2023.01.20

HSP女性の特徴・あるある7選!楽に生きるコツ&おすすめグッズも

HSP女性の特徴や、あるある行動が気になりませんか?特徴を知っておけば「自分はHSPかも?」と思ったときにも役立ちますよね。今回は、HSP女性に見られる特徴や楽に生きる方法、おすすめアイテムを紹介します。

HSPとは?病気なの?


HSPとは「Highly Sensitive Person」の頭文字を取った言葉であり、生まれつき繊細で敏感な気質を持った人のことです。
外的刺激はもちろん内的刺激にも敏感に反応して頻繁に神経がたかぶり、日本では「繊細さん」と呼ばれることも。

男女比はおおむね50:50で、全人口の20%、つまり5人に1人はHSPだといわれています。

HSPは病気ではないけれど…


HSPは、あくまで「繊細で敏感な気質」であり「病気」ではありません。

そのため、たとえHSPの特徴をたくさん持っていても、病院の医師からHSPだとはっきり診断されることはまずないでしょう。
また、病気ではないのでHSPには治療方法や治療薬もありません。

しかし、HSPの女性は繊細だからこそストレスを感じやすく、うつ病や適応障害、パニック障害などの病気になる人もいます。
HSPというだけで病院に行く必要はありませんが、HSPの気質により心や体に不調を感じたときは、早めに病院を受診してくださいね。

HSP女性の特徴・あるある7選


ここからは、HSP女性の特徴や、あるあるの言動を紹介します。

「人より繊細で生きづらいな」と思っている女性は、HSPの特徴に当てはまっていないか自己診断してみてください。

人間関係がうまくいかない


HSP女性の多くに当てはまるのが、人間関係がうまくいかないという特徴です。

人付き合いに不安があり緊張しやすいHSPの女性は、なかなか相手に心を開けません。
そのため、相手から誤解されたり「何を考えているかわからない」と不気味がられたりして、他人と良好な関係を築きにくいのです。

また、HSPの女性は人の目や意見を気にしすぎてしまうという特徴も持っているため、あらゆる人にいい顔をして、悪い意味で「八方美人」だと思われ信頼を損なうことがあります。

些細なことでも深く考える


普通の人なら気づかない、または気にならないような些細なことにも敏感に気づき、考えすぎてしまうのは、HSP女性の大きな特徴といえるでしょう。

たとえば、いつも笑顔で挨拶をしてくれる人が、ある日たまたま無表情だっただけで、HSP女性は気になり「自分のせいなのでは…」と考え込んでしまいます。

HSPの人が「生きづらい」「疲れやすい」といわれているのも、このように何事も重く受け止めて傷ついたり落ち込んだりすることが理由です。

外的刺激に弱い


HSP女性の特徴として「外的刺激」にも敏感なことが挙げられます。
外的刺激とは、まぶしい光や大きな音、強いにおいなどのこと。

「まぶしい」「うるさい」「くさい」などと思う感性には個人差がありますが、HSP女性は敏感だからこそ、弱い光や小さな音でさえ嫌な刺激となるのです。

「学生時代、時計のカチカチ音が気になって嫌だった」「仕事中、隣の人がキーボードを叩く音がストレス」なんて女性は、HSPの気質を持っている可能性が高いでしょう。

白黒思考で完璧主義


0か100で物事を考えて、時に自分を追い込んでしまうのは、HSP女性あるある。
HSPの女性は、完璧主義という特徴を持っています。

そのため「良い結果か悪い結果か」という白黒思考をしてしまい「良い結果を出せなければ終わりだ」と、自分で自分を追い詰めることがあるのです。

また、たとえ99%できたとしても、100%のクオリティでなければ「自分はダメな人間だ」と自己嫌悪に陥ります。

完璧主義なのは悪いことではありませんが、あまりにも完璧を求めすぎると自己肯定感がどんどん下がってネガティブ思考になるので注意しましょう。

何にでも影響を受けやすい


HSP女性は、基本的に感受性が豊かです。
そのため、人や物の影響を受けやすいという特徴を持っています。

たとえば、すばらしい芸術作品に触れれば大いに感動しますが、他人からの心ない一言で立ち直れないほど深く傷つくでしょう。

また、HSPの女性は何でも素直に受け止め共感するからこそ、他人の感情を自分のもののように感じて心が乱されることがあります。

誰かが怒られていると自分が怒られているような気分になって緊張したり、悲しいニュースを聞くと激しく落ち込んでしまったりすることも、HSP女性のあるあるです。

マルチタスクが苦手


HSP女性が苦手なことの1つに、マルチタスクが挙げられます。
複数の作業を同時並行で行うマルチタスクは刺激が多く、ストレスになりやすいことが理由。

このほか、HSP女性は完璧主義で1つの物事にこだわるため、あれこれ思考を切り替える必要があるマルチタスクは苦手なのです。
マルチタスクが苦手なら、やるべきタスクを細分化し、1つずつこなすようにしましょう。

