「自分が気持ち悪い」と感じる原因はどこにある?
一体なぜ「自分が気持ち悪い」と感じてしまうのでしょうか。
なぜを追求していくと、そこには原因やきっかけとなる出来事があります。
あなたにも当てはまる部分があるかもしれません。
考えられる4つの原因を紹介します。
2022.08.08
「自分が気持ち悪い」と思いながら過ごすのは、心も身体も健康とも言えませんよね。一体なぜ「自分が気持ち悪い」と思ってしまうのでしょうか。今回は、自分が気持ち悪いと感じる心理、どうしたら自分嫌いを克服できるのかを解説します。
一体なぜ「自分が気持ち悪い」と感じてしまうのでしょうか。
なぜを追求していくと、そこには原因やきっかけとなる出来事があります。
あなたにも当てはまる部分があるかもしれません。
考えられる4つの原因を紹介します。
幼い子供は、とにかく好奇心旺盛ですよね。
「見て欲しい」「認めて欲しい」「構って欲しい」という感情が大きい時期です。
好奇心旺盛な幼少期に他人から認めてもらえないことが続くと、
「認めてもらえない自分が悪い」
「ちゃんとできない自分が悪い」
と自分自身を責めてしまうのです。
「自分が気持ち悪い」という感情は、幼い頃の出来事が影響しているかもしれません。
「どうして思い通りにできないんだ」
「どうして毎回失敗してしまうんだ」
周りの期待に応えようと精一杯やってもなぜか失敗してしまう…。
うまくいかないことが続くと「我慢」が続き、自分を恨むようになります。
結果、自分をなかなか認められず、「自分が気持ち悪い」と感じるようになるのです。
・人前で話す時にどもってしまった
・人前で緊張し大きな失敗をしてしまった
過去の失敗経験から「自分が気持ち悪い」と思うことも少なくありません。
失敗した自分を客観的に見てしまい、「恥ずかしい」「自分はだめな人間だ」と思い込んでしまうことが原因です。
大人になってからの出来事が原因で「自分が気持ち悪い」と感じるケースもあります。
この場合、幼少期の記憶は関係ありません。
特に、身近にいる人の言動は影響力が強いと言えます。
例えば、
・良かれと思った行動を笑われた
・みんなの前で馬鹿にされた
・何度も「ばか」「あほ」と言われた
継続的にマイナスな言葉を浴びると「自分はダメ人間だ」と勘違いしてしまうのです。
まさに「言葉は凶器になる」と言えるでしょう。
「自分が気持ち悪い」と感じる時、どんな心理が働いているのでしょうか。
考えられる5つの心理状態を紹介します。
「自分が気持ち悪い」と感じる時は「自己嫌悪」におちいっている時です。
・自分を褒められない
・自分の存在意義を感じられない
・自分はダメな人間だと感じる
・自分を肯定できず、否定的な言葉ばかり浮かぶ
当てはまる方は要注意。
自己嫌悪時は、常に誰かに対して劣等感を抱く心理状態にあります。
この心理の奥底には「自分自身を認めてあげられない」という心理が働いています。
自分への期待が高いと「自分が気持ち悪い」と感じやすくなります。
なぜなら、理想と現実のギャップにがっかりしてしまうからです。
現実の自分が必ずしも理想の自分に到達できるとは限りませんよね。
さらに、理想の自分と現実がかけ離れすぎると、
「自分は人の役に立てない」
「全然思いどおりに行動できない」
と焦りの気持ちが大きくなり、自分を責め続けます。
結果、現実の自分にがっかりし「自分が気持ち悪い」という心理が働くのです。
マイナス思考が強いと「自分が気持ち悪い」と感じやすくなります。
なぜなら、自分自身の良い部分を見出せなくなるからです。
・物事に対して、悪いところだけに注目しがち
・周りの人に褒められても、なかなか受け入れられない
当てはまる方はマイナス思考の持ち主かもしれません。
マイナス思考の持ち主は、他人から褒められてもなかなか自分を認められません。
結果、自分の欠点ばかりに目がいき「自分が気持ち悪い」という心理が働きます。
「自分が気持ち悪い」と感じる人も本心では「自分を好きになりたい」と感じています。
しかし、自己嫌悪が強くなると「自分を好きになりたい部分」と「自分の嫌いな部分」のコントロールがうまくできません。
結果、「こんな風に考えてしまう自分が嫌い」と自分の感情にフタをしてしまうのです。
自分の感情をうまくコントロールできない苛立ちから「自分が気持ち悪い」という心理が働きます。
自分に対するルールや目標が原因で、自己嫌悪を感じるケースも少なくありません。
