい場合は、電話での近況報告やオンライン飲み会の開催を持ちかけてみてもいいですね。

とりとめのない話でも、会話は脳の活性化やストレス解消に大きな効果があります。
また、会話することで「人と繋がっている」と実感できるため、テレワークによる孤独感も薄まりますよ。

家の掃除をする


黙々と手を動かす掃除は、頭の中を整理し気持ちをスッキリ整えてくれます。
人は散らかっている状態や埃っぽい環境でリラックスできないので、疲れを解消させるための空間づくりともいえますね。

「掃除しなきゃ」と嫌々するとさらにストレスがたまるので、好きな音楽でも聴きながらのんびり片付けをしてみてください。
また、デスク周りがきれいになることでテレワークの効率もアップし、疲れ予防にも効果が期待できます。

リラックス効果の高いドリンクで気分を上げる


テレワーク疲れが限界まできている…そんな時は、リラックス効果の高いドリンクでほっと一息つきましょう。

自律神経を整える成分が入っているミルクココアや、リラックス効果のある緑茶、イライラを抑え冷え性改善にも役立つハーブティーなどがおすすめです。

ドリンクなら忙しい仕事の合間にも用意できるので、手軽な疲れ解消法としてぜひ覚えておいてくださいね。

整体やマッサージに通う


酷使してガチガチになった肩や腰の痛みに悩んでいる場合は、プロの手を借りて疲れを改善するのも一つの手。
整体師さんと何気ない話をしながらコリをほぐしてもらうことで、心身共に癒されること間違いなしです。

気をつけるべき生活習慣や姿勢なども教えてもらえるため、今後のテレワーク時にも役立つでしょう。

ゆっくり湯船につかる


一日の終わりにゆっくり湯船につかることで血行が促進され、肩こりや腰痛、目の疲れを緩和できます。
自分好みの入浴剤を使用すれば、さらにリラックス効果が高くなりますよ!

この時のポイントは「ぬるま湯で半身浴」できるようにお湯を張ること。
熱すぎる大量のお湯はのぼせの原因となり、さらに身体に負担をかけるだけなので注意しましょう。

眼精疲労が深刻な人は、お湯に浸して絞ったタオルを目に当ててみてくださいね。

テレワーク疲れを解消してくれるおすすめグッズ6選


テレワーク疲れを解消させる便利グッズもたくさん販売されています。
ここからはぜひ使ってみてほしい、おすすめの疲れ解消グッズをご紹介しましょう。

癒し効果抜群!アロマディフューザー

デスクにおけるコンパクトサイズのものから、お部屋中をいい香りで満たせるものまで、商品規模やデザインのバリエーションが幅広いアロマディフューザー。

加湿器と兼用で使える商品を選べば、テレワーク中の乾燥を防ぐこともできます。
1回で使用するアロマオイルの量は少量なので、コストパフォーマンスがいいところも嬉しいですね!

テレワーク中は集中力を高めるレモンや頭がすっきりするミントの香りがおすすめです。

成長も楽しめる、観葉植物

会話こそできないものの、スクスクと育つ姿から確かな「命」を感じられる観葉植物。
孤独感が解消されるほか、植物が持つ緑色は目の疲れを和らげ、脳の働きを活性化させる効果があるといわれています。

それだけでなく、酸素を増やし水蒸気量を調整する機能を持っているため、空気清浄や加湿調整効果も期待できますよ!
外出機会が減って寂しい人や、マイナスイオンを感じたい人にもおすすめです。

作業効率アップ!電子メモ

テレワーク中、こまめにメモを取る人に適しているのが電子メモ。
電子メモとは、タッチディスプレイに文字や図形を手書きできるデジタルノートのことです。

商品によっては書いた内容をデータ化し、パソコンに転送できるので仕事効率が大幅にアップします。
紙のゴミが出ないので、テレワーク中のデスク周りを常にすっきりさせられるところもメリット。

電子メモはさまざまなサイズの商品が販売されているので、自分に合ったサイズを選ぶことが大切です。

狭いスペースを広く使う!マウステーブル

のびのびとした作業スペースを確保できない場合に便利なのが、マウステーブル。
自宅のテーブルに装着するだけでマウス専用のスペースを確保でき、デスクを広々と使えます。

デスクよりも一段低い位置に設置するため腕を高く上げずに済み、肩こり改善にも効果的です。
アームレストとしても使えるタイプや小物入れが付いたタイプなど、さまざまな商品が販売されているので、プラスワンの機能から選ぶのもいいでしょう。

正しい姿勢をキープ!骨盤サポートクッション

テレワーク中、誰も見ていないとつい姿勢が悪くなってしまう…長時間座りっぱなしで腰が疲れる…そんな人におすすめなのが骨盤サポートクッションです。

クッションを椅子の上に置き、その上から座ることで骨盤がサポートされ正しい姿勢が維持できます。
骨盤の歪みを矯正することでボディラインの崩れや冷え性、下半身のむくみ解消にも繋がるため、テレワーク女子のマストアイテムといっても過言ではありません。

商品は2,000円~5,000円くらいで購入でき、作業環境を整える第一歩として手が出しやすいお値段なのもメリットです。

体幹を鍛える!バランスボール

自分の意志だけではなかなか運動が続かない人は、座るだけで運動になるバランスボールを始めてみるのはいかがでしょうか。
ボールに座ってバランスを取ろうとするだけで体幹が鍛えられ、普段使わない筋肉にまで負荷をかけられます。

インナーマッスルが鍛えられると姿勢が崩れにくくなるので、テレワークによる肩こりや腰痛の悩みから解放される可能性も。
テレビを見ながらのんびり運動でき、運動嫌いな人にもぴったりです。

疲れを癒して快適テレワークを目指そう


始めてみると意外に疲れるテレワークですが、新型コロナウイルスの影響から考えるにまだまだ継続して実施されると予想できます。
新しい働き方の一つとしてテレワークを受け止め、疲れの予防法や解消法を身に着けることが大切です。

ポイントは少しでも疲れたかな?と思ったら、早めに疲れを癒す対策を取ること。
これからも長い付き合いになるテレワークだからこそ、上手な付き合い方を見つけましょう。

疲労解消法やグッズを活用して、ぜひ快適なテレワークを目指してくださいね!

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ごとうゆき(ライター)
ごとうゆき

恋や仕事に悩む女性を応援するマルチライター

web制作会社に勤務し、デザイナー兼ライター業務を担当。女性らしいデザインや文章を学ぶ。認定心理士の資格を所持しており、心理分析をもとにした恋愛記事が得意。現在はフリーライターとして恋愛、キャリア、エンタメなどの情報を発信中。恋に悩む女性の背中を押せるよう、心を込めて記事執筆しています。

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