2021.10.19

ヘアカラーが一週間で色落ちするって本当?色落ち防止方法6選とは?

せっかくヘアカラーをしたのに、染めたカラーが一週間で色落ちしてしまったという経験はありませんか?明るめに染めた髪の場合は、特に気をつけないと一週間位で色落ちしてしまいます。今回はヘアカラーを色落ちさせずに長く楽しめる方法を解説します。

ヘアカラーが一週間で色落ちするって本当?


ヘアカラーをすると、自分がなりたいイメージに合わせて髪の色を変える事ができます。
簡単にイメージチェンジができるので、ヘアカラーを楽しむ人は多いですよね。

だけど、せっかく染めたヘアカラーの色が長持ちしなくて悩んだことはありませんか?
明るめに染めた時や、選んだカラーによっては一週間位で色落ちしてしまう事もあります。

アッシュ系やグレー系で染めた時には、特に色落ちしやすいかもしれません。

ブリーチを繰り返した髪やダブルカラーで染めた場合は、より一層色落ちしやすいです。
そういった場合には一週間で色落ちしてしまった、なんていう声も聞きますよね。

なぜ、せっかく染めたヘアカラーが一週間で落ちてしまうのか、その理由を調べてみましょう!

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なぜヘアカラーが一週間で色落ちしてしまうのか? 


なぜヘアカラーが一週間で色落ちしてしまう事があるのか、その理由を説明します。
ヘアカラーというのは髪のメラニン色素を分解して脱色させたところに、新しく色素を入れるという仕組みです。

つまり髪の表面のキューティクルをあえて剥がして、その部分に色を入れて定着させているのですね。
しかし染めてすぐにシャンプーをしたりすると、せっかく入れた色が流れていってしまいます。

髪の毛のキューティクルが開いてしまっていて新しく入れた色を保てなくなり、流れてしまう事で色落ちが起こるのです。

また、アイロンやドライヤーの熱で色素が壊される事でも色落ちが起きてしまいます。
これがヘアカラーが色落ちしてしまうメカニズムなのです。

ブリーチを繰り返している髪の毛の場合は髪の表面の傷みが激しいことが多いので、より一層ヘアカラーの色持ちが悪くなります。

ブリーチしてからすぐにカラーをするダブルカラーの場合も、同じように色落ちしやすくなります。
ヘアカラーしてから一週間で色落ちしてしまう、というのはそういった場合に多くなります。

ブリーチやダブルカラーをしている人の場合は、色落ちさせないように特に気をつけなくてはならないという事です。

ヘアカラーを一週間で色落ちさせない方法6選とは?


ヘアカラーが一週間で色落してしまう理由について、解説しました。
では、ヘアカラーを色落させずに長い期間楽しむにはどうしたらいいのでしょうか?

ここからは、どうすればヘアカラーを数週間~2ヶ月以上楽しむ事ができるのかを解説したいと思います。
ヘアカラーをできるだけ色落させずに、長く楽しむにはいくつかの方法があります。

以下に6つご紹介します。

  • ヘアカラーした当日は、できるだけシャンプーをしない
  • ヘアカラーしたあとは、髪色に合わせたカラーシャンプーを使う
  • シャンプー後には、必ずオイルなどでケアしてからドライヤーで乾かす
  • ヘアアイロンやコテを使用する時は低温で、できるだけ短時間で使用する
  • 仕上がりの理想とする髪色よりも暗めに染める
  • 日焼けや海、プールの水が原因でも色落ちするので、ケアをきちんとする

以上の6つの方法は、ヘアカラーの色落ちを防ぐ効果があります。
ここからは、それぞれの方法について詳しくみていきましょう!

一週間での色落ちを防ぐ①【当日はシャンプーしない】


ヘアカラーをした当日にはシャンプーをしない方が良いです。

ヘアカラーをした後は、色素が髪に入って完全に定着するまで48時間かかります。
一番理想的なのは、ヘアカラーをしてから48時間はシャンプーをしない事です。

しかし丸2日間もシャンプーをしないのは耐えられない、という人も多いのではないでしょうか。
その場合は、シャワーの温度を下げてお湯のみで優しく洗うようにしましょう。

どうしても48時間お湯だけで洗うのが耐えられない場合は、せめて24時間だけでも我慢するようにしましょう。

24時間あればある程度は色素が髪に入りますので、それまではシャンプーを使わずにお湯洗いにすると、少しは色落ちしにくくなるでしょう

一週間での色落ちを防ぐ②【カラーシャンプーを使う】


ヘアカラー後は24~48時間、シャンプーを使わずにお湯で洗うのがおすすめです。
ところで、その次の日からは毎日シャンプーをしても良いのでしょうか?

