後輩が苦手な気持ちとうまく付き合おう
職場の人間関係を円滑にしたいという意識は大切ですが、苦手な後輩に気を使いすぎたり、「好きにならなきゃ」と間違った努力をしたりすれば、あなたが疲れてしまいます。
中には「後輩を苦手に思うなんていけないことだ」と自分を責めてしまう人もいますが、誰にだって嫌いな人や苦手な人はいるため、自己嫌悪に陥る必要はありません。
まずは「後輩を嫌いでもいいから、失礼がないように接しよう」と自分を受け入れつつ後輩を尊重する意識を持つことから始めましょう。
苦手な後輩と円滑なコミュニケーションを取るコツ
では苦手な後輩に対し、どのようにコミュニケーションを取れば円滑に接することができるのでしょうか。
具体的な接し方をご紹介します。
挨拶やお礼はしっかり伝える
基本的なことですが、まずは挨拶やお礼、自分が迷惑をかけた時の謝罪などは、その都度しっかり行うようにしましょう。
たとえ後輩が返事をしなかったとしても、あなたは挨拶を継続してください。
挨拶は「私はあなたのことをしっかり認めていますよ」「無視していませんよ」と自分に敵意がないことを相手にアピールする手段です。
苦手な人物といきなり円滑なコミュニケーションを取るのは難しいですが、挨拶を重ねていくうちに少しずつ距離が縮まる可能性もあります。
他の後輩と同じように接する
自分を嫌っていると態度で分かる先輩に、親しみやすさを覚える後輩はいません。
それどころか後輩もあなたに苦手意識を抱き、2人の関係がさらに悪化するのは目に見えています。
そのため、苦手な後輩と接する際はどんなに気が重くても、あからさまな態度を見せないように注意しましょう。
もちろん無理して一緒にランチに出掛けたり、ベタベタと仲良くしたりする必要はありませんが、少なくとも仕事に関する話をする際は、他の後輩と同じように接してくださいね。
誰にでも優しく接するあなたの姿が、後輩の心を動かす可能性もあります。
感情的に怒らない
職場では時に、後輩指導が必要なシーンもあります。
指導をする際、苦手な後輩相手だとつい言葉がキツくなりやすく怒ってしまいがちですが、どんな場面でも感情的に怒ることは相手のためにならないので控えましょう。
また、感情的に怒る行為はあなたの株を下げる行為でもあります。
後輩指導に必要なのは怒ることではなく、叱ることです。
後輩の声にも耳を傾け、ミスをした際はミス発生の原因を冷静に話し合うようにしてください。
個人的な話は控える
苦手な後輩であっても一緒に働く仲間であることには違いありません。
ですがそれは、お互いのプライベートにまで関与し、個人的な話をする仲になることとは別問題。
お互いにとってベストな距離感を見つけることも、良好な関係を保つためには必要です。
話したくないと思うのなら、苦手な後輩とは仕事の話のみするようにしましょう。
これまで無理して個人的な話をしていたという方は、少しずつ話す機会を減らしていくと、後輩を嫌な気持ちにさせることなく接点を薄くできるはずです。
苦手な後輩と適切な距離を見つけることが大切
職場の人間関係は働く女子の悩みの種ですよね。
しかし、ちょっとしたコミュニケーション術を身に着けるだけで、ストレス指数を大きく下げることができます。
ちょうどいい距離感や接し方をみつけて、苦手な後輩と良好な関係を築きましょう。