2021.09.27

結婚挨拶は事前準備と段取りがカギ!基本をしっかりおさえよう!

彼からのプロポーズを受け、ついに結婚が決まった~と幸せMAXのプレ花嫁さん。すぐにウエディングドレスを選びたい気持ちを抑えて、まずは身近な人への挨拶から。結婚挨拶をスムーズに進める事前の準備と基本の段取りをしっかり頭に入れておきましょう。

まずは全体感。結婚挨拶の流れを理解しよう


結婚挨拶の段取りとしてまず知っておきたいのは「挨拶&報告の順番」についてです。
流れとしては、「関係性の深い人から先に」報告をしていきます。
親しき仲にも礼儀あり、いつでも良いから後回し‥にならないようにしましょう。

自分の親への報告

まずは一番身近で大切な親に真っ先に伝えましょう。あなたの結婚を誰よりも喜んでくれる相手です。

一緒に住んでいるなら直接、離れて住んでいるならメールやLINEではなく電話で伝えましょう。

結婚式場を先に決めてしまったり、相手の親に挨拶を済ませた後ではなく、最初の段階で伝えることが大事。

親の立場からすると「何で先に報告してくれなかったんだろう‥」と寂しい気持ちになるものです。

相手の親への挨拶は、女性側の親へ先に!

事情が無い限り、一般的には男性が女性側の親に先に結婚挨拶に伺います。

すでに何度も会っていて、家族ぐるみで顔なじみになっている場合でも、改まった挨拶の場は、古くからの慣習に倣った方が無難です。

女性側への親挨拶が済んだら、男性側の親に報告がてら挨拶に伺います。遠方でなかなか直接お会いできないケースは、電話やビデオ通話などで挨拶をしておいて、時期を見て改めて訪問するようにしましょう。

ポイントは、両家への挨拶の時期の間を空け過ぎないこと。2~3週間以内を目安にすると良いでしょう。

両家顔合わせ挨拶

両方の親に挨拶が済んだら、なるべく早いタイミングで両家の顔合わせの場を設定しましょう。

場所や日時の調整などは、ふたりが間に入って行うことになりますが、まずは両方の親の希望を聞くことが大事です。

しっかりとした食事会にしたいのか、カジュアルなお茶会風にしたいのか、親のタイプや考え方も様々ですので、一方的に決めてしまわないように配慮しましょう。
しっかり派なら料亭やホテル、カジュアル派ならレストランの個室などが多いようです。

顔合わせ当日、会話が続かず気まずい空気にならないように、事前に話題を考えておくのがおススメ!

ふたりの馴れ初め、小さい頃の話、親の趣味、飼っているペットの話…など場を和ませるような話題と
結婚式や新居の事など、必ず聞かれるような話題への回答も、ふたりですり合わせしておくと良いです。

職場、友人への報告・挨拶

最近は結婚式に会社の上司や先輩を呼ばないケースも増えていますので、わざわざ報告や挨拶をしなくても良いのでは?と思う人もいるかもしれません。
が、家族が増えることで手当てが増えたり手続きが必要な場合もありますので、きちんと報告すべきです。