実は、シャンプーもヘアカラーが色落ちしてしまう原因になっているのです。
10~14レベルでハイトーンのヘアカラーをしていたり、ダブルカラーをしている場合は、特にその傾向が強いです。

明るいカラーだとヘアカラーのアルカリ剤の作用で強いので、よりひどくキューティクルが剥がれてしまうからです。
そうなると、キューティクルが常に開きっぱなしという状態になってしまうのですね。

この状態になってしまうと、シャンプー時に水に濡れるだけでもヘアカラーの色はどんどん落ちやすくなります。

さらに市販の洗浄力が強いシャンプーを使用すると、洗うごとにヘアカラーが落ちてしまう可能性があります。

そこでおすすめなのが、ヘアサロン専売品のシャンプーです。
ヘアサロンで使用しているアミノ酸系のシャンプーなら、低刺激なので、少しは色落ちを防ぐ事ができますよ。

ヘアサロン専売品のシャンプーには、髪に良いグルタミン酸やグリシン、アラニンなどが配合されているので髪の毛の補修効果があります。

ヘアカラー後の色落ちも、市販のシャンプーに比べると気にならないかもしれません。

また、ヘアカラーした髪の毛にはカラーシャンプーを使うのもおすすめです。
特に、ブリーチしてからヘアカラーをしている場合は「カラーシャンプーがマスト」だと美容師さんも言っています。

ムラサキシャンプーをはじめとするカラーシャンプーは色落ちを防ぐのに、かなり効果がありますのでぜひ取り入れてみて下さい!

ここからは、カラーシャンプーのおすすめを3つご紹介したいと思います。

カラタスシャンプー ヒートケア パープル

こちらのカラタスのムラサキシャンプーは、アッシュ系やマット系のヘアカラーをしている人に人気があります。

髪の黄ばみが出にくくなる効果があるので、アッシュ系だけではなくてピンク系のヘアカラーの場合も色が長持ちしますよ。

泡立てたシャンプーで髪をパックするようにして、時間をおいてから流すと効き目があります。
5分~10分程、泡パックの状態で放置してから流す使い方がおすすめです。

このシャンプーは私も最近使い始めたのですが、甘くフルーティーな香りが特徴的で気に入っています。
洗った後の髪の毛が絡まりづらくなったり、潤いも感じられるようになったのでヘアケア効果もあるシャンプーだと思います。

ヒートケアシャンプーというだけあって、ドライヤーで乾かした後もツヤを感じられるような気がします。

ナプラ N. エヌドット カラーシャンプー Si シルバー

シルバー系のカラーシャンプーでおすすめなのは、ナプラN.のシルバーカラーシャンプーです。
グレー系のカラーで染めている人には、シルバーのカラーシャンプーがおすすめです。

色を入れるというよりは、今入っているカラーを長持ちさせてくれる効果があります。
同シリーズのトリートメントとセットで使うと、髪質がツルツルになりますよ。

シュワルツコフ グッバイ イエロー カラーシャンプー

こちらは、ムラサキシャンプーのなかでも黄色を打ち消してくれる効果があるシャンプーです。
グッバイイエローという名前の通りのシャンプーですね。

私も使用していますが、「確かに黄色味を抑える効果があるな」と思っています。

私は、2回ブリーチした髪にグレーアッシュ系のカラーを入れていますが、今のところカラーが落ちて明るくなり過ぎるような事がないのは、このシャンプーの効果かもしれません。

このシャンプーは、香りがちょっと甘めなのが特徴です。
ココナッツのような、夏の海を思わせる香りですので好き嫌いはあるかもしれません。

私はこの独特で甘めの香りが気に入って使っているのですが、夜に髪を洗って翌日まで香りが持続するのが魅力だと感じています。
1回使ってみるとクセになる香りで、好きな人にはたまらない香りです。

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一週間での色落ちを防ぐ③【シャンプー後のケア】


カラーシャンプーやサロン専売品のアミノ酸系シャンプーを使うなど、シャンプー選びに気を付けるとヘアカラーの色持ちが良くなります。
シャンプー後のケアも同じくらい大事なので、気をつけましょう。

ヘアカラーした髪の色落ちを防ぐために、シャンプー後の髪の毛はやさしくタオルドライをしましょう。

タオルで水分を拭く時の摩擦も髪に刺激を与えるので、やり方が悪いと色落ちの原因になってしまいます。

やさしくそっと髪を包み込んで、タオルで水分を吸い取るようにしてタオルドライをしましょう。

また、ドライヤーの前に洗い流さないオイルトリートメントなどをつけてからドライヤーで乾かすのも効果的です。
ドライヤーの熱も高温にし過ぎずに、9割程度まで乾かすようにしましょう。