目標が達成できない自分を責め「自分を気持ち悪い」と感じてしまいます。
理想の自分が高い方ほど、挫折した自分を受け入れられず「自分が気持ち悪い」という心理が働きます。
また、長い期間ストレスや我慢を続けてきた方にも現れやすい心理状態と言えるでしょう。
「自分が気持ち悪い…」
「自分のことが大嫌い…」
そんな風に考えてしまいがちなのは、一体どのような人でしょうか。
もしかしたら「そんなことない!」と反発したくなる特徴があるかもしれません。
ここではそのような感情をグッとこらえ、自分を客観的にみる時間にして下さい。
物事に対してマイナスに捉えがちな方は、自分のダメな部分にも目がいきがちです。
なかなかマイナス思考のループから抜け出せず、悩みが尽きないという特徴があります。
「自分が気持ち悪い」と感じる方は、自分への期待値が高く完璧主義な部分があります。
現実と理想へのギャップを感じてしまうと、できない自分を「気持ち悪い」と感じてしまうのです。
「あの人はできているのに自分は…」とつい思ってしまう方は、他人と自分を比べてしまう癖がついている証拠。
他人と自分を比べることで、劣等感を感じ「自分気持ち悪い」と感じてしまうのです。
失敗やミスは誰にでもあるものですよね。
「自分が気持ち悪い」と感じやすい方は、ミスや失敗をなかなか受け入れられません。
その結果、気持ちをなかなか切り替えられずいつまでも自分を責めてしまいます。
周りの評価や出来事が影響すると、なかなか自分に自信が持てません。
自分に自信が持てないと何をやっても「できてない」「うまくいかない」とダメな部分にばかり意識がいきます。
その結果「自分が気持ち悪い」と思い込んでしまうのです。
「自分が気持ち悪い」と感じやすい方は、自分のできないことへ執着が強い傾向にあります。
本当は得意な分野があっても、苦手な部分に執着しなかなか自分を認められないのです。
結果として、自分に対して嫌悪感を高めてしまいます。
「自分が気持ち悪い」と感じやすい方は少なからず「自意識過剰」な部分があります。
「自分が嫌いだから、むしろ自意識過剰とは逆なはず」と思う方もいるかも知れません。
しかし、「自分が気持ち悪い」と感じるのは「他人からどう見られているか」という意識が強い傾向にあります。
他人からの評価が気にならなければ、「自分が気持ち悪い」と感じる場面すらおとずれないからです。
「自分が気持ち悪い」と感じる状態が続くと、あなたの身体や心にはどのような影響が出るのでしょうか?
ここでは、起こりうる出来事を3つ紹介します。
「自分が気持ち悪い」と感じると、自分のダメな部分ばかりを探してしまいがち。
日々自分の欠点ばかりを探してしまうので、次第に自分の良い部分を探せなくなります。
その結果、自己肯定感が下がってしまい、仕事や交友関係にも影響が出てしまいます。
自分を自分で肯定することは、生きていく上で非常に大切なことがわかりますよね。
「自分が気持ち悪い」
「自分を好きになれない」
そう思えば思うほど、自分が他人にどう見られているのか気になるもの。
他人からの評価が気になると、人と関わること自体怖くなります。
その結果、他者と関わる場面でうまくコミュニケーションが取れず、日常生活にも影響が出てしまいます。
「自分が気持ち悪い」と感じる時は、なかなか自分に自信が持てません。
ありのままの自分を受け入れられず「自分なんて」「自分なんか」が口癖。
自分の判断力や決断力に自信を持てないため、自ら進んで行動できなくなります。
結果、仕事や交友関係だけでなく「恋愛関係」もうまく築けなくなります。
「自分が気持ち悪い」と感じる状態が長いこと自ら望んでいる方はいませんよね。
そこでここでは、「自分が気持ち悪い」と感じる自分から抜け出す方法を紹介します!
もちろん、全てをやりきる必要はありません!
自分に向いている方法を探して、少しずつ新しい自分を見つけていきましょう!
他人を褒めることは、自分嫌いを克服する一番の方法です。
なぜなら、人間は人を褒めると自然と自分を好きになれるからです。
「自分でも他人を喜ばせることができる」
「自分には存在価値がある」
と感じることで、「自己肯定感」を高めることができます。
まずは、
・テレビに出てきた芸能人を頭の中で褒める
・素敵だなと思った人を紙に書き出してみる
・毎朝、会社の同僚を褒めるくせをつける
などなど…。
自分のペースで、人を褒めるくせをつけていきましょう!
