お尻が大きくなる原因と解決策

生まれつきの骨格で、お尻が大きい人もいます。
しかし、そうではない場合、お尻が大きくなる原因は3つあります。
- 運動不足
- 冷え性
- 骨盤の歪み
です。
どの原因が当てはまっていたとしても、日々の生活習慣を見直したり、毎日トレーニングを積み重ねたりすれば、少しずつ美尻に近づきます。
ひとつずつ原因と解決策を解説します。
運動不足

運動不足になると、筋肉が衰え、脂肪がつきやすいお尻になり、下半身太りになることが十分考えられます。
車移動が多かったり、デスクワークが多かったり、同じ体勢でいる時間が長くなると、リンパや血液の流れが悪くなり、お尻周りに脂肪がつきやすくなります。
同じ体勢が続くような状況の生活をしている人は、意識して毎日の歩数を増やしたり短くても運動をしたりして、リンパや血液の流れが悪くならないよう気をつけましょう。
座っている時に左右交互に足をあげたり、立った時に腰をまわしたりするだけでも、血行を促すことができます。
お尻のリンパマッサージ
軽く手をにぎり、お尻の下から腰に向かってぐるぐるとほぐしましょう。
長時間イスに座っていると、お尻の同じ場所が圧迫されます。
その圧を解放するように、下から上へ少しずつ位置をずらしながら、優しくマッサージします。
冷え性

お尻を触ってみると、体の他の部位に比べてひんやりとしていませんか?
お尻は脂肪が多いため、体温が伝わりにくく冷えやすい場所です。
冷えた場所は血行が悪くなり、水分のめぐりも滞りやすく、むくみやすくなります。
意識して下半身をあたためましょう!
冬場の寒い季節はもちろん、夏場は冷房で体が冷えやすいです。
直接肌に冷気があたらないよう、工夫してみてくださいね。
ひざ掛けや厚みのある服装で体温を保ったり、体をあたためるものを食べたりして、体の外側・内側からアプローチしましょう。
体をあたためる食材
体を温める食材として有名な「生姜」は、熱を加えることで効果を発揮します。
生姜の成分「ジンゲロール」は、温められると「ショウガオール」という成分に変わり、血流を良くして体を芯から温める効果があります。
他に、唐辛子・にんにく・ごぼう・たまねぎ・人参・たまご・肉・赤身の魚なども、体をあたためる効果がありますので、積極的に食べましょう。
骨盤の歪み

足を組んで座ったり、いつも傾いた姿勢になったりしていませんか?
骨盤が前後・左右に傾いていると、体を動かした時に使用する筋肉のバランスが崩れます。
すると、常に姿勢が傾き、どんなに姿勢を正したくても、正しい姿勢が保てなくなります。
また、あぐらやガニ股で歩く習慣がある人は、骨盤が開きます。
骨盤底筋もゆるみ、骨盤で内臓を支えられなくなるため、内臓の機能も低下。
代謝しにくく、お尻まわりに脂肪がつきやすくなります。
骨盤の歪みを正すことで、腰回りの脂肪が燃焼しやすくなり、お尻全体が小さくなることもあります。
骨盤の歪みをとるストレッチや、お尻回りの筋肉を鍛えるトレーニングでバランス良く筋肉をつけることが大切です。
大きいお尻を美尻にする方法は?

昔と違って、大きいお尻は恥ずかしいことではありません。
それどころか、多くの女性が日々トレーニングを積み、お尻の筋肉を鍛えて大きくしたいと思うくらい、大きなお尻は魅力的です。
ここで勘違いしてはいけないのが、憧れの美尻とは、脂肪で大きくなるのではなく、筋肉で大きくなっているお尻です。
サイズが大きいだけでなく、形よく上向きで、弾力のある健康的なお尻。
ふんわりとした、女性らしい丸みのあるお尻が美尻のポイントです。
そのためには、キュッと引き締まった、重力で下がらないお尻になるようトレーニングを続けます。
冷えやむくみで脂肪がたまらないように、血流やリンパの流れをよくすることも大切です。
憧れの美尻を目指して、しっかりとトレーニングしていきましょう!
簡単にできるお尻・骨盤トレーニング6選!

「美尻は1日にしてならず」です。
少しでも継続しやすいように、運動が嫌いな人でも簡単にできるお尻トレーニングと骨盤矯正ストレッチを合計6つ集めました。
覚えやすい簡単なものばかりですので、ぜひ継続してみてください。
ヒップリフト【1セット30回×2セットを目標】

- 仰向けに寝転び足を肩幅くらいに開き、ひざを90度に立てます。
- お腹に力を入れて、ゆっくりと腰をあげます。
- 肩からひざまでが一直線になるところで少しキープ。
- ゆっくりと腰をおろします。
正しいフォームになれるまでは、勢いよく腰をあげるのではなく、お腹とお尻の筋肉を意識しながらゆっくりとやりましょう。
慣れてきたら、少しずつ回数を増やしてください。
バックキック【片足1セット30回が目標】

- 手と足を肩幅に開き、四つん這いになります。
- どちらからでも良いので、片方の足を後ろへ蹴り上げます。
- ひざが床につきそうなところまで戻します。
体がふらつかないようにキープしながら、お尻の筋肉を意識して足をあげてください。
片足1セット30回が終わったら、反対側の足を開始します。
慣れてきたら、少しずつ回数を増やしましょう。
ヒップアダクション【1セット10回(片足)×3セットを両足】

- 横向きに寝転びます。
- 下側の腕は頭を支え(伸ばしても良い)、上側の腕で体を支えます。
- 上側の脚に力を入れず、お尻を意識しながら上にあげます。
- 床につきそうなところまでおろします。
脚は高くあげなくても大丈夫です。
お尻に効いていることを意識しながらおこないます。
最初はフォームを確認しながら、ゆっくりとやってみてください。
脚に力が入ると、お尻の筋肉に効かなくなってしまいますので、気をつけましょう。
骨盤矯正ストレッチ①

- あおむけになって、片脚のひざを軽く曲げます。
- その脚を反対側の足のほうにパタンと倒します。
- 両腕を広げ、肩を床に近づけます。
- その状態でゆっくりと深呼吸します。
4~8回、深呼吸をしたら、反対側もおこないます。
骨盤矯正ストレッチ②

- 仰向けになって、両膝を立てます。
- 右足の足首を、左足の膝にのせて脚を組みます。
- 左足の太もも裏を両手で抱え、ゆっくりと胸に引き寄せます。
- その状態でゆっくりと深呼吸します。
4~8回、深呼吸をしたら、反対側もおこないます。
骨盤矯正ストレッチ③

- 仰向けになります。
- 右膝で円を書くように、股関節が動いていることを意識しながら、大きくゆっくりとまわします。
- 10回まわしたら、左膝も同じようにまわします。
痛みがあれば無理をせず、専門家に相談してくださいね。