オリーブオイルが健康にいいとよく聞くけどその理由は?
オリーブオイルの健康効果①:栄養素が豊富
オリーブオイルの主成分は「オレイン酸」という一価不飽和脂肪酸。
悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールは減少させないという素晴らしい働きをしてくれます。
また、健康に良いとされている「ビタミンE」や「ポリフェノール」なども含まれています。
オリーブオイルの健康効果②:抗酸化作用でアンチエイジング
私たちの体は活性酸素の生成により、着実に酸化していきます。
この酸化ストレスが正常な細胞機能の低下を引き起こし、さらに細胞死を招いてしまうことも!
オリーブオイルに含まれる、ビタミンEをはじめとした抗酸化物質の働きにより、細胞が酸化に対して耐性を持つようになります。
すると、老化のスピードを遅らせるという嬉しい効果が♡
オリーブオイルの健康効果③:ガン、動脈硬化、糖尿病などの疾患を予防
疫学的研究では、オリーブオイルが乳癌や前立腺癌、子宮内膜症や消化管の癌を予防する効果があることがわかりました。
特に乳癌、大腸癌、結腸癌に対する効果が認められているんだとか!
また、オリーブオイルを多く使用した食事は、糖尿病治療の代替手段とされています。
血糖コントロールを改善し、インスリン感受性を高める効果が認められています。
さらに、精製されていないオリーブオイルは、癌の形成にも対応しうる強力な抗酸化作用を持っているんです!
健康に悪いオリーブオイルに注意
ピュアオリーブオイル
※エキストラバージンオリーブオイルとは?
バージン・オリーブオイル(オリーブ果実を絞ったままの油)を香り・味・酸度(酸価)などで分析・評価し、 基準をクリアしたものにのみ与えられる名前。
※ピュアオリーブオイルとは?
エキストラバージンオリーブオイルの品質基準を越えてしまったオリーブオイルを精製(化学処理)したもの。
ピュアという名前にごまかされてはダメ!
ピュアオリーブオイルの主成分はオレイン酸ですが、ポリフェノール類は精製過程で全て取り除かれてしまっています。
また、精製過程で高熱の蒸気に通しています。(食物油は加熱すると体への吸収率が上がると言われています。)
ちなみにこのピュアオイル、オリーブオイルが1割程度加えられたものや、オリーブの搾りかすを無理やり精製したものなど、基準はバラバラ。
実は日本で販売されているオリーブオイルは国際品質基準に乗っ取っておらず、日本独自の低い基準を採用しています。
ピュアオイルなんてものは諸外国には存在しません。
原産国・値段を確認
悲しいことに、エキストラバージンオリーブオイルと名がついていても、実はそうではない劣悪品が市場に出回っているのも事実なんです!
値段が安いもの、原産国名が書いていないものは特に要注意。
数種類の質の悪いオリーブオイルを混ぜて、日本で瓶詰めしているなんてことも・・・。
イタリア産エキストラバージンオリーブオイルの場合、1リットルあたり最低3,500円が目安。
これ以下のものは品質が劣っている可能性もあります。
健康にいいけど高いからと、安価なオリーブオイルをとりあえず買って「なんちゃってオリーブオイル生活」をするのはやめてくださいね。
詳しく知りたい方はこちら:「オリーブオイルの品質基準、世界と日本で大きなギャップ! -これを知る事が「本物」探しのスタート」
保存方法には気を付けよう
エキストラバージンオリーブオイルは光に当たると、たとえ未開封であっても酸化していきます。
遮光ボトルに入ったものを選ぶようにし、さらにアルミホイルなどで覆うとベストです◎いったん開封したら3ヶ月を目安に使い切るのがオススメ。
また、暑さからも守ってあげましょう。
保管場所としては流しの下などの冷暗所がピッタリ。
鮮度が良いオイルは、37℃くらいまで気温が上がっても6ヶ月は持ちます。
ちなみにオリーブオイルの保管には、冷蔵庫は適さないので注意してくださいね。
冷蔵庫に入れると固まるので、使うときには溶かすことになりますよね。
これを何度も繰り返すと、オリーブオイルの中の食物繊維が壊れてしまうのです。
食物繊維が折れたオリーブオイルの品質は一気に悪くなるので、冷蔵庫には入れないようにしましょう。
まとめ
「オリーブオイルは健康にいい」とは知っていても、その詳細までご存じの方はあまりいなかったのではないでしょうか?
本物を選ぶこと、保存に気を付けること。
この2点さえ気を付ければ、オリーブオイルは私たちの健康にとって強い味方になってくれますよ♡