シングルタスク化すれば1つのことに集中できるようになるため、結果的に作業効率も上がるはずです。

恋愛をするとヘトヘトに


HSPの女性は繊細で共感性が高いからこそ、恋愛をすると相手の言動に一喜一憂して疲れてしまうことが多いです。

相手の些細な言動で「好かれてるかも!」「嫌われたかも…」と感情が大きく揺れるため、誰と交際してもしんどい恋になりやすいでしょう。

また、HSPの女性は自己肯定感が低いという特徴を持っており、自信がないからこそ自分の気持ちや要求を相手に伝えられません。

そのため、相手と気持ちのすれ違いが起こりやすく、関係が安定しにくいです。

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HSP女性が限界なときの5つのサイン


ストレスを受けやすいHSP女性は、心が限界を迎えると以下のようなサインを見せることがあります。

HSPの限界サインを知って、危険な兆候を感じたら早めに休息や対処を取りましょう。

涙が止まらなくなる


HSP女性は敏感で感情がたかぶりやすいため、もともと涙もろいという特徴を持っています。
ですが「なぜか涙が止まらない」「急に泣く回数が増えた」という場合は、限界サインの可能性大。

感動して流す涙やうれし泣きは別にして、本来涙は悲しみや苦痛を和らげるために出るものです。
つまり、涙が止まらないということは、すでに心は限界を迎え悲鳴を上げているということ。

うつ病や適応障害の初期症状である可能性もあるため、サインが長引く場合は病院へ行きましょう。

睡眠時間が長くなる


「以前よりも睡眠時間が長くなった」「十分に寝たはずなのに眠い…」という症状も、実は限界サインかもしれません。
HSP女性は繊細な気質だからこそストレスをためて疲れやすく、その疲れを癒すためによく寝る人が多いといわれています。

また、強いストレスは人の眠りを浅くするため、長時間眠ることで睡眠不足をカバーしようとしているケースも多いです。
ストレスで不眠になる人もいますが、反対にストレスで過眠になる人も珍しくありません。

日常生活に支障をきたすほど眠気が強い場合は、医療機関を受診してくださいね

体調不良


強いストレスを受けると自律神経やホルモンのバランスが大きく乱れ、限界サインとしてさまざまな体調不良が起こることもあります。
HSP女性に多いストレスが原因の体調不良は、食欲不振や立ちくらみ、生理不順、長引く風邪などです。

ストレスによる体調不良は心の疲れが体に現れている状態であるため、早めに気づきゆっくり療養することが大切。
また、ストレスの根本を断ち切るためにはどうすればいいのかも考えてみましょう。

無気力状態が続く


ストレスが慢性化すると心が疲れ切ってしまい、無気力状態が続くことも。

何もやる気が起きない、しないといけないことさえできない、興味や喜びを感じにくくなっているなど、心が鈍くなっているのを感じたら要注意です。

HSPの女性は他人を尊重するうえ完璧主義だからこそ、ストレスを感じても無理をしてしまうことがよくあります。
ですが、慢性的なストレスはメンタルヘルスになる可能性を高めるため、自分なりに「うまく息抜きする方法」を身につけましょう。

いつも以上に自己肯定感が低くなる


HSP女性はもともと自己肯定感が低い傾向にありますが、心が限界を迎えるとさらに自分に自信がなくなり落ち込みや罪悪感を抱くようになります。

また、自己肯定感の低さから自分を「ダメな人間」だと決めつけて追い込むため、さらにストレスを感じるという負のスパイラルに陥りやすいです。

自己肯定感の低下は抑うつ状態や自殺願望につながることもあるため、早めにメンタルクリニックを受診することをおすすめします。

HSP女性が楽になる方法


生きにくいと感じる特徴を多く持つHSP女性。

ここからは、そんなHSP女性ができるだけ楽に生きる方法を解説します。

嫌なこと・苦手なことは断る


HSPの女性は共感性が高いからこそ「断る」ことが苦手です。

「自分が断ったら相手はがっかりするだろう」と考えるため、嫌なことや苦手なことでもつい無理をして引き受けてしまいます。

ですが、何でもかんでも引き受けていてはストレスがたまりますし、マルチタスクが必要になり頭がパンクしてしまうでしょう。
「本当に嫌なことや苦手なことは断る」を自分のポリシーの1つにして、NOといえる勇気を身に着けてください。

また、その場で断りにくいなら一旦保留にして、後からメールやLINEで断るという方法もありますよ。

主観的ではなく客観的を意識


HSPの女性には思い込みが激しいという特徴もあり「自分が全部悪いんだ」「こうでなくてはいけない」など、間違った解釈で突っ走ってしまうことがあります。

そのため、物事に対する視点はいつでも「主観的」ではなく「客観的」を意識し、思い込みだけで行動しないよう気を付けることが大切です。

他人の感情に敏感なHSP女性なら「傍から見たらどう思うかな?」と考えるだけで、すぐに客観的視点が得られるでしょう。
客観的に自分を見ることで冷静さも取り戻せるので、気持ちのたかぶりを静める効果も期待できます。

親しくない人にはHSPだと話さない


自分はHSPだ、またはHSPの気質があると思っても、それを打ち明けるのは親しいごく一部の人だけにしましょう。
HSPだと打ち明けると「繊細な女性だから傷つけないようにしないと…」と相手に気を使わせてしまうことがあります。

