2021.09.13

女性が働きやすい会社って?意外と少ない女性が働きやすい会社の特徴と選び方

ダイバーシティが唱えられる現代社会において、女性が働きやすい会社は常に求められています。そんな女性が働きやすい会社にはどういったものがあるのでしょうか。ここでは女性が働きやすい会社の特徴から、会社の選び方までをご紹介します。

意外と少ない「女性が働きやすい会社」


ますます女性の社会進出は進んでいますが、女性が働きやすい会社はまだ少ない傾向にあります。
ソニー生命保険株式会社の「女性の活躍に関する意識調査2017」では、職場で女性がいきいきと活躍していると回答した人は34.8%と低い水準になりました。

「労働政策研究・研修機構」が実施した「人手不足等をめぐる現状と働き方等に関する調査(正社員調査票)」(2019年)でも、女性が働きにくいと感じる職場は多くあるということが分かります。

各年代によってもそう感じる観点はさまざまですが、30代前後では、「仕事と育児の両立支援」の観点が着目されている点も特徴です。

出典:ソニー生命(外部リンク)
出典:労働政策研究・研修機構(外部リンク)

 

女性が働きやすい会社とは?


女性が働きやすい会社の基準は人によっても異なりますが、「エン・ジャパン」が行ったアンケートでは、若い年代ほど休暇の取りやすさや福利厚生などが整っていることを重要視しています。

高い年代になるほど労働時間や仕事の裁量を重要視していることが読み取れますが、女性のキャリアによっても重要視している点はさまざまであると分かります。

女性は育児や介護などで、男性よりもライフステージの変化により生活が左右されやすい傾向にあります。
そのため、労働時間や業務の融通性は働きやすい職場の条件になりがちなのです。
 

女性が働きやすい会社の特徴5選


女性が働きやすい会社の特徴にはどういったものがあげられるのでしょうか。
特徴を5つピックアップしてみました。
 

産休や育休制度の利用者が社内に多くいる


産休や育休の制度は社内に存在していても、実際に使っている人がいないという企業は多数です。
そんな中で、制度をちゃんと利用している人が社内に多くいるかどうかは会社選びの判断基準になります。

子育てには女性側の体力や調整力も必要になってきますが、何よりも会社側の理解も重要になってきます。
産休や育休を利用している女性が社内に多くいることは、働く女性への理解が深い企業だと判断することができます。

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残業がなく有給が取りやすい


特に子育てをしていると、子供のお迎えがあったり、突然の発熱など予想外で対応しないといけない事態が発生します。

そうした状況から、あまり残業が無く定時で帰宅ができたり、休みが取りやすいかどうかといった点も女性が働きやすい会社の特徴です。

残業が定着している企業だと、何かあった時に毎回他人に仕事をお願いしないといけない状況になるので、良い会社だとしても居心地が悪く感じることになるでしょう。
 

多様な働き方に対応している


多様で柔軟性のある働き方として「ダイバーシティ」を掲げている企業は多くありますが、
そうした働き方を企業前面に掲げているかどうかもチェックしたい特徴です。

「女性がイキイキと働いている」、「年齢層関係なく業務に勤しんでいる」、「テレワークやフレックスタイム制を取り入れている」など、多様化する働き方を柔軟に取り入れている企業はダイバーシティを前向きに取り入れていると言えます。
 

育児経験のある女性比率が高い


育児には企業側の理解が必要であり、たとえ社内の女性比率が高くても、育児経験者が少ない場合は育児に対する理解が少なく、無理な残業や休日出勤が強いられることも。

一般社員はもちろん、管理職にも育児経験のある女性が多くいると、育児の大変さも理解してくれるのでそうした心配も軽減できます。

転職先を探す際には、リアルな社内の口コミを参考にして育児経験のある女性比率も確認して判断をしましょう。
 

チームワークを大切にしている


介護や育児など、突然の事情で仕事に穴をあけてしまう場合、チームのメンバーでカバーしあえることができる、チームワークを大切にしている企業も働きやすい会社の特徴と言えます。

