2022.11.14

25歳で結婚は勝ち組?知っておきたいメリット・デメリット

25歳は結婚適齢期といわれ始める時期。「そろそろ自分も結婚…?」と意識している25歳女性も多いのではないでしょうか?今回は、25歳で結婚するメリット・デメリットや結婚すべきか悩んだときの対処法を解説します。

25歳で結婚=勝ち組とは限らない


かつて、女性の結婚適齢期はクリスマスケーキに例えられ「クリスマスの日付と同じ数字である24~25歳が結婚に最も適した年齢」だと表現されていました。

そのため、この表現をもとに今でも「25歳までに結婚すれば売れ残らず勝ち組になれる」と考える人がいます。
ですが、結婚する年齢だけで「勝ち組」「負け組」を判断するのはやめたほうがいいでしょう。

そもそも「結婚したほうが幸せになれるか」や「何歳で結婚するのがベストか」は、人それぞれ異なるもので正解がある話ではありません。
また、結婚して幸せになれるかどうかは年齢で決まるわけではなく、結婚する相手によって決まるものです。

結婚する年齢を他人と比較して勝ち負けをつけても何の意味もないので、それよりも自分と彼にとってベストな結婚時期を選ぶことを重要視してくださいね。

25歳で結婚は早い?結婚する人の割合


25歳で結婚を意識すると「20代半ばで結婚するのは早すぎるかな?」と不安になりますよね。
ここでは、25歳で結婚した人の割合を男女別に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

25歳で結婚する男性の割合


総務省が行った平成27年の国勢調査では、25〜29歳の男性の結婚率は26%という結果でした。
なお、令和元年の男性の平均初婚年齢は31歳です。

結婚率と平均初婚年齢から考えても、やはり男性が25歳で結婚するのは比較的早いといえるでしょう。

25歳で結婚する女性の割合


同調査では、25〜29歳の女性の結婚率は36%、平均初婚年齢は29歳という結果になりました。

半数未満ではあるものの4割に近い女性が30歳を迎えるまでに結婚しており、女性が25歳で結婚するのは早い部類に入るものの、そこまで珍しい話でもないと判断できそうです。

参考:総務省統計局「平成27年国勢調査 抽出速報集計結果 結果の概要

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25歳で結婚するメリット


25歳で結婚することには、いくつものメリットがあります。
どのようなメリットがあるのか一緒にチェックしていきましょう。

どんなウェディングドレスでも似合う


25歳はボディラインの崩れもなく、お肌もピンと張っている時期。
そのため、シンプルで大人っぽいウェディングドレスから、まるでプリンセスのようなキュートなウェディングドレスまで、どんなドレスでも着こなせます。

もちろん、何歳であっても自分の好きなウェディングドレスを着ていいのですが、やはり年齢を重ねるにつれ「かわいすぎるデザインはちょっと…」と避ける女性が多いです。
着られるウェディングドレスの幅が広がることは、25歳で結婚する一つのメリットといえるでしょう。

出産&子育てをする体力がある


人間の体は本来、20代が妊娠適齢期です。
これは、出産や育児には、想像を絶するほどの体力が必要になることも一因だと考えられています。

25歳で結婚後すぐに妊娠すれば、自分にたくさん体力がある時期に子どもを産み育てられるため、子育てもスムーズにいきやすいです。
また、20代のうちに1人目を生んでおけば、その後2人目や3人目を考える余裕も生まれるかもしれません。

職場復帰や転職しやすい


結婚後すぐに子どもができて産休育休をとったり、その後ライフワークバランスが整った会社に転職したいと考えたりすることもあるでしょう。
そんなときも、やはり若いほうが職場復帰や転職がしやすいです。

25歳で結婚、20代後半で出産できれば、20代後半~30代前半のうちに職場復帰や転職ができます。
20代後半~30代前半は、慣れない仕事にもついていけるだけの体力が充分ある時期なので、頑張り次第でその後順調にキャリアを築けるはずです。

25歳で結婚するデメリット


25歳で結婚することには、メリットがある一方でデメリットもあります。
メリットだけでなくデメリットもしっかり理解しましょう。

自由が制限される


独身女性にとって、25歳は時間やお金を一番自由に使える時期といっても過言ではありません。
仕事終わりに友だちと夜遅くまで盛り上がったり、時には奮発して旅行に出かけたりする人も多いでしょう。

