オークル系とは?代表的なファンデーションの色体系を解説!
ファンデーションの色体系にはオークル系、ベージュ系、ピンク系などがあります。
化粧品メーカーによって色のニュアンスや呼び方がさまざまあるので、毎日使っているファンデーションでも意外と細かな違いはわからないものです。
まずは代表的なファンデーションの色体系の特徴や違いを解説します。
2021.11.03
オークル系とは?ファンデーションでよく聞く色、”オークル系“。自分の肌にマッチする色のファンデーションを選べば、メイクの仕上がりが劇的に変わります。ベージュやピンク系との違い、オークル系が似合う肌やファンデーションの選び方を徹底解説します。
ファンデーションの色体系にはオークル系、ベージュ系、ピンク系などがあります。
化粧品メーカーによって色のニュアンスや呼び方がさまざまあるので、毎日使っているファンデーションでも意外と細かな違いはわからないものです。
まずは代表的なファンデーションの色体系の特徴や違いを解説します。
オークルは”黄土“という意味があり、黄みと赤みのバランスがとれたナチュラルな色味です。
メーカーによってはオークル系を”ナチュラル“や”ヌード“と表現する場合もあります。
オークル系のファンデーションはどんな肌と合わせてもバランスがよく、パーソナルカラーがイエローベースでもブルーベースでも比較的マッチしやすいです。
自分のパーソナルカラーや肌に合う色体系がわからないときに、まず試してみたいファンデーションの色。
オークル系は、ベージュ系とピンク系のちょうど中間あたりの色だと思ってください。
ベージュ系はオークル系よりも”黄み“が強い色です。
赤みはほとんど感じず、パーソナルカラーがイエローベースの肌によくなじみます。
またベージュ系のファンデーションは赤みをカバーする色なので、ほほに赤みがある肌にもおすすめの色体系です。
ピンク系はオークル系よりも”赤み“が強い色です。
黄みはほとんど感じず、パーソナルカラーがブルーベースの肌によくなじみます。
ピンク系のファンデーションは血色感のない肌にイキイキとした色味を与えたり、透明感を出したりする色でもあります。
ファンデーションの基本の色体系オークル系・ベージュ系・ピンク系のなかでも、比較的どんな肌にもなじみやすいのがオークル系です。
ただしほとんどのファンデーションではオークル系がさらに細かく分類されています。
オークル系の呼び方やニュアンスは化粧品メーカーによってさまざまです。
ファンデーションを選ぶときは各メーカーのBAさんに確認したり、実際に肌に塗って判断したりするのが間違いないでしょう。
自分の肌に合うファンデーションの色を選ぶには肌につけてみるのが一番です。
ファンデーションは単純な見た目の色と、肌になじませたときの色が若干変わります。
自分の肌色も日焼けなどで微妙に変化していることもあるので、ファンデーションを選ぶときは毎回しっかり試し塗りをしましょう。
ファンデーションの試し塗りをするときは、なるべく明るい場所でおこなうと肌に合う色が見分けやすいです。
ただしファンデーションはすっぴんで選ぶので、直射日光ではなく窓からの間接光が自然に入るような明るい室内がベスト。
自分で鏡を使ってチェックするのもよいですが、客観的な視点も大事なので店舗に足を運び各メーカーのBAさんに見てもらって選ぶのもよいでしょう。
化粧品メーカーのBAさんはたくさんの肌を見てきているので、ファンデーション選びの的確なアドバイスをくれるはずです。
まず手軽にできる選び方は、ファンデーションを腕につけて色を試す方法。
時間がないときや、ある程度ファンデーションを選び慣れている方におすすめの方法です。
腕に自分の肌に合いそうなファンデーションを2つか3つ塗布して、肌へのなじみ方をチェックします。
自分に合う色がわからない方は、自分の肌に近そうなオークル系からまず試してみましょう。
腕だと手軽なのでいろいろ試してみたくなりますが、選択肢が多すぎても迷ってしまうので3つ程度で比較するのがよいでしょう。
時間があるときやメイクを一部落とせるときは、ぜひファンデーションをフェイスラインにつけて選びましょう。
腕と顔の色は若干違うので、肌にマッチするファンデーションを選ぶならフェイスラインで選ぶのがおすすめ。
また首の色とファンデーションの色が違いすぎると、メイクがお面をかぶったような不自然な仕上がりになります。
顔の色と合うのはもちろん、首との色の差がありすぎないかもチェックしてくださいね。
ここでは、オークル系のファンデーションでおすすめのアイテムを紹介します!
オークル系で7色のバリエーションがあるファンデーション。
みずみずしいリキッドが毛穴をつるんとカバーして、自然なツヤ肌に仕上げます。
プリマヴィスタ独自のオイルブロック処方で、皮脂によるくずれを抑えて夕方まできれいな仕上がりが続きます。
塗ったあともベタつきにくく、マスクくずれもしにくいと口コミも高評価です!
