むかつく上司の下で働くとデメリットがいっぱい!
むかつく上司は、部下にさまざまなデメリットを与えます。
まずは、むかつく上司の下で働くデメリットを知りましょう。
人の入れ替わりが激しくて落ち着かない
問題行動が目立つ上司は、多くの部下から「むかつく」と思われ嫌われています。
そのため部下の離職率が高く、社員の入れ替わりが激しい会社になってしまうのです。
人の入れ替わりが激しい会社で、どっしり腰を落ち着けて仕事にコミットすることはできません。
退職者が出るたび不安な気持ちになったり、新入社員の指導に追われたりして、自分の仕事に集中できないことが理由です。
気心知れた仲間たちがどんどんいなくなるため落ち着かず、のびのびと働くことができないでしょう。
仕事のモチベーションが上がらない
態度には出しませんが、誰だって嫌いな人と仕事をするよりも好きな人と仕事をしたほうが、モチベーションが上がります。
尊敬できる上司がいれば「自分もああなりたい」と努力できますし、いいチームワークが存在する会社なら「自分もチームの役に立ちたい」と自然にやる気が湧いてきますよね。
しかし、むかつく上司の下で働いた場合はこうしたプラス思考が働かず、仕事に対してやる気がなくなってしまいます。
また、むかつく上司は部下の努力を正しく評価しないことも多く、これも部下のモチベーションを下げる一因です。
成長できない
むかつく上司は人間性だけでなく、仕事能力にも問題を抱えていることが多いです。
そのため、上司の間違った指示に振り回されたり、上司のミスの後始末をしたりしているだけで一日が終わってしまうこともあるでしょう。
しかし、そのような雑務に近い作業ばかりしていても、あなたのスキルは伸びず成長できません。
本来、上司は部下にとって「最も身近な手本」となる人物ですが、むかつく上司は「悪い見本」にしかならず部下の成長を妨げます。
いくつ当てはまる?むかつく上司の特徴10選
ここからは、むかつく上司の特徴を10個紹介します。
自分の上司に当てはまる特徴はないか、一緒にチェックしていきましょう。
仕事ができない
むかつく上司は、仕事ができず部下の仕事を増やす存在です。
加えて、自分ができないことを棚に上げて部下に偉そうに振る舞うため、部下にストレスを与えるでしょう。
中には、仕事面ではそこまで優秀ではないものの、自身の統率力や人間力で部下から慕われている上司もいますが、ダメ上司は業務能力も人間力も低いため部下から「むかつく」と思われます。
ダメ出しが多い
部下のダメな部分ばかり探して指摘する上司も、むかつく上司です。
中には部下に大量のダメ出しをすることで「自分の仕事をした」と勘違いしている上司もいますが、それはただ部下から憎まれる行為であり何もプラスにもなっていません。
「部下を伸ばすこと」も仕事のうちである上司が「部下のやる気を低下させること」ばかりするのなら、その人は上司失格といえるでしょう。
もちろん間違いは指摘して正す必要がありますが、ダメ出しのみでは部下は自信をなくし、成長する機会すら奪われてしまいます。
自分の力を誇示する
自分の武勇伝を長々と部下に聞かせたり、自分の能力の高さを無意味にひけらかそうとしたりする上司もむかつきますよね。
このタイプの上司は、ただ部下からすごいと崇められたい、自己顕示欲の強い上司です。
上から目線の発言も多く「上司である自分」に強いこだわりを持っています。
自分の望んだリアクションを部下がくれない場合、まるで子供のように機嫌が悪くなることも多く、部下からすればとても扱いづらい存在となるでしょう。
指示や言うことがコロコロ変わる
むかつくと言っても、仕事であれば上司に従うしかありません。
しかし、そんな上司が指示や言うことを二転三転させる人物だった場合、あなたの苦労は倍増します。
指示に振り回され仕事が増えるため、場合によっては多くの時間や労力を無駄にすることになるでしょう。
また、上司本人に「こう指示したじゃないですか」と言っても「そんなことは言っていない」など開き直るケースも多く、あなたのむかつきゲージは急上昇するはずです。
自分に甘く部下には厳しい
自分のミスや怠惰には甘い判定をし、他人の言動だけを厳しく律しようとする上司も、むかつく上司の代表的存在です。
「ちゃんとやれ!」という上司本人がちゃんとしていなければ、部下から「言ってることとやってることが違う」と不信感を持たれるのは当然ですよね。
自分だけよければいいという態度で横柄に振る舞う人間は、上司や部下という関係性を抜きにしても「むかつく」と思われ嫌われます。
自己保身に必死
自分の社内立場や昇進ばかりを気にして、時には部下を犠牲にしてでも自分を守ろうとする上司もいます。