ですが、結婚すれば時間もお金も自分だけのものではなくなります。
特に、25歳で結婚後すぐに子どもが生まれた場合は、自由が大幅に制限され周囲を羨ましく思うこともあるかもしれません。

妊娠すると入社後すぐに職場を離れることになる


大卒女性が25歳で結婚しすぐに妊娠した場合、入社からわずか3~4年で職場を離れることになります。

ですが、入社3~4年目は仕事にも慣れ、少しずつ大きな仕事を任せられることが増える時期。
この時期に結婚出産で職場を離れてしまうと、大仕事の経験が積めていないため、その後職場に復帰してもスキルが不足しやすいです。

また、25歳で結婚し職場を離れると先輩社員のなかには「数年かけて指導してやっと一人前にしたのに…」とガッカリする人もいます。

結婚が早すぎたと後悔する可能性も


25歳といえば、まだまだ色んなものに興味を持ち、やってみたいことや行ってみたい場所がたくさんありますよね。
しかし、結婚してしまうと落ち着かざるを得ない状況となり、気軽な気持ちで新たな挑戦をすることが難しくなります。

そのため、25歳で結婚した人によっては、後からやり残したことに気づき「早く結婚しすぎた…」と後悔するケースもあるのが現実。
25歳で結婚を意識するようになったら、今のうちにやっておきたいことはないか、よく考えたほうがいいでしょう。

25歳で結婚しても良いケース・ダメなケース


25歳で結婚することにはメリット・デメリットの両方があり、年齢だけで一概に「結婚すべき」「結婚すべきではない」とは決められません。

では、どんなケースなら結婚後もうまくいきやすく、反対にどんなケースなら結婚すべきではないのでしょうか?

25歳で結婚しても良いケース

交際期間が長い

25歳はまだまだ若さ特有の勢いだけで突っ走ってしまうこともあるため、付き合ってすぐに結婚するのは危険です。
ですが、25歳という若さでも既に交際期間が長く、お互いのことをよく理解できているなら結婚してもうまくいきやすいでしょう。

結婚するのに必要な交際期間はカップルによってさまざまですが、平均では約3年といわれています。

それぞれの将来像をお互いに理解している

25歳という若さで結婚したからといって、やりたいことを全て諦める必要はありません。
やりたいことやなりたい自分像があるのなら、結婚してからでも目指せばいいのです。

ですが、パートナーの理解がないまま自分の将来像だけを追い求めれば、夫婦関係にヒビが入る危険性がありますよね。
そのため、25歳で結婚するときはそれぞれが抱いている将来像に、お互い理解を示せるかが重要です。

25歳はまだまだやりたいことがたくさんある時期ですが、将来に対する価値観が一致していれば、きっと結婚してもうまくいきます。

精神的・経済的に自立している

25歳という若さでも、お互いが精神的・経済的に自立している場合は、結婚しても問題ない時期に入っているといえるでしょう。

考えたくはない可能性ですが、結婚すれば離婚する可能性だってあります。
また、離婚まではいかなくても長く結婚生活を続ければ、つらいことや夫婦関係がギクシャクすることもあるはずです。

そんなとき、自分の足だけで立っていられる強さが必要になるので、結婚前から自立していることが必須になるのです。

25歳で結婚しないほうがいいケース

やりたいことがたくさんある

「やりたいことに向かって全力を出したい」と強く思うなら、今は結婚すべきではないかもしれません。

25歳で結婚してもやりたいことを諦める必要はありませんが、あまりにも目標が大きかったり、やりたいことの数が多かったりする場合は、やはり結婚が足かせになりやすいです。

大きなやりたいことと結婚を両立させたいときは、どうすればバランスがとれるのかを2人でよく話し合いましょう。

相手に不安要素がある

結婚を意識して一切不安を感じない人はほとんどいませんし、特に25歳であれば若いからこそ「本当に結婚して大丈夫かな」と心配になるのは当然です。

ですが、このような結婚に対する漠然とした不安ではなく、相手に対する明確な不安がある場合は、結婚を決意するのは一旦待ちましょう。
不安要素がある彼と結婚すると、結婚後も不安がどんどん膨らみ、夫婦関係に大きな亀裂を生みやすいです。

