2021.09.09

30代未経験からWebデザイナーに!なれる人の特徴と方法5つ

「難しそう」というイメージだけで諦めてしまう人も多いですが、Webデザイナーは30代未経験からでもなれる職業です。この記事では、約5年間Webデザイナーとして働いてきた私が、30代未経験者でもWebデザイナーになれる方法を紹介します♡

そもそもWebデザイナーってどんな仕事?


Webデザイナーとは、Webサイトを制作するお仕事です。

サイトをデザインするだけでなく、サイトに掲載するバナーやアイコンの作成、サイトそのものの実装など、Webサイトにまつわる一連の制作作業を担当します。

制作するサイトは自社企業のサイトや、クライアントからの依頼サイトで、サイトのアクセスアップやサイト掲載商品の売上アップが最終目標です。

時には、サイトの企画まで任されることもあり、クリエイティブな才能を発揮したい人にはまさにぴったりの職業といえます。

30代未経験でもWebデザイナーになれる理由


中には「30代未経験で、本当にWebデザイナーになれるのかな…」と不安に感じる人もいるかもしれません。
そこでこの項目では、30代未経験者でもWebデザイナーになれる理由をお伝えします。

必要な資格がないから

医師や弁護士などのように専用の資格が求められる職業もありますが、Webデザイナーに必要な資格はありません。

正確には「ウェブデザイン技能検定」や「色彩検定」など、取っておけば有利に働く資格はありますが、無資格という理由だけで面接で
不採用になることはまずないといえます。

何歳からでも本人のやる気次第で挑戦でき、夢が叶うチャンスがあるところは、Webデザイナーの魅力の一つといえるでしょう。

実務経験よりもスキルを重視するから

実務経験ももちろん重要ですが、30代のWebデザイナーに最も求められるのは「即戦力になるスキル」です。

重要視しているのはあくまで「スキルの内容」であり、そのスキルが実務を通じて身に付いたものなのか、未経験から勉強して身に付いたものなのかはそれほど重要ではありません。

つまり、スキルさえ磨けば未経験者であっても実務経験者と互角に肩を並べられるということ!
「未経験であること」がそれほど不利にならないため、30代からでもWebデザイナーを目指すことは十分可能です。

大切なのは「学ぶ姿勢」だから

Webデザイナーの就職試験では「学ぶ姿勢」もしっかりチェックされます。
なぜなら、Webデザイナーという仕事は就いてからも日々勉強の連続だからです。

めまぐるしく進化するインターネットの世界だからこそ、Webデザイナーは常にその波に乗らなくてはいけません。
そのため「一生勉強する覚悟はできている」と思えるのであれば、30代未経験であっても十分Webデザイナーになれる素質はあるといえるでしょう。

30代未経験からWebザイナーになれる人の特徴


未経験からWebデザイナーになれる人には、いくつかの共通点があります。
ここからは、30代未経験でもWebデザイナーになれる人の特徴をお伝えするので、自分に当てはまるか考えながら読んでくださいね!

アートが好きな人

イラストが得意な人や芸術品に興味がある人は、Webデザイナーの素質があります。
知識や経験も大切ですが、Webデザインにはやはり「センス」が必要だからです。

デザインには明確な正解がないからこそ、Webデザイナー個人のセンスが問われるシーンはたくさんあります。
アートに興味があり日頃から触れている人は、これまで培った芸術センスがWebデザインの場で輝く可能性がありますよ!

地道な作業やパソコン操作が得意な人

未経験の人はもしかすると、Webデザイナーという職業に華やかな印象を持っているかもしれません。
しかし実際は、一日中パソコンの前に座りただ黙々と作業する、地味な仕事です。

そのため、地道な作業が好きな人や黙って手を動かすのが得意な人は、Webデザイナーに向いています。
また、やはりパソコンを扱う仕事なので、パソコン操作が得意であれば有利です。

妥協しない人

面倒な作業でも決して妥協せず、コツコツやり抜ける人も、Webデザイナーの適性があります。
Webデザインには明確な「完成」がないため、Webデザイナーが「できました」と言った時が完成のタイミング。

