フリーランスとは?個人事業主とは違う?仕事をわかりやすく解説◎

フリーランスとしての働き方に注目が集まっています。しかし、フリーランスとはそもそもどんな意味があるのでしょうか。また、実際にフリーランスとして働くには、どんな仕事をすればいいのでしょうか。フリーランスになるときに大切な手続きや心構えについてもご紹介します!

  1. フリーランスとは?
  2. フリーランスの類義語は?
  3. フリーランスの仕事にはどんなものがある?
  4. フリーランスになる前にやっておくべきことは?
  5. フリーランスになってからやるべきことは?
  6. フリーランスとして活躍するために
  7. まとめ

フリーランスとは?


フリーランスとは、「会社などに所属せずに、個人で働く人」を指します。
雇用されることなく、プロジェクトごとに契約を結ぶ働き方です。

会社員として働くには、雇用契約を結んだ上で働き、給与を受け取ります。
労働時間や休日の取り決め、有給休暇や最低賃金などのルールの中で働きます。

しかしフリーランスにはそのような規定はなく、ルールの外で働くことがほどんどです。

ちなみに、「フリーランス」とは中世ヨーロッパで生まれた言葉だということを知っていましたか?

当時は王や貴族が兵団を抱えており、兵士はその中の一員として所属していました。
しかし中には決まった兵団に属することなく、契約に応じてどこでも自由に戦闘に参加する兵士が存在しました。

彼らは槍(lance)を持って赴くことから、「フリーランサー(free lancer)」と呼ばれていました。

その言葉から派生し、ひとつの集団に縛られることなく個人として自由に働くことをフリーランスと呼ぶようになりました。

フリーランスの類義語は?


似たような意味として、「個人事業主」という言葉をよく耳にします。
フリーランスと意味の違いはあるのでしょうか?

また、近年では、「ノマドワーカー」「ナレッジワーカー」という言葉も一般的になりつつあります。

ここでは、フリーランスと似たような意味の言葉をまとめてご紹介します!

個人事業主

個人事業主は、その名の通り「個人で何かしらの事業をしている人」です。
法的な名称であり、税務署に開業届を出した人を個人事業主と言います。

フリーランスはただ単に「個人で働く人」という意味合いがあります。
極端に言えば、自分で名乗っただけでもフリーランスになるのです。

それに対して、個人事業主は税務上、正式な名称として定義されています。

また、個人事業主は株式会社などの法人格とは異なります。
会社経営をするよりも低いコストで事業を営める点にメリットがあります。

自営業

自由業とは、フリーランスと同じく、雇用契約などに頼らない働き方を指します。
時間などの制限がなく、自分の裁量で自由に仕事を進められることが一般的です。

業務委託

「業務委託契約」と呼ばれる契約に基づいた働き方です。
委託する側は、外部の企業や個人に対して業務を依頼します。

業務を委託された側は、業務を遂行し、成果物を完成させることで報酬を受け取ります。

会社員が提供するのは「労働力」ですが、業務委託では「業務の遂行」「成果物」を提供する点に違いがあります。

ノマドワーカー

オフィスを持たずに働く人を指します。
ノマドワーカーは端末や通信環境がある場所を、自由に移動しながら働きます。

カフェやコワーキングスペース、ワーケーション先のホテルなど、その場所はさまざまです。

遊牧民、放浪者といった意味を持つ「nomad」から生まれた言葉です。
また、そのような働き方を「ノマドワーク」と呼びます。

ナレッジワーカー

知識(knowledge)と労働者(worker)を合わせた造語です。
その名の通り、知識によって付加価値を生み出す役割があります。

今まで蓄積してきた知識を使い、課題を発見したり、解決方法を提示したりするなど、知的な活動を行います。

モノではなく、知的生産物を創造することを主な目的とします。
プロフェッショナルとして高度な能力が必要とされる働き方です。

フリーランスの仕事にはどんなものがある?


フリーランスとは、実際にはどんなことをしている人たちがいるのでしょうか。
ここでは、フリーランスに多い職種をまとめてみました!

