2021.10.30

キャリアアドバイザーは未経験でも目指せる!向いてる人はどんな人?

よりよいキャリアを築けるようサポートする、キャリアアドバイザーの仕事。幅広い知識や対応力が必要ですが、未経験でも目指せる職業の一つです。この記事では、キャリアアドバイザーが気になる方へ向けて、仕事内容や他の職業との違いを解説します。

キャリアアドバイザーとは?


キャリアアドバイザーとは、

「未経験の業種に転職したい」
「自分にぴったりの仕事を見つけたい」
「もっといい条件の会社に転職したい」

と考える方へ向けてサポートする職業です。
必ずしも必要な資格がいる職業でないことから、未経験からでも人のキャリアに関われる仕事の一つと言えるでしょう。

主な仕事は、転職を考える方とヒアリングを重ね、新しいキャリアや希望の将来に向かっていくためのサポートすること。

例えば、

  • 求人情報の提供
  • 職務経歴書の書き方や指導
  • 企業との面接のセッティング
  • 給与条件の交渉

など、転職成功までの様々なサポートを行います。

「人の役に立ちたい」
「良いキャリアを目指すための手助けがしたい」

と考える方にぴったりの職業です!

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キャリアアドバイザーに求められるものとは?


「働き方改革」や「終身雇用の崩壊」など、仕事への考え方は近年大きく変化を遂げていますよね。
最近では、どの会社に就職するかよりも、「個人がどんなスキルを身につけていくのか」が重要視されるようになりました。

働き方や働くことへの価値観の違いが大きく変化するなかで、注目されるのが「キャリア」に関わる職業です。
もちろん今紹介している「キャリアアドバイザー」も注目される職業の一つだと言えるでしょう。

キャリアアドバイザーは、個人の能力や人生観などをヒアリングしながら、その人にあったキャリアの道に進めるようサポートする仕事。

つまりキャリアアドバイザーは、現代の働き方を見据えながら、その人にあった働き方を一緒に探していくやりがいのある仕事だと言えます。

自分に合った働き方や会社を1人で見つけるのは大変ですよね。
キャリアアドバイザーに求められるのは、「働き方のミスマッチ」を少しでも減らすこと。

様々な働き方や価値観がある現代で、ミスマッチのないキャリアに進める手助けをすることがキャリアアドバイザーの仕事であり、これからどんどん求められる能力だと言えるでしょう。

キャリアアドバイザーとキャリアコンサルタントとの違い


キャリアアドバイザーについて調べると「キャリアコンサルタント」という言葉が目に止まった方も多いのではないでしょうか?
「キャリアアドバイザー」と「キャリアコンサルタント」は同じ職種に見られがちですが、明確な差があります。

2つの職業の違いは、資格の有無です。
キャリアコンサルタントは「国家資格」が必要となり、資格を持たないと名乗れない職業です。

一方でキャリアアドバイザーは、特別な資格は必要ありません。
未経験から、人のキャリアに関われる職業の一つと言えるでしょう。

キャリアアドバイザーと転職エージェントとの違い


「転職エージェント」とは、転職を検討している人へ向けて、求人の紹介や職務経歴書の添削、面接日の調整など、あらゆる面からサポートするお仕事です。

人材を求める企業側と働き口を求める求職者側をつなげる「仲介者」とも言えるでしょう。
キャリアアドバイザーと、転職エージェントとの仕事内容を比較しても明確な差はありません。

ただし、キャリアアドバイザーはあくまでも「転職を検討する人」をサポートする仕事です。
転職エージェントは、転職を検討する人だけでなく、人材を求める企業側へのヒアリングも必要となります。

どんな人に対して仕事をするのかという点がキャリアアドバイザーと転職エージェントの違いと言えます。

キャリアアドバイザーの主な仕事5選


ここまでは、キャリアアドバイザーという職業について詳しく解説しました。
「キャリアアドバイザーの仕事をもっと細かく知りたい」と思った方も多いでしょう。

そこでここからは、キャリアアドバイザーの主な仕事内容について解説します。
キャリアアドバイザーとして働いてみたいと感じた方は、ぜひ参考にしてくださいね。

キャリア面談


キャリアアドバイザーとして、もっとも重要な仕事の一つが「キャリア面談」です。

転職を検討する方は1対1で面談をし、

  • どんな仕事がしたいのか
  • どんな働き方がしたいのか

などを具体的にヒアリングする場です。
この面談から、紹介する求人や書類の対策などを練っていくことになるため非常に重要な仕事と言えるでしょう。

求人の紹介


面談を経て、転職やキャリアについての方向性が定まれば、いよいよ求人紹介です。
キャリアアドバイザーを利用した求人紹介のメリットは、アドバイザーしか知り得ない情報を求職者へ提供できる点です。

