恋愛の名言は恋の指南書であり特効薬
恋愛は、人生を彩り幸せな気持ちにさせてくれます。
しかし、恋愛には確実な方程式が存在せず、人々は太古の昔から恋愛に悩み、苦しんできました。
恋愛の名言は、そんな恋愛に悩んだ偉人たちが残した恋愛の指南書です。
世界では多くの偉人たちが恋愛の名言を残していますが、それらは恋愛に悩む私たちにとっていつも勇気と気付きを与えてくれます。
数ある恋愛の名言の中から、私が特に勇気づけられた主な3人の恋多き女性たちの名言についてご紹介していきたいと思います。
恋愛の名言を残した恋多き女たち3人
私が特に影響を受けたと言える恋愛の名言を残した、恋多き女性たちが以下の3人です。
オードリー・ヘップバーン
言わずと知れたイギリスの大女優です。
その美貌と洗練されたファッションセンスで世界的な人気を誇り、亡くなった今でも多くの人々から愛されています。
アカデミー主演女優賞やトニー賞など数多くの賞を獲得し、大女優としての地位と名誉を手に入れた彼女ですが、恋愛ではいつも悩み苦しんでいたと言われています。
二度の離婚を経験し、晩年は結婚せず信頼出来るパートナーと共に過ごしました。
ココ・シャネル
フランスのファッションデザイナーである彼女は、未だ世界を牽引する一大ファッションブランド「CHANEL」を創業し、世界のファッションに多大なる影響を与えました。
当時のきらびやかで窮屈だったファッションを捨て、現在当たり前になったカジュアルスタイルを定着させたシャネルは「皆殺しの天使」と呼ばれ、またファッションを通じて「女性の自立」を促した人物でもありました。
多くの男性たちと恋をし、出会いと別れを繰り返しても常に強く美しい彼女の残した名言は、悩める女性たちに強い希望を与えてくれます。
ジェーン・バーキン
イングランドの女優兼歌手でありモデル。
当時豊満な体つきが美しいとされていた中で、少年のような痩せた体型とナチュラルな美しさでファッション界に影響を与えました。
世界的なファッションブランド「エルメス」の有名バッグ「バーキン」は、彼女のために作られたものです。
一流といわれる才能を持った3人の男性との間にそれぞれ娘をもうけ、3姉妹の内2人は有名女優兼歌手として現在もマルチに活躍しています。
珠玉の恋愛の名言(恋の始まり編)
ではこれから、彼女たちが実際に残した恋愛の名言の中で、心に残る名言を場面別にご紹介します。
まずは恋の始まり編です。
オードリー・ヘップバーン
「愛されるより、愛することの方が大切だと思います。」
恋愛では、相手からの愛情をどうしても求めてしまいますが、恋愛は常にギブ&テイクです。
相手に愛されたければ、自分からも愛さなければなりませんね。
また、付き合っていない時でも、相手に想いを伝えなければ何も始まりません。
拒絶されるかもしれない恐怖は誰にでもあります。
結果を怖がって誰も愛さないよりも、人を愛することに価値があるという、まさに見習いたい名言です。
「愛は行動なのよ。言葉だけではだめなの。」
「大好きだよ」、「愛してるよ」など、愛の言葉を囁かれるととても嬉しいですが、行動が伴っていなければ「本当にそう思ってる?」と不安になってしまいます。
相手に気持ちを伝えるなら、言葉よりもまず行動することが重要であるとオードリーの名言は教えてくれています。
まずは自分から、好きな人に優しくしたり気遣ってあげることが大切です。
その上で愛情表現として言葉をかけてあげれば、相手も安心して受け入れられるようになれますし、きっとあなたにも返してくれるようになるでしょう。
「いばる男性は、要するにまだ一流でないってことよ。」
自分の自慢ばかりしていたり、他の人を見下したりと傲慢な態度の男性は、総じて大した人間ではありません。
一流の男性は、あえて周りに自慢しなくても一流だと気付いてもらえていますから、わざわざ自分の品位を下げるような行動はしません。
