足が太くなる原因は?
足が太くなる原因には生活習慣によるものから、日頃の運動不足によるものまでさまざまな理由が考えられます。
ここでは、主に考えられる足が太くなる原因をご紹介します。
原因①足がむくんでいる
汗をかいて体内の水分を出す運動を普段からしていない人や、長時間同じ姿勢でいることが多い人は身体に水分が溜まり、むくみの原因となります。
運動をすることは、体内の老廃物を汗と一緒に体外に出すだけではなく、むくみの原因となる冷えを血行促進により改善してくれる効果もあるのです。
適度に身体を動かすことを意識することで気になる足のむくみも解消されます。
原因②足が筋肉質で張っている
普段から定期的にスポーツや筋トレを行っている人は、足に筋肉がついている人が多いです。
その筋肉が張ってしまっていることで、足が太く見えることがあります。
アスリートにとっては筋肉質の足も喜ばしいことですが、一般の人にとってはそうとも言えません…。
適度に運動をする場合も、筋肉の付け方には気を付けて引き締まった筋肉をつけるようにしましょう。
原因③体脂肪率が高く肥満体系である
身体の体脂肪率が高ければ、もちろん足にも脂肪がついてしまいます。
身体が太っていて、足だけ細いなんて人はなかなか見かけませんよね。
運動をあまりせず、高カロリーな食事をして身体に脂質が多くついている人は足も太くなってしまいます。
足を細くしたい人は、身体全体の脂肪量なども気を付けたいところです。
原因④身体のバランスが悪い
身体の重心となる骨盤の位置がゆがんでいると、全身のバランスが崩れた状態になります。
骨盤がゆがむと、姿勢も悪くなり、血流も滞るだけではなく、基礎代謝も下がるという悪循環が生まれます。
そのバランスを意識して直さなければ、どこか身体の一部に負担をかけてしまったり、全体のバランスが崩れ足の太さの原因となってしまうため注意が必要です。
足が細い人の特徴
足が太くなる原因に心当たりがある人は改善次第で、誰もがうらやむ細い足も目指せるはずです。
ここでは、ついつい目を惹くような足が細い人の特徴をご紹介します。
特徴①日頃から姿勢が良い
姿勢が良い人は骨盤のゆがみも少なく、身体のバランスも保たれているため、どちらかに重心が偏ることもないので足が細い人が多いです。
骨盤が開けば開くほど、骨盤周辺の血流が悪くなりむくみの原因となります。
それだけではなく、お尻や太ももが大きくなる原因にもなりかねません…。
日頃から姿勢を意識している人の多くは足が細い傾向にあるのです。
特徴②歩く頻度が高い
男女ともによく歩く人は足が細いです。
下半身は想像以上に脂肪がつきやすいということは、実はあまり知られていないこと。
ちょっとした移動や、フロア間の移動などもエレベーターや乗り物を使いすぎるのではなく、階段を使ったり、歩いて移動するように心がけている人は足も細い人が多いです。
特徴③代謝が良い
「代謝と足の細さに関係があるの…?」と思われるかもしれませんが、代謝が良いことで全身の脂肪も燃焼されやすくなります。
全体的に太っている人は、足まで太くなりがちなので、その逆に日頃から体温も高く代謝の良い人は身体全体も含め足も細くなりがち。
代謝をアップさせることは、日頃から運動などをすることでカバーできるので気になる人は日常に運動を取り入れることで改善ができるでしょう。
特徴④引き締まった筋肉がついている
代謝を上げるためや、身体のバランスを保つためにも筋肉の存在は重要です。
目に見えるほどの大きな筋肉は足を太く見せる原因にもなりますが、インナーマッスルや有酸素運動で使うような引き締まった筋肉をつけることは、足痩せには必須です。
筋肉のつけすぎも、つけなさすぎも良くないのですが、そのちょうどいい塩梅がむずかしいところ…。
特徴⑤ヒールの靴など合わない靴を履かない
足を細く見せたい人は、ヒールの靴を履きがちですが、実は足自体にはかなり負担がかかっています。
ヒールを履くことで、身体がゆがむだけではなく、歩き方も変わってしまうので日頃から足に負担がかかることになります。
ヒールでなくても、足に合っていない靴を履くことも原因の一つとなってしまうので注意が必要なのです。
普段からヒールの靴を履きがちな人は、必要のないところでは履きなれたスニーカーなどに履き替えることも効果的です。
特徴⑥浮指になっていない
足裏をしっかりと地面につけていない歩き方は、足の指が浮指になっている状態となります。
足指でしっかりと地面を蹴って歩いていないということは、左右のバランスが悪くなってしまいます。
歩き方のバランスが悪いと、お尻や太ももなど、全身の筋肉を上手に使えていないということにもなり、足が太くなりがちになってしまう原因のひとつに。