例えば、

  • 志望業界の最新の状況
  • 紹介する会社で働く人の情報や雰囲気

など。

キャリアアドバイザーならではの視点と知識を踏まえて、求職者に合った求人を紹介します。

履歴書と職務経歴書の添削


求人の紹介と平行して行うのが、書類審査の準備です。
転職活動の経験がある方はご存知かと思いますが、転職の際には

  • 履歴書
  • 職務経歴書

の2点を用意する必要があります。
書類審査で必要になる、履歴書や職務経歴書の添削もキャリアアドバイザーの業務の一つです。

「こうした書き方の方がもっと実績をアピールできる」
「この業界の傾向に沿ってこの部分をアピールした方がいい」

などを求職者と日々連絡を取りながら進めていく必要があります。

キャリアアドバイザーと聞くと、面談を繰り返すイメージが強いですが、日々メールやメッセージ等で書類添削のやり取りも行う必要があります。

面接対策・調整


書類審査後は、いよいよ面接!

キャリアアドバイザーによっては、面接日程の調整も業務の一つ。
企業と求職者のスケジュールをすり合わせながら、面接日を調整していきます。

面接日程が決まれば、面接の準備に取り掛かります。
業界の傾向や求職者に求められる質問などを予想し、場合によっては面接対策の資料を作成することも。

キャリアアドバイザーによっては模擬面接の場を設ける場合も。
キャリアアドバイザーは、一般的な面接対策の他にも、業界の傾向や面接官の印象に残るアピール方法など、いくつもの引き出しを持ち合わせる必要があります。

日々の業務の他にも、業界対策などを常に行う必要がある職業と言えるでしょう。

入社の条件調整


キャリアアドバイザーの業務の中には、内定先の「入社条件」の交渉も含まれます。

例えば、

  • 年収や月収
  • 待遇
  • 入社時期の調整

など。

キャリアアドバイザーは、基本的には求職者のアドバイザーとして活動します。
ただし、勤め先などによっては対企業への交渉術も必要となるでしょう。

また、入社条件の調整と平行して、現職の退職サポートに回ることも。
どうしたら円満に退職できるか、退職手続きの相談にのるケースもあります。

キャリアアドバイザーに向いている人とは?


「キャリアアドバイザーに興味はあるけど、実際自分に向いている仕事なのか分からない……」
と感じる方も多いでしょう。

そこでここでは、キャリアアドバイザーに向いている人について解説します!
自分に当てはまる部分がないか、ぜひチェックしてください!

個々に応じた対応能力に自信がある


進むべきキャリアは、人それぞれ異なるもの。
つまり、キャリアに悩む10人がいれば10通りのキャリアがあるということです。

キャリアアドバイザーは、様々な価値観に触れながら「その人に合ったキャリア」をサポートする必要性があります。

もちろん、時には個人的な意見やアドバイスも必要です。
しかし、キャリアアドバイザーにとってもっとも大切なのは、相手に寄り添いながらその人に合ったキャリアを見つけること。

つまり、キャリアアドバイザーにとって、個々に応じた対応力は必要不可欠と言えるでしょう。

普段から相談役になることが多い


あなたはこれまで「よく人に相談されるな」と感じた経験はないですか?

「よく人に悩み事を相談される」
「サポート役を何度か任せれた経験がある」

このような経験がある人は、キャリアアドバイザーの素質があるかもしれません!