あなたの周りにいる男性で、「俺はこんなにすごいんだ」とマウンティングしてくるような男性は言うほどすごい男性ではないので、「誰も言ってくれないから寂しいんだな」くらいに思っておいて、そっと離れましょう。
ココ・シャネル
「その日、ひょっとしたら運命の人と出会えるかもしれないじゃない。その運命のためにも出来るだけ可愛くあるべきだわ。」
人との出会いは、いつどこで起こるか分かりませんよね。
誰も見ていないと油断してノーメイクでコンビニに入ったら、うっかり知り合いに会ってしまったなどという話はよく聞きます。
それは恋愛も同じこと。
もし運命の人に出会った時、自信の無い状態よりも綺麗な姿で会いたいですよね。
どんな時でも油断せず、いつも自信にみなぎり美しく見せる大切さを教えてくれる名言です。
「恋を追う女じゃないけれど、恋もしたわ。男というのは、苦労させられた女のことは、忘れないものね。」
強く自立した女性であったシャネルは、自分から男性を追いかけることはしませんでした。
恋人から教養やセンスなどあらゆるものを学んで自分のものにし、仕事へ生かしていったと言われています。
男性は好きな女性を手に入れるために一生懸命頑張ります。
しかし一度手に入ったと思ってしまうと安心してしまい、連絡をおざなりにすることもあれば、浮気をしてしまうこともあります。
そう簡単に手に入らない女性だと男性に思わせることで、男性はさらに夢中になってくれます。
自分に自信を持って一つの恋に執着せず、前向きにいられる勇気をくれる名言です。
ジェーン・バーキン
「私は49歳で恋に落ちて、すごく楽しかった。恋愛って突然やってくるものなのよ。」
恋愛に年齢は関係無いと言うバーキン。
年を重ねても若く美しくあることを大切にしていたバーキンは、「美しく年を重ねる秘訣は、よく眠ることとよく笑うこと。そして自分のしたいことをすることよ。」という名言も残しています。
また、恋愛はするものではなく落ちるものです。
どこに恋愛のチャンスが転がっているか分かりません。
シャネルも言っていますが、いつでも恋愛に進めるよう常に可愛くあることは大切なことですね!
珠玉の恋愛の名言(恋の終わり編)
次にご紹介するのは、恋の終わり編です。
オードリー・ヘップバーン
「愛情に怯えたりはしません。でも、愛情が失われることには怯えています。」
オードリーは人生で2人の男性と結婚し、2人の子供をもうけています。
すでに女優としての地位を確立しつつあったオードリーは、最初の夫との間に息子を授かるも結婚生活が上手くいかなくなり離婚。
後に別の男性と再婚しましたが、もう一人息子を産んだ後、二人目の夫は若い女性と不倫をするようになってしまいます。
恋愛関係になると、幸せな気持ちになれる一方で愛情を失うことに不安になってしまいますよね。
「この人はずっと私を好きだろうから大丈夫」と油断していると、その気持ちは相手に伝わってしまいます。
どんなことにも永遠はありません。
恋愛が終わることを怖いと思う気持ちは、誰でも同じなのですね。
ココ・シャネル
「愛の物語が幕を閉じた時は、そっと爪先立って抜け出すこと。男性の重荷になるべきではないわ。」
恋愛が終わる時、シャネルは男性たちにすがるようなことはせず、自分から別れを告げて去っていました。
結婚はせず、シャネルの恋の終わりは相手が亡くなるか、自分から別れを切り出すかのどちらかでした。
そうは言っても、シャネルと別れた男性たちは全員が「最も愛していた女性はシャネルだった」という言葉を残しています。
男性にすがりついて重荷になるような真似はせず、男性の求愛にも簡単になびかないシャネルは、さらに男性たちに魅力を感じさせる女性でした。
自分から相手に別れを告げることはなかなか出来ませんから、この強さはぜひ見習いたいですね!