自分の歩き方はなかなか客観的には意識しづらい部分ではありますが、ちょっとだけ意識を変えることで気になる足の太さというコンプレックスが改善できるのです。
特徴⑦足を組むことや正座をしない
無意識に足を組んでしまう人や、正座をすることが多い人も多くいますが、そうした姿勢をとることで、足を圧迫してしまい血流やリンパの流れが悪くなってしまいます。
どうしても正座をしないといけないシーンに直面することもありますが、なるべく正座や足組みは避けたいもの。
日頃の生活でも必要のないところでやってしまいがちな人は、意識を変えれば、足への負担も減ります。
足を細くするためには
足を細くしたいと思っている人も多くいますが、日常的な意識や原因を改善させなければその習得は難しいです。
本気で足を細くしたいと思っている人に、足を細くするためにできる対策をご紹介します。
方法①普段から足のエクササイズを取り入れる
足を細くするためには意識してケアを行いたいところです。
足にはさまざまな筋肉がついているので、部分部分の筋肉の重要性も意識をしながら日頃からエクササイズを取り入れてみましょう。
特に重要なのが、太ももやふくらはぎなので、前ももから内転筋まであらゆる筋肉のエクササイズができると良いですね。
夜寝る前や、朝起きた時間など1日10分でも良いので足のエクササイズの時間を作ってみると良いでしょう。
方法②オイルなどを使いマッサージをしてむくみをとる
足にもたくさんのリンパが通っています。
日頃からケアを怠っていると、老廃物が溜まり足のむくみの原因に。
定期的にマッサージなどで足のケアを行い、老廃物を流すことも足を細くする方法のひとつです。
お風呂あがりなどの血行が良くなっているタイミングでオイルなどを使ってふくらはぎやアキレス腱周りをマッサージすることで、老廃物も流れやすくむくみの解消に!
毎日することが難しくても、定期的に取り入れたいケア方法です。
方法③食生活を見直す
足が太くなる原因としては、食生活もひとつの要因としてあげられます。
ついつい食べ過ぎてしまう人は、食事の量を調整することも方法のひとつ。
甘いものや脂っこいものが好きな人は、なるべく肥満の原因になる食べ物は控えたいですね。
全体的な食生活を見直すことで、足痩せに効果があるだけではなく、全身の肥満を改善することができます。
日頃の生活から気を付けていきたいポイントです。
方法④足を圧着するレギンスやタイツを履く
効果的な物に頼るのも足を細くするためのひとつの方法。
最近ではさまざまなメーカーが、着圧で足に圧をかけてくれるレギンスやタイツを販売しています。
しっかりと圧がかかることで、足の血行が良くなりむくみが解消されるだけではなく、骨盤をグッと押さえつけてくれるので、姿勢の矯正にも役立ちます。
あまりきつすぎると身体へ負担もかかってしまうため、自分にあった商品を見つけて活用してみましょう。
方法⑤日頃から足が細くなる歩き方を意識する
歩き方ひとつで足全体の筋肉にバランスよく刺激を与えられる歩き方に変わります。
足が細くなりやすい歩き方を習得して普段から意識してみることは最も効果的です。
目線をあげて、姿勢を伸ばし、足の付け根から足を前に出すような歩き方など参考にできる歩き方を見てみることもおすすめです。
歩くことは全身運動だと思い、日頃から気を付けてみましょう。
足が細い人には、実は知られざる危険も…?!
最近では綺麗な身体に憧れて、運動をせずに食事を抜くような過度なダイエットには警鐘を鳴らしています。
人間、加齢とともに筋肉が減少していくものですが、若くても急激に筋肉量が低下する「サルコペニア」が危惧されているのです。
この「サルコペニア」になると、歩く速度が低下するだけではなく、日常生活に支障をきたしたり骨折しやすくなってしまったりするのです。
この病気の人は、足のふくらはぎが細くなりすぎている点がひとつの指標ともなっているので、極端に足が細い人はこの病気にかかっている可能性も考えられます。
ダイエットや足痩せを目指す時には無理な食事制限などはせず、適度な運動も取り入れながら取り組むことが安全です。
足を細くするための工夫は日常生活から
足を細くすることには足にだけ目を向ければ良いと思っている人がほとんどです。
しかし実は、足が太い原因には日頃からの全体的な生活が要因になっていることが多いのです。
足痩せにばかり気を取られてしまうのではなく、食生活や歩き方、運動の量や身体のケアなど繊細な部分にもなるべく気づかうようにしましょう。
足の細さは生まれつきのものではなく、努力次第で改善できることなのです!
本気で細い足になりたい人は、普段の生活で気を付けられる部分は気を付けて、素敵な美脚をゲットできると良いですね。