キャリアアドバイザーにとって、最初の「キャリア面談」は非常に重要です。
最初の面談で、求職者の求めるキャリアや進むべき業界をヒアリングし、キャリアの方向性を定める必要があるからです。

このキャリア面談でもっとも大切なのは、「ヒアリング力」。
ヒアリングは、相手の求めるものを話しながら聞き取る力が求められます。

普段から相談役になることが多い人は、相手が話しやすい雰囲気を自然に作り出せる人です。
また、つい本音を吐き出してしまう会話作りが得意な傾向も。

つまり、普段から相談役になることが多い方は、最初のキャリア面談から求職者の本音や思いを上手に聞き出せる素質があると言えるでしょう。

人の役に立ちたい思いが強い


キャリアアドバイザーは、転職やキャリアに悩む方々をサポートする仕事です。
人それぞれ抱える悩みは異なるため、求職者と密接に関われます。

大変な部分も多い反面、いい転職先が見つかった時や面接がうまく行った時など「ありがとう」と感謝を伝えられる機会も多いでしょう。

「人の役に立っているな」とやりがいを感じやすい職業でもあるため、

  • 人の喜ぶ姿が好き
  • 人の役に立ちたい

と考える方はキャリアアドバイザーの仕事が向いてるかもしれません。

転職経験がある


あなた自身が転職活動やキャリアで悩んだ経験があれば、キャリアアドバイザーの仕事に大きく活かせます。

なぜなら、キャリアアドバイザーを利用する人の多くは、自分のキャリアや仕事に対して「悩み」を抱える人だからです。

一度でも同じように悩んだ経験がある人は、「自分の時はこうだった」「こうやって解決してきた」と具体的なアドバイスすることもできるでしょう。

経験者の声は、悩める人がもっとも参考にしたい口コミです。
自分自身の辛い経験や学んだことを生かしたいと考える人も、キャリアアドバイザーに向いている人だと言えるでしょう。

キャリアアドバイザーになるには?


キャリアアドバイザーの仕事は、資格は不要で未経験からでも転職できる職種です。
しかし、人のキャリアに関わる仕事であることから、幅広い知識や対応能力が求められます。

これからキャリアアドバイザーを目指したい人は、具体的にどういった行動すべきでしょうか?
ここでは2つのポイントを解説します。

未経験OKのキャリアアドバイザーの求人を探す


キャリアアドバイザーは未経験からでも目指せる職業です。
まずは、未経験からでも応募できるキャリアアドバイザーの求人を探しましょう!

未経験OKの求人は、入社後に研修する会社がほとんどです。
実践で経験を積みながら、キャリアアドバイザーデビューを目指しましょう!

キャリアアドバイザーのアシスタントからスタートする


キャリアアドバイザーの求人以外にも、キャリアアドバイザーの「アシスタント」を募集しているものもあります。

アシスタントは、キャリアアドバイザーの業務をサポートするのが業務です。
主にカウンセリング以外の、面接日程調整や事務処理を担当します。

「いきなり実務スタートは難しそうだな」と感じる方は、アシスタントからスタートして徐々に力をつける方法も!
キャリアアドバイザーの業務を近くで学べるので、日々勉強になることばかりです。

キャリアアドバイザーは特に資格が必要のない職業ではありますが、アシスタントをしながら「キャリアコンサルタント」の資格の勉強する方法もありますね。

自分に合った方法でキャリアアドバイザーへの道を開いて行ってください。

キャリアアドバイザーを目指すならまずは転職を考えよう!


キャリアアドバイザーについて紹介しました。
「キャリア」に関わる職業はキャリアアドバイザーの他にも多数存在します。

しかしながら、キャリアアドバイザーは未経験からでも目指せる職業です。

どんな「仕事」をして生きるかは、どんな人生を歩むのかに繋がる重要なポイントですよね。
キャリアアドバイザーはまさしく「人の人生」に関わる仕事。

社会での様々な経験を経て、「より良いキャリアを目指す手助けがしたい」と考える方も多いのではないでしょうか。

この記事を参考にぜひキャリアアドバイザーを目指してみてくださいね!

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はせがわみき(ライター)
はせがわみき

自分らしく働く大切さを伝えたい!複業WEBライター

働く女性を全力で応援するWEBライター。ブライダル業界に5年勤務。20代前半に激務のこなした経験から、女性がもっと輝けるための「働き方」「ライフスタイル」の提案が得意。現在は、対人接客の経験を生かし「行動心理学」「心理カウンセラー」の資格勉強中。サウナとドラマが大好物。サウナ・スパ健康アドバイザーの資格を所持。

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