「愛がなくなったのに、一緒にいるほど惨めなことはないわ。」
こちらも同じく、終わった恋愛に固執することほど哀れなことはないというシャネルの言葉です。
恋愛が終わる時はどうしても辛く苦しいものです。
話し合ってどうにかなるなら終わらせたくないのが本音ですし、ましてや自分から別れを切り出すなどそう簡単には出来ません。
しかしもう終わったことはどうしようもないこと。
「ならば終わった恋愛に執着せず、前を向いて生きなさい」と励まされるような、改めて女性としての強さを感じられる名言です。
ジェーン・バーキン
「枕の下にいつもアイライナーを隠していたわ。」
バーキンは18歳で最初の結婚をしました。
人気音楽家であった夫の心を引き止めるため、バーキンはいつも枕の下にメイク道具を隠し、夫の寝ている間にメイクを直していたそうです。
しかし夫はバーキンの不安をよそに他の女性と不倫するようになり、2人は離婚してしまいます。
何があっても永遠に終わらない恋愛は、なかなか実現出来るものではありませんよね。
どんなに努力しても、相手が冷めてしまえば関係を継続することが難しくなってしまいます。
相手の愛が無くなってしまう不安で悩んでしまうのは、今も昔も変わりません。
それでも出来る限りの気遣いや魅力を保つ努力を怠ってはいけませんね。
恋愛に油断は禁物だと気を引き締めてくれる名言です。
珠玉の恋愛の名言(愛とは何か編)
最後に、愛とは何か編です。
オードリー・ヘップバーン
「男女が愛し合う。それはまず、いつも理解し合うことから成立するものだと思うの。」
男性と女性は、同じ人間であってもそれぞれ違います。
自分と違うものを受け入れ、理解する努力も恋愛には必要です。
例え欠点があっても「お互い様」の精神で、理解し合いながら上手く行ける恋愛関係が一番幸せなのだと思います。
ココ・シャネル
「大恋愛も、耐え忍ぶことが大切。」
どんなに素敵な恋愛も、どこかには必ず我慢が必要です。
「こんなはずじゃなかった」、「こんな人だと思わなかった」など、理想とかけ離れた思いをすることもあるでしょう。
人は育ってきた環境も考え方もそれぞれ違います。
電撃的に落ちた恋でも、好きでたまらない大恋愛でも、何の不満も無く全て上手くいくことはあり得ませんよね。
不満を感じるたびに逐一愚痴を言ったり怒ったりせず、我慢することも大切なのだと教えてくれる名言です。
ジェーン・バーキン
「彼の視線で、私は自分を美しいと思えるようになったの。」
バーキンは学生時代、少年のように華奢な体型をからかわれており、美しい女優の母と比べられることも重なって、いつも劣等感を持っていました。
自分の容姿を美しいと思えなかったバーキンは、21歳の時運命の男性に出会います。
彼は稀代のプレイボーイで、天才と称される音楽家でした。
2人はやがて熱烈な恋に落ちます。
彼はバーキンの細い体型を褒め、「俺の理想の体型だ」と称賛してくれました。
バーキンは彼の言葉にコンプレックスを乗り越え、自分に自信を持てるようになったと言います。
後にこの男性とは別れてしまいましたが、バーキンは彼を深く愛し、互いに新しいパートナーが出来ても互いに打ち解けた関係を無くすことはありませんでした。
人には誰でも何かしらのコンプレックスがありますが、大好きな人がそれを受け入れ褒めてくれると、自分の嫌いなところを受け入れられるようになっていきますよね。
恋愛において相手を褒めることは、その人に自信を与え強くしてくれるものです。
恋人とはいつもお互いに褒め合える恋愛関係でいたいですね。
まとめ
恋愛の名言は、私たちの恋愛に対する不安や悲しみを癒し、前向きな気持ちにしてくれるものです。
恋愛は長い歴史の中で、男女の心を乱し悩ませてきました。
どんなに素晴らしい学者でも、恋愛について完璧な指南書を作り上げた人はいません。
文豪たちも、あらゆる言葉で恋愛を表現してきました。
人々は恋愛に舞い上がることもあれば、時に恋愛を失い涙することもあります。
今回私がご紹介した3人の女性たちも、多くの恋愛を経験し、幸せも不幸も乗り越えてきています。
全て上手くいく恋愛だけをしてきた訳ではありません。
酸いも甘いも噛み分けてきたからこそ、現在の人々の心に響く名言を残すことが出来たのだと思います。
恋愛は、人生により深みを与えてくれるエッセンスです。
上手くいく恋愛ばかりでなく、辛い恋愛に悩むことも、長い人生の中で良い経験になってくれるものです。
女性に生まれたなら、いつまでも若く美しく、恋愛を楽しめる女性でありたいですね!