上司なりの処世術なのかもしれませんが、部下を下げてでも自分を良く見せようとする上司は、部下からすればむかつく存在でしかありません。
自分勝手に振る舞う上司を信用することもできないため、誰の指示を信じればいいのか分からず、仕事そのものがやりにくくなってしまうでしょう。
自分の機嫌や感情を優先させる
子供のように自分の機嫌を部下にぶつける上司や、個人の好き嫌いという感情だけで部下を評価する上司も、部下から嫌われるでしょう。
部下は上司の機嫌を伺いながら働かなくてはいけないため、無駄な業務が一つ増えてしまいます。
また、上司に気に入られなくては昇進も期待できず、正当な評価がされない職場に苦痛を感じるはずです。
誰だって機嫌が悪い日や好き嫌いはありますが、それを堂々と表に出す人間は社会人として問題があります。
デリカシーがない
セクハラやパワハラ発言はもちろん、容姿のことを話題にしたり、空気を読まず不謹慎な発言をしたりする上司は、デリカシーのない上司です。
デリカシーのない上司は他人を思いやる想像力がなく、自分中心に世界が回っていると考えています。
このタイプの上司は、部下を潰しかねないとても危険な存在。
デリカシーに欠けた上司の発言を真に受ければ深く傷ついてしまうこともあるため、部下は上司の話をうまく聞き流す能力を身に着けなくてはいけません。
素直に部下を褒めない
たとえ良い成績を収めても、決して部下を褒めない上司もむかつきますよね。
部下が頑張った結果に対し「まあいいんじゃない?」と上から目線であしらう、皮肉や嫌味を込めた褒め言葉を使うなどの言動で、部下のやる気を奪うダメ上司は多いです。
このタイプの上司は「自分が部署内で一番仕事ができる」と思い込んでいるため、部下の功績を素直に喜べません。
部下の粗を探して指摘することで、上司は自分のメンタルを保っているのです。
自分の考えを押し付ける
「上司よりも早く帰る部下は非常識」「プライベートよりも仕事を重視しろ」など、自分の個人的な価値観や考え方を押し付けてくる上司もむかつきます。
上司本人は自分の仕事術を部下に教えているつもりかもしれませんが、時代遅れの考え方を一方的に押し付けられても部下は困るだけ。
このタイプの上司は悪気なく部下にブラック労働を強制しようとすることが多く、心身ともに部下を追い詰めます。
むかつく上司を上手に対処する方法
むかつく上司に出会ってしまった時、ただ我慢して耐えているだけではあなたの身が持ちません。
そこでここからは、むかつく上司の対処法をお伝えしていきます!
仕事と割り切り笑顔で接する
耐えられるレベルのむかつきなら、完全に気持ちを割り切ることで対処できます。
自分から積極的に話しかける必要はありませんが、上司から話しかけられた際はとにかくニコニコと笑顔で接してみましょう。
むかつくからと上司に反抗的な態度を取れば、上司から目を付けられさらにむかつく言動を取られかねません。
「業務時間だけ」と決めて上司を受け流すことで、あなたの気持ちも楽になるはずです。
指示は鵜呑みにしない
仕事ができない上司や、言うことが二転三転する上司の指示を信用して仕事をしてはいけません。
その理由は、本当は必要のない仕事をやらされて、無駄働きになってしまう可能性があるためです。
上司の指示に疑問を感じた際は、別の先輩や同僚にこっそり質問してみましょう。
私もむかつく上司の下で働いていた時はよく同僚に「今すぐやれってこの仕事を任されたけど、本当に今すぐやったほうがいいのかな?」なんて聞いていました。
セルフダブルチェックを設けることで、上司の間違った指示をこっそり修正でき、余計な労力を使わずに済みます。
おかしな発言は大声で復唱
上司にむかつく発言をされた際は、大きな声で復唱することをおすすめします。
なぜなら、大声で復唱することで周囲に上司の醜態を晒すことができるから。
間違った上司の発言を周囲に聞かせることで「それは違いますよ」と誰かが指摘してくれる可能性がありますし、パワハラ発言の場合は「そんなことを言ってはいけない」と経営陣が止めに入ってくれるかもしれません。
もちろん常に誰かが助けてくれるとは限りませんが、自分の印象が悪くなりそうな発言を大声で復唱する部下に対し上司はやりにくさを感じるはずです。
そうすれば、上司のむかつく言動そのものを抑制する効果も得られます。
異動を申し出る
むかつく上司をうまく対処できない場合は、異動を申し出るという方法もあるでしょう。
異動願いは時期や異動先の状況によって受理されないこともありますが、受理されればむかつく上司と顔を合わせる回数をぐっと減らすことができます。
せっかくのチャンスのため、ダメ元でも異動願いを出してみる価値はありますよ!