上司や先輩も、後から知らされるより、先に報告して貰った方が、快く祝福したくなるし、家族が増えることへの配慮も変わってくるでしょう。

直属の上司→その他の上司→先輩→同僚 という順番がやはり無難ですね。

伝える手段は、対面が基本。業務連絡のようにメールで…は辞めましょう。

友人への報告は、普段連絡をとっているメールやLINEでもOKです。

関係性が深く、結婚式で何か頼みたいコトがある場合などは、後日改めて電話や対面で話す場を持つと良いでしょう。

伝えたい友人に抜けモレがあると、後々ギクシャクしてしまう事になりかねないので、リストアップしておくと安心です。

事前の準備をカンペキにすれば結婚挨拶は怖いものナシ


「段取り8割」という言葉もあるように、何事も「段取り=事前準備」が当日を成功させる大切なポイントです。

大事な商談に何の準備もせずに臨む人はいませんよね。結婚挨拶の事前準備も同じです。

また、相手の親や自分の親へきちんと誠意を示し、配慮や敬意を表すことにもつながります。

しっかり準備をしていきましょう。

ふたりの基本情報を親にインストールしておこう

「どんな人を連れてくるのか楽しみ!いや、ちょっと心配…」と、複雑な心境の親を安心させるために、基本情報はしっかり事前に伝えましょう。

どんな仕事をしているのか、性格や人柄、出身や年齢、などの最低限のプロフィールは必須です。

何度も会ったことのある場合でも、改めて相手の事を自分の親に伝えておくと、いよいよ結婚するんだな、という心構えにもなります。

また、一般的に親が心配しやすいトピックス(授かり婚、再婚、これから転職予定、など)がある場合は必ず事前に伝えておくようにしましょう。

言いにくいから後回し…にすると、後で分かった時にトラブルになる可能性大です。

最悪破談…ということになりかねませんので、隠したりせず、正直に話しておきましょう。

親の希望や想いをリサーチしておこう

自分たちの結婚を一番喜んでもらいたいのが両親。だからこそ、心配している事や知りたがっている事、そもそもふたりの結婚についてどう思っているか、きちんと聞いておきましょう。

事前に不安な点を解消しておけば、当日を安心して迎えられます。

また、お互いの両親についての情報も相手に伝えておきます。性格、仕事、趣味などは会話の糸口にもなりますし、食べ物やお酒の好みなどは手土産選びの参考になるので、具体的に細かく伝えましょう。

「気が利く♪」手土産持参で印象UP!

結婚挨拶に手土産は必須アイテムですが、適当に何でも良いわけではありません。

ふたりのために時間を割いて迎えてくれる両親への感謝、お礼の気持ちを伝えるためのものですから、その意味を考えて慎重に選びましょう。

好み、家族構成を考えるのはもちろん、出身地の銘菓や、テレビで取り上げられた人気の商品などは、話のきっかけ作りにもなるのでおすすめです。金額は3000円~5000円程度が良いでしょう。

結婚挨拶の場に相応しい服を選んでおこう

女性はワンピース、男性はスーツが無難で親ウケも良いです。男女ともに清潔感のある装いを心掛けましょう。

初対面はもちろんですが、親しい関係性になっているとしても、正式な挨拶の場なので、いつもとは違うきちんと感を出しましょう。

そんなにかしこまらなくていいよ、と事前に言われているようなら、男性はノーネクタイにジャケット、女性はブラウスにスカートでもOKです。

お互いの実家訪問時の流れ&抑えるべきポイント

いざ訪問。遅刻は厳禁、でも早過ぎてもダメ!

時間厳守は大人としての常識。相手をお待たせするような失礼は避けるよう、余裕を持って到着するようにしましょう。とは言え、迎える方の準備もあるので早すぎる到着も迷惑になってしまいます。

約束の5分前くらいを目安にしましょう。

そして、ふたりで待ち合わせしてから挨拶へ向かう事をおすすめします。

ドキドキしたまま到着シーンを迎えるよりも、ふたりで最終打ち合わせを兼ねて顔を合わせることで、一呼吸おいて落ち着くことができます。

最初の関門、玄関口での注意ポイント

さていよいよ到着し、玄関口で出迎えるご両親とご対面。
にこやかな表情にホッとして、ずかずかと上がり込むなんてNG!大事なシーン、下記に配慮しましょう。

挨拶のタイミング

玄関口ではひとまず名前と訪問の意図を告げる程度の簡単な挨拶をしましょう。

パートナーの紹介

スムーズに挨拶を促す意味でも、迎える方がひと言パートナーの紹介をしてあげるのがベターです。

靴と上着の扱い

コートを着てきた場合は、玄関先で脱いで手に掛けるのがマナーです。また、靴を揃えて向きを整えるのも忘れずに。
特に男性が忘れがちなポイントですので気を付けましょう。
 

コミュ力が試される?!雑談で場をあたためて!

部屋に通されたら、まず上座・下座を確認しましょう。
入口から遠い方が上座で、目上の人が座ります。

マナーとしては自分が下座に座るべきですが、「こちらへどうぞ」と促された席に従うようにしましょう。
そしていきなり本題に入る前に、緊張感をほぐすためにも雑談をはさむと良いでしょう。

いくつかおすすめの話題例を紹介します。

趣味のこと

スタンダードかつ自分でも話しやすい話題です。スポーツ、映画、音楽、など自分がどんな趣味があるのかを話したり、彼女(彼)との共通の趣味、また事前に両親の趣味も聞いていれば、「●●が趣味と伺いましたが・・・」と切り出して色々と質問してみると会話が弾みます。

