疲れとストレスでお肌がボロボロになる理由
仕事による体の疲れや、ストレスによる心の疲れは“自律神経”の乱れを引き起こします。
自律神経には“交感神経”と“副交感神経”の2種類があります。
・起きて活動しているときや緊張状態のときに優位になるのが交感神経
・寝ているときやリラックスしているときに優位になるのが副交感神経
心身ともにストレスを受けると“交感神経”にスイッチが入り一種の緊張状態になります。
交感神経が優位になると血管の収縮が起こり、お肌に酸素や栄養が行き渡らなくなります。
その状態が長く続くとターンオーバーが乱れて、肌荒れが起こると言われています。
お肌をボロボロにさせないための3つのお手入れポイント
1.こすらない
肌荒れ=肌のバリア機能の低下なので、強いタッチでのお手入れは弱った肌をさらにいじめる行為です。
指先は力が入りやすいので、手のひらや指腹の”面”を使ってソフトなタッチでお手入れを行いましょう。
2.温めすぎない
温めて血の巡りを良くすると肌内部に酸素や栄養が行き渡り、すこやかな肌が育ちます。
ただし、お肌が荒れているときは温めすぎると炎症やかゆみが悪化する場合も。
熱いお湯で洗顔するなど、”顔を温めること”は避けましょう。
体を温める飲み物・食べ物をとる、足などの末端を温めるなど、体を温めるケアはOKです。
3.与えすぎない
肌荒れをしているときは、積極的なお手入れや贅沢すぎる美容成分はお肌の負担になります。
お顔のエステやマッサージなどは避け、なるべくシンプルな保湿・保護を中心とした基本のお手入れを大切にしましょう。
お肌をいたわるスキンケアのポイント
クレンジング
肌が荒れているときはオイルタイプやシートタイプのクレンジングは避けるのがベター。
オイルタイプは洗浄力が強く、荒れている肌をさらに乾燥させてしまう可能性があります。
シートタイプはメイクをふき取るときの摩擦が刺激になりやすいです。
おすすめはクリームタイプなどの保湿・保護力の高いクレンジングです。
洗浄力が物足りないと感じる方は、メイクが濃い部分(目元・口元)のみ専用リムーバーを使いましょう。
洗顔
たっぷり泡立つタイプのものを使用しましょう。
空気を含ませながら、ホイップクリームのような弾力のある泡を作りましょう。
泡の量はレモン1個分くらいが目安です。
泡立てが苦手な方は、泡立てネットを使用するのが手軽でおすすめです。
洗顔は泡をころがすように、やさしいタッチでお肌を軽擦をしましょう。
洗い流しはぬるま湯(33℃前後)で行うと、お肌への刺激や乾燥を防ぐことができます。
また、洗顔後は必ず清潔なタオルを使用するようにしましょう。
シートパック
肌荒れをしているときに積極的に取り入れたいのがシートパックです。
ひんやりとしたシートが肌を鎮静化させ、炎症やかゆみを抑える効果が期待できます。
美容成分がたっぷり入っているものより、シンプルに保湿ケアのものを選びましょう。
また、使用時間を必ず守るようにしましょう。
長時間シートをのせたままにすると肌の水分が逆にシートに奪われてしまい、トラブルの原因になることがあります。
ローション・ミルク
肌がデリケートな時は美容成分がたっぷり入っているものは避け、保湿力の高いシンプルなものを選びましょう。
また、使用量が少ないと塗布するときに摩擦になりやすいので、使用量を守り、やさしくなじませましょう。
デリケートな肌の専用コスメを選ぶのも良いです。
特に肌が荒れてしまっている部分には重ね付けをすると、保湿・保護の効果が高まるのでおすすめです。
いたわり美容でお肌がボロボロになるのを防ごう
肌と心と体は密接に繋がっています。
心身が疲れているときは、肌もお疲れモードになりやすいものです。
そんな時は、積極的なケアよりお肌を落ち着かせてあげることを優先しましょう。
もちろん、日々がんばっている心と体をいたわることも大切にしてあげてくださいね。