2021.09.09

オイルマッサージのやり方★たるみや脚痩せのシェイプアップにも◎

オイルマッサージには様々な利点があり、おうち時間にホームケアで始める人も増えています。お顔のリフトアップや脚痩せにも効果的なマッサージの手順をマスターしてセルフエステを楽しみましょう♡

オイルマッサージの利点とは


オイルマッサージはエステや高級リゾートホテルなど世界各国で受けられる女性に人気のマッサージです。

とても贅沢な至福のひとときを味わうことができ、全身美容にも最適。
どんなに美容医療が進んでもハンドによるマッサージ美容は廃れることがないでしょう。

そんなオイルマッサージには様々な利点があります。

顔のリフトアップ

リンパの流れに沿って、顔をマッサージしていくことでむくみや老廃物が流れやすくなります。

エステサロンでマッサージをしてもらうと肌がなめらかになるだけでなく、顔全体がすっきりとリフトアップするのがわかります。

最近ではマスクたるみとも言われるように、マスクをすることで表情筋を動かさなくなることでたるみやすくなっている人が急増中。
顔も筋肉をほぐすことでリフトアップしやすくなります。

肩こり

現代病とも言われる肩こり。成人女性で肩が凝らない人はほとんどいません。

筆者がエステティシャン時代、「私、肩がこらないのよ」と言う方のマッサージを何人もしましたが、実際はこりすぎてマヒしている方がほとんどでした・・・。

慢性化するとそれが普通になり何も感じなくなることもあるのです。

肩をオイルマッサージをすることで、こりをほぐすと頭がすっきりと軽く感じるので気分爽快!
肩のこりがほぐれると肩の高さがダウンするので、首が長く見え顔もすっきり見えるのですよ。

サイズダウン

正しい手順でマッサージをすることでボディのサイズダウンも可能。
ふくらはぎなどは毎日むくむ部分なのでむくみが取れるだけでも0.5~3cmほど細くなります。

最初は一時的なサイズダウンですが、マッサージを続けていくことでむくみにくくなり、常に細い状態を維持することも◎

体重は適正なのに足だけ太いとお悩みの方はむくみを取るだけでもすっきりしてきますよ。
これから薄着のシーズンになるので、むくみのないスラリとした足になればファッションの幅も広がるはず!

保湿

オイルマッサージをするとオイルで肌が保湿され、乾きにくくなります。
オイルの種類によってさまざまな美肌サポートにも期待できるのです。

水溶性の保湿成分に比べてオイルには肌のうるおいを封じ込める働きもあるので、肌につけておくとかさつきにくいです。

肌表面が保湿されることですべすべした手触りになります。
肌にほどよい艶感が出るので見た目にもキレイに!

血行促進で代謝アップ

女性は手足が冷え性の人が多いですよね。
真夏でもデスクワークの方はエアコンで冷えるし1年中足が冷えっぱなし!という人も意外に多いものです。

オイルマッサージをすると血行促進され、手足がぽかぽかしてきます!
血行が促進され、体が冷えにくくなることで代謝アップが期待できるのですよ。

年を重ねるごとに代謝は落ちてきて、脂肪がつきやすくなってくるのが悩みどころ。
同じ生活習慣でもサイズアップしてきたと感じる方にもオイルマッサージはおすすめです。

オイルマッサージのやり方


オイルマッサージは基本的にリンパの流れに沿って行います。
体の中のリンパ節もポイントなので覚えておくことが大切です。

  • 上から首の付け根が頸部リンパ節
  • わきの下が腋窩(えきか)リンパ節
  • 足の付け根が鼠径(そけい)リンパ節
  • ひざの裏側が膝下(しっか)リンパ節

この4つのリンパ節の位置を覚えておくとオイルマッサージがしやすくなります。

それぞれの各部位のマッサージの仕方を見ていきましょう。

顔のオイルマッサージ


顔はおでこを3等分くらいにして、少し指先に圧をかけながら左右同時にこめかみまで流します。

目の下から口の横までを3等分し耳の手前まで流します。
鼻は上に上げ生え際まできたら左右にわかえて耳の方へ。

あごとフェイスラインは耳の下の耳下腺まで流します。
すべて左右に流したらこめかみから耳下腺、首筋を通って鎖骨まで流して完了。

デコルテのオイルマッサージ


耳下腺をグーでほぐす、または指先でぐるぐるまわしてほぐしていきます。
耳下腺から首筋を通って鎖骨へ、鎖骨の下から脇の腋窩リンパ節に流します。

鎖骨の下は押さえると気持ちのよい部分なので指圧のように押さえながら流しても◎
顔を終わった流れでデコルテも一緒にすると効果的です。

脚のオイルマッサージ


脚はむくみやすい部分なのオイルマッサージすると効果的な部分です。

まず鼠径部と膝下リンパ節をほぐしていきます。鼠経部はショーツの足のゴム部分あたりです。
リンパ節をあらかじめほぐしておくことで流れがよくなるのです。

力はあまり入れなくても大丈夫。

足裏はグーで片方ずつほぐすとゴリゴリすると思います。指先に向かってほぐします。

足の指に手の指を入れて足指と手で握手する感じでギュッとにぎって緩めるを5回ほど繰り返します。
足首から10㎝くらいのところには疲れがたまりやすい部分なのでしっかりとほぐします。

