2021.10.15

会社を休む理由でめまいはOK?休む前後で気をつけたい注意点とは

朝起きたらめまいがして会社に行けそうもない。めまいは女性に多い症状ですが、めまいがするというだけで仕事を休む理由として伝えていいのか悩みますよね。めまいの症状や、めまいで休むときに取るべき行動や注意点を解説していきます。

会社を休む理由にめまいはOK?


朝起き上がったらめまいがしてふらふら……。
女性なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

風邪や熱なら休む理由として納得ですが、頑張ったら行けそうなめまいもあり判断に迷うところです。
結論は会社を休む理由にめまいというのはOKです。

めまいがして会社を休む場合は、そのままの症状を伝えるのがベストです。

「朝起きてからめまいがして、気分が悪いです。今日1日お休みさせてください。急な欠勤でご迷惑をおかけし申し訳ございません。」

会社にもよると思いますが、急な欠勤は電話で伝えるのがベストです。

めまいの症状も人によって変わってきますが、すぐに治まるめまいから数日長引くめまいまで期間や症状もさまざまです。

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女性に多いめまいの原因


女性には月経や更年期などホルモンのバランスや経血が多いなど、めまいになりやすい原因がたくさんあります。

耳が原因のめまい


突発性難聴やメニエール症候群などによってめまいを起こすことが多いです。

耳の異常からくるめまいは回転性のめまいが多く、突然起こるのでびっくりする方も多いのです。

めまいとともに耳鳴りがする場合は、早めに耳鼻科を受診しましょう。

気圧の変化によるめまい


低気圧や台風の時期になるとめまいを起こしやすい人は、低気圧が原因の場合があります。
女性は低気圧によりめまいや頭痛を起こすことが多く、経験者もいると思います。

低気圧が去れば落ち着くことが多いので、低気圧の間は無理をしないほうがいいでしょう。

女性特有の病気からくるめまい


子宮筋腫などがあると生理時の出血が大量になる場合があり、貧血によりめまいを起こすことも。

異常な量の出血や生理時にふらふらするなどの症状があれば婦人科で検査してくださいね。

ストレス、疲れからくるめまい


疲労やストレスが溜まりすぎて突然めまいを起こすこともあります。

実は私はめまい体質で突発性難聴も患い、めまいで何度も病院で検査を受けています……。

一番ひどかったのが、朝立ち上がることもできなくなり脳梗塞を疑われ救急搬送されたことです。
このときの原因は積み重なった疲労が原因でした。

「病は気から」と言われますが、気力を持ちすぎて自分の体力のキャパシティーを超えたことすら気付かずにめまいを起こすこともあるのです。

脳が原因のめまい


めまいがすると同時に「手足が動きにくい」「ろれつが回らない」「意識がもうろうとする」ような症状があれば迷わず救急車を呼んでください。

出典:国立循環器病研究センター(外部リンク)

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めまいが理由で頻繁に休むとき


めまいが理由で頻繁に仕事を休むときは、なぜめまいが起こるのかをきちんと説明しなければなりません。
そしてその理由によりどのような治療をしているのかを伝える必要があります。

めまいは耳が原因なことも多いため、突発性難聴などになると適切な治療をしないとめまいだけでなく聴力を失ってしまうことも。

生理のたびにめまいが起こるのであれば、婦人科を受診し適切な治療を行なう必要があります。

このような状態で治療をしているが、良くなるまでめまいでお休みをすることがある旨を会社に伝えておくといいでしょう。

熱があるとか胃腸炎と伝えたら誰にでもわかりますが、めまいは本人にしかわからない症状なのでなるべくくわしく説明し周りの理解を得ることが大切です。

休む理由が本当はめまいではないとき


仕事を休んだ理由が「実はめまいではない」そんな人もいるかもしれません。
今日はどうしても仕事に行きたくない……そんな日は誰だってあるものです。

大人ですから「行きたくないから休みます」とは言えないですよね。
そんなとき「めまい」という理由はいいかもしれません。

1日だけのお休みなら疲れや睡眠不足からなどと理由付けもしやすいですから。

めまいでの欠勤が数日続くのなら、会社側も「きちんと病院に行ったのか?」「診断はどうだったのか?」など心配して聞かれるでしょう。

本当の理由がめまいではないのなら、なぜ行きたくないか行けないのかきちんと説明しなければなりません。

ズル休みではなく本当に病気かも


もしかするとそれは嘘をついてズル休みをしたのではないかもしれません。

本当に「会社に行くことができない」朝起きて「行こうとしたら涙が溢れる」などの場合はめまいを理由に休んでも心が苦しいばかりで解決するのがますます難しくなってしまいます。

長年働いていると、知らぬ間に精神的に追い詰められて心が悲鳴を上げてしまうときもあるでしょう。
敷居が高いと感じるかもしれませんが、心療内科や会社の産業医に相談することをおすすめします。

