2021.10.24

ダイエットで生理がこない!放置することで起こる将来への悪影響とは

ダイエット中に生理のこない状態が続くと不安になりますよね。生理が来ない原因には、急激な栄養不足や激しい運動が影響している可能性も考えられます。生理のこない状態が続くと将来に悪影響が出ることも。対処法や治療法、放置すべきでない理由も含めて詳しくみていきましょう。

1.ストレスが溜まっているため

ダイエットによるストレスが原因の可能性があります。

毎月安定して生理がくるのは、脳からの指令を受けているおかげです。
しかし、ストレスが溜まることで脳が正しく指令を出せない状態になり、生理が止まる原因に。

毎日ストイックにダイエットを続けるのは、結果が早く出やすい面もあります。
しかし、辛さや苦しみでストレスを溜めることは生理が止まる原因に。

生理はストレスのバロメーターといわれるほど、ストレスには敏感なのです。
ほどよく自分を甘やかしながら、ストレスフリーなダイエットを継続することが重要になります。

2.過度に体重を減らしすぎたため

「体重減少性無月経」は、過度に体重を減らしすぎたことが原因で生理がこなくなる症状です。

私たちの体に蓄えられている栄養は、子宮や卵巣はもちろんのこと心臓や肺などの重要な臓器に分配されています。
しかし、ダイエットによる過度な体重減少で栄養不足を引き起こす原因に。

その結果、限られた栄養は心臓などの命に関わる臓器へ最優先に分配され、子宮や卵巣などの生殖機能へは届かなくなるのです。

このように子宮や卵巣に栄養が届かなくなることで、生理がストップします。

3.激しい運動をしたため

ジョギングや水泳など、ダイエットのために激しい運動をすることも生理がこない原因となります。

ダイエットをしようと思うと、食事制限や激しい運動をする方が多いでしょう。
激しい運動を続けると体脂肪が急激に落ちるため、痩せやすいように思えるかもしれません。

しかし、私たちの体は急激な変化で命の危険を感じ、他の臓器を守ろうと働き始めます。
そのため、命に直接関係のない子宮や卵巣の機能がストップしてしまうのです。

ほどよい運動を継続することが、ダイエットを安全に成功させる秘訣になります。

生理がこないときの対処法


ダイエットが原因で生理がこない場合は、産婦人科を受診しましょう。

正常な生理周期は、25日〜40日と言われています。
1週間程度の遅れは正常のため、まずは前回の生理から50日間ほど様子をみてみましょう。

病院を受診するタイミングは早ければ早いほどよいものの、産婦人科に行くことは勇気のいること。

しかし、3ヶ月以上生理がこない場合は、何らかのトラブルが卵巣や子宮で発生している可能性が考えられます。
できるだけ早く産婦人科を受診した方がいいでしょう。

ダイエットが原因で生理がこない時の治療法


生理のこない状態が長引いた場合、産婦人科での治療が必要です。
元の体重に戻すことによって生理が再開する可能性もあります。

しかし、生理の止まっている期間が長くなるほど、生理を再開させる機能が衰えてしまいます。
そのため、元の体重に戻るのを待つ前に、体内に足りていないホルモンや鉄分などを補充する治療が必要になるでしょう。

医師の指示を聞き、焦らずに治療をしていきましょう。

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生理がこない状態を放置すると起こる5つのこと


生理がこないからといって、すぐに体への重大な影響が起こるわけではありません。

しかし、年を重ねるにつれて生理が止まった影響が出始める可能性が高いです。

自分に対して影響が及ぶだけでなく、将来生まれてくるかもしれない赤ちゃんにも影響を与えてしまうこともあります。

将来のことを考えて、生理がこない状態を放置しないようにしましょう。

1.がんのリスクが上がる

生理がこない状態を放置することで、がんのリスクが上がると言われています。

生理痛がひどい方や生理が面倒だと感じている方の中には、次のようにポジティブに感じる方もいるかもしれません。

  • 生理がこないのは逆に嬉しい
  • ダイエットをやめてまで、生理を再開させたいと思わない

しかし毎月生理がくることは、将来がんになる可能性を低くすることにもつながります。
生理として出てくるのは、受精卵を受け止めるために用意したお布団である子宮内膜。

受精しなかった場合には必要ないため、生理として体外に出されます。
定期的に生理がある人であれば子宮内膜は定期的に新しく入れ替わるため、万が一、異常な内膜ができてしまっても長期的に体に残ることはありません。