濡れたままの髪は、キューティクルが全開の状態です。
濡れたままだと、髪のタンパク質やカラー色素がどんどん流出してしまいます。

シャンプー後は長時間放置せずに、速やかに髪の毛を乾かすようにしてくださいね。

ドライヤーで乾かす時に高温で乾燥させすぎるのも、髪が傷み色落ちの原因になってしまいます。
高温にし過ぎずに、ケアモードや冷風で髪を乾かすと傷みを抑えられますよ。

以下に、洗い流さないオイルトリートメントのおすすめも紹介していますので、買う時の参考にして下さいね。

ミルボン ディーセス エルジューダMO

こちらは、ヘアサロンでよく使われているミルボンのヘアオイル。
美容師さんにもおすすめされるヘアオイルです。

扱っているヘアサロンは、結構多いのではないでしょうか?
髪の毛がしっとりして、傷みが気にならなくなるという声を多く聞くヘアオイルです。

そのため、ヘアカラーを繰り返していて髪の毛が傷みがちな人にも人気ですよ。

これを使うと、もう他のヘアオイルが使えなくなると言っている人もいるほど効果があるヘアオイルなので、傷みが気になる人は試してみて下さい。

ロレアル パリ エルセーヴ ヘアオイル ピュア セラム

ヘアオイルでおすすめの商品をもう一つご紹介します。
こちらは、傷んだ髪の補修にも効果があるロレアルパリのエルセーヴヘアオイルの無香タイプです。

ヘアオイルといえば香りが強めの商品が多い中で、こちらは無香なのが高ポイントです。

私もこのオイルを愛用していて、シャンプー後のドライヤー時にはもちろん、毎朝ヘアアイロンを使う前にも使用しています。

こちらを使用すると、髪の毛がスルスルとした手触りになるのでおすすめです。

ブリーチやカラーを繰り返している私の髪の毛ですが、なんとか傷まずに伸ばせているのはこのオイルのおかげかもしれません。

一週間での色落ちを防ぐ④【アイロンやコテは低温で】


ヘアカラーをした髪が一週間で色落してしまう原因の1つとして、ヘアアイロンやコテの使いすぎというのもあります。

ヘアアイロンやコテの使用で、高温の熱を加えすぎていると髪の毛の色素が分解されてしまうからです。
そうなると、せっかく染めたヘアカラーが色落してしまいます。

ヘアアイロンやコテの使用頻度を下げる為には、アイロンを使用しなくても良いヘアアレンジを取り入れるのがおすすめです。

もしアイロンやコテを使用するなら、160~180℃で使用しましょう。
そして、3秒以上髪の毛を挟まないように気をつけて使うのがベストです。

長い時間使えば、その分だけ傷みが進行して色も落ちてしまいます。

高温が気になる人は120℃位で使用すると、さらに良いかもしれません。
その場合も、髪の毛を挟む時間は短めにするように心がけて下さいね!

また、ドライヤー前と同じようにヘアオイルを使用してからアイロンやコテを使用するのもおすすめです。
ヘアオイルで髪の毛を守る事で、アイロンなどの高熱でも少しは傷みにくくなります。

その結果、ヘアカラーの色落ちも防げますので、できるだけヘアオイルや流さないトリートメントなどをつけてから使用して下さいね。

一週間での色落ちを防ぐ⑤【暗めに染めておく】


元々ブリーチしている人やダブルカラーで染める場合には、理想の仕上がりカラーより暗めに染める事をおすすめします。

2トーン以上暗めに染めれば、色持ちもよくなりますし、一週間で落ちるのも防ぐことができますよ。

ブリーチなどで、もとの髪色が明るいなら、希望の色よりも3~4トーン暗めに染めてもいいかもしれません。

それでも1~2か月後にはだいぶ明るくなるので、色落ちの過程を楽しみながらカラーを長持ちさせられます。

具体的に言うと、もとの髪色が明るい人は、7~8番レベルのトーンを入れてもいいかもしれません。

染めたては、かなり暗めの色になるのですが、絶対に色を長持ちさせたいならこの位のトーンの方が、色が長持ちします。

特にアッシュやグレー、マットなどの寒色系は色落ちしやすいので、かなり濃いめに染めてもいいです。

日本人やアジア人は、赤系のヘアカラーだと色が残りやすいのですが、青系のカラーはすぐに色落ちしてしまうという特性があります。

その為、どうしても色落ちさせたくない人は暖色系で染めるのもおすすめです。
レッド、ブラウン、ピンク、バイオレット、オレンジなどの暖色系は色落ちしにくいですよ。

また、寒色なので色落ちはしやすいけれども、色落ちしてもキレイなカラーというのもあります。
それはグレーやブルーを含む色です。

寒色の中でもグレージュやネイビーなどは、色落ちしても透明感のあるカラーになるので、色落ちを楽しめます。

グレーの場合は、色落ちした時に金髪になりにくいとも言われています。
ネイビーは色落ちすると透明感が強くなり、外人風のこなれ感が出る髪色になります。

どうしても寒色系がいい人は、ネイビーやグレーが強めに出るカラーにしてみてはいかがでしょうか?