「自分が気持ち悪い」と感じる自分を責めてはいけません!
なぜなら、「自分が気持ち悪い」という感情を完全に取り除くのは難しいからです。
まずは、「自分が気持ち悪い」と感じる自分も、あなたの一部であることを認めましょう!
大切なのは気持ちを取り除くのではなく、ありのままの自分を受け入れることです。
「こんな風に考えてしまう自分も自分だ」と思う気持ちがあれば、次第に新しい感情や発想が浮かんでくるものです。
「意識を変えよう」
「自分を変えよう」
「簡単に言うけど、かなりハードル高い…」
そんな風に頭を抱えてしまう方もいるかもしれませんね。
気がつけばマイナス思考になる方におすすめなのが、とにかく没頭できるものを探すこと!
例えば
・刺繍をはじめてみる
・レゴやプラモデルに没頭してみる
・運動で汗を流す
・流行りのサウナに行ってみる
などなど…。
人間は集中すると「充実感」をアップできます。
結果、やりがいや生きがいを見出せるため幸福度そのものをアップできるのです。
どんな人間でも感情の起伏はありますよね。
「今日は元気が出ないな」
「なんだかうまくいかないな」
そんな風に感じた時「自分ってどうしてダメなんだろう」という気持ちになるのはNG。
今日の自分の調子を、自分自身で受け入れてあげましょう。
人は自ら考え、行動していくことで幸福度をアップできると言われています。
「今日は調子が悪いから、家でゆっくりしよう」
「何も考えたくないから、趣味に没頭しよう」
こうした主体的な行動1つ1つで自分の幸福度を高めていけるのです。
まずは、今目の前にいる自分を受け入れてあげましょう。
自分に向いていないことを無理して続けていませんか?
無理を続けると欠点ばかりに目がいき、自分を責めてしまう原因になります。
「向いていないな」「ストレスだな」と感じることをやめるのも、「自分が気持ち悪い」から克服する方法の1つです。
しかしながら、「仕事をやめる」「誰かとの交友関係を断ち切る」などは難しいですよね。
まずは、小さなことを1つだけやめてみましょう。
例えば、
・上司との会話が苦手なら、コミュニケーションをなるべくメールにしてみる
・グループLINEの返信がストレスなら、LINEの返信は夜だけにしてみる
など…。
全部を断ち切らなくても、少しずつ自分が心地いい方向へ行動するのがおすすめです!
「気持ちの整理をつけるのが苦手」
そんな方におすすめなのが、声に出すこと。
つまり、他者との会話によって自分自身の気持ちに気がつくというものです。
「自分が気持ち悪い」と漠然と思ってはいても、
・なぜ気持ち悪いと感じるのか
・自分のどんな部分が嫌いなのか
・どんな方法なら少しでも明るく生きていけるのか
自分自身の気持ちは意外と分からないものですよね。
自分の気持ちを人に話すと、心がスッキリできる効果が期待できます。
必要であれば第三者に相談することも検討してみましょう。
「自分を気持ち悪い」と思うのも豊かな感情のひとつです。
もちろんその気持ちに支配されすぎるのは、心身ともに健康とは言えません。
大切なのは、無理に自分を好きになろうとしないことです。
自分を褒めることも大切ですが、「自分が気持ち悪いのに、褒めるところなんて見つからない…」と逆にストレスを感じてしまう可能性もあります。
無理に好きになろうとせず、自分を好きになれないことも自分の一部と受け入れましょう。
自分を認めながら、「自分が気持ち悪い」という感情の支配を少しずつ新しいことで埋めていくのが効果的です。
感情の支配を小さくするには、新しいことをはじめるのが一番です。
自分のペース、自分にあった方法で少しずつ新しい感情で気持ちを埋めていきましょう。
<参考文献>
「使える心理学大全」
自分らしく働く大切さを伝えたい!複業WEBライター
働く女性を全力で応援するWEBライター。ブライダル業界に5年勤務。20代前半に激務のこなした経験から、女性がもっと輝けるための「働き方」「ライフスタイル」の提案が得意。現在は、対人接客の経験を生かし「行動心理学」「心理カウンセラー」の資格勉強中。サウナとドラマが大好物。サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を所持。
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