よって、とことんデザインを追求できる人でなければ、中途半端な状態のサイトを完成と見なし、質の低い納品をしてしまうのです。

そうなれば当然クライアントや社内の評価が悪くなり、Webデザイナーとしてやっていくことができなくなってしまいます。

新しいものが好きな人

Webの世界は、新しい流行や新しい技術など、常に新しいもので満ちています。
日々登場する変化を受け止め、取り入れられる人でなければ、Webデザイナーは勤まらないでしょう。

新しいものが好きな人は、何かが登場するたびに前向きに興味を持ち、自分も試してみようと思えるため、Webデザイナーに向いています。

Webデザイナーになるためには、自分のやり方や既存のデザインにこだわりすぎず、柔軟に対応できる能力が求められるのです。

人のために働くのが好きな人

Webデザイナーは、自分好みのサイトを作るのではなく、あくまで人のためにサイトを作る仕事です。
そのため、他人のために働くのが好きな「縁の下の力持ち」タイプの人が、Webデザイナーに向いています。

時には自分の好みや趣味と全くかけ離れたデザインをお願いされることもありますが、そんな場合でもお願いしてくれた人のために一生懸命になれるWebデザイナーは、誰からも愛されますよ!

30代未経験者がWebデザイナーになるために準備すること


「未経験からWebデザイナーを目指す!」と決めたのなら、まずは勉強するための準備を整えましょう。
ここからは、30代未経験者がWebデザイナーを目指す際に準備することを解説します。

パソコンを用意する

既に持っている場合は必要ありませんが、自分専用のパソコンを持っていない人やパソコンのスペックが不足している人は、新しいパソコンを用意しましょう。

Webデザイナーの勉強をするなら、最低でも16GB以上のメモリを搭載したパソコンが理想的です。
また、パソコンのモニターサイズも重要なポイント。

小さな画面ではデザインがしにくく、表示される文字なども小さくなるため目が疲れてしまいます。
ストレスフリーに勉強できるよう、できるだけパソコンの環境は整えておきましょう。

勉強方法を決める

30代の未経験者がWebデザイナーの勉強を始める方法は「独学」または「スクールに通う」の二択です。
独学は自分のペースで勉強できるというメリットがある一方で、気軽に質問できる相手がいないため挫折しやすいというデメリットがあります。

また、スクールは専門講師に教えてもらえるところがメリットですが、どうしても費用面でデメリットを感じてしまいますよね。
勉強方法は、もともとの能力や環境、金銭状況などによっても変わるため、一概にどちらがいいとは言えません。

置かれている状況やライフスタイルを照らし合わせ、自分に合った勉強方法を選択しましょう。

30代未経験者がWebデザイナーになる5つの方法



ここからは、さらに具体的に30代未経験者がWebデザイナーになる方法を紹介しましょう!
最初は見慣れないソフトの名前や単語があるかもしれませんが、いざ挑戦してみるとそんなに難しいものではないので安心してくださいね♡

ソフトの基本操作を覚える

Webデザイナーに欠かせないソフトは、画像編集やロゴ作成に必要なPhotoshopとIllustrator、そして実際のサイト実装に使用するDreamweaverです。

Webデザイナーとして仕事をするためには、これら3つのソフトは使えて当然なので、まずはソフトを導入し基本操作を覚えましょう。

詳しい操作の方法は実際にサイトを作りながらでも学べるので、まずは「このソフトはこんなことができるんだ」とざっくり理解するだけでもOKです。

デザインについて勉強する

PhotoshopとIllustratorを使って、デザインについて勉強しましょう。
配色やフォントに関する本を読んだり、Webサイトで調べてみたりと基礎知識を習得しつつ、実際に手を動かしてバナーやロゴをデザインしてみてください。

この時に作るデザインは、できれば自分オリジナルではなく、実際に企業のサイトで使われているデザインを真似して作るのがおすすめ。

自分オリジナルでデザインすると、どうしても「今のスキルで作れるデザイン」だけになり、成長の幅が広がらないことが理由です。

人のデザインをじっくり観察しながら「ここはどうやっているんだろう?」と考えることで技術を盗むことができますよ!