自分が抜けてしまった分をメンバーがカバーしてくれたり、そんな状況下でも責めたりムードを悪くしないようなチームワークが形成されている企業は働きやすいです。

実際に働いてみないと分からない部分ではありますが、既に働いている社員から話を聞いてみるのも良いかもしれません。
 

女性が働きやすい会社の選び方


さまざまな会社が「女性の働きやすさ」を提言していますが、本当に働きやすい会社は一握り。
そんな女性が働きやすい会社の選び方を紹介します。
 

全社員に占める女性の比率


全社員に占める女性の比率が高ければ高いほど、女性が雇用されやすい会社になります。
女性も社員の一員として企業に定着して働いているかどうかは会社選びの大きな判断基準になります。

業種によっては男性の方が多くなってしまうという状況もありますので、同業種の会社で比較して判断してみると良いでしょう。
 

育休、産休制度の充実と利用率


女性のための制度は育休や産休以外にも多種多様で、セクシャルハラスメントのない職場づくりのための制度などもあります。
そうした制度の有無により、どれだけ女性が働きやすい環境を整えている企業かどうかが分かります。

実際に制度は存在しても「取りづらい環境」は多くあるので、実際にその制度がどこまで利用されているかもチェックする必要があります。
 

勤続年数の男女差


女性は「結婚」「出産」などのライフステージに伴い、より働きにくくなるため、退職してしまうケースも多くあります。

そんな中でも周囲の理解のもと働き続けられ、出産後も戻ってこれる環境に身を置けば長期間働き続けることも実現可能となってきます。

社内で勤務している社員の勤続年数の男女差は、その状況のまさに映し鏡とも言えます。
入社は男女同数なのに、明らかに女子社員の勤続年数が短いという職場環境には注意が必要かも。
 

ダイバーシティを推奨している企業かどうか


最近ではダイバーシティを推奨している企業は多くあります。

ダイバーシティは米国から取り入れられたもので、「人種や性別、身体的障害の有無、価値観や性格の違いといった個々人のバックグラウンドの違いを尊重するという概念」に基づいています。

ダイバーシティは、異なった属性の人々が各々の能力を発揮して活躍できる組織を目指す経営手法なので、推奨している企業は女性の雇用にも力を入れていることが多いです。
 

女性が働きやすい会社の例


女性が働きやすい会社の特徴も選び方もさまざまですが、女性が働きやすい会社にはどういうところがあるのでしょうか。
 

製造業界


製造業界は男性が多い印象も強いですが、女性に優しい企業は多く存在します。

大手企業の傘下に置かれている場合は、大手企業の福利厚生や制度がそのまま受けられることもあり、休日もしっかり取れるケースもあるとか。

また、比較的男性が多い業界であるだけに、女性への配慮が行き届いているとも言えます。
 

マーケティングや企画の職種


比較的女性の割合が高いマーケティングや企画の職種では、女性の働き方の理解も定着しているため、働きやすい職種です。

コスメやアパレルのブランドであれば、働きやすさに限らず女性としての感性を活かした働きがいも見つけられるのでおすすめです。
 

企業の規模や設立年数にはこだわらないこと

女性にとって働きやすい環境には、企業の規模や設立年数はそこまで参考になりません。

大手企業だからといっても制度が充実していないこともあれば、設立年数が長くても新しい働き方に柔軟に対応しづらい会社も多くあります。

働きやすい会社を探す際には、柔軟に企業の特徴や働いている人の声などを参考にして考えてみてください。
 

あなたが何を求めるかで女性の働きやすさの基準も変わる


女性の働きやすさや働きがいを決める基準も人それぞれ。
一概に一定の基準があり、そこに紐づくものでもありません。

女性としてあなたがどういう環境下で働きたいか、どういう企業だと働きがいがあるのかを選ぶ前に明確にして会社選びをおこないましょう。

女性の働きやすい会社は、社員みんなの理解をもとに作っていくもの。
多様な人々が働きやすい会社が増えてゆくとより良いですね。

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萩ゆう(ライター)
萩ゆう

住む場所は中国地方から関西関東、全国各地を転々と。温泉メディアや若者メディアなどで執筆中のWebライター。特技はマラソンでフルマラソン3時間ギリの記録をもつ。

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