ただし、異動したい理由を聞かれた際は「上司がむかつくから」とは言わず「スキルアップ」や「自分の成長のため」とするほうが無難です。
転職や起業という選択も
異動が難しい場合や、会社そのものに不信感を持ってしまった場合は、思い切って会社を離れるという選択肢もあります。
今の会社で働くだけが、あなたに残された道ではありません。
今の会社を辞めて転職したり、個人で起業したりと、近年は働き方も多様化し自由度が高くなってきました。
むかつく上司に耐えながら働く暮らしに耐えられないのなら、転職や独立、起業について調べてみましょう。
むかつく上司を忘れるストレス発散方法
上司にむかつく言動を取られたら、こまめにストレス発散することも大切です。
この項目では、むかつく上司を忘れることができるストレス発散方法を紹介するので、ぜひ実践してみてください♡
嫌な感情を吐き出す
むかつく出来事があったら、同僚や彼氏に愚痴を聞いてもらったり、自分の気持ちを紙に書き出したりしてみましょう。
嫌な出来事やマイナスな気持ちを吐き出すことで、心がスッキリするだけでなく、今の自分やむかつく上司の現状を客観視できます。
冷静に自分が取るべき行動や挑戦するべき対処法を考えられるため、むかつくという感情から一歩進むことができるはずです。
仕事以外に没頭できることを見つける
熱中できる趣味はむかつく上司を忘れさせてくれる強い味方。
むかつく上司がいるといつまでもネガティブな感情に支配されそうになりますが、楽しく趣味に没頭できればマイナス思考を捨て去るきっかけにもなります。
「熱中できる趣味なんてない…」という人は、まずは趣味探しから始めてみるのがおすすめ。
さまざまな趣味に触れることで自分にピタッとハマるものが見つかり、自分なりのストレス発散方法が見つかるかもしれません。
反面教師にする
むかつく上司と出会った時、ただ憎んでいるだけではあなたにプラスがありません。
その上司の言動から「自分が見習ってはいけない箇所」を見つけ出し、反面教師にしましょう。
また、むかつく上司を反面教師にメンタルを成長させれば、次第に上司が「精神的に幼稚なかわいそうな人」であることに気づくはずです。
そうすれば「上司は幼稚だから仕方ない」と諦めることができ、むかつく回数も減っていきます。
もう限界!むかつく上司に復讐したい時は
本当に許せないような言動を取られた際、思わず「むかつく上司に復讐したい!」と考えてしまうこともありますよね。
ここからは、むかつく上司がされると嫌がる復讐方法を3つお教えします。
上司以上に仕事ができる人間を目指す
むかつく上司はプライドが高く「自分が一番」だと信じている人が多いため、自分よりも仕事ができる部下が現れることを恐れています。
よって、上司よりも仕事ができる人になることは立派な復讐行為です。
仕事ができる人は周囲からも信頼されるので、上司の言動を誰かに相談する際も重大な事態と捉えてもらいやすくなります。
このほか、実力主義の会社なら、あなたがスキルを付けることでむかつく上司よりも上の立場になることだってできるでしょう。
仕事ができる人間を目指せば自分のスキルも上がり、まさに一石二鳥です。
上司よりも上の人に相談する
最短で復讐の効果を出したい場合は、上司よりも上の立場の人間に相談するという方法もあります。
相談相手が親身に話を聞いてくれる人物なら、上司に行動を改めるよう指導してくれるでしょう。
また、その後上司は「またチクられると困る」と考え、問題行動を控える傾向にあります。
ただし、相談相手を間違えると「部下なんだからお前が我慢しろ」と怒られたり、最悪の場合むかつく上司まで話が筒抜けたりする可能性もあるため要注意。
相談する相手はよく見極めてくださいね!
パワハラやセクハラは外部機関を頼る
パワハラやセクハラがひどい場合は、証拠を集めて外部機関を頼るのが得策です。
会社に労働組合がある場合は、労働組合の専用窓口に相談してみましょう。
労働組合がない場合や、話を聞いてもらえない場合は、労働局や労働基準監督署に相談することで対処してもらえる可能性があります。
パワハラやセクハラに耐えることは心身不調に陥る危険性が高いため、強力な外部機関の力を借りて早期解決を目指さなくてはいけません。
むかつく上司に我慢は禁物!自分なりに上手に対処して
「上司がむかつくのはよくある話だから、我慢しなくちゃ」と考える女性は多いですが、過度な我慢は禁物です。
むかつく上司の言動にストレスをため続ければ、不眠や食欲不振、うつ病など、あらゆる疾患を引き起こす可能性があります。
自分のむかつきレベルに応じて上司への対処法を考え、できるだけストレスを減らす工夫をしてください。
また、どうしてもむかつく上司に耐えられない時は、上司よりも上の立場の人間や労働局など、他者の力を頼ることも大切です。
「むかつく」という気持ちを無視せず、自分らしく働ける環境を目指しましょう!