デザイナー

一言でデザイナーと言っても、多くの種類があります。

例えば近年よく耳にするWebデザイナーは、Webサイトに特化したデザイナーです。
クライアントの要望通りにサイトをデザインします。

それに対してグラフィックデザイナーは、チラシなどの広告や、カタログ・書籍など、さまざまな紙媒体のデザインを行うことが一般的です。

さらに、本を専門にする「ブックデザイナー」、服を専門にする「ファッションデザイナー」なども存在します。

エンジニア

エンジニアもフリーランスが多い仕事のひとつです。

システムエンジニアはシステム構築・設計・システム改善などの仕事を行います。
単発の仕事だけではなく、長期的にシステムの保守を行うこともあります。

エンジニアの一種であるプログラマーには、プログラムコードを書く役割があります。
システムエンジニアが設計した情報をもとに、正確にコードを書くことが要求されます。

完成したプログラムが正常に作動するかどうか、検証まで行います。

イラストレーター

紙媒体やWebなどに載せるイラスト・図解を作成します。
企業や他者に納品するだけでなく、個展や作品集などで作品を発表するケースもあります。

また、クラウドソーシングやSNSを通じて依頼をもらう人も多くいます。

経営コンサルタント

企業の課題を発見したり、解決に導いたりする仕事です。
マーケティングや営業をはじめ、経理・法務といった部門に対して助言を行うこともあります。

コンサルティングファームで働いたことがあるなど、高いスキルや豊富な経験を必要とします。

フリーのコンサルタントは紹介サイトなどを通じて案件を獲得します。
コンサルティングを受けたい企業と、提供したいコンサルタントをマッチさせる役割があります。

インストラクター

自分の得意とする分野でフリーのインストラクターをする人もいます。

例えば、近年人気のヨガインストラクターには、さまざまなスタジオと業務委託契約を結んでフリーで活躍している人がいます。

また、料理、アロマ、手芸など、インストラクターの種類は多岐に渡ります。

レンタルスペースを借りて教室を主催したり、生徒を自宅に招いて教えたりするなどの方法があります。
後者は近年、「自宅開業」として女性を中心に話題になりました。

心理カウンセラー

カウンセリングルームを借り、カウンセリングを行います。
自身でサイトやSNSを運営し集客を行うことがあります。

それに加え、医療機関や教育機関などと業務委託契約を交わせば、安定した収入を得られる傾向があります。
最近ではオンラインでカウンセリングを行う仕組みも一般的になりました。

フリーランスになる前にやっておくべきことは?


自由なイメージのフリーランスですが、やるべきこともたくさん。
特に、会社員として過ごしていたときはなかなか関わりのなかった作業や手続きが発生します。

忘れずにチェックするようにしましょう!

クレジットカードを作る

社会的な信用が必要な手続きは、会社員のうちに済ませておくことが大切です。

フリーランスは毎月給与をもらう会社員と比べて、信用が低い現状があります。
フリーランスとしてある程度の収入があるのにも関わらず、クレジットカードの審査に通らないということも。

または、住宅ローンを申請するとき、その額を下げられてしまうというケースもあります。

クレジットカードを作ったり、車や住宅のローンを組んだりする必要があれば、早めに行いましょう。

オフィス環境の準備

自分が働きやすい環境作りにも取り組みましょう。
デスクやパソコン・プリンタ、通信環境などを検討する必要があります。

オフィスを設ける場合もあれば、自宅やカフェなどで仕事ができる場合もあるでしょう。
自分の仕事にとって何が適切か、一つひとつ考えてみることが大切です。

また、クライアントとの打ち合わせ場所についても考えておくことをおすすめします。

人を招く前提であるかどうかでオフィス作りに影響が出ます。

オフィスを設けない場合でも、あらかじめ打ち合わせに使えるコワーキングスペースやレンタルスペースなどをリストアップしておくと安心です。

人脈作り

フリーランスで仕事をするにあたって大切なのが人脈です。

会社にいるときは、何もしなくても自然と仕事の情報が入ってきました。

しかし個人で仕事をするためには、情報を自ら集めなくてはなりません。
勉強会に参加したり、仲間と交流したりすることで、常に新しい知識を得るようにしましょう。

仕事をする上での困りごとを助けてもらったり、アドバイスをもらえる可能性もあります。

人脈が広まっていけば、思わぬところで仕事をもらえるかもしれません。
既存の知人や友人への開業報告も忘れずに行いましょう。

フリーランスになってからやるべきことは?