ほぐしながら膝下リンパ目がけて上へマッサージしていきます。
表部分は骨の両側に指をあて上へ流しましょう。

太ももは両手全体で包みながら上へ上へ。鼠径部に持っていきます。
自分で気持ち良いと感じるくらいの圧力で流していくと効果的です。

足全体をオイルマッサージすると足が軽くなって、足先までぽかぽかしてきますよ。

腕のオイルマッサージ


まず脇の下の腋窩リンパをほぐします。
痛くない程度の適度に力を入れても大丈夫です。

腕はまず手首から肘まで長し、肘から脇の下の腋窩リンパを目がけて流します。
二の腕は肩から回しながら脇に持っていくようにします。

お腹のオイルマッサージ


お腹は鼠径部に流していくので、鼠径部を先にほぐしておきます。

おへそを中心に時計回りにくるくるまわします。
力はあまり入れなくていいです。

あばらの下を真ん中から外側に流します。
このときは4本指で左右同時にするとやりやすいです。

ウエストのラインを作るように背中部分から前にお肉を持ってくるようにマッサージします。

最後はお腹全体を下に流しながら鼠経部へ持っていきます。
ゆったりとした気持ちでゆっくりと行なうくらいでちょうどいい感じでしょう。

女性はお腹部分に脂肪がつきやすくて、ぽっこりお腹が悩みの種の方も多いですよね...。

マッサージでリンパの流れをよくすることでスリムサポートにもなるのでダイエットの1つとして取り入れるのもおすすめ。

マッサージオイルの種類


オイルマッサージをするのにはどんなオイルがいいのでしょうか。
オイルには大きく分けて3つの種類があります。

油脂系オイル

マカダミアナッツオイル、コメヌカ油、オリーブオイル、アーモンドオイル、馬油などがあります。

油脂系のオイルは肌への浸透力があり、美容オイルとしても使われています。

酸化しやすいという難点があるものの、美肌効果高いので顔のスキンケアやボディケアなどに幅広く使われています。

ミネラルオイル

ミネラルと聞くとすごく肌に良さそう!というイメージが持たれやすいのですが鉱物油できているオイルのことです。

ベビーオイルなどがミネラルオイルになります。

酸化しないのでオイルそのものが安定していますが、美容効果はありません。
肌の保護や水分の蒸発を防ぐ働きがあります。

エステル系オイル

ホホバオイル トリエチルヘキサノインなど。

ホホバオイルは天然のエステルオイルでトリエチルヘキサノインなどは合成のエステルオイルになります。

油脂系ほど美容効果は高くないものの安定しているので、良く言えば油脂系とミネラルのいいとこ取りという位置感でしょうか。

マッサージには油脂系やエステル系のホホバオイルが美肌にも期待でき、使いやすいのでおすすめです。

おすすめマッサージオイル5選


店頭に並ぶたくさんのオイル。容量が少ないものが多いものまでさまざまです。

全身のマッサージをするとなると容量が多めのもので油脂系やホホバオイルがおすすめ。

油脂系を中心にオイルマッサージにおすすめなオイルをご紹介します。

無印ホホバオイル 200ml

出典:無印良品(外部リンク)

ホホバの種子から絞ったオイルで精製しているので、顔にもボディにも使えます。
ホホバオイル100%で定価2,490円(税込)価格はさすが無印!

くせがなくすべりがよく、浸透したらさらっとするので乾燥肌の方ならそのまま拭き取りしなくても良いくらいです。

足などぬるつきが気になったらホットタオルで拭き取りましょう。

スキンケアとしてクリーム代わりにも使えるし、アウトバスヘアトリートメントとしても使えるので全身美容にはぴったり!

