営業が辛いと感じる5つの理由
営業が辛いと感じる5つの理由を紹介します。
営業職ではノルマを設定していることがほとんどで、ノルマ達成を目指して仕事をすることに「キツい」と感じることがあるでしょう。
また、お客様に断られることが日常的に起こるため、断られるたびに人格否定された気持ちになる人もいるかもしれません。
2021.11.10
ノルマに追われ、お客様から断られる毎日。営業では辛い場面が多いですよね。しかし、営業職は辛いことが多いものの、今後も役に立つスキルを身につけられるメリットがあるのも事実。今回は、営業が辛い理由とその乗り越え方を紹介します。今後の仕事に活かしてみてくださいね。
営業が辛いと感じる5つの理由を紹介します。
営業職ではノルマを設定していることがほとんどで、ノルマ達成を目指して仕事をすることに「キツい」と感じることがあるでしょう。
また、お客様に断られることが日常的に起こるため、断られるたびに人格否定された気持ちになる人もいるかもしれません。
営業職では、ノルマを設定していることが多いです。
数字を常に追い求める毎日に、辛いと感じる方も多いでしょう。
職場の雰囲気によっては毎回のように怒られたり、暴言を吐かれたりすることもあります。
そのような毎日を繰り返すことで、プレッシャーに押しつぶされるとともに「自分は仕事ができない人間だ」と劣等感を抱く原因にも。
ノルマが達成できないことで仕事のできないイメージが職場で定着してしまい、職場に居づらくなる方もいるでしょう。
お客様に断られることがほとんどのため、精神疲労につながります。
特に、事前連絡なしに飛び込みで営業する際には、お客様にひどい態度をとられることもあるでしょう。
断られることを何度も経験することで「また断られたらどうしよう……」という恐怖につながります。
営業している商品を断られているはずなのに、いつしか自分自身を否定されたような気持ちになることも。
また、営業はノルマのために、気を抜かず常に向上心を保ち続ける必要があります。
そんな毎日にストレスを感じる方もいるでしょう。
営業職はコミュニケーションスキルが求められるため、苦手な人にとっては辛いと感じるでしょう。
自分からお客様の抱えている課題を引き出したり、解決策を提示して納得させたりしなくてはならないため、自分から積極的にコミュニケーションをとっていくことが必要です。
また、顔見知りや慣れた人へのコミュニケーションは得意でも、初対面の人に会い続ける必要がある営業職は辛いと感じる人もいるでしょう。
営業する商品によっては自信を持ってオススメできなかったり、「本当は違う商品のほうがいいのに……」と思ったりすることもあるでしょう。
しかし、ノルマのためには本心を押し殺してでも売らなくてはいけない場面もあります。
その場合にはお客様を騙していると感じ、罪悪感が生まれる原因になるでしょう。
「これは仕事だから」と割り切れる人はあまり気にならないかもしれません。
しかし、他者貢献の気持ちが強い人にとっては辛いと感じる原因です。
営業職はノルマが設定されていることもあり、過程より結果が重要視されます。
たとえば1日で10社に営業したとしても、1件も契約できなければ何も成果を出せていないのと同じ。
どれだけ努力をしていても過程は評価されないため、辛いと感じることも多いでしょう。
辛いと感じることの多い営業職。
しかし、仕事を通して得られるスキルは今後さまざまな場面で活かせるでしょう。
断られることが多いからこそ、気持ちの切り替えが得意になります。
また、初対面のお客様と会い続け、その場で信頼関係をつくらなくてはならないため、コミュニケーション能力も高くなるでしょう。
営業職を続けることで、精神的に強くなります。
営業していると毎日のように断られ、時にはお客様に暴言を吐かれることもあるでしょう。
心の強さももちろんですが、それ以外にも「断られたけれど、別の場所に営業すればいいや!」と前向きに物事をとらえる力も身につきます。
1人のお客様に断られ、その都度落ち込んでいたら仕事になりません。
すぐに気持ちを切り替えることが大切になるため、営業職で身につく大きなスキルです。
営業職を続けると、コミュニケーション能力が確実に身に付きます。
営業する商品を気に入ってもらうことも大切ですが、それ以上にお客様との信頼関係をどれだけ築けるかが大切。
コミュニケーション能力を活かして、お客様の話をよく聞いたり、お客様の悩みをいかに引き出すかがカギです。
コミュニケーション能力は、営業職だけで役立つスキルではありません。
社内の人間関係を良くすることや、初対面の人とスムーズにコミュニケーションをとることにも役立ちます。
営業職は結果がすべてです。
過程が評価されないデメリットもあるものの、逆にいえば、たとえ入社年数が浅くても結果さえ出せば評価してもらえます。
年齢や入社年数にかかわらず評価される機会があることは、仕事のモチベーションアップにもつながるでしょう。
向上心がすごく高かったり、実力主義の職場で働きたかったりする人にはぴったりです。
営業が辛いと感じたときに試すべき3つの方法を紹介します。
辛いと感じることには必ず理由があるため、その理由を挙げてみましょう。
「なかなか成果が出なくて辛い」と感じているのであれば、心理学を勉強することで営業トークのスキルを上げることにつながります。
また「お客様を騙しているような気分になって辛い」と感じる人は、営業する商品の特徴やサービス内容を熟知することが大切。
自信をもってその商品を営業すれば、騙しているような気持ちにはならないはずです。
営業が辛いと感じる理由の1つに、感情移入しすぎてしまうことがあります。
たとえば、「他にも良い商品はあるけれど、ノルマのために売らないと……」とお客様に罪悪感を抱きながら営業すること。
お客様の悩みを解決することも大切ですが、時にはどうしても売らないといけない場面もありますよね。
そんなときは、感情を入れすぎずに仕事をするのがおすすめです。
「仕事のときは別人格になろう」といったように、本当の自分から切り離して仕事すると楽になります。
実力主義の営業職において、成果がなかなか出なければ辛いと感じるのは当然です。
成果をあげるためにも心理学を勉強してみましょう。
心理学を勉強すれば「こう言えば、人間はこう反応する」といった人間心理がわかり、営業の場面で応用することにより営業トークもしやすくなりますよ。
たとえば、1度断ったあとの提案は断りづらくなるという「ドア・イン・ザ・フェイス」というテクニックが営業で使えるでしょう。
絶対に断られるであろう要求を最初にお願いし、断られた後に少しハードルの低い要求をするテクニック。
こうすることで、2度目の要求は断られにくくなりますよ。
営業は、断られるのが当然だと思って仕事をすると楽になるでしょう。
特に完璧主義の方にとっては、すべての営業を成功させないと気が済まないかもしれません。
しかしながら、こちらがどれだけ頑張っても最終的に契約を決めるのはお客様のため、断られることは必ずあります。
断られることは必ずしも自分の失敗とは限りません。
落ち込みすぎずに数をこなしていきましょう。
営業職は辛いことも多い反面、営業でしか得られないこともあります。
とはいえ営業職を無理して続け、体調を崩してしまっては元も子もありません。
食欲がなくなったり、次の日が嫌で寝られなくなったりするほど辛いのであれば、転職も検討すべきです。
ノルマがあったり実力主義だったり、営業職特有の辛さはあるものの、辛い仕事は営業だけではありません。
どんな仕事に就いても、うまくいかずに落ち込んだり、お客様から怒られたりすることはあるでしょう。
自分にとってやりがいのある仕事はどのようなものなのか、営業職を辛いと感じる理由は何なのかを考える時間をつくるのもオススメです。