また、あまり親しくない人の場合だと「気を使わないといけないから、HSPの人はめんどくさいな」と思われるケースもあるでしょう。

人から腫れ物に触るように扱われて、打ち明ける前よりも生きづらさを感じることもあるため、誰彼構わずHSPだと伝えるのは控えてくださいね。

こまめにアウトプットする


感情をアウトプットする時間を意識的に作り、受けた刺激やストレスを外に放出しましょう。

HSP女性はストレスを発散するのがあまり上手ではありませんが、アウトプットの時間をこまめに設ければ感情をため込まずに済みます。

ちなみに、アウトプットする方法は日記や絵をかいたり、歌を歌ったりと何でもOK。
感情がうまく文章や絵に表せないときは、頭に浮かんでいる単語を羅列したり今の気分に近い色でただ紙を塗りつぶしたりするだけでも気持ちが楽になりますよ。

1人の時間を確保する


家族や友だちと楽しく過ごす時間も好きだけど、ある程度すると「1人になりたい」と思うHSP女性は多いのではないでしょうか?

人といるとたくさん気を使ってしまうHSP女性は、ゆっくり1人きりで過ごす時間が絶対に必要です。
心穏やかに生きるためにも、定期的に1人で過ごす時間を作り、誰にも気を使わないでいい環境に身を置きましょう。

忙しい人や「誘われると断りにくくてつい応じてしまう」という人は、あらかじめ1人になる時間を決め、スケジュールに入れておいてくださいね。

「言ってはいけない言葉」に注意


たとえば、責める言葉や急かす言葉、成長を求める言葉などはプレッシャーになるため、「HSPの人に言ってはいけない言葉」だとされています。

ですが、時にはこのような言葉を耳にしてしまい、ひどく気分が落ち込むこともあるでしょう。
そんなときは「そういう風に思う人もいる」「言ってはいけない言葉なんだから真に受ける必要はない」など、相手の言葉に反論する言葉をできるだけたくさん考えてみてください。

相手の言葉を素直に受け取って共感すると、さらに気持ちが沈む原因となるため、自分の心を守る言葉を考えてみてくださいね。

HSP女性のつらさを和らげるおすすめグッズ


ここからは、HSP女性の刺激や苦痛を和らげるおすすめグッズを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

耳栓

大きな音が苦手という特徴を持つHSP女性にとって、あると便利なのが耳栓。

耳栓があればにぎやかな場所でも自分だけは静かな空間を維持できるので、嫌な刺激を受けません。
女性の場合は髪を下せば耳栓をしているとバレないため、職場でこっそり装着することも可能です。

また、耳栓はつけたまま眠ることもできるので、小さな音が気になって寝つきが悪いときにも活躍するでしょう。

メガネ

五感が敏感なHSP女性は、目から入ってくる情報も多いです。
ですが、目と外の世界にメガネのレンズを隔てることで、少し距離が生まれたような気持ちになり心が楽になることがあります。

また、UVカットやブルーライトカット機能が付いたレンズを選べば、受ける刺激をさらに減らせるでしょう。
メガネなら、学校や職場でつけていても人から違和感を持たれる心配がないところも嬉しいポイントですね。

マスクスプレー

まだまだ続くマスク生活ですが、HSP女性のなかにはマスクの接触が嫌な刺激になっている人も多いでしょう。

そんなHSP女性におすすめなのが、マスクスプレーです。
マスクスプレーとは、マスク装着前にシュッとスプレーするだけで1日中マスク内がいい香りに包まれるアイテム。

除菌消臭効果もあるため、マスク装着時の不快感も和らげてくれます。
自分の好きな香りや落ち着くアロマの香りを選べば、気持ちもほっとするはずです。

アイマスク

強い光が苦手で人よりも眩しいと感じやすいHSP女性には、アイマスクも必需品。
アイマスクは就寝時だけでなく休憩時間などに少し着用するだけでも、ほっと気持ちを落ち着けてくれます。

また、目元をじんわり温めてくれるホットアイマスクなら、眼精疲労や肩こり軽減の効果もありまさに一石二鳥です。
充電して繰り返し使えるホットアイマスクを選べばコスパもよし!

「HSP女性の特徴」を知って繊細さとうまく付き合おう


人よりも多くのことに気づくからこそ、時には「つらい」「生きにくい」と思うこともあるHSP。

ですが、繊細という特徴は悪いことばかりではなく、人の気持ちに寄り添えたり気配り上手だったりと、強みもたくさん持っています。

HSP女性は自分の特徴を深く理解し、弱みを上手にカバーしつつ強みを生かすと、人生がもっと楽しくなるはずです。

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ごとうゆき(ライター)
ごとうゆき

恋や仕事に悩む女性を応援するマルチライター

web制作会社に勤務し、デザイナー兼ライター業務を担当。女性らしいデザインや文章を学ぶ。認定心理士の資格を所持しており、心理分析をもとにした恋愛記事が得意。現在はフリーライターとして恋愛、キャリア、エンタメなどの情報を発信中。恋に悩む女性の背中を押せるよう、心を込めて記事執筆しています。

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