フリーランスになると、さまざまな手続きが発生します。
いざというとき困ることのないよう早めに済ませておきましょう。

保険関係の届出をする

会社を退職してフリーランスになる場合必要な手続きです。
今まで厚生年金に加入していたのであれば、国民年金に変更する届出を出しましょう。

また、健康保険の手続きも必要です。
今までの勤め先で加入していた健康保険を2年間継続するか、国民健康保険に加入するかを選択します。

開業届を提出する

フリーランス(個人事業主)として働くためには、開業届と呼ばれる書類を提出する必要があります。
開業届には、事業を始めたことを税務署に伝える役割があります。

開業した日から1ヶ月後までに提出するよう定められています。
「フリーランスとして独立した」という気持ちの切り替えにもなるでしょう。

また、「青色申告承認申請書」の提出も合わせて行うことをおすすめします。
こちらは確定申告で青色申告を選ぶなら必須の書類です。

開業したその年から青色申告をする場合は、開業後2ヵ月以内に提出する必要があります。

開業したての時期は何かとバタバタするものです。
忘れないうちに早めに提出してしまいましょう。

経理や総務の業務も忘れずに行う

会社員時代は誰かがやってくれていたことも、フリーランスは自分でやらなくてはなりません。
かかった経費や儲けた金額を、帳簿にまとめておく必要があります。

特に慣れていない初年度は、確定申告の時期に慌てないよう、少しずつ準備しておきましょう。

会計ソフトを導入して負担を軽減するのもひとつの手です。

また、文房具や名刺といった備品も自ら補充しなくてはなりません。
本来の業務に集中できるような環境づくりもフリーランスの仕事の一環です。

フリーランスとして活躍するために


ここではフリーランスとして働くために必要な心構えをご紹介します。
フリーランスとしての生活をイメージするヒントになれば幸いです!

営業活動を行う

フリーランスとして生活するには、安定した受注が欠かせません。
そのために必要なのが、営業活動です。

まずは友人や知人、会社で働いていたころの仲間などに、自分ができる仕事を伝えておきましょう。

もらったのが小さな仕事だったとしても、丁寧に仕事をしていれば、よりたくさんの仕事をら得ることも。

また、一度仕事をしたことのあるクライアントが別のクライアントを紹介してくれることもあります。
コツコツと継続していれば、そのようにして少しずつ仕事が増えていく可能性があります。

クラウドソーシングサイトや、フリーランスのためのマッチングサイトなども利用するといいでしょう。

また、SNSや自身のホームページ、ポートフォリオを作成することも効果的です。

キャリアに向き合う

「自分のペースで働きたい」「自分のスキルを発揮したい」など、人それぞれ理想の生活やキャリアプランがあるはずです。
それをどう実現していくのか、考える必要があります。

フリーランスは選択の連続です。

「どのクライアントから仕事を受けるか」「この仕事をどう進めるべきか」など、決めるべきことが次々と現れます。

一つひとつ納得のいく選択をするためにも、キャリアプランや自分の理想について深く考えておくことが重要です。
選択する上で大切な指針となってくれるでしょう。

また、フリーランスとしてキャリアをどうステップアップさせるのかなど、情報収集も欠かせません。
将来について、常に向き合い続ける姿勢を大切にしましょう。

まとめ


フリーランスになると、やるべきことや課題がたくさん!
しかし、自分に合った働き方を実現できる可能性もあります。

フリーランスとしての働き方も、視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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a_fuji(ライター)
a_fuji

Webライター、経営者サポート、社会福祉士のパラレルワーカー。穏やかに楽しく生きていく方法を模索中です。