コーディングの基礎知識を学ぶ

コーディングとは、HTMLやCSSと呼ばれるプログラミング言語を使って、Webサイトを組み立てていくことです。
しかし、コーディングはデザイン以上に慣れるのに時間がかかるケースが多く、途中で挫折してしまう人が多いことも事実…。

そのため、まずは簡単で分かりやすい参考書を一冊購入し、それに沿ってコーディングの基礎知識を身に着けるのがおすすめです!

Dreamweaverを使えば、実際に表示されるサイトのデザインを見ながらコーディングができ、とても便利ですよ。

どんどん制作する

デザインとコーディングの基礎知識が習得できたら、スキルを高めるためどんどんサイトを制作していきましょう。

自分のオリジナルサイトはもちろん、企業サイトを真似してみたり、あえて苦手なジャンルのデザインに挑戦してみたりと色々試してくださいね!

最低限の基礎知識を身に付けたあと、その知識をどれだけ自分のスキルに落とし込めるかは、ここの頑張りに託されています。

ポートフォリオを作って就職活動をする

未経験者であっても、Webデザイナーの就職活動にはポートフォリオが必須です。
自分の作ったサイトやデザインを掲載したポートフォリオを持って面接に挑むことで、あなたのスキル証明になります。

ポートフォリオの形式はサイトと紙、どちらでも問題ないので、まずは就職活動準備としてポートフォリオを作ってみましょう!

1つ前の項目で制作したオリジナルサイトを使えば、わざわざポートフォリオ掲載用のサイトを制作する必要もありません。

ポートフォリオが完成したら、いよいよ就職活動開始です。
実務経験の指定がないWebデザイナーの求人を見つけたら、どんどんエントリーしていきましょう!

未経験可はキケン!?30代がWebデザイナーに就職するときの注意点


Webデザイナーになりたいからといって、求人内容をよく確認せず応募してしまうのはとても危険なことです。
特に「未経験可」を大々的に掲載している会社は、ブラック企業かもしれません。

Webデザイナーになってから後悔しないためにも、ここからはWebデザイナーに就職する際の注意点をお伝えします。

条件面はしっかり確認する

Webデザイナーは、会社によって激務薄給であることも珍しくありません。
そのため、労働条件は事前にしっかりと確認しましょう。

いくら憧れの職業でも、少ない給料で長い時間働かされては、仕事そのものが嫌いになってしまいます。
また、残業となることも多いため、残業代は全額支給されるのかなど、細かい部分までチェックすることが大切です。

月の平均残業時間を聞いてもOK

かつてWebデザイナーは、残業が多いことで有名な職業でした。
近年は「長時間残業は良くない」という風潮が強く、だいぶ緩和されてきてはいますが、まだまだWebデザイナーと残業は切っても切れない関係が続いています。

そのため、面接の段階で月の平均残業時間について質問し、会社が残業に対しどのようなイメージを持っているのか探ってみてもいいでしょう。

残業を減らそうと真摯に対応している会社なら、きっと実のある回答が得られるはずですよ。

Web制作会社以外にも目を向けて

Webデザイナーの就職先は制作会社だけでなく、一般企業やネット通販の会社など多岐に渡ります。

制作会社だけに絞って就職活動をすると、活動内容が狭くなりなかなか採用されないという場合もあるので、視野を広く持って活動しましょう。

未経験者がWebデザイナーになるためには、多くの勉強や努力が必要です。
しかし、30代からでも挑戦でき一生もののスキルが身につくため、挑戦してみる価値はありますよ!

「未経験だけどWebデザイナーになりたいな」と考えている人は、ぜひ勇気を出して一歩踏み出してみてくださいね♡

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ごとうゆき(ライター)
ごとうゆき

恋や仕事に悩む女性を応援するマルチライター

web制作会社に勤務し、デザイナー兼ライター業務を担当。女性らしいデザインや文章を学ぶ。認定心理士の資格を所持しており、心理分析をもとにした恋愛記事が得意。現在はフリーライターとして恋愛、キャリア、エンタメなどの情報を発信中。恋に悩む女性の背中を押せるよう、心を込めて記事執筆しています。

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