また、ヘアカラーの色を毎回変えずに同じ色を複数回重ねて入れる方法もおすすめです。
何回か同じカラーを連続して入れる事によって、髪の色が定着しやすくなる可能性が高くなります。

そうすると色落ちがしにくくなりますので、染めた髪色を長く楽しめますよ。

一週間での色落ちを防ぐ⑥【UVケアに気をつける】


夏の日差しに長い時間当たるのも、ヘアカラーの色落ちの原因になります。
紫外線が髪の毛のアミノ酸の結合を壊してしまい、キューティクルが傷んでしまうからです。

キューティクルが傷むことで、タンパク質が流れてしまいヘアカラーも色落ちしてしまうのです。
それを避けるには、髪の毛にもお肌と同じようにUVケアをしてあげる事が大切です。

髪の毛用のUVケアスプレーなども売っていますので、外出前に使って日焼け対策をしましょう。
そうする事で、ヘアカラーの色落ちを防げますよ。

夏にはプールや海などに行く事もあると思いますが、プールの塩素や海の海水もヘアカラーの色落ちの原因になります。

海水はアルカリ性なので髪のphがアルカリ性に傾いてしまい、ヘアカラーの色落ちにつながります。

海やプールに行くなら、直前にヘアカラーをするのは避けましょう。
せっかく入れたヘアカラーが、あっという間に色落ちしてしまう可能性があるからです。

海やプールに行く予定がある場合は、行った後にヘアサロンでヘアカラーと同時にトリートメントをしてもらうのがおすすめです。

海水や塩素水で傷んだ髪をケアしながらヘアカラーをした方が、髪のためにも良いでしょう。

また、夏はもちろん他の季節にも、屋外で活動する時には帽子をかぶって髪の毛を守りましょう。
それだけでも、少しは効果がありますよ。

ここからは、スプレーでUVケアができるアイテムをご紹介します。
夏だけでなく他の季節でも、長時間外にいるような時には髪にもUVスプレーで予防ケアをしてあげて下さいね。

ナプラ ミーファ フレグランスUVスプレー  マグノリア

髪の毛のUVスプレーで人気なのがナプラのミーファ フレグランスUVスプレーです。
こちらのシリーズは、UVスプレーであると同時にフレグランススプレーとしても使えます。

このシリーズには、他にもいくつかの香りがありますが、このマグノリアは少し甘めの香りで人気です。
小さめのスプレーなので、外出時にバッグに入れておけば日差しが気になった時に、すぐにスプレーできますよ。

髪の毛用のUVケアスプレーを初めて買うなら、まずはこちらがおすすめです。
小さめサイズなので、お試しにもピッタリです。

ヘアサロンでもおすすめのUVスプレーなので、試してみて下さい。

いち髪 さらツヤつづく和草UVカットスプレー

ドラッグストアなどでも手軽に買える髪用UVケアスプレーなら、こちらがおすすめです。

いち髪の特徴である、山桜の香りが好みならこちらのスプレーがイチオシですね。
癒し効果のある、どこか和風な香りが特徴です。

髪の分け目の部分の日焼けが気になってしまう人にもおすすめの髪用UVケアスプレーです。

ヘアカラーを一週間で色落ちさせずに長く楽しもう!


きれいな髪色にしたくてヘアカラーをしたのに、一週間で色落ちしてしまったら悲しいですよね。
今回は、せっかく入れたヘアカラーをできるだけ長く楽しむ方法についてご紹介しました。

できる限りヘアケアなどに気をつける事で、ヘアカラーは長持ちさせることができます。

きちんとケアをしたり、カラーシャンプーを使用すればヘアカラーが一週間で色落ちするのを、ある程度は防ぐことができます!

また、色落ちの過程がきれいな色を選んで染めれば、色落ち中のカラーも楽しむことができます。

今回ご紹介したヘアケア方法を取り入れてヘアカラーを長持ちさせ、素敵な髪色ライフを楽しんで下さいね。

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早乙女フミカ(ライター)
早乙女フミカ

ファッション美容恋愛メインのオールジャンルライター

大手アパレル勤務時にレディースブランド2店舗を担当。その後ファストファッションブランドに転職、レディースとメンズを担当。異性ウケするファッションが得意。美容好きのコスメマニアでもあります。趣味が高じてコスメ薬事法管理者資格と化粧品検定3級を取得。読書が趣味で図書館にも長年勤務していたので本についての知識も豊富。

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