オークル系で7色のバリエーションがあるファンデーション。
独自のスキンフィット設計で薄くしなやかにのびて、肌と一体感ある仕上がりを実現します。
毛穴の目立ちやすい頬にもすーっとのびて肌にフィットし自然にカバー、明るくなめらかな肌へ。
水なし専用のファンデーションなので、スポンジに水を含ませないよう注意しましょう。
2021年発売マキアージュのファンデーションは、オークル系が全8色のバリエーションです。
ムース生まれのパウダーなので、自然なツヤが出てふんわり仕上がります。
驚きの肌なじみで、粉っぽさがなく、毛穴・色ムラをカバーして透明感までアップ!
どこから見ても美しい、まるで「きれいな素肌」へ。
オールシーズン使用可能で水あり・水なし両用タイプのファンデーションです。
オークル系を含む全7色バリエーションがあるコフレドールのパウダーファンデーション。
うっとりするような、なめらかで上質な粉体が肌悩みも自然にカバーします。
接近しても粉浮き・凹凸が目立たない肌を目指し、マスクしても取れにくい高密着設計です。
クッションタイプでおすすめなのはETOVOSのオークル系ファンデーション。
紫外線吸収剤フリー&石けんでオフできて肌に優しい設計です。
肌にのせた瞬間からうるおいとツヤに満ちた肌へ導く、美容液のような使い心地のクッションファンデーション。
高いスキンケア効果で乾燥小じわを目立たなくさせみずみずしい仕上がりへ。
気になる部分は自然な仕上がりでしっかりカバー。
スキンケアをしながらナチュラルな素肌仕上がりを演出するファンデーションです。
ファンデーションを選ぶときにはオークル系、ベージュ系、ピンク系などの色体系も大切ですが、トーン(明暗)や剤形も似合うファンデーションを選ぶ重要なポイントです。
ファンデーションのトーンと剤形のそれぞれの特徴を見ていきましょう。
ファンデーションは同じオークル系でもトーンによって印象や効果が変わります。
使用するファンデーションのトーンが明るいか暗いかで以下のような特徴があります。
明るいトーンのファンデーションは肌を色白に見せ、清潔感や透明感を演出してくれます。
ただし明るいトーンのファンデーションはカバー力がやや低め。
また顔が大きく見えてしまうことがあるので、シェードで引き締め効果をプラスしましょう。
暗いトーンのファンデーションはカバー力が高く、顔がすっきりと健康的に見える効果が期待できます。
ただし肌がくすんで見えることもあるので、ハイライトやチークでメリハリを出しましょう。
ファンデーションにはさまざまな剤形があります。
代表的なパウダー、リキッド、クリーム、エマルジョン、クッションの特徴をご紹介します。
ファンデーションの粉体を固形状にしたパウダータイプは、パフで粉を取ってさっと塗ることができて持ち運びにも便利です。
仕上がりはマットなので皮脂の出やすい春・夏や、ファンデーションがくずれやすい脂性肌の方におすすめです。
乾燥肌さんがパウダーファンデーションを選ぶと、粉をふいてしまうことがあるので注意。
ファンデーションを液体状にしたリキッドファンデーションは、うるおいやツヤ感を与えてくれるタイプです。
おすすめの季節は乾燥しがちな秋冬。
また乾燥肌や混合肌におすすめの剤形です。
リキッドファンデーションは塗布したあと、上から粉で抑えないとくずれやすくなることもあるので注意しましょう。
こっくりとしたクリームに色が溶け込んだような剤形で、カバー力やうるおいを与える効果が期待できるファンデーション。
プロが仕上げたようなリッチなツヤ感も出るので、上質な仕上がりを求める方にもおすすめ。
乾燥しがちな秋冬に重宝する剤形で、特に乾燥肌はしっくりマッチしやすいでしょう。
クリームファンデーションの剤形を半練り状にかためて、コンパクトに入れたタイプがエマルジョンファンデーションです。
クリームタイプのリッチなツヤ感と、パウダータイプの手軽さのいいとこ取りをした剤形です。
肌性や季節をあまり選ばないとされており、比較的どのタイプでもおすすめできる剤形です。
最近人気のクッションファンデーションは、その名のとおりコンパクトに入ったクッションに液状のファンデーションを染み込ませた剤形。
化粧下地効果やコンシーラーの効果が含まれており、1品で簡単・きれいに仕上がることがクッションファンデーションのうれしいポイント。
剤形の特性上ファンデーションの油分が多めなので、夏や脂性肌の人はくずれやすいことも。
肌に合わせてルースパウダーなどでファンデーションの油分を落ち着かせるなどの工夫をしましょう。
ファンデーションはメイクの土台となる重要なアイテムです。
オークル系、ベージュ系、ピンク系のなかでも自分に合う色体系を、毎回顔につけて選んでいきましょう。
ファンデーションのトーンや剤形の特徴までつかんで選べば、素肌がきれいに見えて美人度アップ!
ご紹介したファンデーションの特徴や選び方を活用して、メイクを楽しんでくださいね。
現役化粧品メーカー勤務のWebライター
東証一部上場の化粧品メーカーで10年以上勤務。美容トレーナー経験があり、コスメ・エステ・メイク・サプリの専門知識が豊富。本業でJMA(日本メイクアップ技術検定)1級、 認定フェイシャルエステティシャン、サービス接遇検定2級、コスメ薬事法管理者の資格保有。現在は経営コンサルタントとして首都圏のエステ店15店舗を担当。
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