仕事での原因が上司のパワハラや過度な残業だったりなど、原因が明らかであれば社内の相談窓口や外部機関を通して訴えていくことも必要です。

長期休業の場合は診断書が必要な場合が多いので、病院に行くことが必須になってきます。
また長期で休むほどの症状なら治療が必要になってくると思います。

私の友人は上司からのパワハラに耐えられず体調を崩してしまい「会社に行けない状態」になり、退職したいと会社に申し出ました。

相談の結果、仕事で精神的に苦痛を受けていることを会社が知り、心身ともに疲れ切っているため2ヵ月ほど休みをもらうことになったのです。

その2ヵ月の間にその問題の上司を別部署に移し、友人は元の部署に復帰し現在は元気で働いています。

きちんと原因がわかる場合は1人で抱え込まず、きちんと相談することで解決できる場合もあるのです。

もし自分がめまいを理由に仕事を休みたいと思ったら、自分の心が無理をしていないか苦しんでいないか自分に問いかけてみてくださいね。

めまいで休んだときの注意点と気をつけること


めまいがして突然会社を休んでしまうと、その日の自分の業務は他の誰かがすることになります。

当日の業務で自分にしかわからないことがあれば、メール等でしなければならないことを伝えておきましょう。

翌日出勤したときには、代わりに業務を行なってくれた人たちや上司に一言、お詫びやお礼を伝えてくださいね。

どんな人でも体調不良や風邪をひくこともあるし、その点はお互い様の部分はありますが一言あると気持ち的に違うと思います。

めまいの理由がわかっていれば、差し支えない範囲で事情を説明しましょう。

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めまいは事前に防ぐことができるのか?


めまいは突然に起こることが多いですが、原因がわかれば事前に防ぐこともできます。

先ほども申し上げたように私はめまいが頻繁に起こる体質なので普段から気をつけていることをお伝えしますね。

天気予報は常にチェック


めまいは天候によって起こることも多いので、高気圧から急に低気圧に変わるときや台風が近づいているときは事前に知ることができます。

明日の予報は雨という日は、前日は早めに寝ていつもより睡眠時間を確保することで体調が崩れにくくめまいが軽減されています。

台風は数日前にはわかるので、出来る仕事は前倒しで行なっておきます。
今はしなくていいけど今週中に終わらせないといけないこととか、時間を見つけてやっておくのです。

やるべきことを前倒しでやっておくと、もし急に休むことになっても周りへの迷惑が最小限ですみやすいです。
めまいだけでなく頭痛もする方は、朝食のあと鎮痛剤を飲んでおくと1日痛みが出ずに過ごせることも。

疲れを溜めないこと


これがなかなか難しいのですが、月曜日~金曜日まで仕事に行ってたら当然疲れますよね。
その上、休日出勤なんてあったときには6連勤でもうへとへとです。

休みの日はできたら自分を労わる時間にしてほしいです。
家でゆっくり過ごしたり、自分が好きなことだけするなど心身の疲れを癒す時間を取るのが理想です。

体のコリをほぐすためにマッサージやヘッドスパに通うのもおすすめです。
コリがほぐれると良質な睡眠が取れ、元気に月曜日を迎えることができます。

自分の体には忠実に


私は残業が続いたり、仕事が終わってからも用事があったりと忙しい日が続くときによく滋養強壮剤を飲んでいたのです。

飲むと体力が復活して、元気に動けるので週に2~3回くらい飲んでいたと思います。
そうすると本当は疲れ切っているのに、滋養強壮剤の力で元気になるので無理がきくようになるのです。

でもこれを繰り返すと何らかの形で体に不調をきたします。
私の場合はこれが大きなめまいとなり、起き上がることさえできなくなり体力が回復するまで4~5日かかりました。

それからは疲れそうな日には予定を入れない、または疲れてしまったらキャンセルするようにして滋養強壮剤を飲むのをやめました。

滋養強壮剤が悪いのではなく、私の飲み方がいけなかったのです。

自分の体にはきちんと忠実でいなければいけないと強く反省しました。

めまいは内側からと外側からのケアが必要


めまいを軽減させるためには、内側=メンタルと、外側=体のケアの両方の必要性を感じています。

特にストレスからうつ病や難聴になりやすく、難聴からめまいに繋がりやすいのでストレスを乗り切る方法を見つけることが大切です。

よくストレス解消などと言われますが、それもひとつの手だと思います。
でもストレスの根本原因から目を背けても現実問題は解決しません。

ストレスの原因を知って、どうやって乗り越えるかが本当のメンタルのケアではないでしょうか。
自分ではどうしようもないのなら、誰かに相談して助けてもらうことも必要な場合があります。

内側=メンタルのケアよりも外側=体のケアのほうがわかりやすく、実践しやすいでしょう。

月のタイミングや天候によって不調を感じる人は、前日から早く寝たりストレッチで体をほぐすなど事前に体をケアしておくといいですよ。

1つの方法としてその時自分が欲しているものを食べるようにすると心身ともに落ち着きやすいです。

その時によって、「甘いものが食べたい」「肉が食べたい」「麺類が食べたい」など体が不足しているものを要求するSOSサインだったりすることもあるのです。

疲れが溜まってきたな、と感じたら自分の体は何が食べたいのか聞いてみてください。
普段よく言われているバランスのよい食事でなくてもかまいません。

翌日疲れが取れたら、それからバランスのよい食事に切り替えたらいいのですから。
頑張っている自分を甘やかしてあげることも時には必要です。

自分でONとOFFの切り替えが上手くできれば一番だと思います。

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クリム(ライター)
クリム

女性のキレイを応援する美容家

エステサロンに8年勤務し管理職としてサロン運営スタッフ育成について学ぶ。 日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ、コスメ薬事法管理者を取得し薬事法ライター、美容ライターとして美容情報を発信中。 誰もが通る女性ならではの悩みやエイジングの道を、自分らしく輝ける方法を一緒に探しましょう。

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