もう少し彼の様子を見る、不安を彼に打ち明けるなどして、結婚より先に不安要素を取り除く工夫をしてください。

価値観にズレを感じる

お互いに大きく異なる価値観を抱えたまま、円満な夫婦関係を築くことはできません。
そのため、彼と自分の価値観にズレを感じる場合も、今はまだ結婚していいタイミングとはいえないでしょう。

ただし25歳は、まだ「自分の感性」が確立できていない部分も多く、価値観の感覚がブレやすい時期です。
よってすぐに別れを意識するのではなく、彼と価値観を統一できないか働きかけてみてくださいね。

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25歳で結婚するべきか…悩んだときの3つの対処法


25歳で結婚を意識して悩んだときは、以下3つのことをすると答えが見つかりやすいです。

期限付きで同棲してみる


25歳で「本当に彼と結婚して良いの?」と悩んだときは、期限を決めて同棲生活を送ってみましょう。

同棲は、結婚生活のシミュレーションをするのにピッタリ。
一緒に暮らせばこれまで知らなかった彼の一面を知ることができ、結婚後の暮らしを具体的にイメージしやすくなります。

ただし、期限を決めずに同棲すると「このまま結婚しなくてもいいか」と彼から思われる可能性があるため、同棲前に必ず期限を決めてくださいね。

気持ちを彼に打ち明ける


当然ですが、結婚は1人でするものではなく彼と2人で行うものです。
よって、25歳で結婚するべきか悩んだときは、その気持ちを正直に彼に打ち明けてみるのも一つの手。

結婚すれば今以上の悩みが出てくることもきっとあり、そのたび彼と2人で乗り越える必要があります。
だからこそ、今のうちから彼と協力して困難を乗り越える習慣をつけておくことが大切です。

信頼できる他人に相談する


まだ彼に話す勇気が出ないときや、一度自分を客観視したいときは、信頼できる他人に相談してみると思わぬ視点からのアドバイスに悩みが晴れることがあります。

このときのポイントは、相談する相手は信頼できる「身内」ではなく「赤の他人」にすること。
親や兄弟などの身内はあなたのことが一番大切だからこそ、客観的視点を見失いやすいです。

25歳という若さで結婚すると話せば心配される可能性が高く、一歩引いた視点からのアドバイスが欲しいときの相談相手には向きません。

25歳で結婚を意識したときに読みたい本3選


25歳で結婚するべきか悩むのは、未体験の結婚生活が具体的にイメージできず不安を感じていることも一因です。
ここでは、結婚生活をイメージするのに役立つ本を3冊紹介するので、25歳で結婚を考えている女性はぜひ読んでみてください。

結婚一年生

「結婚一年生」は、お金や保険の知識、義実家との上手な付き合い方など、結婚生活に必要な知識が詰め込まれた一冊。

コミックエッセイ形式で描かれているため読みやすく、普段本を読まない人でもスラスラ読めます。

一生幸せなふたりでいるための10のワーク

「一生幸せなふたりでいるための10のワーク」は、結婚前に彼と一緒に考えるべき事柄がわかりやすくまとめられたワークブックです。

お互いのことを知るきっかけにもなるので、25歳で結婚を迷ったらぜひ手に取ってほしい一冊!

夫婦1年目のお金の教科書

「夫婦1年目のお金の教科書」は、結婚生活に欠かせないお金に関する知識を授けてくれる教科書のような本です。

25歳は経済的にもまだまだゆとりがあるとはいえない人が多いからこそ、結婚するとなればお金に関する知識をつけなくてはいけません。

25歳で結婚するなら、メリット・デメリットをよく理解して


25歳で結婚したから人生の勝ち組になれると決まっているわけではなく、若くして結婚することにはメリット・デメリットの両方があります。

「結婚して本当に大丈夫かな」と悩みや不安を抱えたときは、メリット・デメリットを正しく理解して総合的に考え、後悔しない答えを導き出してくださいね。
あなたが心から「結婚したい、結婚しよう」と思えたときが、本当の結婚適齢期ですよ。

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ごとうゆき(ライター)
ごとうゆき

恋や仕事に悩む女性を応援するマルチライター

web制作会社に勤務し、デザイナー兼ライター業務を担当。女性らしいデザインや文章を学ぶ。認定心理士の資格を所持しており、心理分析をもとにした恋愛記事が得意。現在はフリーライターとして恋愛、キャリア、エンタメなどの情報を発信中。恋に悩む女性の背中を押せるよう、心を込めて記事執筆しています。

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