2021.11.15

面接で志望動機を聞かれた時の正しい答え方は?【例文付き】

面接で聞かれることが多い「志望動機」。あなたは面接で志望動機を聞かれたらちゃんと答えられますか?今回は面接で志望動機を聞かれた時の正しい答え方を例文付きでご紹介します。ぜひ参考にして面接でしっかり志望動機を伝えてアピールしましょう!

人事が「志望動機」で確かめたいこと


企業で面接が行われると、志望動機を聞かれることが非常に多いですよね。

あなたは、なぜ人事が志望動機を聞くのだと思いますか?
実は面接で志望動機を聞くことで、2つのことを企業は確認しようとするのです。

人事が志望動機でどのようなことを確かめようとしているのか、事前に知っておきましょう!

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「会社の理解度」を知りたい


人事が面接で志望動機を聞く理由の1つとして、応募者が会社のことをどのくらい理解しているのか知っておきたいから面接で志望動機を聞くのです。

そのため面接を受ける前に、ある程度は会社に関する情報を調べておいた方がいいのかもしれません。
最近ではHPなどで事前に会社の情報を調べることができるので準備しておきましょう!

「長く勤めてくれるか?」を確かめる


やはり面接の志望動機で人事が確かめたいことは「どのくらい長く働こうと考えているのか」という点です。

せっかく面接を受けて採用になっても短期間で辞めてしまっては、人事担当も困ってしまいますからね……。
会社のことを事前に調べるだけでなく、どのくらい長く勤めたいと考えているのかもアピールする必要があります。

では実際のところ、面接のとき志望動機を聞かれたらどのように答えればいいのでしょうか?
次に、面接で志望動機を聞かれたときの答え方を例文付きでご紹介します。

志望動機の答え方


面接で志望動機を聞かれてもスムーズに答えられるように事前に答え方を考えておく必要があります。

では具体的に、面接の志望動機はどのように答えればいいのか?
下記でいくつかご紹介していきます。

例文も一緒にご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

企業の求める人物像に合わせて答える


志望動機を答えるときは、企業側が求める人物像に合わせて答える必要があります。
例えば「真面目で熱意のある人」や「積極的に問題解決しようと行動できる人」など、おそらく企業によって求める人物像は異なります。

事前に企業のHPやパンフレットの情報を調べておいて、志望動機で使えそうな部分をチェックしておきましょう!
例えば「真面目で熱意のある人」を求めている場合の例文は下記のようになります。

【志望動機の回答例】

私の長所は「真面目で何事にも熱意を持って取り組める」ことです。
今まで困難なことがあっても熱意を持って問題解決へ導くように心がけてきました。

貴社の〇〇担当として採用して頂いた場合はこの2つの長所を活かして✕✕の業務を行い、貴社の力になりたいと考えております。

あくまで上記は例文です。
希望の部署や担当したい仕事内容が明確な場合は、具体的に答えるようにすると企業の人事担当者の印象に残りやすいので覚えておきましょう!

自分の経歴を混ぜつつ答える


志望動機を答えるときは、自分の経歴を混ぜながら話すことも重要です。
そして自分の経歴を話すときは「営業担当を5年」などのように具体的な数値を入れて志望動機を答えるようにしましょう。

自分の経歴を混ぜて志望動機を答える場合の例文は、下記のようになります。

【志望動機の回答例】

私は以前✕✕社で5年間、営業のチームリーダーを担当していました。
そのため営業に必要なコミュニケーションスキルや、臨機応変に対応することができます。

今までの経験を活かして、貴社の△△部門の〇〇担当として働きたいと考えております。

「前の会社でどのくらいの実績があったのか」などを志望動機でアピールしたい場合は、明確な数値を会話に混ぜ込むことで相手(面接官)を納得させることができます。

自分の経歴を混ぜながら話すときは、数値を具体的に伝えるようにしてみましょう!

自分の強みを志望動機に織り交ぜる


面接で志望動機を答えるときは、自分の強みを織り交ぜるのも方法の1つです。
面接を受ける前に自己分析して、自分がアピールできる強みを考えておきましょう!

自分の強みを志望動機に織り交ぜる場合、下記の例文のようになります。

【志望動機の回答例】

私は〇〇社で20人ほどの規模のチームをまとめるリーダーを5年間、担当していました。

チームリーダーとして1人1人の長所に合う役割を考えて分担して業務を行うことで、効率よく仕事を進められるように工夫していました。
結果、会社の業績を通常よりも〇%上昇させることができました。

そのため「相手に合うものを見極めて自分なりに工夫できること」が私の最大の強みです。
貴社で〇〇の業務を担当するときも、私の強みを活かして貴社に貢献したいと考えております。

「自分の強みがどのようなことなのか」そして「自分の強みを活かして得た結果」などを具体的に志望動機に混ぜ込んで話すようにするのがおすすめです。

では逆に、面接の志望動機でNGだと考えられるものはどのような答え方なのでしょうか?
下記でいくつかご紹介していきます。

先程と同様に簡単な例文もあわせてご紹介するので、どのような答え方がダメなのかしっかり確認しておきましょう!

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NG志望動機は?