良く思われたいあまりに嘘をつくのはNG!質問に答えられず墓穴を掘ります。女性なら料理と答えて女子力をアピールしたいところですが、苦手なのに無理するのは禁物です。

仕事のこと

両親もここはしっかり聞きたい話題です。会社名、所属部署、担当業務、実際にどんな仕事を日々しているのかを話します。

専門用語を並べて細かい話をしても失礼になるので、全く無関係の人が聞いても分かる範囲の説明に留めましょう。

役職についている場合は、アピールポイントになりますので、ここで伝えましょう。

休日の過ごし方

趣味の話とも関連しますが、休日の過ごし方にその人となりが結構表れるものです。
アウトドア派かインドア派か、仲間と過ごすのか1人で過ごすのか、など。

結婚後のライフスタイルにも直結する話題なので、親の方からも色々と質問がありそうな話題です。

兄弟姉妹のこと

何人兄弟なのか、何番目なのか、同性、異性など、兄弟姉妹の構成は性格や気質に影響大なので、あるあるネタ含め、話が膨らみやすいでしょう。

お互いの親戚になる身近な人の話ですから、ネガティブな言い方をしないように気を付けて。

小さい頃の話

「●●さんは小さい頃どんな子供だったんですか?」から始まる思い出話。両親の方も、待ってましたとばかりに色々話してくれるでしょう。

話に花が咲いて、納戸からアルバムを出してきて見せてくれたりするかもしれません。

自分も見たことが無い相手の一面を知る良いきっかけにも。

本題はシンプルに誠実に直球で!

さて本題を切り出すタイミング。誰もが緊張する場面ですが、ここでしっかりキメなければせっかくの雑談ウォーミングアップが水の泡・・・。

相手の目を見てはっきりと、大事な思いを言葉にしましょう。

男性が結婚を申し込むセリフを発したら、女性はつかさずフォローを入れるようにしましょう。

彼に結婚を申し込まれて嬉しいと思っていること、彼となら幸せになれると感じていること、だから認めて欲しい、という意を伝えます。 

大事な場面のポイントを頭に入れておいてくださいね。

姿勢を正す

ここからが本題、と分かりやすい意思表示にもなるので、座敷なら座布団から一度下がる、椅子なら一度椅子を引くなどして、姿勢を正しましょう。

歓談から空気を変えて、少しの緊張感を持って大事な場面を迎えるほうが、相手の心にも響くはずです。

話す時は相手の目を見て

「目は口程に物を言う」ということわざもあるように、真剣さや誠実さは目を見れば分かるものです。

視線が定まらないようでは、この人大丈夫かしら…と不安を与えてしまいます。

両親揃っているなら、父親母親両方交互に見るようにして、おふたりに伝えている、という気持ちを表しましょう。

語尾はハッキリ、言葉はストレートに

前置き長く、周りくどく・・・とならないように、伝えたい気持ちをシンプル&ストレートに言葉にしましょう。

話す速度も、緊張のあまり早口になり過ぎないよう、落ち着いて相手が聞き取りやすいペースに配慮しましょう。

また、語尾が消えかかったり、ごにょごにょと曇らないように気を付けて下さいね。

結婚挨拶で気を付けたいNG

お義父さん、お義母さん

まだ結婚前で義理の親子関係にもなっていないのに「お義父さん、お義母さん」と呼ばれると違和感を覚える親も多いのです。
親しみを込めて、というのはもう少し先にしましょう。「●子さんのお義父さん」という感じが自然です。

あだ名、親しい呼び名

いつもは名前を呼び捨てだったり、ニックネームで呼んでいるのが普通だと思いますが、改まった挨拶の場では相応しくありません。
「●●さん」と呼ぶようにしましょう。

親の前でベタベタする

仲が良いのはいいけれど、親の前で甘えたりイチャイチャしたやり取りはやめましょう。
どんなにリラックスできる雰囲気だったとしても、けじめの挨拶の場だということを心掛けましょう。

結婚挨拶のポイントまとめ

・まず全体の流れを把握しておこう
・お互いの親の性格や趣味志向をパートナーに事前に伝えておこう
・挨拶は彼女の家が先、が基本。逆はNG
・手土産は絶好の歓談きっかけ。慎重に選ぼう
・自己紹介~結婚承諾を得るセリフは事前にしっかり考えて練習を
・雑談ネタはいくつかパターンを考えておこう
・挨拶の訪問時間は1~2時間が目安。長居は禁物。

まとめ


いかがですか?
いろいろと気を遣うことがたくさんあって気が重い…と思ってしまったかもしれませんね。

でも、何もかも完璧にやろうと気負わなくて大丈夫です。

少しくらい言葉遣いやマナーを間違えたって、誠意が伝われば問題ありません。

結婚挨拶は結婚準備のほんの入り口です。彼とふたりで協力しながら乗り越えて下さいね。

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Rolmy編集部(ライター)
Rolmy編集部

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