しかし、生理が来ない期間が長くなると、異常な細胞がなかなか体から排出されず、子宮体がんに進行する恐れのある「子宮内膜増殖症」が起こりやすくなります。

出典:医療法人 真心会 野村産婦人科|がん検診について


生理がこないことをポジティブにとらえるのではなく、危険信号だと認識してくださいね。

2.将来妊娠しにくくなる

生理がこなくなるのは、卵巣や子宮の機能が正常に働いていない証拠です。
そのため、将来スムーズに妊娠できない可能性を高めます。

生理のこない状態が長く続くほど治療に時間がかかるかもしれませんが、治療を続けることで生理を再開させることはできるはず。

妊娠したいタイミングにスムーズに妊娠できるよう、今からきちんと向き合っていきましょう。

3.骨粗しょう症になりやすくなる

生理が止まることは妊娠に影響が出るだけではありません。
「骨粗しょう症」という、骨がもろくなる症状が発生する可能性もあります。

生理によって分泌されるエストロゲンという女性ホルモンは、骨を強くするためにも必要なホルモンです。

骨粗しょう症になると骨が脆くなることで骨折しやすくなります。
20代〜30代のうちは、骨粗しょう症になっても日常生活での不自由を特に感じないかもしれません。

しかし、40代〜50代を過ぎるとひどい腰痛に悩んだり、ちょっとしたことで骨折したりすることが多くなる可能性があります。
そのため、今は影響がなくても、早いうちに生理を再開させる治療が必要です。

4.女性らしい体ではなくなる

生理が止まると、女性ホルモンが分泌されなくなります。
女性ホルモンは生理を起こすためだけに必要なホルモンではありません。

丸みのおびた女性らしい体つきを維持したり、肌や髪の毛の潤いを守ったりする役割があります。

そのため、生理がこないことで外見に何かしらの悪影響が出てくる可能性が高くなるでしょう。
女性らしい体つきやボディラインを目指してダイエットをしているのに、本末転倒ですよね。

5.生まれてくる赤ちゃんに影響が出る

もし妊娠できたとしても、赤ちゃんに影響が出る可能性があると言われています。

栄養不足で痩せた母親から生まれる赤ちゃんは、早産になったり、低体重のまま生まれてきたりすることが考えられるためです。

生まれてきた赤ちゃんが将来、以下のような状態になる可能性があるとも言われています。

  • 脳梗塞
  • 高血圧
  • メタボリック症候群などの生活習慣病

過度にダイエットをすることは、自分だけでなく生まれてくる赤ちゃんの人生にも影響を与える可能性があることを認識しておきましょう。

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生理を再開させるために意識すべき3つのこと


生理がこなくなるのは、栄養不足を知らせる体からの大切なSOS。
ダイエットで見た目を美しくするよりも、長い目でみて健康的に過ごすことが大切です。

長い間生理が止まってしまうと病院での治療が必要になる可能性が高いですが、日頃から意識できることもあります。

以下の3つを意識しながら、生活していきましょう。

1.バランスの良い食事を心がける

ダイエットによって食事量が少なくなったのはもちろん、食事バランスがかたよっていることが考えられます。
生理を再開させるために、バランスの良い食事を心がけましょう。

たとえば、牛乳や卵、肉、魚などの動物性タンパク質は女性ホルモンのもとになる重要な栄養素です。

そして、納豆や味噌、豆腐などの大豆食品は、女性ホルモンであるエストロゲンと同じような働きをすることがわかっています。

つまり大豆食品は、生理がこないことで不足している女性ホルモンの代わりになるのです。

女性ホルモンの分泌にはビタミンB6とビタミンEが効果的と言われており、バナナにはビタミンB6が豊富に含まれています。
小腹が空いたときは、ナッツを食べることでビタミンEを摂取できますよ。

2.睡眠時間を確保する

睡眠不足は自律神経が崩れる原因となり、女性ホルモンの分泌にも影響が出てきます。
女性ホルモンを活発に分泌させるためにも、最低7時間の睡眠をとるように意識してください。

また、寝る前にスマホを見ないことや、寝る直前のお風呂は控えるなど、睡眠の質をあげる行動をすることで、女性ホルモンはより活発化されやすくなる可能性があります。

3.適度な運動をする

激しい運動は生理がこなくなる原因ではあるものの、適度な運動は正常な生理を取り戻すために必要なこと。
たとえば、週2〜3回の30分程度のウォーキングがおすすめです。

過度な運動にはならないため、体のためにも軽く散歩するといいでしょう。
ヨガやストレッチなど家にいながらできる運動法もあるため、生活スタイルに合わせて続けていくといいですね。

3ヶ月間生理が来なかったら病院に行くべき!


ダイエット中に生理が来なくなったら、まずはダイエットを中断してください。

過度な運動や食事制限などによるストレスが原因であれば、ダイエットを中断することで生理が再開する可能性があるからです。

しかし、ダイエットをやめてから3ヶ月経っても生理が再開しない場合は、産婦人科の受診をおすすめします。
生理が来ないと将来に悪影響を及ぼすこともあるため、早めに治療を始めましょう。

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恩田 彩花(ライター)
恩田 彩花

20代のフリーライター。国内外問わず、ひとり旅をするのが大好きです。読者さんの悩みを解決できるよう、丁寧でわかりやすい記事を執筆します。

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