面接で志望動機を答えるとき、できれば避けた方がいいと考えられる答え方をご紹介します。
事前に志望動機のNG回答を知っておくことで、面接を成功させることができるはずです。

給与や制度を全面に出す


面接の志望動機で勤務時の条件(給与や会社の制度など)の部分を全面に出して答えるのは控えましょう。
もちろん、働く上で給与や会社の制度は重要なポイントになるでしょう。

ですが、面接の志望動機で条件面のことだけ話してしまうと「この人は条件ばかり気にして中身がない人なのでは?」と思われてしまう可能性があります。
給与や制度を全面に出して答えた場合のNG回答例は下記のようになります。

【NG回答例】

前職は〇〇社で働いておりましたが給与が少なく不安に思ったので、〇〇社よりも給与が高い貴社で働きたいと思いました。

例文のようにダイレクトに給与などの部分を答えることはないと思います。
ですが、面接で志望動機を答えるときに事前に準備しなかった場合などは焦ってしまいつい給与や制度を全面に出してしまう可能性があるかもしれません。

事前にしっかり準備して、面接での失敗を回避しましょう!

「勉強のために働きたい」と伝える


自分自身のスキル不足で「勉強になるから、ここで働いて勉強したい!」と考えるケースもあるはず。
ですが面接の志望動機で勉強になるからという理由で話を進めるのはNG。

企業側としては、あなたに勉強してほしい訳ではないはずです。
「人手が足りない」など誰かにサポートしてほしいから求人を出しているのではないでしょうか?

「勉強のために働きたい」というワードは前向きで熱心な気持ちは伝わりますが、「会社に貢献してくれる人なのかどうか」という点で考えたとき人事は採用しようとは思わないはずです。

勉強のために働きたいと伝えるNG回答は下記のようになります。

【NG回答例】

私はまだまだスキル不足なので勉強できると思い、貴社の〇〇業務を志望しました。
自分にとって勉強になるので、ぜひ貴社で働かせてください。

もしかしたら学びたいという意欲は伝わるかもしれません。
ですが入社後に会社に対してどのような利益があるのかが伝わらないのです。

「自分の勉強のために働きたい」ということは面接の志望動機では伝えないように気を付けましょう。

全体的に漠然とした志望動機はNG


全体的にぼやけているような答え方は、面接の志望動機では避けるようにした方がいいでしょう。
面接官は、志望動機を応募者から聞くことで考え方などをチェックします。

全体的に漠然とした志望動機では頼りなさがあるので、注意してくださいね。

全体的に漠然とした志望動機の例文は下記のようになります。

【NG回答例】

貴社のHPの情報を見て何となく楽しそうな会社で雰囲気が良さそうなので、志望しました。

面接で志望動機が思いつかない場合などに、つい言ってしまいたくなる回答かもしれません。

ですが、漠然とした志望動機を伝えても面接官は困るし不安になってしまうでしょう。
面接の志望動機では、可能な限り具体的な数値やエピソードを混ぜて相手がわかるようにアピールしてくださいね。

では最後に、どのような志望動機であれば評価されやすいのか?
一緒に見ていきましょう!

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評価される志望動機例


面接で評価される志望動機は「働く意欲が伝わり、過去の経歴や目標が明確になっている」答え方です。
具体的な数値やエピソードを上手く取り入れて、志望動機を伝えることを心がけてください。

では転職する際に「同業の他社へ転職する場合の志望動機」と「別の業界に転職する場合の志望動機」をそれぞれ例文とあわせてチェックしてみましょう!

同業他社へ転職する際の志望動機


同業で他社に転職する場合、志望動機で転職先の考え方や改善点を分析して志望動機で伝えるのがおすすめです。
例文は下記のようになります。

【回答例】

つねにお客様に向き合う姿勢や社員を大事にする貴社の考え方に魅力を感じ、志望致しました。

そしてHPでは貴社の悩みとして「意見を積極的に言わない人が多い」と記載があったので、これまで積極的に行動して営業利益を上昇させた経験がある私が貴社のサポートをしたいと考えております。

上記のように、転職先を分析した上で志望動機を述べると面接官から高評価をもらえる可能性があります。

もし可能であれば、転職先の悩みや苦手としている部分を分析して具体的な改善策を提案しましょう。
きっと印象に残り、一緒に働いてみたいと思ってもらえるはずです。

異業界への転職で使える志望動機


異業界へ転職する場合は、志望動機で「前職の経験」と「前向きな転職理由」を伝えるようにしましょう。
例文は下記のようになります。

【回答例】

前職では金融業界で営業を5年間、担当しておりました。
今回はサービス業界での営業の募集なので業界は異なりますが、前職ではお客様ごとに適切な商品の提供を行うことを心がけていたので経験を活かして貴社で働きたいと考えております。

そして転職した理由は、前職よりもお客様の意見を聞いて商品の販売を行いたいと考えたからです。
貴社の企業理念である「お客様の言葉に耳を傾ける」という部分と、私自身がやりたいことが一緒だと感じたので貴社の〇〇部門の営業担当を志望しました。

上記のように前職の経験があることを伝えつつも転職理由を話し、企業理念に共感しているということを志望動機として伝えれば、面接官に考え方や熱意が伝わるでしょう。

転職先で活かせると思う部分は具体的にアピールすることをおすすめします。

志望動機の伝え方が合否を左右します


面接で志望動機を伝えるとき「何を言えばいいのかな」と迷うこともあるでしょう。
もし面接の志望動機の答え方で悩むことがあれば、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてはいかがでしょうか?

志望動機の伝え方1つで面接官の印象も変わってくるので、事前にしっかり準備をして面接に臨んでくださいね!

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なる子(ライター)
なる子

女性メディアで恋愛とライフスタイル担当の主婦ライター

文章を書くこと・まとめることが好きなアラサー主婦です。趣味で始めたブログがきっかけでライター業を開始。読者の気持ちに寄り添った優しい文章の執筆を心掛けています。

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