ライスブランオイル

出典:マカダミ屋公式オンラインショップ(外部リンク)

天然100%のコメヌカ油でベビーマッサージにも使えるほどやさしいオイルです。

300mlで1500円台なので惜しみなく全身使えますよ。
ボディだけでなく、フェイスにも使用可能。

クレンジングとしても使用できるので使い道は幅広いです。

マカダミ屋のオイルは非常にコスパがよく品質も高いので私も愛用しております。
業務用として全国の多くのサロンでも取り扱いされているプロ仕様のオイルがたくさんあるのですよ。

マカダミアナッツオイル

出典:マカダミ屋公式オンラインショップ(外部リンク)

べたつきのない肌なじみのよいオイルで美容効果も高いので顔やデコルテにおすすめなオイル。

80mlで約1,300円弱で購入できるのはマカダミ屋だからでしょう。エステのプロも使うオイルです。

ブースター美容オイルとして使うこともでき、洗顔後一番につけてからローションやクリームを使うと浸透力が上がります。

ホワイトバーチ ボディオイル

出典:ヴェレダ公式オンラインショップ(外部リンク)

ヴェレダのボディの引き締め用のオイルで、グレープフルーツのフレッシュな香りがする爽やかなオイル。

シェイプアップとして引き締めたい部分のマッサージに使うと効果的!

アンズ核油、ホホバ種子油、コムギ胚芽油にアロマをブレンドした贅沢なオイルです。

ヴェレダは世界中で愛されているナチュラルオーガニックブランドで日本でも根強い人気があります。

ほぼ無添加に近いので消費期限は短めなので3~4ヶ月を目やすに使い切ってくださいね。

LLE ノンオイル(水溶性マッサージオイルタイプ)ベーシック

出典:Rakuten(外部リンク)

こちらはノンオイルの水溶性のマッサージジェルになります。
オイルが肌に残るのが苦手な方やオイルを使いたく人向けの商品です。

どちらかと言えばとろりとした美容液でマッサージをする、そんなイメージを持ってもらえたらと思います。

またニキビ肌の方やニキビができやすい人は水溶性がおすすめです。

マッサージ後の拭き取りはどうするの?


オイルの種類や使用量にもよりますが、マッサージ後にさらっと肌になじんでべたつきがなければそのままでもOK。

お風呂上りのマッサージでオイルのついた肌にパジャマや服を着ると、汚しそうでなんとなく嫌ですよね。

そんなときは乾いたタオルでおさえてオフするかホットタオルで拭き取るとすっきりしますよ。
なるべくこすらずにやさしく拭き取りしてください。

顔はホットタオルで拭き取りというよりも押さえるようにしてみてください。
顔はなるべく摩擦の刺激を与えないほうがいいのでティッシュオフでも大丈夫です。

ニキビ肌の方はオイル成分が残るとニキビが出来やすくなることもあるので、軽く洗い流すか、ノンオイルのマッサージジェルを使用するほうがいいでしょう。

ニキビ肌の方はノンオイルのジェルでもマッサージ後は軽く流すことをおすすめします。

マッサージを始める前には大判のバスタオルをマッサージ用に用意しておき、敷いておくと垂れても安心です。

オイルマッサージの注意点


マッサージオイルは全身に使えるものからボディ専用までさまざまです。
全身用であれば顔にも使えますが、ボディ用はボディのみにしておきましょう。

回のおすすめ商品の中ではヴェレダのホワイトバーチ ボディオイルのみボディ用になっているので、ボディ用とフェイス用と分けて使ってみてください。

お手入れの使用頻度としては週1回くらいを目安にお手入れしてみくださいね。
足のむくみや冷えが気になる方は膝下だけ2~3日に1回しても大丈夫です。

エステなどでオイルマッサージをしてもらうと結構痛かったりしますよね。

だから力加減が強ければ効果的だと思われがちですが、プロは力を入れてもいい場所、入れてはいけない場所を把握しています。

だからセルフでする場合は心地よい力加減くらいで行なってみてください。

オイルマッサージをマスターすればエステいらず!


オイルマッサージをサロンで全身お願いすると1回の施術で1万~3万くらいかかるところが多いです。
とても贅沢な至福の時間を過ごせますが、通い続けるとなるとお金がかかるのがネック。

自分でオイルマッサージの手順をマスターすれば手の届く範囲ならマッサージできるのでお得なことこの上ありません!

マッサージをしない日はオイルをボディケアやスキンケアとしても使用できます。
乾燥肌の方やゆらぎやすい肌の方にはオイル美容はおすすめですよ。

オイルマッサージをマスターして、エステ帰りのようなすべすべボディをキープしていきましょう。

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クリム(ライター)
クリム

女性のキレイを応援する美容家

エステサロンに8年勤務し管理職としてサロン運営スタッフ育成について学ぶ。 日本化粧品検定1級、コスメコンシェルジュ、コスメ薬事法管理者を取得し薬事法ライター、美容ライターとして美容情報を発信中。 誰もが通る女性ならではの悩みやエイジングの道を、自分らしく輝ける方法を一緒に探しましょう。

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