2021.10.04

ファンデーションに使用期限はある?劣化させないための方法4選

毎日使うファンデーション。実は、ファンデーションには使用期限があるって知っていましたか?使用期限を過ぎてしまうとお肌に影響が出る場合もあります。今回は、ファンデーションの使用期限はどれくらいなのか、劣化させないための方法をご紹介します。

ファンデーションの使用期限とは?


化粧品やスキンケア商品には使用期限があります。
お肌のベースを作るのに欠かせないファンデーションにも使用期限があり、未開封の場合と開封後で使用期限が異なります。

未開封の場合の使用期限

未開封の場合では約3年が目安といわれています。
この期限は製造してから3年なので、購入してからだと月日が経過していることがほとんどです。

3年あるからといって安心するのではなく、3年以内には使い切るのがいいかもしれません。

開封後の場合の使用期限

ファンデーションを開封した後は保管状態によっては使用期限が短くなるといわれています。
目安期間は約半年〜1年程度。

なぜなら、開封してしまうと空気に触れ、酸化が起こるためです。
酸化とはいわゆる「錆び」のことで、酸化によって菌が繁殖する状態を作ってしまいます。

開封後はまだ大丈夫ですが、開封後1年が過ぎている場合は注意が必要です。

オーガニック化粧品は使用期限が短くなる場合がある

オーガニックのファンデーションは防腐剤フリーのものがほとんどです。
使用期限が上記の目安期間よりも短くなるともいわれていますが、基本的には3年は保証されているものも多いようです。

海外のものは使用期限が記載されている?

海外製品の化粧品には使用期限が記載されているものが多数あります。
例えば、「6M」や「12M」などという表記です。

この場合の「M」は「Month」を指し、開封してから「6ヶ月」「12ヶ月」を目安に使い切ることを意味しています。

ファンデーションの種類で使用期限は変わる?


ファンデーションには大きく分けてリキッドファンデーションとパウダーファンデーションがあります。
他にもクリームファンデやクッションファンデなどもありますが、ここでは多用されているリキッドとパウダーの使用期限についてご紹介します。

リキッドファンデーション

ツヤ感があってカバー力も高めのリキッドファンデーションは見てのとおり水分が多いので、菌が繁殖しやすい状態です。

パウダーファンデーションよりも使用期限は短く、約半年程度が目安です。
リキッドファンデーションは少量でも伸びがいいものが多いので、長持ちしやすいという特徴があります。

半年程度で使える量のものを選ぶのがいいかもしれません。

パウダーファンデーション

パウダーファンデーションは水分が少ないので、約1年が使用期限といわれています。
しかし、1年とはいえ開封後はパフにつけて何度も肌に塗布するので、早めに使い切ることがおすすめです。

ファンデーションの使用期限を過ぎるとどうなる?


ファンデーションを使用していて、ふと「いつから使い始めたかわからない」「1年以上使っているかも……」と思ったことがある女性は多いでしょう。

開封後の目安である使用期限を過ぎてしまっても、決して使えないというわけではありません。
しかし、ファンデーションの使用期限が過ぎると様々なことが起こります。

使用期限を過ぎたからといってすぐに何かが起こるわけではありませんが、使い続けることで悪影響が出る場合があるのです。

ここではファンデーションの使用期限が過ぎたらどうなるのかご紹介します。

肌トラブルが起きる

使用期限を過ぎるということは、それだけ空気に触れている期間が長いということ。
つまり酸化して、劣化していることが予想できます。

特に、パウダーファンデーションの場合は、何度もパフ、パウダー、肌と順につけていくので、お肌の皮脂や汚れなどがパウダーに付着することも考えられます。

このことから、肌荒れなど肌トラブルが起きる場合があります。
また、毛穴の開きや黒ずみ、ニキビ、シワなどのトラブルを促進させ、蓄積していくと肌の老化が進む原因にもなります。

有効成分による効果が得られない場合がある

ファンデーションには肌をトーンアップさせたり、シミやソバカスをカバーしたりするなど肌の色味をきれいに見えてくれる役割を果たします。

しかし、使用期限が過ぎていると、変色や変質が起こる可能性が考えられることから、有効成分による効果が期待できない可能性があります。

未開封なら使用期限が過ぎても大丈夫?

未開封なら3年以上経っても使用できるかと言われればそうでもありません。
3年も経てば、空気に触れていなくとも成分によっては変質している可能性も否めません。

未開封でもすぐに使用するのではなく、手でパッチテストを行ったりして状態を確認しましょう。

使用期限が切れているのを見極めるには?


ファンデーションの使用期限が切れていそうだなと感じたら、以下のことをチェックして見極めるようにしましょう。

  • 水分と油分が分離してないかどうか(リキッドファンデーション)
  • 変色していないかどうか
  • 香りがない、変な匂いがしていないかどうか
  • 液体が濁っていないかどうか

などが、使用期限が切れている目安になります。
使用前に不安な人は、このような状態になっていないかチェックをした上でパッチテストを行い、使用を判断しましょう。

ファンデーションの劣化を防ぐ方法4選


ファンデーションに使用期限はあるものの少しでも長持ちさせるためには、劣化を防ぐことが大切です。
ここでは、ファンデーションの劣化を防ぐ方法をご紹介します。

1.パフやブラシを定期的に洗う

ファンデーションの使用時にはブラシやパフを使用することが多いかと思いますが、皮脂や汚れが付着し、蓄積されていきます。

理想は毎日洗うのがベストですが、最低でも週に1回はきれいに洗い、清潔にしておくことが大切です。
刺激の少ない中性洗剤などで汚れを落とした後、しっかり乾かすことがポイント。

予備を持っておくと便利かもしれません。

2.使用後フタはしっかり締める

「劣化する=酸化する」ことです。
空気に触れる時間が長くなればなるほど酸化は進みます。

使用後はフタをしっかり締めて保管するようにしましょう。

3.温度が高い場所で保管しない

温度が高い場所や直射日光が当たる場所で保管すると、ファンデーションの成分が分離してしまうことがあります。
特に、洗面台に化粧品を保管している人は要注意。

浴室と洗面台が近い場合温度変化が激しい場所になるので、できれば違う場所に保管しておくのがベターです。

4.直接ファンデーションに触れないようにする

リキッドファンデーションやクリームファンデーションは、直接手で塗ると伸びもよく、楽でいいですよね。
しかし、直接手に触れることで雑菌が繁殖しやすくなります。

ブラシパフなどを使用して直接手に触れないように塗布するのがおすすめです。

ファンデーションの使用期限が過ぎたら新しいものに買い換えよう


使用期限を過ぎたまま使用していると、「大丈夫かな?」と不安に感じながら使うのはメイクも乗り気にはなりませんよね。

「ファンデーションの使用期限が明らかに1年は経過している」
「開封から長く使っている」

と感じたら、思い切って新しいファンデーションに買い換えましょう。
まだ余っていてもったいない気持ちもありますが、お肌トラブルが起こってしまってはその後のリカバリーが大変。

肌に触れる面積が多いファンデーションだからこそ、使用期限を気にしながらメイクを楽しめるといいですね。

関連記事

この記事をシェア

Twitter
Facebook
Rolmy編集部(ライター)
Rolmy編集部

仕事もおしゃれも恋愛も、私らしく叶える。

Rolmy編集部から、仕事も私生活も充実させたい20~30代の働く女性向けに、より私らしく輝けるキャリアやライフスタイルを叶えるためのヒントをお届けしています。

このライターの記事を見る